9種類の床汚れに!ユニットバスの床掃除のポイントとは
一人暮らしなどでも、比較的多く使用されているユニットバス。お風呂は放っておくと、すぐ汚れが溜まってしまう場所ですよね。
今回は、そんなユニットバスの床の汚れを落とす方法についてご紹介します。
目次
9種類の床汚れに!ユニットバスの床掃除のポイントとは
1) ユニットバスの床の汚れの原因って?
床って、気が付くと、カラフルになっていたりしませんか?そのカラフルな原因って何でしょう。
床汚れの原因は、アルカリ性の汚れ(水垢など)と酸性の油汚れ(皮脂や石鹸カスなど)、これらが混ざり合って、カラフルな色を形作っています。
2) ユニットバスの床掃除に準備したいグッズ5選
(1)ユニットバスボンくん (山崎産業)
お風呂専用のお掃除ブラシです。なんと、洗剤が必要なく、軽くなでるだけで石鹸カスもスッキリ落としてしまう優れものです。
柄は、伸縮自在なので、天井や壁もお掃除できてしまいます。
(2) スクラビングバブル
泡状のアルカリ性の洗剤。吹きかけて流すだけなので、手間がかからずにとても楽です。汚れの落ち具合にも定評があります。
(3)浴室あかとれ~る(セイエイ)
石鹸カスが原因となって発生した、白い頑固な汚れによく効果のある洗剤です。洗剤を塗って、数分間置いておくだけで、スッキリ綺麗に取り除いてくれます。
あまり匂いがしないため、念のために空気の流れだけは確保しておきましょう。
(4)レックの激落ちくん
好きな大きさにカットできるので、細かい部分のお掃除も楽にできます。ただし、注意書きはしっかり読んでから、使うようにしましょう。
(5)浴室チョコッと洗い(マーナ)
細かな場所を洗うのにとても適しています。ブラシ&ピンセットの組み合わせなので、隅の取り切れない汚れも、簡単に取り除くことができます。
3)ユニットバスの床汚れの掃除ステップ
(1)床がタイルではない場合
・普段
1:熱めのシャワーで洗い流す
2: 冷水シャワーで冷ます
3: 水滴を取り除く
・金属石鹸(水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどと石鹸カスの混じったもの)がついてしまっていたら
1:キッチンペーパーを置いて、上から浴室用の洗剤を吹き付ける
2: 10~20分、放置
3: 洗剤をしっかり洗い流し、水気を拭き取る
(2)床がタイルの場合
・普段
1: 床に直接、浴室用洗剤をスプレーし、ブラシでこすり洗いをする。
2: 洗い終わったら、洗剤を流す。
3: 石鹸カスが残っていないか確認。(残っていると、カビの原因に)
4: 冷水シャワーで冷やして、湿気を少なくする。
5: 乾拭きする。
・より丁寧に
1:歯ブラシに浴室用クリームクレンザーをつけて、こすり落とす。
2: 洗剤をきっちり洗い落とす。
3: 乾拭きをする。
4: タイル同士の間の溝がすっかり乾ききったら、ロウを塗る。
5: もし、汚れがしつこくて一度で落ちない場合は、お湯を流しながら根気よくこすってください。
それでも、ダメなら、カビ取り剤の出番です。カビ取り剤は換気を必ずしないといけません。
(3)カラリ床の場合
1: 乾いていない
翌日になっても、乾いていない場合は、換気不足・床の汚れが考えられます。
2:お掃除場所
・水が残っている(水たまりができている)場所が、汚れの残っている場所なので、そこを重点的に掃除する。
4) 9つの汚れ別!汚れの特徴に応じての掃除方法とは?
(1)黒ずみ
黒ずみは、金属石鹸が原因でできるので、アルカリ性です。アルカリ性の物を落とすには、酸性の物を使う必要があります。一番ベストな方法は、サンポールを使うことです。
床にティッシュを敷き詰め、その上にサンポールを撒き、ラップで蓋をします。3時間くらい放置すると、あら不思議、とってもきれいになります。あとは、しっかり洗い流してください。
(2)油汚れ
油汚れの原因は、石鹸やシャンプーで、身体や頭を洗ったときに出てくる、皮脂や垢です。これは酸性です。ですから、反対のアルカリ性の物を使うと取れます。
「油汚れマジックリン」を使って、簡単に掃除ができます。使う前には、必ず、お湯(60度くらいがベスト)で床を濡らしておくと良いです。
(3)黄ばみ
今まで書いてきたようなお掃除をしても取れない場合は、もしかして年月が経ったために変色しているからかもしれません。その場合、プラスティックは劣化するので、元には戻るのは困難でしょう。
(4)シミ
赤茶色をしています。これは「もらいさび」と呼ばれるものです。錆びない材質の物でも、製品以外のところからの原因により、錆が発生し、シミになってしまうことがあります。
この場合は、クリームクレンザーや歯磨き粉を布につけて、錆びを優しくこすり落とすと良いです。
(5)傷
床は一番傷みやすいところです。昔のユニットバスに多いのですが、年月が経つにつれて、床に亀裂や穴が開いたりすることがあります。
また、頻繁にお風呂の椅子がこすれる場所が剥がれたりすることもあります。このような傷は、お風呂に入るとき、一番最初に触れる足に、違和感を感じさせます。
そのことによって、せっかくのリラックスの場所であるはずのお風呂が、いっぺんにストレスの場に変わってしまいます。修理の方法としては、部分補修ではなく、床全体を新しい素材に替えてしまうのがベストです。
(6)焦げ跡
不注意で、タバコを落としてしまい、焦げ跡を付けてしまうこともあるかもしれません。そんな時は、「バステナパテEPO」を使って自分で修理する方法があります。しかし、技術に自信のある人は良いですが、そうでない人は失敗してしまうかもしれません。
もし、失敗したら、水切れが最悪なことになってしまいかねません。修理を依頼するか、自分で治すかは、判断しましょう。
(7)変色
床をお掃除していて、アルカリ洗剤を使って置く時間を予定通り。とわかっていても、ついついバタバタして、予定時間を大幅に越してしまうこと、ありますよね。
そんな時に起こってしまうのが、変色です。慌てず、とりあえずオキシドールを試してみてください。クリームクレンザーを撒き、こすってなじませた上にオキシドールを撒きます。
オキシドールはアルカリ性との相性が良いので、相乗効果でうまく戻ってくれるでしょう。
(8)へこみ
基材のコンパネがFRP材からはがれて起こる現象です。一番ベストなのは、専門の業者さんに依頼することですが、自分で行う場合の手順を書いておきたいと思います。
1、 割れた部分をFRPで補修。
2、 凹凸をなくすために、パテで補修をする。
3、 ステンレスの板を貼る
もし行う場合は、くれぐれも無理のないようにトライしましょう。
(9)カビ
「栄養」「水」「温度」「空気」の4条件が集まると、生まれます。どれか1つでも欠けると繁殖しません。
普段綺麗にしているつもりでも、いつの間にかカビが生えているのは、たとえば「壁と床の継ぎ目」などに溜まった汚れから発生し、見えるところまで増えてきた結果ということもあります。
継ぎ目のカビを繁殖させないことが、お風呂を綺麗に保つための秘訣でもあります。一番重要な予防方法は、換気です。換気とお掃除をするだけで、4条件のうちの「栄養」と「水」をなくすことができます。
5) 要注意!ユニットバスの床掃除で注意すること
(1)ブラッシング
お手入れ道具のブラシは、床の溝よりも大きいものは使っても、汚れが落ちないので、注意しましょう。力を入れて、一度にたくさんの面をこするのは良くありません。
(2)ユニットバスの構造について
小さい浴槽の場合は、手前のエプロンが取れない仕組みになっているので、無理にとらないようにしましょう。また、ユニットバスについている点検口は、エプロンではないので、あけないようにしましょう。
6) 日々のメンテナンス!ユニットバスを綺麗に使うコツとは
(1)お風呂上りが大切
「使うたびの対策」を合言葉に、毎日出るときに冷水シャワーでバスルームを冷やすようにしてください。ポイントは床だけではなく、すべての場所に満遍なくかけるということです。
(2)湿気は残さない
冷水で温度を下げた後は、乾いた布でユニットバス全体の湿気を拭き取ってしまうのがポイントです。また、バスタブに水を溜めたままにしておくのも禁物です。使い終わったら抜くということを心がけてみましょう。
(3)タイルの掃除
タイルの目地は、とても汚れの目立ちやすいところです。歯ブラシを使って、綺麗にしてしまいましょう。浴室用洗剤と合わせて使うと、時間が経っていないうちのものなら、簡単にとれてしまいます。
(4)洗剤が嫌なら重曹
スポンジを良く絞って、それに重曹を付けて汚れをこすり落とすだけで綺麗になってしまいます。
(5)湯垢はパック
ユニットバスの壁や天井が白くなって、ザラザラ感が出てきたら、すかさず「パック」してしまいましょう。まず水で濡らし、トイレットペーパーを貼り付け、そのうえに浴室洗剤を垂らし、ラップでパックします。
そうすると頑固な湯垢も、不思議なくらいに浮き上がり、きれいになります。注意点は、浴室洗剤の注意点をよく読むことです。
(6)鏡のお掃除
鏡掃除の専用のクリーナーを使うしかありません。今は、クロス・消しゴム・薬剤がセットになった、便利なキットも売っているので、試してみてください。
(7)お風呂用ポリッシャー
ユニットバスのお掃除で、一番の大敵は、浴槽のお掃除です。そこで便利なのは、電動のバスポリッシャーです。年配の方にはとても便利で、浴室用洗剤を撒いてから使うと、効果抜群です。
今回のまとめ
1) ユニットバスの床の汚れの原因って?主な汚れとその違い
2) 先ずは準備を!ユニットバスの床掃除に準備したいグッズ5選
3) 掃除の流れとは?ユニットバスの床汚れの落とし方の最大5ステップ
4) 汚れの特徴に応じての掃除方法とは?
5) 要注意!ユニットバスの床掃除で注意する6つのこと
6) 日々のメンテナンス!ユニットバスを綺麗に使うコツとは