
本コラムではなんでもできる人は嫌われる?を徹底解説!そもそも、なんでもできる人とは?ゼネラリストやスペシャリストの違い、なんでもできる人が嫌われる原因とは?男性、女性別の脳の違い、嫌われる(敬遠)される原因や理由、対処方法まで詳しく解説したいますので、最後までご覧ください!
・嫌われる理由として「つまらない」「モテない」「器用貧乏」と関係あり!
・なんでもできることは素晴らしい立派な才能ですが、メリットとデメリットあり!
この内容を詳しく、記事で解説していきます!最後までお読みください
なんでもできる人とは?特徴や口癖は?
なんでもできる人とは例えば?何でもできる人のことを何と呼ぶ?
「なんでもできる人」とは、さまざまな分野やスキルにおいて高い能力を発揮できる人のこと。世間では「オールラウンダー」「ゼネラリスト」「万能型タイプ」と呼ばれることがあります。ビジネスシーンでは、「マルチタスク能力が高い人」や「スキルや知識が豊富な人」といった意味で使われることも少なくありません。
オールラウンダーとゼネラリストの反対語としては、「スペシャリスト」と言われます。オールラウンダーとゼネラリストは、どちらも広範囲の知識やスキルを持っているという点では共通しています。対して、スペシャリストとは特定の分野に特化したスキルを有しており、その分野においては高い成果を上げることができる人材とされています。
「なんでもできる人」という言葉と関連して、ゼネラリスト、スペシャリストの違いも認識しておきましょう!
なんでもできる人の特徴5選(できる人の共通点)
「なんでもできる人」とは、仕事やプライベートなど、さまざまな分野で高い能力を発揮することができる人のことを指します。なんでもできる人に見られる代表的な特徴を紹介します。
「なんでもできる」ということは、その分幅広いジャンルに人より好奇心が旺盛です。そして常に新しいことに敏感で、チャレンジと学び続ける意欲を持ち合わせています。新しいスキルや知識を身につけること、知らないことを知ることが好きな傾向が強いです。
なんでもできる人には、臨機応変に対応できる柔軟性を持っています。状況に応じて考え方や行動を変化させることができるため、変化の激しい現代社会でも活躍することができます。
ある意味、色々な考え方を取り入れることができるため、こだわりが少ないとも言い換えられます。
なんでもできる人には、物事を計画的に進めることができるスケジューリング力が高いです。目標を達成するために必要なステップを明確にし、効率的に行動することができます。
この能力は、頭の回転の速さとも関係しており、タスク処理能力が高いとも言い換えられます。
「ゼネラリストタイプ」の人は、共通してコミュニケーション能力が高い傾向があります。周囲の人と円滑にコミュニケーションをとることができる能力があります。
根底としては柔軟な発想ができること、人に合わせることができる性格であることが影響していると言えるでしょう。自分の考えや意見をわかりやすく伝えることができ、相手の意見を尊重することもできます。
考えたことをすぐに行動に移す行動力も、なんでもできる人が持ち合わせているスキルです。タスク処理能力が高いこととも関係していて、大きな目標も小さなタスクに分解できる、能力が高いためです。
そのため1つ1つの行動を細分化させて、ハードルを下げてコツコツ行動に起こせるため、周りからすると実行力がある、仕事が早いと思われる傾向が強いです。
このような特徴が代表的な特徴と言えます。その他にも「ポジティブ思考」「新しいこと好き」「多趣味傾向」「成績などは全て平均点以上にこなせる」「友達や友人関係が広い傾向」などの特徴もあります!ただし「なんでもできる」という反面、不得意なことや、なんでもできる人の悩みがあるのも実態です。
仕事ができる人(なんでもできる人)の口癖傾向は?
「なんでもできる人」と言われる、オールラウンダーな人、ゼネラリストタイプの人の口癖も見ていきましょう。
・まずは、やってみましょう
・それでは、やってみましょう
・いついつまでにやります
・結論から言うと、一言で言うと
・要するに〜です
・AもBもトライしてみましょう
・〜さんのお陰で
・〜さんが褒めていました
・ありがとうございます(感謝)
・その他、相手の「名前」を多く傾向
このように、「行動を促す」「期限を決める」「コミュニケーションの簡潔さ」「人間関係を重視する言葉」をよく使う傾向が強いことが分かります。


口癖は1つの特徴に過ぎませが、仕事を進めていく上では大きな強みとも言えるでしょう。
なんでもできる人は本当に天才なの?脳科学との関係
なんでもできる人の脳はどうなっている?
なんでもできる人の脳は、脳科学の観点から次の傾向が強いと言われています。
脳の特徴1:神経細胞のつながりが豊富
なんでもできる人の脳は、神経細胞のつながりが豊富であると言われています。シナプス結合の数が多いほど、神経細胞同士の情報伝達が活発になり、脳の機能が向上します。これは、さまざまな情報を処理し、新しい知識やスキルを習得する能力を高めると考えられています。
脳の特徴2:脳の可塑性が高い
脳の可塑性(かそせい)とは、脳の構造や機能が変化する能力です。脳は、生まれてから死ぬまで変化し続けており、新しい知識やスキルを身につけることで、脳の構造や機能が変化します。
なんでもできる人の脳は、一般的な人の脳よりも可塑性が高く、新しい経験や刺激によって脳の構造や機能が変化しやすいと考えられています。
脳の特徴3:脳のエネルギー効率が高い
なんでもできる人の脳は、一般的な人の脳よりもエネルギー効率が高いと考えられています。これは、脳の資源をより有効に活用し、効率的に思考や行動を行うことができるためと考えられています。
もちろん、これらの特徴や脳の構造・機能は、あくまでも一般的な傾向であり、すべてのなんでもできる人に当てはまるとは限りません。しかし、これらの特徴や脳の構造・機能は、なんでもできる人がさまざまな分野で活躍できるための重要な要素であると考えられています。
近年の研究では、なんでもできる人の脳は、遺伝的要因と環境的要因の両方によって形成されていることが示唆されています。つまり、生まれつきの才能も重要ですが、努力や経験によっても脳を鍛え、なんでもできる人に近づくことができると考えられます。
なんでもできるからと言って、天才なの?
結論、天才かどうかは判断する人の尺度や定義によります。一般的に天才の定義とは「並外れた才能や能力を持つ人のこと」。「いろいろなことが、平均以上にできる人」のことを天才だと思っている方からすると、なんでもできる人は天才と言えるでしょう。
ですが「1つの分野を、誰もができないほど追求できる人」のことを天才だと認識している人からすると、なんでもできる人が天才とは限りません。ゼネラリストかスペシャリストどちらを目指すべきか、どちらが優秀であるのかを似たような議論ですが、答えは「役割によって違う」「目的によって違う」とも言えます。
とはいえ、ゼネラリストにも、スペシャリストにもなれないのであれば、「なんでもできる人」は明らかに優秀な人ですし、天才に近しい人とも言えることでしょう。
「器用さ(なんでもできる)」と男性脳と女性脳の違いは?
男性脳は論理的思考に優れ、女性脳は直感的思考に優れていると言われています。男性脳は、物事を論理的に分析し、結論を導き出すのが得意です。一方、女性脳は、直感で物事を判断し、行動するのが得意です。
男性脳は空間認知能力に優れ、女性脳は言語能力に優れていると言われています。男性脳は、地図や迷路などの空間を把握するのが得意です。一方、女性脳は、言葉の意味を理解し、自分の考えを言葉で表現するのが得意です。
男性脳はマイペースで、女性脳は協調性に優れていると言われています。男性脳は、自分のペースで物事を進めるのが得意です。一方、女性脳は、周囲との調和を重んじ、協力して物事を進めるのが得意です。
男性脳は結果重視で、女性脳はプロセス重視と言われています。男性脳は、物事の最終的な結果を重視します。一方、女性脳は、物事を進めていく過程を重視します。
このような特徴の違いがありますが、最近の研究では、男女の脳の構造や機能の違いは、性差よりも環境の影響の方が大きいことが示唆されています。



脳の違いについては「男性脳」「女性脳」と性別で考えるのではなく、環境要因が非常に影響していることが明らかになっています。
なんでもできる人はうざい?実は嫌われる?代表的な5つの理由
「なんでもできる人」であっても、実は周りとの接し方や、根底の性格によって嫌われてしまうこともあるものです。その理由や代表的な原因を見ていきましょう。
嫌われる理由1:「つまらない」と思われる可能性
なんでもできる人の努力や苦労が見えないと、周囲からは「才能だけで何でもできてしまう」と感じられるケースも。そのため、努力や苦労を重ねて成し遂げた成果に対して、共感や感動が得られず、結果として「つまらない」と感じてしまうことがあるのです。
またサクサクこなしてしまうことで、弱みや隙が見えないため、個性や魅力が感じられないデメリットもあるのです。周囲からは「なんでもやってくれる人」「苦労なく、そつなくこなしてくれる人」として見られてしまい、結果として「つまらない」と感じられる場合もあるのです。
さらにできない人からすると、本人が気づかない間に劣等感を感じさせることにもなります。劣等感を感じた人にとっては、その対象者は「面白くない(つまらない)」と思ってしまうことも当然と言えるでしょう。
・嫌われる理由2:「嫉妬」の対象になる
この嫉妬心は厄介ですが、人間のごく自然な感情です。誰しも、自分より優れている人を見ると、その環境が近しい人ほど、嫉妬の対象になります。
・自分ができないことができる、自分よりも優れた状態でできると劣等感になる
・なんでもできる人がいることで、自分の存在価値が否定されると感じてしまう
・なんでもできる人がいることで、自分も頑張らなければいけないというプレッシャーを感じてしまう
このような本音の気持ちから、感情が表に出ていなくとも嫌われてしまうことも。「本当にできる人」は、嫉妬心すらも感じさせないコミュニケーションや、物事を段取りよく進める力を発揮できる人もいます。嫉妬される側も、嫉妬する側も、このような関係性があることを理解したいものです。
嫌われる理由3:「器用貧乏」な人も多い
なんでもできる反面、実は「器用貧乏」な人もいます。器用貧乏を良い表現で言うと、飲み込みが早く、どのような分野のことでもそつなくこなせる人のこと。ただし厳しい表現では「何でもこなすことができるがゆえに、どれも中途半端となって大成しない人」とも。
例えば会社やプロジェクトで、何かの依頼があった際、平均以上にはこなしてくれるけど、Sランク級に良いものができる訳でもない。そんな状況が生まれることもあります。そうなると、なんでもできる人に仕事が依頼されるのではなく、その道の専門家や特化している人に仕事が頼まれるようになります。
このような「器用貧乏」の観点から、あるシチュエーションによって嫌われる要因になると言えます。
嫌われる理由4:恋愛で「モテない」可能性
仕事や人間関係だけではなく、恋愛面でもデメリットがあります。恋愛において、なんでもできる場合、以下の懸念点があるのです。
・母性本能(守ってあげたい気持ち)が現れない(愛着が湧かない)
・完璧すぎて、手が届きにくいと勝手に思われる
・自分を過信しているように見えてしまう(ナルシスト傾向)
・サッパリしていると、恋愛に興味がない印象を与えてしまう
なんでもできる人は、完璧主義に見られやすく、隙がない印象を与えます。異性からすると、恋愛に興味がないのかなとか、自分(私)に興味がないんだろうなとか、この人と自然体で話すことが難しいだろうなと、勝手に敬遠されてしまうことも。
またあまりにも何でもこなすことで、愛着が湧きにくくなるデメリットもあります。愛情の中には、母性本能があります。誰かをサポートしてあげたい、守ってあげたい、力になってあげたいなど、とても大切な感情です。
この感覚は特に女性にとって大切な感情で、ふとした隙が見える時、弱い部分が見えることで、グッと気持ちが高まるキッカケになることもあるのです。ですが完璧すぎるとそのチャンスがなくて、結果的に恋愛スイッチが押されないことにも繋がります。
このような理由から、なんでもできる人、完璧主義傾向の人が「モテない」と言われる原因になっています。
嫌われる理由5:対人関係で「近づきにくい」と思われる
対人関係において、親しみやすさはとても大切なポイントです。ですが、なんでもできるん人からは、この親しみやすさが感じられにくい傾向もあります。
・完璧主義で隙がない
・多趣味傾向のため、忙しそう(既に予定がありそう)
・プライドが高くて、人を見下しているように見える
・自分に集中していて、周りに興味がなさそうなど
人間関係構築の1つのポイントとしては、心理学用語で「自己開示」があります。自分の弱みや、言いにくいことも口に出してみることで、相手も同じように心を開いてくれるというもの。
なんでもできる反面、周りの人に弱みが見えないと、近づきにくいと思われてしまうことも当然とも言えます。時には、弱みや失敗をさらけ出している人の方が、親しみが持ちやすいため、この点でめお嫌われる(敬遠される)特徴の1つと言えるでしょう。
このように仕事面、恋愛面、においてその理由をお伝えしました。なんでもできることが正義、なんでもできることが全でではないことも、認識いただけたことでしょう。これらの特徴を踏まえて、人間関係を構築していきたいものです。
なんでもできる人に対する世間のリアルなイメージ(SNS投稿)
@miho_free_styleさんの投稿
過去の私はなんでもできる人に人に対して嫉妬しまくり。「あの人は才能があるから」と言い訳して、自分は何もしない。その人が元から持っていたワケではなく、努力して手に入れたかもしれないのに。人生は何に「時間と労力を費やしたのか」の結果。何もやらなければ「何も無い」は当たり前なのです。
— みほ|ネットだけで商品を売る・副業アドバイザー (@miho_free_style) January 15, 2023
@marin0tweetさんの投稿
誰もが「できること」と「できないこと」を持っている。
— マリ🌸2024年末に退職する! (@marin0tweet) August 17, 2022
「なんでもできる人」と「なにもできない人」がいるわけじゃない。
自分ができないことに落ち込んだり他人に嫉妬する時間はもったいない。
自分ができることを見つけ伸ばしていく喜びに浸る人生を送ればいいじゃん。
@lovelife0541さんの投稿
私は元々コンプレックスの塊でした。
— あまね | 占い師×アーティスト🎙🎨 (@lovelife0541) September 27, 2023
継続力がない。協調性もない。やりたくないことはしない。すぐ逃げる。飽き性。器用貧乏。
私の短所であり、コンプレックス。
だから、やりたくないことができたり
忍耐力のある人を尊敬する。
ただ、私が教わったことは
コンプレックスは武器になるということ
@54_watanabeさんの投稿
マジ気をつけて。もしあなたがプレーも仕事も器用にてぎわよくこなし、人間的にも穏やかで、人から好かれるタイプだとしても、これからの世の中ではいいことではない。周りからあてにされ、「器用貧乏」だというレッテルを貼られる可能性が。これからは適切なリーダーシップが求められる時代になる。
— 脱力コーチングわたなべ (@54_watanabe) October 2, 2023
@hiyuumaさんの投稿
わいのようなマネジメント寄りの経歴で面接・面談をいくつも受けてきて感じたことは、「DX」という言葉を使っていても使っていなくても、企業は
— Azure Kamsaki Service (@hiyuuma) October 4, 2023
なんでもできる
人を求めているっぽい。
なんでもっていうのは、ビジネスパーソンとしての行動や姿勢のこと。…
@MihoMorikazuさんの投稿
「自分はなんでもできる!」という人がリーダーになると、人は育たないよなぁ。
— みほ☺︎森数美保|組織とキャリアを科学する人 (@MihoMorikazu) September 29, 2023
任せるのがうまい人なら別なんだけど。
@kawabata_careerさんの投稿
本当に仕事ができる人ほど「なんでもやります」と言わず、自分ができること、得意なことを狭く深く伝える説。
— 川畑翔太郎|UZUZ(ウズウズ)専務|キャリアとリスキリングを支援してる人 (@kawabata_career) October 3, 2023
このように「なんでもできる人」「器用貧乏」に関して、憧れやリスペクト、ポジティブな印象を持っている人もいれば、社会でも難しさや、ネガティブな人の意見もあります。これらはほんの一部ですが、「なんでもできる人」に対して、人によって様々な考え方があることが分かります。
「なんでもできる人」が嫌われないために?人間関係のコツ
ここまで「なんでもできる人」の長所や短所を紹介してきました。もし「なんでもできる」と思われている場合、次のようなポイントを意識して人間関係を構築してみましょう。
・他人の成果やプロセスを尊重する
・弱みや失敗談も時にはシェアをしてみる
・「力を貸してほしい」をある部分は頼ってみる
・他人の行動や努力を周りへ伝えてあげる(陰褒め)
・〜についてはどうしたら良いと思いますか?と時には周りに意見を求めてみる
ポイントは、時には人に甘えてみたり、助けを求めてみたり、失敗談を語ってみたり、「人間らしさ」を表現してみることです。



実は周りの人は、こんな風に思っているのかも?を想定して、少しずつコミュニケーションや物事の進め方も見直してみましょう。
記事のまとめ:なんでもできる人は嫌われる?について
ここまで、なんでもできる人(オールラウンダー・ゼネラリストタイプ)とその人が世間からどう見られているのか、好かれているのか、嫌われるのかについて、解説をしてきました。基本的には「なんでもできる」ことは、もちろん素晴らしい才能です。ほとんどの場合、どんな職場でも、どんな人間関係でも、活かしていくことができると言えるでしょう。
ただし、ちょっとした対人関係の注意点が必要で、そのことも認識できると尚良いと言えます。本記事を参考に、「なんでもできる人」への捉え方を考える、1つのキッカケとしてみてください!
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