焦を落とそう!ガスコンロの焦げを一気に落とす掃除術3選
毎日の料理に欠かせないガスコンロですが、定期的に掃除をするのはなかなか大変なので、気がつくと焦付きが目立っていることがあるかもしれません。
放っておくと、ますます焦付きが悪化してしまいます。コンロの焦付きをすっきり落とす掃除術をご紹介します。
目次
焦を落とそう!ガスコンロの焦付きを一気に落とす掃除術3選
1)焦の正体って?焦付き汚れのメカニズムとは
焦の正体は、調理中の油汚れや、料理の吹きこぼれなどがガスコンロの炎によって加熱され、炭化することによって生じます。汚れたり吹きこぼれたりした時に、すぐに拭き取れば焦付きにはなりませんが、拭き取らずにそのまま調理を続けると、炭化して焦になるのです。
2)準備をしよう!ガスコンロの焦げ掃除に準備したいアイテム3選
(1)キッチン用のアルカリ性洗剤
コンロの油汚れや焦付きは酸性の性質を持っているため、それを中和するためにキッチン用のアルカリ性洗剤を使うと綺麗に落とすことができます。ドラッグストアやスーパー等で購入したり、普段キッチンの掃除に使用している洗剤をそのまま活用できます。
(2)重曹パウダー
重曹はアルカリ性なので、酸性の焦付きに効果を発揮してくれます。人体への害が少ないので、調理に使うコンロ周りの焦付きを落とすのに安心して使うことができます。ドラッグストア、スーパー、インターネット通販等で簡単に入手できます。
(3)使い古しの歯ブラシ
使い古しの歯ブラシがあると、五徳やガスコンロの受け皿等の焦付きを落とす時に便利です。硬めのタイプの歯ブラシを使うと、軽い力で焦付きをこすり落とすことができます。掃除の後はそのまま捨てれば良いので、簡単です。
3)掃除の手順とは?焦付きを落とす3STEP
(1)STEP1:キッチン用のアルカリ性洗剤を吹き付ける
ガスコンロの焦付きが気になる部分に、キッチン用のアルカリ性洗剤を吹き付け、キッチンペーパーで覆い、15分ほどおきます。その後、覆っていたキッチンペーパーで焦付きを落とすように軽くこすります。
(2)STEP2:重曹を溶かしたお湯でつけおき洗いをする
洗剤とキッチンペーパーを使っても落ちなかったコンロの焦付きは、重曹を溶かしたお湯でつけおき洗いをすると落とすことができる場合があります。
バケツやシンクに、五徳やコンロの受け皿がつかる量のお湯を張ります。温度は50~55度で、直接触ると熱く感じる温度のお湯を用意します。約大さじ3の重曹パウダーを溶かしたら、焦付きが気になるコンロのパーツを入れて、30分~1時間程度つけおき、使い古しの歯ブラシで焦付きをこすり落とします。
(3)STEP3:重曹水で煮洗いする
つけおき洗いでも落とすことのできなかった頑固な焦付きは、重曹水で煮洗いします。大きめの鍋に、五徳などがつかる程度の量の水を入れ、重曹パウダーを溶かしてから、五徳や受け皿を入れて火にかけます。沸騰してから10分程度煮洗いし、お湯が手で触れるくらいになるまで冷まします。
使い古しの歯ブラシで、五徳や受け皿に残った焦付きを落とすようにこすり、最後は流水できれいに重曹の成分を洗い流してから、しっかり乾かし、元の位置に戻せば完了です。
4)要注意!コンロ掃除で注意すること
キッチン用のアルカリ性洗剤や重曹、熱いお湯を使用して掃除をする際には、手荒れややけどを防ぐために、手袋を着用するように心がけると良いでしょう。
重曹水で五徳や受け皿の煮洗いをする際は、アルミ製の鍋を使うと、化学反応を起こして真っ黒に変色してしまうので、アルミ製ではない鍋を使うように注意します。
5)コンロ掃除のQ&A!こんな時はどうしたら良い?
(1)重曹は効く?使い方のポイントは?
上記のステップで紹介したとおり、アルカリ性の重曹は酸性のコンロの焦付きを中和してくれるので、焦を落とすのに効果的です。お湯と併用するとさらに落としやすくなります。
(2)油汚れ除去のコツとは?
油汚れは、焦付きの原因となるので、早めに除去することが大切です。付着してすぐの油汚れであれば、食器用洗剤で綺麗に落とすことができます。少し時間が経って固まっている油汚れには、キッチン用のアルカリ性洗剤を使うことをおすすめします。
(3)お酢って効果的?
重曹パウダーにお酢を少量加えて混ぜると、泡が発生します。この泡をキッチンペーパーや使い古しのタオル等につけ、コンロの焦付きを落とすように軽くこするという方法もあります。
(4)キッチンハイターの効果と使用の注意とは?
キッチンハイターは、油汚れを落とすことはできませんので、まず食器用洗剤やキッチン用アルカリ性洗剤で油汚れを落とした後に使用することがポイントです。
コンロの焦付きの独特な臭いをすっきりと落とす効果があるので、臭いが気になる際は、水で薄めたキッチンハイターをキッチンペーパー等に染み込ませて拭くようにします。
(5)サビはどんな風に掃除ができる?
サビが発生している場合は、軽度のものならクリームクレンザーを使用して落とすことができます。ただ、強い力でこすったり繰り返し使用したりすると、五徳や受け皿そのものを炒めてしまう危険性があるため、軽くこすって無理な力をかけないよう注意して使用することが大切です。
6)コンロを綺麗に保つポイント・メンテナンス方法とは
コンロを綺麗に保つポイントは、油汚れや吹きこぼれの汚れが付着したら、できる限り早めに拭き取ることです。汚れがなければ、焦付きもなくなり、コンロの掃除がとても楽になるからです。
使い古しの歯ブラシやタオル、キッチンペーパーなど、掃除が終わったらそのまま気兼ねなく捨てられる道具を活用すると、気軽に掃除をすることができるのでおすすめです。毎日コンロの掃除まで手が回らない場合は、週に1回、ご紹介した方法で掃除をする習慣づけをすると、焦付きを落とすのも楽になり、短時間でメンテナンスすることができるでしょう。
まとめ
1)コンロの焦付きのメカニズムとは
2)焦付きを落とすために準備したい3つのアイテム
3)3ステップでコンロの焦付きを一気に落とす
4)アイテムの活用法と汚れの種類による対策の違いを知ろう
5)日頃のちょっとしたメンテナンスでコンロを綺麗に