水垢に効く!お風呂の床の水垢をガッツリ落とす掃除5選
一日の疲れを癒すお風呂の時間。身も心もきれいさっぱりリフレッシュするための場所なので、お風呂場は清潔さを保ちたいですよね。
レイにしているつもりでも床や鏡をよく見てみるといつの間にか水垢が・・。今回は快適お風呂空間のための水垢掃除のコツについて解説します。
目次
水垢に効く!お風呂の床の水垢をガッツリ落とす掃除5選
1)そもそも水垢の原因って?水垢の種類とその原因とは
ひとことで水垢といっても、種類も原因も違います。お風呂の水垢は大きく分けて3種類です。
(1)白い水垢(鏡や蛇口のくすみ)
「水垢」というのは主にこの白い水垢のことを言います。鏡がうろこ状に白く固まったり、蛇口やシャワーなどのステンレス部分がくすみます。
白い水垢の原因はなんと、水道水なんです。水道水には微量のカルシウムや鉄分などのミネラルが含まれています。
鏡や蛇口についた水が乾燥してこれらが結晶化し、石鹸カスなどがつくことで落ちにくい汚れになります。汚れの主成分はアルカリ性なので、酸性の洗剤が有効です。
(2)赤い水垢(床やボトル周りのぬめり)
浴室や床の隅、排水溝の溝などの赤い水垢の招待は微生物によるものです。ロドトルラという赤色酵母が皮脂汚れなどを餌に繁殖することで赤やピンク色に見えます。
乾燥しにくく水滴がたまりやすい場所につくのが特徴なので、お風呂場だけでなく台所や洗面所でも発生します。中性洗剤で落ちますが、菌をしっかり取り除かないと同じ場所にすぐ発生します。
(3)黒い水垢
床や壁のタイル目地やパッキンなど、乾きにくいところに多くみられる黒い汚れは水垢ではなくカビです。水垢と混ざることで、掃除するにはとても厄介な黒カビ。放っておくと気管支や皮膚炎を引き起こすことも・・。
黒カビのエサとなる皮脂汚れや垢を残さないことや、深く根付いた黒カビを塩素系漂白剤でしっかり駆除することが大切です。
2)事前に道具を揃えよう!お風呂の水垢掃除に必要なアイテム7選
いろいろな汚れの原因に効果的に対処するために、お風呂掃除に欠かせない道具をご紹介します。
(1)重曹
掃除アイテムの優等生である重曹。100円ショップやドラッグストアで手軽に買えるだけでなく、天然成分なので小さなお子様やペットがいる家庭でも安心して使えるのがうれしいですよね。
汚れを浮かせたり消臭効果があるたけでなく、粒子が細かいのでペースト状にして研磨剤としても使えます。
(2)クエン酸・酢
酸性の洗剤として水回り掃除の定番であるクエン酸。アルカリ性の汚れを中和するので水垢掃除には効果バツグンです。
100円ショップでも購入できますが、家庭で使っている酢でも代用できます。「すし酢」や「米酢」はうまみ成分や調味料が含まれているので、「穀物酢」を使いましょう。
(3)塩素系漂白剤
黒カビには塩素系漂白剤でしっかり処置しましょう。眼鏡を着用し、換気をわすれないように。
(4)ゴム手袋
漂白剤を使う時はもちろん、皮膚が弱い方はクエン酸や酢でも手荒れの原因になることがあります。刺激から手を守るためにもゴム手袋は欠かせません。
(5)ブラシやスポンジ
普段のお風呂掃除用のスポンジに加えて、軽い水垢にはメラミンスポンジがオススメです。研磨効果で水垢を落とします。
使い古しの歯ブラシも有効ですが、毛先が広がって柔らかくなっているものでは汚れをかき出す力は弱くなります。特価品や100円ショップのものでいいので毛先が固めのものがあるといいでしょう。
(6)ラップ
こびりついた水垢には洗剤をしっかり定着させて汚れを浮かせる必要があります。家庭用のラップでいいので準備しましょう。
(7)スプレーボトル
重曹水やクエン酸水など、作った溶液を散布するのに大変便利です。こちらも100円ショップなどで購入しておきましょう。
3)掃除方法を紹介!お風呂の水垢掃除の5ステップ
準備ができたら実際にお風呂の掃除です。汚れの程度によっては、しっかりと掃除することが清潔なお風呂を保つポイントになります。
(1)ステップ1:重曹を振りかける
まずは一番簡単な方法からやってみましょう。床や蛇口など、水垢がついているところに重曹を振りかけ、スポンジやブラシでこすり、汚れを落とします。
軽い汚れであればこれだけで十分に落とすことが出来ます。
(2) ステップ2:クエン酸水でこする
重曹で落ちなかった汚れにはクエン酸で中和します。200ccの水にクエン酸小さじ1杯を溶かせばクエン酸水は完成です。
簡単ですよね。汚れにスプレーし、30分~1時間ほどおいてブラシでこすります。
(3)ステップ3:重曹ペーストを塗る
お風呂の隅や鏡など、スプレーした薬剤が下に垂れ流れてしまう場所には重曹ペーストが有効です。重曹3に対し水1の割合で混ぜるとどろっとしたペースト状になります。
汚れにべったり貼り付けることで、じっくりと汚れを浮かせることが出来ます。こちらも塗布した後30分ほど時間をおいてからブラシでこすります。
(4)ステップ4:ラップでパックする
重曹ペーストでも垂れ流れる場合や乾燥して固まってしまうときは、ラップで覆いましょう。密着度を高めることでしっかりと汚れに作用させることが出来ます。
(5)ステップ5:カビ取りは入念に
タイル目地やパッキンについた黒カビは目に見えない深いところまで根を張っています。カビ取り剤を散布したらラップでしっかりと多い、根元からやっつけましょう。
4)お風呂の床にも種類がある?床によっての掃除の違いとは?
お風呂の床は各家庭によって材質も、滑り止めの加工も違います。床の状態によって掃除のポイントも変わってきます。おうちのお風呂に合わせて最適な方法で清潔なお風呂にしていきましょう。
(1)樹脂素材
一般的なユニットバスに用いられる素材です。滑り止めの加工や水はけを考えたデザインなどがあります。掃除がしやすい反面汚れやすいです。
また、水はけしやすいデザインと言われているものは溝のつけ方が複雑なので、汚れがたまりやすいのでこまめな掃除が重要です。
(2)木材
木の吸水性能により滑りにくいのが特徴ですが、その分乾きにくい点に注意です。十分な換気や水分を残さない工夫が必要です。
(3)タイル
デザイン性に富んでいるタイル床ですが、目地の部分は水分がたまりやすく、水垢やカビがつきやすいです。また、目地は酸性に弱いのでクエン酸は使えません。溶けたり痛みの原因になるので注意しましょう。
5)要注意!水垢の掃除で注意することとは?
(1)クエン酸が使えない場所がある
タイル以外にもクエン酸が使えない場所はあります。大理石やアルミなどの金属部分も痛みの原因になるので使わないようにしましょう。
(2) 十分に洗い流す
頑張って浮かしてこすり取った汚れでも、取り除き切れていないとまた汚れの原因になります。
ブラシを使ったあとは汚れや薬剤をしっかりと洗い流しておきましょう。不要な布などで乾拭きするのも効果的です。
6)日頃からメンテナンスを!お風呂を綺麗に使うポイントとは?
(1)”ちょっと掃除”を毎日しよう
毎日使うお風呂だからこそ、汚れを定着させないひと手間掃除の習慣が大事です。
・お風呂から出る前に床の水滴は排水溝へ流す。(足で払うなどでも十分)
・壁の水滴はふきとる
・浴室の腰より下の高さの部分にシャワーの水をかける(お湯ではなく冷たい水でやりましょう)
水滴を残さないように工夫するだけでも効果はバツグンです。
(2)換気扇はシャワーの後に
賃貸やマンションなどで24時間換気システムを導入している家も多いかと思います。換気は大事ですが、シャワーから出た温かく湿度の高い空気が長時間流れ込むことで通風孔内のカビの原因にもなりやすいです。
入浴中は換気扇を切り、浴室を出たら換気システムのスイッチをいれるようにしましょう。
(3)浴室の天井をアルコール拭きしよう
直接の汚れがつかなくても水滴や結露はカビや水垢の原因になります。フローリング掃除につかうワイパーシートにアルコールを吹き付け、定期的に浴室の天井を拭きましょう。カビの繁殖をおさえるのにとても効果的です。
7)業者さんにお願いすることもできるの?
(1)掃除内容・業者さんの相場とは?
専門の掃除業者さんにお願いする場合10000~25000円が相場です。洗浄技術に自信があったりオプションで防カビ処置をしてくれるところなど、それぞれの業者さんで持ち味が違います。
また、女性スタッフの対応を指定できる業者さんだと一人暮らしの女性も安心して利用できるのでうれしいですね。
(2)業者さんに依頼する際の注意点とは?
数多くの業者さんがいるのでどこにお願いしようか迷うところです。広告をよく見かける、大手だからというのも選ぶ基準になりますが、口コミやレビューも忘れずにチェックしましょう。
「あとから追加料金を請求された」「作業が雑で仕上がりに満足いかなかった」などというトラブルを避けるためにも大事なポイントです。
今回のまとめ
1)水垢の3種類を理解してそれぞれの掃除の方法を変えよう
2)重曹・クエン酸などのアイテムをうまく活用しましょう
3)日々のメンテナンスの積み重ねでとても掃除がラクに