言い訳ばかりする人は育ちに関係あり!5大特徴と対処法まとめ

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言い訳ばかりする人と育ちとの関係を解説!幼少期の過ごし方、親の育て方、社会的な背景と言い訳はどのような関係があるでしょうか。言い訳する人の特徴や心理、付き合い方のコツ、対処法や改善法についてお伝えをします。

目次

そもそも言い訳とはなに?

言い訳=責任回避

言い訳とは、一言で「責任回避」の行動です!自分の行動や状況、結果に対する責任を回避しようとする際にする説明を指します。これは、自分のミスや不手際を正当化するためのものであったり、他者からの非難や批判を回避するためのものであったりします。

言い訳が生まれる背景には、社会的な期待やプレッシャー、自己評価の保持、他者との関係性を保ちたいという感情などいくつかの原因が考えられますね。人は、自分の行動や選択に対しての責任を認めたくない時や、社会的な期待に応えられなかったとき、自分の価値や地位を保ちたい時に、つい言い訳をしてしまうのです。

言い訳に長所やメリットはあるの?

言い訳は「必ずしも悪いものだ」「絶対にしてはいけない!」ということではありません。人間関係の中で、言い訳をすることで一時的な緊張を和らげたり、相手との関係を維持するための手段としてやむなく言ってしまうことがるでしょう。

ポイントは「常習的」か「一時的」かです。言い訳が常に出てしまう、度々言い訳をしてしまう場合は注意が必要です。言い訳の内容やその背後にある感情、動機を正確に理解することで、より良い人間関係を築く手助けとなることもあるでしょう。

言い訳ばかりする人の特徴!よく使う言葉は?

言い訳ばかりする人の特徴5選

嬉しくはない称号ですが「言い訳プロフェッショナル」なんて人もいるものです。言い訳をする人の代表的な特徴をみていきましょう!

常に外部要因を指摘

何か問題が起きた際、彼・彼女は環境や他人、さらには運のせいとして、自分の責任を逃れる傾向があります。日常的な小さなことから、大きな失敗まで、その原因はほぼ100%外部にあるように思えるのです。

「でも・だって・だけど」スタートの言葉が多い

「でも、私は…」や「だけど、その時は…」といった言い訳のフレーズが、彼・彼女の口から頻繁に飛び出すことが多ければ言い訳癖のある特徴の1つです。

自己反省が少ない

問題が起きた時、自分の行動や判断を冷静に振り返ることが少ない人が特徴に当てはまります。反省ができていれば、そうそう同じことは繰り返しません。

常に外の要因が原因と信じて疑わないので、自分の行動や選択を見直す機会がほとんどなくなってしまうと、言い訳ばかりする人になってしまいます。

感情的な反応が多い

批判やアドバイスに対して、すぐに感情的になることが多い人です。この感情の爆発は、自分を守るための防御反応の一部とも言えるでしょう。

特に言い訳をする人は「自己防衛本能」が強いため、周りに人がいる中で自分が傷つく状況を回避しようと、感情がむき出しになってしまうことがあります。この点も特徴の1つと言えるでしょう。

挑戦を避けたがる

言い訳をする人は、新しい挑戦やリスクを避けることが多いです。「〜をしてみましょう」「〜を頼みたい」と言う声掛けがあっても、乗り気ではなくうまいこと「いかに、やらないか」状況を作ることが上手い人とも言えるでしょう。

失敗を恐れ、それを他人に知られることを避けたいから、このような行動が取られます。

言い訳ばかりする人がよく使う7つの言葉(フレーズ)

言い訳をする人の特徴として、「言葉選び」「口癖」も1つの特徴と言えます。自分は言い訳が多いのかは、普段どんな言葉を使うことが多いのかで、チェックできてしまうものです。ここでは「言い訳癖」のある人が、つい使ってしまうフレーズを見ていきましょう。

言い訳フレーズ1:「時間がない。忙しい。」

常に忙しいとアピールすることで、何かをしなかった理由を説明しようとする典型的な言い訳の一つです。

〜をしていて時間がない、〜の予定があって忙しいなど、時間的な制約を常に棚に出すコミュニケーションをしていると、言い訳癖のある人だと捉えられることがあるでしょう。

言い訳フレーズ2:「忘れていた。抜けてしまった。」

何かをしなかった理由としてよく使われるのがこの言葉。誰もが忘れることはあるから、一見、納得感がありますね。

「つい、〜に集中していて抜けてしまいました」と言われると、他のことはやっている人だと、正当化してしまうかもしれませんが、これも立派な言い訳と言えます。

言い訳フレーズ3:「知らなかった。聞いていなかった。」

情報や指示の欠如を理由に、何かをしなかった、または違う方法で行ったという言い訳をする言葉です。「知らない」「聞いていない」と言われると、伝えなかった人が悪い、伝え方が悪いと、責任の矢が他の人に向くことがあります。

このような状況を作りたいからこそ、意外と使ってしまうこの言葉。言い訳フレーズの1つと言えます。

言い訳フレーズ4:「誰も言ってくれなかった。教えてくれなかった。」

前の「知らなかった」に近いですが、他の人のミスや忘れを理由に、自分の行動を正当化する時に出てくる言葉です。これを言う事で、「誰からも言われていないのなら仕方がない」と言う状況を作りたい心理が現れています。

言い訳フレーズ5:「私だけじゃできない」

周りの協力やサポートを条件とすることで、自分一人の力では難しいとアピールしている言葉です。誰も力を貸してくれなかった、と言う「他責思考」が見え隠れしていますね。

言い訳フレーズ6:「他にもっと大切なことがあった。〜を優先していた。」

優先順位を理由に、特定のタスクや要求を達成しなかったという言い訳。これは「〜はしている」「〜は進んでいる」「〜を先にやった」と言う、論点をズラして自分のしていることにフォーカスを当てようとしている心理が分かります。

言い訳フレーズ7:「今はちょっと…」

具体的な理由を述べずに、現在の状況や気分を理由に何かを避ける時に使われる曖昧な表現です。明確に「できません」と伝えるより、相手が先に「であれば、〜にしましょう」と代替案を言ってくれるのを待っている状況と言えますね。責任回避の言葉の1つと言えるでしょう。

このように「言い訳」の言葉やフレーズは、私たちの日常に沢山潜んでいます。ついつい、誰しもコミュニケーションの中で使ってしまう瞬間があるかもしれません。もしくは、周りの人から言われたなんて経験もあることでしょう。自分自身がこれらの言葉を使う際には、その背後にある本当の理由や感情を確認し、正直に伝える勇気を持ちましょう!

言い訳ばかりする人の4つの心理

それでは、言い訳をしてしまう人の特徴を伝えましたが、どんな心理が働いているのでしょうか。その心理や本音を覗いてみましょう。

心理
不安がいっぱい!自己防衛本能が強い心理

言い訳をする人は、共通して自分のミスや欠点を認めることが怖いもの。人は誰しもこの心理が持っていますが、特に強く現れると言えるでしょう。その理由の1つは、他者からの批評や非難を避けたいという大きな不安があるからです。

心理
自己評価が低い心理(自己肯定感)

「自分は優秀じゃない」「あの人の方ができる人だ」など、深い自己評価(自己肯定感)の低さが背後に隠れていることが多いと言えます。その結果、自分を守るための言い訳が口に出やすくなってしまうのです。

心理
完璧主義の心理

「絶対失敗してはいけない!」「人から責められたくない!」など、何事も完璧にこなしたいという気持ちは、言い訳を生む大きな原因となり得ます。ミスや不完全さを他の人に知られたくない心理が、強く働いていると言えます。

心理
とにかく問題から逃げたい心理(問題回避)

どうにかして問題を解決しようとする代わりに、問題そのものから逃れようとする心理が強く働いています。心理としては、失敗を避けたい、ミスが怖い、責められたくない、責任を逃れたい、と言う心理から「問題をなるべく避けたい」気持ちに繋がっています。

言い訳ばかりする人と育ちの相関関係5つ

言い訳ばかりする人と「子育て」の関係性

言い訳の背後には、人の心の深い部分に関わる要因が数多く存在します。特に「育ち」や「幼少期」は、人の性格や行動パターンを形成する上で大きな役割を果たしています。

心理学や教育学の文献からも分かる、言い訳と育ち方の関係性を紹介します。

過保護な子育て

過保護な環境で育った子供は、自ら問題を解決する経験が少なくなることが研究で示されています。このような子供は、自己効力感(自分の力で何かを達成できるという信念)や自己肯定感が低く、困難や障害に遭遇した時に、それを乗り越える自信がなくなる可能性があるとされます。

結果として、言い訳をすることで自分を守る行動をとることが増えると言う研究結果になっています。

批判(罰)への恐怖感

一部の研究では、罰や批判を恐れる家庭環境での子育てが、子供の言い訳の行動を促進する可能性が示唆されています。子供は、非難や罰を避けるために、自己保身のための言い訳をすることを自然と身につけてしまうのです

両親のモデリング効果

心理学における「モデリング効果」は、子供が大人や周囲の人々の行動を模倣することを指します。言い訳を頻繁にする親や大人が周囲にいると、子供はそれを正しいコミュニケーション方法として学び、同じような行動を取る可能性が高まります。

つまり「子どもが言い訳ばかりする!」と悩んでいる親御さんがいる場合、可能性として、自分自身がそのような節がないかを振り返る必要があると言えるでしょう。

オープンなコミュニケーション(自己開示)

一部の研究では、家庭内でのオープンなコミュニケーションが、子供の自己表現や自己認識を高めることが示されています。心理学用語では「自己開示」と言う言葉があります。

家族間でも、何でもかんでも話す方が良いとは限りませんが、失敗や深い感情をシェアしている家族とそうでない家族では、子供の言い訳に影響を及ぼします。両親や家族がオープンなコミュニケーションであれば、「何でも話しても受け入れてくれるな」とアウトプットするコミュニケーションが変わってくるためです。

これにより、子供は言い訳をすることなく、自分の感情や考えを正直に伝えることができるようになります。

所属コミュニティの価値観

親や家庭だけでなく、幼少期所属していたコミュニティの価値観や文化の影響を強く受けることがあります。例えば、完璧主義(失敗を受け入れない)が重視されるクラブチームや部活動、そんな先生が多かった幼稚園や小学校で育っているならば、そこから価値観が形成されることが十分にあり得ますね。

先生など指導する立場に限らず、友人や先輩とのコミュニケーションもそのうちの1つです。この場合、“失敗を避けるための言い訳”が自と癖になってしまうことがあるでしょう。

子供は、このような社会の価値観を受け取り、それに基づいて行動することを勝手に学んでいます。

総じて、子育てのスタイルや家庭環境は、子供の言い訳の行動や性格形成に影響を与える可能性があると言えます。しかし、これは一因としての関連性であり、個人の性格や生活環境、経験など多岐にわたる要因が絡み合っていることを理解しましょう!

言い訳ばかりする子が育ってしまう?子育てで注意したい行動

「言い訳する子ども」と「子育て」の関係性は深く、子育て方法や環境が子どもの行動や性格形成に大きく影響します。言い訳をすることは、子どもが自分を守るための戦略の一つであり、その背後にはさまざまな要因が存在します。

もちろん、子育てはいつだって完璧なんて難しいものです。それでも、少しの心掛けで変わることがあるかもしれません。もし、子育てで少し悩んでいる場合、注意したい子育てのポイントを紹介します。

注意
批判×非難をつい浴びせてしまう

「また失敗したの?」や「どうしてそんなことができないの?」といった言葉が日常茶飯事だと、子どもの心にグサッと残ってしまいますよね。子どもは、非難されることを恐れ、言い訳をして自分を守ろうとする傾向が強くなってしますでしょう。

注意
子どもの感情に蓋をしてしまう

子どもの気持ちや意見を無視し、一方的に指示を出すスタイルです。これにより、子どもは自分の意見や感情を適切に伝える力が育ちにくく、困難やストレスに対して言い訳をするようになる可能性が高まります。

注意
過度な期待を掛けてしまう

「お兄ちゃんみたいにできるでしょ?」や「あなたならもっとよくできる!」など、子どもに過度な期待をかけると、そのプレッシャーから逃れるための言い訳が増えてしまうかも。

「期待」は、時に子供の成長に大いに役立つことがあります。声がけのタイミングや伝え方にもよりますので、状況を見ての判断が大切になりますね。

注意
過保護になってしまう(全て代行)

子どもの代わりに全てを解決する過保護な態度。これでは、子どもは自分で問題を解決する経験を得られず、困った時の「逃げ道」として言い訳を選ぶことが増えるでしょう。

親の優しい心、守ってあげたい心から来る行動ですよね。ですがやり過ぎた場合、子どもが「頼ればやってくれる」と思い、次第に依頼やお願いが過度になってしまう可能性もあります。

注意
親自身が言い訳が多くなっている

日常的に親自身が言い訳をしていると、それが子どもにとっての「普通」に感じてしまうことに。親がモデルとなって、言い訳をする習慣を子どもに教えてしまう恐れがあります。

これは何も「子どもに対しての言い訳」ではなく、親同士の会話、他の兄弟との会話、もしくは友人や先生との外でのコミュニケーションなど、子どもは案外聞いているものですね。だからこそ、周りとのコミュニケーションには気をつけたいものです。

この中に自分の子育てスタイルを見つけてしまった方、心配しないで大丈夫です!過去の行動を後悔するより、これからのステップを考えることが大切です。一緒に子どもの成長をサポートし、信頼関係を築き上げていくポイントも見ていきましょう。

言い訳ばかりする状態を続けていたら?末路や病気との関係は?

言い訳ばかりする人の末路

一時凌ぎのはずが、あまりにも継続的に言い訳が続いてしまった場合、人間関係はどうなってしまうでしょうか。考えられる末路はコレです。

末路1:「信頼」がなくなる

常習的な言い訳を続けると、周りの人々の間で「信頼できない人」とのイメージが定着する危険性が!仕事やプライベートの関係での信頼は非常に大切。繰り返し言い訳をすることで、信頼を失ってしまうと、新しいチャンスや協力を得るのが難しくなることも…。

末路2:「孤立」する

友人や家族との関係も、言い訳が多いことで揺らぐことがあるのをご存知ですか?約束を破ったり、納期を守らなかったりしたとき、真っ先に言い訳をすることで、相手からの信用や信頼を失ってしまうのは目に見えています。結果、深い関係を築くことが難しくなり、孤立してしまうことも。

末路3:自己成長が止まる

言い訳をすることは、短期的には自分を守るための効果的な手段かもしれませんが、長期的に見ると自己成長のチャンスを逃すことに。失敗やミスから学ぶことは、人間の成長にとって非常に価値がある。言い訳でその機会を逃してしまうと、成長のペースが鈍るかも?

言い訳ばかりする人が直面する「末路」は、一見ネガティブに思えるかもしれません。でも気づいた時からできること、変えられることはあります!自覚があれば、まだ手遅れではありません!自分の行動や習慣を見直し、一歩ずつ成長の道を歩んでいきましょう。

言い訳と職場の関係!言い訳ばかりする人は仕事ができない?

結論として「言い訳する人=仕事ができない人」と言われてしまうのは、一般的な傾向と言えるでしょう!本当に仕事ができる人は、自分のミスを認めて、「次は〜をします」と未来の回お前の話になります。一方で言い訳をする人は、「ですが、〜だったので」を自分ミスを認めず、過去に焦点を当てて話す傾向があると言えます。

「時間がなかったから…」「指示が不明確だったから…」。これらは職場でよく耳にする言い訳の一部。しかし、この言い訳が本当に必要なのか、それとも仕事能力の低さを隠すためのフィルターなのか、見極めが必要です!

言い訳をすることが必ずしも能力の低さを意味するわけではありません。あるいは、プレッシャーや不安、過去の経験などが背後に隠れていることも。しかし、それが継続すると、厳しい現実ですがやはり社会では通用しなくなってしまうのも事実でしょう。

失敗やミスは、成長のための貴重な学びの機会。しかし、その都度言い訳をしてしまうと、自らの成長のチャンスを手放すことにつながってしまいます。言い訳をすることで、その場をやり過ごすことができるかもしれません。しかし、本質的な問題や課題の解決が遅れ、結果として組織全体の効率や生産性に影響が出ることが考えられます。

言い訳と仕事の能力は、直接的な関係はないかもしれませんが、継続的な言い訳はチームや組織にとってマイナスの影響をもたらす可能性があります。自己反省の機会として、言い訳の背後にある真の原因を見つけ、積極的に解決に取り組む姿勢が求められるでしょう。

あまりにも言い訳ばかりするのは、何か精神的な病気との関係は?

言い訳は、人々が自らの過ちや非を他人や環境のせいにする行動や言葉です。短期的には自己防衛のため、または自分の自尊心を守るために行われることが多いですが、過度になると問題があるとされています。言い訳があまりのも露骨な場合、精神的疾患との関係性も考えられます。

不安障害

過度に言い訳をする人の中には、極度の不安を感じる人もいます。未来の事態を過度に心配して、それを避けるための言い訳が増えることもあります。

自己愛性人格障害

自己愛性パーソナリティ障害は、自分自身の価値を過大に評価し、他者との関係で支配的に振る舞うことを特徴とする一連の思考や感情のパターンです。

この障害を持つ人は、自分の考えや信念、能力を過大に評価し、他者の意見や感情を無視または軽視することが多くなります。その結果、頻繁に言い訳をすることがあります。

適応障害

新しい環境や変化に対応できず、それを回避するための一環として言い訳をすることがあります。

うつ病

自己評価が低下していると、何もかもが自分のせいだと感じやすくなります。しかし、その一方で、自分の非を正当化するための言い訳が増えることも。

言い訳が多いからといって、必ずしも精神的な疾患があるわけではありません。言い訳の背後には様々な心の問題や病状が考えられることがあります。言い訳が過度になったり、日常生活に支障をきたす場合は、専門家の意見を求めることを検討しましょう。

言い訳が多い人との付き合い方は?対処法やサポート

あの人、また言い訳してる…。職場でも家庭でも、付き合い方や対処法は大きく変わりません。言い訳の多い人との関わり方に困っているあなたへ、効果的な対処法とサポートの方法をご紹介します!

付き合い方1:受け入れ体制をつくる

言い訳の多さは、相手の不安や自尊心を守るための手段かもしれません。まずは、その事実を理解し、非難の目ではなく受け入れの心で向き合いましょう。受け入れ態勢が整い、かつそれを相手が実感した時から、コミュニケーションが徐々に変わってくる可能性があります。

付き合い方2:言い訳をしなくて済むには

「実際のところ、どうだった?」という具体的な質問で、事実を明確にすることで、言い訳が不要になる場合があります。言い訳をしている、言い訳をしてくる、と言うマインドから、「言い訳をしなくて済むためには」と言う考え方を取り入れてみることも1つです。

付き合い方3:「フィードバック機会」をつくる

「〜な言い方をすることで、相手が〜に思うかもしれないけれど、どう思う?」など。具体的で建設的なフィードバックをすることで、相手が自分の行動を再認識するきっかけを作り出せます。

言い訳をしている人は、無自覚で言葉を使っていることもしばしば。だからこそ、「自覚してもらう」「認識をしてもらう」コミュニケーションが大事です。

付き合い方4:安心感を与える

言い訳をしないための安全な環境を作ることが大切です。ビジネス用語では「心理的安全性」とも言います。

「1度や2度くらい失敗してもいい」「思うようにやってみて」「好きなように思い切りやってみよう」など、失敗をしても大丈夫!という安心感を与えることで、相手の言い訳の必要性を低減させることができます。

付き合い方5:過去から未来思考へ転換する

「何が問題で、どうすればいいと思う?」を一緒に考えることで、言い訳を超えた具体的な行動へとシフトさせるサポートができます。言い訳=過去にフォーカスしている思考です。「だからこそ〜」「次は〜」と、未来思考に転換すること大事です。

付き合い方6:信頼を言葉で伝える

「〜さんのここが素晴らしいと思っている」「〜さんの良いところ、素敵なところはここだよね」など、相手の良いところを褒める、承認する言葉は、何よりも相手を安心させコミュニケーションです。

言い訳を責める前に、今一度、相手の素晴らしいところ、良いところに目を向けてみる。そしてそれを伝えてみる。最初は難しいかもしれませんが、「信頼を言葉にして伝える」ことで、たった1週間でもガラッとコミュニケーションが変わることがあります。

このように言い訳が多い人は、実は繊細で、非常に真面目で、完璧を求める性格の持ち主であることが多かったりします。言い訳の裏に隠れた真面目さや一生懸命さを見つけ、ポジティブなフィードバックをすることで、相手の自信を育てるサポートにつながりますよ!

言い訳多めな人との関わりも、適切なアプローチでスムーズなコミュニケーションが可能です。相手を理解し、サポートすることで、より良好な関係を築き上げることができるでしょう。

自分は言い訳が多いかも…!言い訳癖を改善するステップとは

言い訳癖の克服へ!「言い訳癖」に気づき、それを改善したいと思うこと自体が成長の第一歩です。心理学的アプローチを駆使して、自分の言い訳癖を改善するためのステップをご紹介します。

STEP
まずは、自己理解を深めよう!

まずは自分の言い訳癖に気づくこと。日々の言動や反応を自己観察することで、自分がいつ、どんな場面で言い訳をしてしまうのかを把握しましょう。

STEP
原因を探ってみよう!

言い訳の背後には、不安や恐れ、自尊心の保護などさまざまな心の動きが隠れています。自分が言い訳をする原因や背景を深堀りし、その理由を理解することが重要です。

STEP
責任を受け入れてみよう!

失敗やミスに対して、その責任を受け入れることで、言い訳の必要性が減少します。自らの行動に誠実に向き合うことで、自分の成長に繋げられます。

STEP
自分の心と対話をしてみよう!

「私はダメだ」というネガティブな自己評価を、ポジティブなものにシフトさせること。例えば、「失敗は学びの一部」と自分に言い聞かせることで、言い訳の必要性を減らすことができます。

心理学用語では「アファメーション(自分自身に肯定的な思い込みをさせること)」と言います。とても、効果を発揮してくれることがありますよ。

STEP
小さな成功体験を!

言い訳をしなかった時、それを小さな成功体験と捉え、それを増やしていくこと。成功は何も大きさは必要ありません。一昨日より昨日、昨日より今日、今日より明日。その小さな一歩が大切です。

成功体験が増えることで、自己効力感が高まり、言い訳癖も改善されます。

STEP
信頼する人からポジティブ・フィードバックを

周りの人からのフィードバックを受け入れることで、客観的な自分の姿を知ることができます。大事なのは誰から求めるか、そして最初はポジティブなフィードバックを求めましょう。

あなた自身が。周りの人から意見を求めること自体が、大きな一歩です。それを元に、改善点を明確にし、具体的な行動に移すことができます!

 言い訳癖を改善するためには、自分自身と向き合い、その背後にある心理的な原因を理解することがキーとなります。そして、継続的な自己反省と行動の修正を通して、言い訳癖を克服していきましょう!

変化は一日にしてならず。毎日の小さな努力が、大きな改善に繋がることを信じて、前向きに取り組んでください!

「言い訳」に関連する質問まとめ(Q&A)

「言い訳に過ぎない」「言い訳にならない」とは?

意味合いが間違いやすくとらわれる事もありますが、「言い訳に過ぎない」とは、その理由はあくまでも言い訳であり、本当の理由ではないという意味です。つまり、その理由を認めてしまうと、責任逃れや言い逃れになってしまうことを意味します。

一方、「言い訳にならない」とは、その理由は言い訳として成立しないという意味です。つまり、その理由は、責任を免れるには十分な理由ではないことを意味します。「言い訳」に関連する言葉も、今一度理解できると良いですね!

「理由」と「言い訳」の違いは?

「理由」と「言い訳」は、どちらも自分の行動や言動を正当化するために用いられる言葉ですが、そこには明確な違いがあります!

理由

自分の行動や言動の原因となった事実や背景を客観的に説明することです。「理由」は、相手の理解と納得を得るために用いられるものであり、真摯に自分の行動や言動を振り返って、その原因を明らかにしようとする姿勢に基づく行為です。

言い訳

一方、「言い訳」とは、自分の行動や言動の責任を回避したり、批判をかわしたりするために、事実を歪曲したり、責任を他人に転嫁したりして、正当化しようとすることです。「言い訳」は、自分の非を認めたくない、あるいは、批判や責任を避けたいなどの心理から、相手を納得させようとするものです。

「理由」と「言い訳」は、一見似ているようで、その本質は大きく異なります。自分の言動を正当化するために使う言葉は、常に「言い訳」とは限らないことを覚えておきましょう!

「言い訳がましい」とは?「がましい」とはどう言う意味?

「言い訳がましくなる」とは、言い訳がどんどんひどくなる、言い訳が常習化していくという意味です。「~のようだ」という意味の「がましい」と、「言い訳」が組み合わさった言葉です。つまり、「言い訳がましい」は、「言い訳じみたことを言っているさま」を意味します。

「言い訳がましい」ともし他人から指摘された場合は、真摯に受け取って行動を振り返る必要がありますね。

ビジネスシーンで「言い訳」の言い換えられる?

ビジネスシーンでは、失敗や過失を正当化するために使う「言い訳」は、基本的には好かれません。なぜなら、言い訳には、自分の責任を回避しようとするネガティブな印象が伴うからです。

そのため、ビジネスシーンでは、「言い訳」の代わりに、以下の言い換えを使うとよいでしょう!

ビジネスシーンでの「言い訳」の言い換え
・弁解:自分の行いや判断を正当化するために、事情を説明すること
・弁明:自分の立場や意見を明らかにするために、事情を説明すること
・弁護:追及に対して、自分の正当性を主張しを守るために、事情を説明すること
・釈明:相手の誤解や非難に対して、自分の立場の正当性を明らかにするために、事情を説明すること
・申し訳:相手に迷惑や不快を与えたことを詫びること
・言い分:謝罪より相手に対する不平不満の意味も込めて、正当化するニュアンスが強い表現

「言い訳」に関する男性と女性で違いはある?

男性と女性の言い訳の特徴の違いは、大きく分けて以下の3つです。一般的な事例として、チェックしてみましょう。

言い訳の目的が違う

男性の言い訳は、主に自分の行動や言動を正当化したり、周囲の目を気にして誤解を避けたりすることが目的です。一方、女性の言い訳は、周囲の人に自分をよく見せたり、相手を傷つけないようにしたりする目的が多いと言えます。

言い訳の内容が違う

男性の言い訳は、具体的な事実や理由に基づくことが多い傾向があります。例えば、遅刻した理由を「寝坊した」としたり、失敗した理由を「準備が足りなかった」としたりすることが多いです。

一方、女性の言い訳は、抽象的な理由や言い訳が多いのが特徴的です。例えば、遅刻した理由を「体調が悪かった」としたり、失敗した理由を「運が悪かった」としたりすることが多いと言えます。

言い訳の表現が違う

男性の言い訳は、直接的かつ簡潔な表現が多いのが特徴です。例えば、「寝坊したから遅れた」や「準備が足りなかったから失敗した」など。

一方、女性の言い訳は、間接的かつ丁寧な表現が多いと言えます。例えば、「体調が悪くて起きられなかった」としたり、「運が悪くてうまくいかなかった」としたりすることが多いです。

もちろん、これらはあくまでも一般的な傾向であり、すべての男性や女性が当てはまるわけではありません。しかし、男性と女性の言い訳には、このような特徴的な違いがあることは、多くの場合当てはまると言えるでしょう!

「言い訳」と「スピリチュアル」の関係性はある?

一点目:言い訳が多い人=スピリチュアルを受け入れやすい特徴

言い訳が多い人は、自分の失敗や欠点を受け入れることが苦手な傾向があります。そのため、自分の責任を回避するために、スピリチュアルな考え方にすがってしまう可能性は考えられます。

これはスピリチュアルが良い悪いということではありません。精神的な考え方はあって当然ですし、実際に多くの人が幸せを実感できている事が明らかです。

言い訳との関係性についての話しです。例えば、「自分の運命は天命だから変えられない」「神様が与えてくれた使命を果たすために、今は苦労する必要がある」など、自分の現状を受け入れるために、スピリチュアル的な観点から言い訳を助長してしまうことがあります。

二点目:スピリチュアルな考え方は、言い訳を助長してしまう場合もある

スピリチュアルな考え方の中にも、自分の責任を回避するための言い訳に使えるものがあります。例えば、「自分の魂が成長するために、今は苦労する必要がある」「自分の人生は、過去世の因果によって決まっている」などと、自分を変えることなく、現状を受け入れるための言い訳をしてしまう場合もあるのです。

ただし、これらの可能性はあくまでも一例であり、必ずしもすべての言い訳が多い人がスピリチュアルな考え方を持っているわけではありません!また、スピリチュアルな考え方を持っている人がすべて言い訳が多いというわけでもないのです。あくまでも「傾向がある」と言う程度に認識しておきましょう。

言い訳する人は嘘つき傾向がある?

確かに、この両者は「似ている傾向がある」と言えるでしょう。どちらも「自己防衛」「自分の正当化」のために、このような行動になっていると考えることができます。共通点は自分の失敗やミスをうまいこと、「外部要因」にしてしまうプロフェッショナルだったりします。

ただし深く比較すると、違いがあります。言い訳は、自分の行動や言動を正当化するために行う行為であるため、真実を完全に隠すわけではありません。しかし、嘘は、他人を欺くために行う行為であるため、真実を完全に隠すことを指します。

言い訳と嘘は、どちらも真実を隠す行為ですが、その意図や目的が異なります。言い訳は、自分の行動や言動を正当化するために行われるものであり、嘘は、他人を欺くために行われるものなので、比較した場合は「嘘つき」の方が厄介者と言えるでしょう。

この記事のまとめ:言い訳ばかりする人の育ちの違い

いかがでしたでしょうか。今回の記事では「言い訳」を深く掘り下げて、色々な視点でお伝えをしてきました。ズバリ、「よく言い訳をする人」と「育ち」には、密接な関係があると言う根拠がハッキリしていますね。

家庭環境、接したコミュニティによって、「言い訳」の価値観が形成されたことは間違いないと言えます。ただし「言い訳をする人」にも、本音の気持ちや、その目的は違うものがあります。

大切なことは「相手が本当に思っていること」「相手が本当に気にしていること」などを汲み取ってあげられると、コミュニケーションが変わってくるでしょう。ぜひ今回の記事を参考に、「言い訳」について深堀して、これからの周りの方との人間関係に活かしてみてください!

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