なかなか落ちない手垢へ!落とし方の5つのステップ
特にきになるのは、スマホやタブレットを使った後の手垢。使い終わって真っ暗になった画面に、白く浮き上がる手垢が見えた時、思わず自分の手の脂にびっくりしてしまうこともあるでしょう。
スマホに限らず手が触れるところには手垢が付きます。今回はこの手垢の落とし方やそのコツをご紹介します。
目次
なかなか落ちない手垢へ!落とし方の5つのステップ
1)そもそも手垢の原因って?
手垢と聞けば何となく判るのですが、それを説明するとなるととても難しいことだと思います。実はこれ、皮膚の剥がれ落ちたものなのです。
簡単すぎた答えですが、これをもう少し詳しく言うと皮脂の新陳代謝の過程で剥がれ落ちる際に、汗腺から分泌された汗、皮脂腺から分泌される油脂にチリや埃、汚れが加わったものを手垢と言うのです。
汗で水分を含んでおりますが、時間が経って水分が蒸発して残ったもの、いわゆる、そのほとんどが手から出る油なのです。
2)手垢を落とすのに必要なグッズ
手垢の正体は油分が大半と判ったと思います。普通の生活を送っていたなら家中のあちらこちらに手が触れます。
それ故に、どこを探っても手垢を防ぐことは無理です。手垢はもともと油分なら、油脂を分解するものがあれば効果的です。それも案外身近にあるもので代用ができるので紹介しましょう。
(1)重曹・炭酸ソーダ
重曹、炭酸ソーダは効果がありお近くのドラッグストアや薬局でも簡単に手に入ります。他の用途にも使えるのでオススメです。
(2)メラミンスポンジ
メラミン樹脂が素材のスポンジのことで、硬く網目状になった構造が主な特徴です。その構造から使えない場所もあったりするので、注意が必要ですので事前に確認をしましょう。
(3)布(マイクロファイバー)
それと、普段のメンテナンス用にマイクロファイバーの様な、柔らかい布を用意もすると便利です。
(4)アルコールスプレー
また、仕上げ用の無水エタノールやアルコール除菌スプレーがあると水滴の跡も消せるのであるといいです。
3)手垢の落とし方の5ステップとは?
まず、付いたばかりの手垢なら柔らかい布で拭えば簡単に落ちます。それが時間が経つと成分が固まり頑固にこびりついてしまいます。
そこで・手垢を上手く分解させられるアルカリ性の重曹、炭酸ソーダの出番です。どうやるかを判りやすく手順を追ってご説明します。
(1)ステップ1:用意は重曹、炭酸ソーダはどちらか一つで大丈夫です。
(2)ステップ2:スプレーボトルに溶液を作ります。重曹なら500ccの水に大さじ一杯、炭酸ソーダなら500ccの水に小さじ一杯で出来上がりです。
(3)ステップ3:汚れのあるところに吹きかけて柔らかい布で拭き取れば取れます。
(4)ステップ4:それで落ちない様でしたら、メラミンスポンジで擦ってください。
(5)ステップ5:鏡や光沢のあるものの場合は、水滴の跡が気になりますのでアルコールで拭き取れば仕上がりです。市販のアルコール除菌スプレーはそのままで使用できますが、無水エタノールは希釈して使用します。
エタノール:水=7:3溶液を作ってスプレーすることをお勧めします。アルコールですので蒸発して無くなるのですが、刺激が強いので、皮膚を守る配慮のためだとお考えください。
4)種類別に解説!手垢がつく場所による落とし方の違い
(1)スイッチ類・その周りの手垢
手が当たるところには必ず手垢が付いてしまいます。例えば、壁にある電気のスイッチ類もそうですが、真っ暗な部屋に入った時に、スイッチを手探りで触ると周囲の壁紙にも手垢が付いてしまいます。
同様にテレビや鏡、また窓ガラスもついつい手が触れてしまい、手垢が残る結果となってしまいます。テーブルやデスクも当然ながら、手垢の巣ですね。スイッチ類及び、その周りは重曹水か炭酸ソーダ水で大丈夫です。
(2)鏡・テレビの手垢
鏡も同様に磨くと良いでしょう。拭った後の水滴の跡が気になるならアルコールをスプレーして仕上げれば出来上がりです。テレビ、パソコンなど水を直接掛けられないものは、柔らかい布で優しく擦るのが効果的です。
その際、少量の重曹水か炭酸ソーダ水を付けるとより効果的です。家具、テーブル、デスクはワックスでコーティングされている場合は、重曹水や炭酸ソーダ水を使うと光沢が失われることもあるので見えない箇所でテストしてから使用してください。
5)手垢を落とす上での注意点とは?
重曹水、炭酸ソーダ水とも周囲に影響が少ない薬品ですが、使う方の体質によっては肌にかぶれなどできる場合もあります。
その場合はビニール手袋などを用い、お掃除をしてください。メラミンスポンジは使用できない素材もあります。樹脂やワックスコーティングされているものや、車のボディーにも使用は避けてください。
6)日々の注意を!手垢を予防・すぐに処置できる方法とは?
手が触れるところにはどうしても、手垢は防ぎ様はありません。こればかりは手を入念に洗っても皮脂の新陳代謝のせいでどうやっても無理です。そこで普段から手垢が付きやすい箇所はこまめに掃除することが良いと思います。
付いたばかりの手垢は軽く水拭きするだけで簡単に落ちます。水拭きを嫌う箇所にはマイクロファイバーの様な柔らかい布で磨くだけで汚れは取れます。また、小まめにアルコール除菌スプレーや、希釈した無水エタノールをスプレーして拭き取るだけでも随分キレイにすることができます。
今回のまとめ
1)手垢の原因を知ることで汚れの落とし方が判ります
2)お掃除グッズは手に入りやすいものばかりです
3)手順通りにすると思ったより簡単に手垢が落とせます
4)手垢の付く箇所によっては掃除の方法も変わるので注意が必要です
5)とても便利なお掃除グッズでも使えないところもあるので注意してください
6)普段からのメンテナンスがやはり重要です