プリンター掃除のステップを解説!外部・内部の違いとは
家庭で簡単に印刷できるプリンター。手軽に高画質で印刷できることが人気で、文書だけでなく写真や年賀状印刷にも大活躍の家電製品です。しかし、やはり精密機械。
メーカーごとに修理を出すにも手間や時間がかかります。今回はそんなプリンターの掃除方法をご紹介します。
目次
プリンター掃除のステップを解説!外部・内部の違いとは
1)プリンターのほこりに注意?掃除をほうっておくデメリットとは
プリンターはパソコンと同じく精密機械です。電気をつかうこと、モーターを使用していることなどから、もともとほこりを集めやすいのです。機械にとってほこりはトラブルの元です。
インクノズルの目詰まり・ローラーの回転不備・コンセント周りやモーター部のほこりは発火の原因になってしまうなど、ほこりを放っておくとよくないことばかりです。また、印刷用紙から出る細かな繊維も汚れのもとになります。
2)先ずは準備を!プリンターの掃除に準備したいグッズ3選
(1) ほこりとりブラシ
毛が細かく静電気でほこりを取り除くタイプのブラシがオススメです。家具用よりも家電やパソコン用のものだとなお良いですね。
(2) エアダスター
空気の力でほこりや汚れを吹き飛ばせるエアダスターは細かい部分や、手の届かない奥の部分のほこりも取れます。
(3)綿棒
スキマにたまったほこりや、固まったインクを掃除するのに便利です。
3)プリンターの掃除方法を解説!ステップとは?
内部の手入れはあくまで自己責任で行いましょう。また、構造は各プリンターメーカーによっても差があるので説明書は必ず確認してください。
(1)表面
1:必ず電源はオフに
電化製品の掃除は必ず電源をオフにしてから行ってください。誤作動による怪我や関電の恐れがあります。電源を切るだけでなく、コンセントプラグも抜きましょう。
2:ほこりをとろう
まず、ほこりとりブラシで表面のほこりを綺麗に取り除きます。カバーの継ぎ目やねじ穴も、綿棒を使ってキレイにしましょう。
(2)内部
1:ローラーをふこう
紙送りローラーの手入れをしやすいように、外側カバーが外せるようになっている製品があります。カバーを開け、ローラー部分を綿棒などを使って拭きましょう。
内部のほこりとりにはエアダスターが使えますが、吹き飛ばしたほこりがさらに奥に入らないよう、使用する向きには注意してください。
2:インクカートリッジを抜き差ししよう
印字トラブルがある場合、使用中のインクカートリッジをいったん抜き、1時間ほど置いてからまた取り付けてみましょう。インク詰まりが解消することがあります。
4)汚れ別に効率よく掃除するコツとは?
(1) 紙詰まり
紙が詰まる・重なって送られるなどのトラブルは内部ローラーの汚れが原因であることが多いです。ローラーの手入れがしやすい機種の場合、綿棒で拭いてみましょう。
内部を開けられない場合でも、通すだけでローラーをクリーニングしてくれるシートが市販されていますので試してみるといいですね。
(2)インク詰まり
プリンターのトラブルで多いのはインク詰まりではないでしょうか?印刷ムラやかすれはカートリッジから出たインクがノズルに詰まり、正常に供給されないことが原因で起こります。
1:ヘッドクリーニング
まずはヘッドクリーニングをしてみましょう。プリンターの機能に標準装備されています。インクを大量に消費し、機械の傷みにもつながりますのでやりすぎないように。(メーカーは2・3回を推奨しています。)
2:インクカートリッジの差し直し
内部で固まったインクが溶け、インク詰まりが解消することがあります。
3:ノズルの掃除
インクカートリッジの差し込み口であるノズルでインクが固まっている場合、ここを掃除することでインク詰まりが解消することがあります。
少しの水で湿らせた綿棒を使ってやさしくこすり、固まったインクをゆるめて取り除きます。お湯を使うとインクを緩ませやすくなります。
※あくまで応急処置になります。内部の分解や無理な手入れは機械の破損や症状の悪化につながることがありますので十分に注意して行ってください。
5)プリンターを綺麗に使う3つのコツとは?
トラブルを回避するために、普段からメンテナンスをしておきましょう。
(1) ほこりはマメに取り除こう
基本的なお手入れはほこり掃除です。電化製品は機器から出る静電気でほこりを寄せ集めやすくなっています。お部屋掃除の際にはほこりとりでさっひと拭きする習慣をつけましょう。
(2)カバーを使ってほこりから守ろう
使わないときはカバーで覆っておくのが一番効果的です。市販のカバーは静電気を防止してくれます。自宅で余っている布で覆うのでも間に合います。
(3)たまには電源を入れよう
使わずに放置している時間が長いほどインクの乾燥やつまりの原因になります。最低でも月に1回は印刷して、機械に電気と熱を通しておくようにしましょう。
今回のまとめ
1)プリンターのトラブルはあくまで応急処置
2)ほこりを取り除く・インク詰まりを解消する
3)ほこりを寄せ付けないことが一番のメンテナンス
4)月に1度はプリンターを運転させよう