重曹でエアコンを掃除をカンタンに!掃除の7ステップ

エアコンを付けている女性

エアコン掃除と聞くと、多くの方が面倒臭そうと感じるのではないでしょうか?しかし、エアコン掃除は、重曹を使う事でとても簡単に行えるのです。

そこで今回は、重曹でエアコンを掃除する手順や注意、また日々のメンテナンスのコツをご紹介します。






目次

重曹でエアコンを掃除をカンタンに!掃除の7ステップ


1)要注意!エアコンの掃除をほったらかしておくデメリットは?

(1)どんなデメリットがある?

エアコン掃除を怠っていると、内部に埃が溜まって空気の入り口が塞がれてしまう為、エアコンはより多く空気を取り込もうとします。すると消費電力が上がりますので、電気代が多くかかってしまうのです。

又、エアコンは部屋の暖かい空気を取り込み、熱交換機で冷やして排出しています。その際、エアコン内では暖かい空気が溜まり、結露を起こす事があります。すると「埃が付着しやすくなり、カビが発生する」リスクも高まります。

この様に、埃やカビがエアコン内部に生じると、噴き出す空気にも埃やカビが混ざってしまいますので、臭いの原因となるのです。これが、エアコン掃除を放っておくデメリットです。衛生面を考え、きちんと掃除を行いましょう。

(2)エアコンの掃除の目安の頻度とは?

エアコンの内部まで掃除する場合、春や秋の比較的エアコンを使わない時期に行うのがベストです。稼働効率の良い状態・カビの発生がない状態で夏を迎える為、春に掃除を行い、夏にフル稼働させて溜まった汚れを一気に掃除する為、秋にも掃除を行うと良いでしょう。

そして、フィルター掃除は2週間に1回を目安に、こまめに行いましょう。熱交換機や送風機は1年~3年を目安に掃除すると良いでしょう。

2)エアコンにも種類がある?2種類の違いと掃除の注意点

エアコンには非常にたくさんの種類があり、家庭用・店舗用・オフィス用・設備用・工事用等様々なものが存在します。今回ご紹介するのは家庭用エアコンですので、そちらについて種類を記載していきます。

(1)ルームエアコン壁掛け型

家庭用のエアコンで、壁掛けタイプのものをルームエアコン壁掛け型と言います。こちらは、多くの方が利用している最もポピュラーなエアコンです。

(2)ハウジングエアコン

そして、家庭用エアコンで壁掛け型以外のものをハウジングエアコンと言い、床置き型・天井埋め込み型(一方吹き)・天井埋め込み型(二方吹き)・壁埋め込み型・フリービルトイン型と枝分かれしていきます。

これらが、家庭用エアコンの種類です。今回は、最も多くのご家庭で使われているルームエアコン壁掛け型の掃除方法をご紹介します。そして、ハウジングエアコンの方は、高い場所での作業・複雑な作業等の理由により、クリーニング業者に依頼されている方が多いです。ご家庭に合った掃除方法を行いましょう。

3)重曹とは何?重曹の作り方を解説

(1)重曹とは?

重曹は、炭酸水素ナトリウムや重炭素ソーダとも呼ばれており、食塩水を原料に、電気分解や二酸化炭素を加えて作られた物質です。炭酸水素ナトリウムというのは、人間の血液や唾液の中にも含まれていますので、人体に悪影響を及ぼす事なく安心して使う事ができます。

(2)重曹水の作り方とは?

重曹水はとても簡単に作る事ができます。「水100mlに対し、重曹小さじ1杯を混ぜるだけ」です。出来上がった重曹水は、100円ショップでも購入できるスプレーボトルに入れ替えて掃除に使用すると便利です。ぜひ重曹水を作ってみて下さい。

(3)重曹を使用する上での注意点

重曹は食用・医療品用・農/工業用の3種類があります。しかし、この3種類はそれぞれ純度が異なってきますので、用途に合った重曹を使う必要があります。

掃除には工業用の重曹で構いませんが、キッチン周りや食器等を掃除する場合や小さなお子様がいるご家庭の場合は、重曹が口に入る恐れもありますので、食用のものを利用しましょう。又、重曹は弱アルカリ性ですので、お肌の弱い方は長時間の使用により肌荒れを起こす可能性があります。

重曹を使う際は、ゴム手袋等を着用しましょう。そして、重曹はアルミ製品や畳と相性が悪く、変色やシミを引き起こす恐れもあります。重曹は研磨効果が高いので、高価な素材には使用しない方が良いでしょう。

エアコンの掃除をしている男性

4)エアコンを重曹で掃除しよう!用意すると便利なグッズ6選

(1)重曹水

上記で記載した作り方をご参考に、重曹水を用意して下さい。そして、作った重曹水はスプレーボトルに入れておきましょう。

(2)掃除機

エアコンに付着した埃を取り除く際に必要です。

(3)養生シートやビニール袋

エアコンを掃除する際、埃が室内に舞う可能性が高いです。又、重曹水や水が液だれを起こす事もあります。よって、養生シートや大きめのビニール袋を使い、エアコン周りをガードしておきましょう。

(4)歯ブラシ

使い古して破棄する予定の歯ブラシを用意しましょう。エアコンのフィルターを掃除する際に使います。

(5)雑巾2枚

吹き出し口を掃除する際に使います。雑巾がない場合は、いらなくなったタオル等で代用しましょう。

(6)スポンジ

エアコンの外側を掃除する際に使います。なるべく柔らかいスポンジを用意しましょう。

5)要チェック!重曹でエアコンを掃除する7ステップとは

(1)ステップ1:養生する

エアコンを掃除する際は、埃や汚水で部屋を汚してしまう可能性があります。よって、養生シート・養生テープ・ビニール袋等を利用し、エアコン周りや床・壁をしっかりガードしておきましょう。

(2)ステップ2:エアコンのカバーを開けて掃除機をかける

まずは、エアコンのカバーを開けます。開け方に不安がある方は、取扱説明書で事前確認を行っておきましょう。そして、エアコン全体に掃除機をかけていき、大まかな埃を除去しましょう。

(3)ステップ3:フィルターを掃除する

フィルターを取り外し、重曹水をフィルターに吹きかけます。そして、歯ブラシで優しく慎重にフィルターの汚れを落としていきます。汚れが落ちたらシャワーで洗い流し、フィルターを乾かしましょう。

(4)ステップ4:エアコンの吹き出し口を掃除する

雑巾に重曹水を含ませ、エアコンの吹き出し口の汚れを取り除いでいきます。汚れが取れたら、水拭きを行いましょう。

(5)ステップ5:エアコンの外側を掃除する

重曹水をエアコンの外側に吹きかけ、柔らかいスポンジで擦ります。こちらも、汚れが落ちたら水拭きを行いましょう。

(6)ステップ6:エアコン内部の熱交換機(フィン)を掃除する

電気的な部分・機械的な部分を避け、熱交換機に重曹水をスプレーしていきます。すると、汚れた水がドレンホースから流れてきますので、この水が透明になるまでスプレーしましょう。

綺麗な重曹水がドレンホースから流れる様になったら、次に水をスプレーして重曹水を洗い流しましょう。この熱交換機の掃除は、素人が行うと故障の原因になる可能性が高いです。よって、この部分を掃除する際は、クリーニング業者に依頼する事をオススメします。

(7)ステップ7:フィルターを元に戻す

フィルターが乾いたら元の位置に戻し、エアコンのカバーを取り付けて、掃除は完了です。

6)理解しておこう!エアコンを効率よく掃除するコツとは?

エアコン掃除自体は、重曹で汚れを除去するだけなので、とても簡単です。よって、効率よく掃除を行うポイントは、事前準備にあると言えるでしょう。

掃除を始める前にしっかり養生しておく、取扱説明書を読みエアコンのカバーやフィルターの取り外し方を理解しておく、といった点が挙げられます。事前にしっかり準備・確認し、掃除に取り掛かりましょう。

7)注意・・エアコンの掃除で注意することとは?

(1)熱交換機の掃除に注意

先程も記載しましたが、熱交換機の電気的な部分に重曹や水をかけると故障の原因になってしまいます。又、埃・花粉・カビ等の汚れが内部に残ってしまう可能性もあります。この部分を掃除する際は、無理に自力で行わず、「クリーニング業者に依頼する」事をオススメします。

(2)フィルターに注意

フィルターは強い力で掃除すると、傷がつく・破れる等のトラブルが起きてしまいます。フィルター掃除の際は、なるべく力を入れ過ぎず、優しく慎重に行いましょう。

8)エアコンの毎日のメンテナンス方法とは?

エアコンのメンテナンスには送風が有効です。エアコンを使った後は、すぐに停止するのではなく、30分~1時間程を目安に送風運転をしておきましょう。

これにより、エアコン内部にこもった湿気を排出する事ができますので、埃・カビ等の汚れが付着しにくくなります。エアコン使用後は、タイマーを利用して送風運転を行う習慣を付けましょう。






まとめ

1)エアコンを掃除するなら、フィルターは2週間おき、熱交換機や送風機は1~3年おきを目安に行う

2)重曹水は、水100mlに対し重曹小さじ1杯を混ぜるだけで作れる

3)エアコンを掃除する際、フィルターは優しく洗う事・熱交換機は無理せずに業者に依頼する事を心掛ける

4)エアコン使用後は、30分~1時間の間送風運転を行い、埃やカビの付着を予防すると良い

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