【成田山に行ってはいけない人】言い伝え・ご利益・不思議体験

成田山新勝寺

成田山に行ってはいけない人がいる?本記事では成田山新勝寺にまつわる言い伝え、迷信、ご利益、不思議体験をまとめてご紹介します。また成田山が有名な理由、お不動様のご利益、護摩修行、護摩焚き、ご祈祷との違い、お寺参拝のマナーなどお伝えしていますので、最後までご一読ください!

この記事の結論
代表的な3つの言い伝えがありますが、きちんとしたマナーで参拝すれば大丈夫
カップル参拝の噂話もありますが、迷信に過ぎません
成田山は全国1,000万人の参拝者を超える寺院で、誰でも安心して参拝ができます
この内容を詳しく、記事で解説していきます!最後までお読みください!

目次

成田山とは?ご利益や総本山

成田山は何で有名なの?宗派や総本山新勝寺について

成田山は、千葉県成田市にある真言宗智山派の大本山・成田山新勝寺の総称です。正式名称は「大本山成田山新勝寺」。成田山新勝寺は、弘法大師空海が自ら敬刻開眼した不動明王を御本尊とし、千年以上もの間、御護摩の火を絶やすことなく、人々の心願成就を祈願しています。

開山1,080余年の歴史を持ち、年間1,000万人を超える参拝者が訪れる全国有数の寺院です。成田山が有名な代表的な理由はこちらです。

有名な理由
不動明王信仰の総本山

成田山は、不動明王信仰の総本山として知られ、全国各地から多くの参詣者が訪れます。成田山の御本尊である不動明王は、災難を除き、衆生を救済する仏様として信仰されています。

有名な理由
交通安全祈祷の寺

成田山新勝寺は、日本で初めて人と車の交通安全を祈念したお寺として有名です。終戦直後、ある信者が道中で車が故障しないように祈願を希望したことがきっかけで、交通安全祈願専用の祈祷殿が設けられました。成田山境内には、交通安全祈祷殿があり、毎年多くの人が交通安全を祈願して参詣しています。

有名な理由
江戸時代の出開帳

成田山は、江戸時代には数回にわたって出開帳が行われました。出開帳とは、本尊を御本堂から本尊殿に移し、特別に公開することです。江戸時代の出開帳は、多くの人々が訪れる一大イベントとなり、成田山の名を全国に知らしめました。

有名な理由
市川團十郎家との深いご縁

初代市川團十郎の存在も、有名な理由の1つです。初代團十郎は、江戸時代に活躍した歌舞伎役者で、荒事という演劇様式を確立したことで知られています。

初代團十郎は、子宝に恵まれず、成田山に祈願したところ、無事長男を授かったことから、成田山と深い縁を結びました。初代團十郎は、成田山の不動明王を演じ、また、成田山で断食修行を行うなど、成田山への信仰を深めました。

有名な理由
国内最大級の節分会

成田山の節分会は、毎年2月3日に行われ、国内最大級の節分会(せつぶんえ)として知られています。大本堂前で開催される「特別追儺豆まき式」では、年男をはじめ、多くの著名人が鬼役として参加します。豆まきには、毎年約100万人が訪れ、賑わいを見せています。

成田山の節分会は、大相撲力士や大河ドラマの俳優などを招待して盛大な豆まきを行っていることで有名。この節分会は、昭和43年(1968年)に成田山大本堂の落慶(完成)を記念して始まった行事です。

成田山の節分会では、「鬼は外」とは言わずに「福は内! 福は内!」と唱えます。これは、成田山に祀られている不動明王が邪悪な鬼をも改心させる強い力を持っているためです。日本を代表する節分行事として、多くの人々に親しまれています。

成田山は、宗教的な信仰の対象であると同時に、日本の歴史と文化を体現する観光スポットとしても人気があります。

成田山は何の神様?誰を祀っているの?何に効くのか(ご利益)

成田山の神様は、不動明王です。不動明王は、真言密教の守護本尊であり、五大明王のひとつ。火炎を身にまとった忿怒の形相をしており、煩悩を焼き尽くす力があるとされています。また、あらゆる願いを叶える力があるとも言われており、多くの人々の信仰を集めています。

不動明王は、密教の五大明王の中心を担う仏様です。そのご利益は、大きく分けて以下の2つに分けられます。

不動明王のご利益1:煩悩を断ち切って悟りを開く

不動明王は、右手に倶利伽羅剣、左手に羂索を持ち、憤怒の形相をしています。これは、煩悩を断ち切って悟りを開くための力を表しています。不動明王に祈願することで、煩悩を断ち切り、苦しみから解放されて、悟りへと至ることができるとされています。

不動明王のご利益2:現世利益を授かる

現世利益(げんせりやく)とは、仏教用語で、仏を信仰した結果、この世で仏の恵みを受け、望みがかなうこと。「現世」は現在の世、この世のことであり、「利益」は、仏の恵みのことを指します。

不動明王は「除災招福・病気平癒・疫病退散・身体健全・家内安全・国家安泰」など、現世利益のご利益があるとされています。不動明王に祈願することで、災難から身を守り、病気や疫病から回復し、健やかに暮らし、家族や国家が安泰となることができるとされています。

お不動様は、怒りの形相のもとに、あらゆる人を導いて、一切の不安や災いを祓う力をもつといわれる、とても慈悲深い仏様なのです。

成田山は何ヶ所ある?全国どこにある?

全国には、大本山成田山新勝寺から分かれた71カ寺の別院・分院・末寺・末教会・成田山教会があります。これらの寺院は、それぞれが成田山の教えを広め、その地域によって寺院の歴史や特徴も異なります。

例えば、愛知県名古屋市にある成田山大聖寺は、1614年に開山された、成田山新勝寺の最初の別院です。また、北海道札幌市にある成田山札幌別院は、1920年に開山された、北海道で最大の成田山の別院です。いずれも不動明王を本尊として、信仰の拠り所となっています。

ライフハック+編集長

不動明王は、ひねくれ者を導く「厳しい父親」のような明王であり、日本各地で「お不動さん」「お不動さま」として親しまれています。

成田山に行ってはいけない人がいる?3つの特徴や言い伝え

成田山には、恋人同士や夫婦で参拝してはいけない、神田明神と成田山のはしごはダメ、などの噂があります。これらの噂の根拠は明確ではありませんが、以下のような理由から、成田山に行ってはいけない人がいると言われています。

特徴1:神田明神を参拝した人

成田山新勝寺と神田明神は、平将門という人物をめぐって因縁があります。平将門は、平安時代中期に関東地方で反乱を起こした人物。将門は、朝廷に反旗を翻した逆賊として、俵藤太(後の藤原秀郷)率いる追討軍によって討伐されました。

将門の討伐にあたり、朝廷は僧侶の寛朝に、不動明王を本尊とする寺院を建立するよう命じました。寛朝は、将門の首塚のある大手町に不動明王を祀り、成田山新勝寺を開山しました。

一方、神田明神は、将門を祀る神社です。将門の首塚は、神田明神の境内にあります。このような因縁から、成田山新勝寺と神田明神は、互いに行き来することがタブーとされてきました。特に、成田山新勝寺を参拝した人は、神田明神を参拝してはいけないという噂が広がったのです。

特徴2:神田明神の氏子

神田明神の氏子は、成田山新勝寺に参詣してはいけないという言い伝えがあります。その理由は、神田明神の御祭神の三之宮に平将門が祀られているためです。

将門の首は、東京・大手町の首塚に埋葬されています。成田山新勝寺は、将門を供養するために建立された寺院です。将門は、日本三大怨霊の一つに数えられており、成田山ではその怨霊を鎮めるため、不動明王を本尊として祀っています。

神田明神の氏子は、将門の討死に直接関わった俵藤太の子孫であると考えられています。そのため、将門を祀る成田山に参詣すると、将門の怨霊に祟られるのではないかと恐れられてきました。現在では、この言い伝えは迷信であると考える人も少なくありませんが、信じている方もいるのも事実です。

特徴3:平将門の子孫(家来の子孫)

平将門の子孫(家来の子孫)は、成田山を参詣してはいけないというタブーがあります。この理由も上記の理由から考えられているものです。

なお、平将門の子孫(家来の子孫)は、成田山を参詣する代わりに、平将門を供養する首塚がある東京大手町にある「将門塚」を参詣するのが一般的です。首塚は、平将門の首が埋葬されているとされる場所で、将門の祟りを鎮めるために参詣する人がいます。

その他、避けた方が良い人としては
・平将門を恨んでいる人
・不浄な気持ちで参拝する人
・成田山の神仏を信じないなどは避けるべきでしょう。

ライフハック+編集長

成田山と神田明神を同じ日に参拝すると祟りを受けるという話は、民間伝承に基づくものです。神田明神側が出版した本では、そのようなことはないと明確に否定されています。

成田山はカップルで行ってはいけないは迷信?ジンクスは?

成田山には、カップルが行くと縁が切れるという迷信があります。この迷信は、成田山が不動明王を本尊としているため、不動明王の怒りを買うという考えから生まれたものです。不動明王は、仏教の守護神である一方で、激しい怒りの表情をしており、恋愛関係を妨げるとも。

もちろん、これは迷信であり、実際には成田山に行っても縁が切れることはありません。逆に不動明王は、強力なパワーを持つ神様として知られています。そのパワーは、恋愛成就にも効果があるとされ、多くのカップルが成田山を訪れて縁結びを祈願しているものです。きちんとしたマナーでお参りをすれば、カップルやご縁結びとして問題なく参拝が行えます。

お寺に行かない方が良いサイン(歓迎されていない)もある?

一部ではスピリチュアル的な観点で、お寺から歓迎されていないサインもあると考える人もいます。

お寺から歓迎されていないとされるサイン
・当日、急に体調不良になった
・当日、急に天候が変わった
・なかなか、お寺に辿り着けない
・参拝する目的が不明確、不明瞭
・お寺に行く予定がスムーズに決まらない
・心が乱れている(突然のイライラ・不安・焦りなど)
・当日、急に気持ちの変化(行きたくない)があったなど

ただし、これらのサインはあくまでも「お寺に行かない方が良い」という一説であり、必ずしもその限りではありません。あくまでも、参拝の際には、自分の体調や気持ち、天候などを考慮して、参拝の判断をするのが良いでしょう。

お寺に行かない方が良いというサインを感じた場合でも、参拝を完全に控えるのではなく、参拝の前に手を合わせて、仏様やご本尊様にご挨拶をする程度であれば、問題ないと考えられいます。

成田山の参拝前に知っておきたいこと

成田山何時まで空いている?混む時期や参拝時間は?

成田山新勝寺の境内は24時間開放されており、いつでも参拝することができます。また、成田山公園も24時間開放されています。ただし、祈祷や御朱印などの受付は8時~16時まで。

成田山が混む時期は「初詣・正月(1月1日〜3日)」「節分時期」「梅まつり」「春休み・ゴールデンウィーク」「紅葉シーズン」「新勝寺の縁日(毎月1日・15日)」。逆に言えば、成田山の目玉イベントがこの混む時期に該当します。人混みがある程度いても、その雰囲気を味わいたい場合は、この期間の参拝をオススメします。

成田山公園は四季折々に表情を変えますが、特に見応えのある時期は、春の梅まつりと秋の紅葉まつりの期間です。梅まつりは毎年2月中旬から3月上旬の数週間で、数百本の紅白の梅が咲き誇ります。期間中の土日には演奏会などのイベントが開催されます。

紅葉の見頃は11月中旬から12月上旬で、色鮮やかに染まったモミジやイチョウ、クヌギなど約250本を観賞できます。特に、園内の成田山書道美術館周辺や竜智の池付近は紅葉の撮影スポットとして人気です。

成田山の護摩修行(護摩焚き)とは何?護摩焚きの効果とは?

成田山の護摩焚きは、真言密教の秘法で、煩悩を表す薪を不動明王を象徴する炎で焼き尽くして、災厄を消除し開運を祈願するものです。

成田山の護摩修行では、護摩壇と呼ばれる大きな炉に、お札や護摩木、供物などを投入して、火を焚きます。護摩焚きと呼ばれるこの儀式は、仏の智慧の火をもって煩悩(苦の根元)を焼きつくすことを意味します。

成田山の護摩修行は、毎朝5時30分(10月~3月は6時)から1日5回行われます。護摩焚きには、誰でも参加することができます。

護摩修行参加の主な目的(お不動さまからのご利益・効果)
・開運
・厄除け
・心願成就
・煩悩焼き払い

成田山での御護摩料
・御護摩料:5,000円・1万円・2万円
・特別大護摩料:3万円・5万円・10万円以上

成田山は、厄除けの寺としても有名です。護摩修行に参加することで、厄を払い、心身の健康と幸福を祈願することができます。また、護摩修行は、心願成就にも効果があるとされています。

さらに、護摩修行は、煩悩を焼き払い、悟りを開くための修行としても行われています。成田山の護摩修行は、誰でも参加できる身近な修行であり、さまざまな目的で行うことができます。

なお、成田山の護摩修行は、毎年5月と9月、12月には、柴灯大護摩供と呼ばれる特別な護摩修行が行われます。柴灯大護摩供では、護摩壇に大量の柴を投入して、大規模な火を焚きます。この火渡りと呼ばれる儀式は、厄除けや開運の力があるとされています。

護摩木とは?護摩木を炊くのはなぜ?

成田山の護摩木とは、成田山新勝寺で御護摩祈祷の際に使用する、特別な薪のことです。護摩木は、主に楠や杉などの木材で作られており、長さは約30cm、太さは約5cmです。護摩木にお願いごとを書いて、御護摩壇の炉に投げ入れることで、その願いが清浄なものとしてお不動さまに届けられるとされています。

煩悩を焼き尽くす

護摩木は、私たちの心の迷いや苦しみの原因である煩悩を焼き尽くす象徴とされています。護摩木を炊くことで、私たちは煩悩から解放され、清らかな心で願い事を成就することができるとされています。

願い事を成就させる

護摩木を炊くことで、お不動さまの加護を受けて、願い事を成就させることができるとされています。お不動さまは、智慧と慈悲の象徴であり、護摩木を炊くことで、その加護を得られるようになるとされています。

護摩木は成田山の授与所やインターネットで購入することができます。成田山にお参りする際には、ぜひ護摩木を焚いて、願い事を成就させましょう。

成田山のお祓いや祈祷料金はいくら?

成田山ではお車の交通安全祈祷が特に有名ですは、目的別に厄除けお祓いを受けることができます。

成田山のお祓い料金
・厄除けお祓い:7,000円(普通祈祷)、12,000円(特別祈祷)
・お車の交通安全祈祷:5,000円・1万円
・健康長寿・病気平癒祈願:1万円
・赤ちゃんのお初まいり祝祷:1万円・2万円・3万円
・七五三祝祷:5,000円・1万円・2万円・3万円
・御宝前結婚式:30万円
※ご祈祷の内容や時期よって変わる場合があります。公式HPを参照してください。

お祓い・祈祷の申込みは、成田山新勝寺の公式サイトから行うことができます。また、成田山の境内にある釈迦堂や醫王殿でも申込みを受け付けています。

護摩札(厄払いのお札)はどこに置くべき?

護摩札は、神棚があれば神棚に置くのが一般的です。神棚とは、神様をお祀りする神聖で清らかな場所のことであり、護摩札には神様の分霊が宿っていると考えられています。

そのため、神棚に置くことで、神様の加護を受けることができるとされています。神棚がない場合は、家の中の目線より高い場所に置きましょう。

護摩札は、厄払いなどの祈祷を受けていただくものです。そのため、大切に扱い、丁寧に祀るようにしましょう。護摩札を置く場所に迷った場合は、神社や寺院の方に相談してみるのもよいでしょう。

成田山はなぜ「鰻」が有名?

成田は古くから川魚の豊富な地域

成田は、利根川や印旛沼などの水資源が豊かな地域であり、古くから川魚が食べられてきました。うなぎもその一つで、印旛沼で獲れたうなぎは「印旛沼うなぎ」として、その美味しさが知られていました。

参拝客を持てなすのに「うなぎ料理」が流行した(江戸時代)

江戸時代になると、成田山への参拝が盛んになり、参拝客が激増しました。参拝客は、長旅の疲れを癒すために、うなぎ料理を好んで食べるようになったと言われています。

また、うなぎは栄養価が高く、夏バテ防止に効果的であることから、土用の丑の日にはうなぎを食べる習慣が生まれました。成田山は、土用の丑の日には多くの参拝客が訪れることから、うなぎ料理店も軒を連ね、成田の名物となっています。

ライフハック+編集長

現在、成田山表参道には約60軒のうなぎ料理店があり、毎年夏には「成田うなぎ祭り(46日間)」が開催されています。成田のうなぎは、江戸時代から続く伝統の味を守り続けています。

成田山とスピリチュアルとの関係とは?

成田山がスピリチュアルスポットと言われる理由

関東三大本山の一つであり、年間参拝者数は1,000万人を超える、日本でも有数の霊場である成田山。スピリチュアルと深い関係のある代表的な理由を紹介します。

理由
不動明王の霊力

成田山のご本尊である不動明王は、真言密教の守護神として知られ、災難除け、厄除け、開運成就のご利益があるとされています。

不動明王は、怒り顔で剣や斧を振りかざす姿が特徴的ですが、その怒りはあくまでも悪を滅ぼすための慈悲の心から生まれたもの。成田山では、御不動様のご加護を授かるために、毎日御護摩祈祷が行われ続けているのです。

理由
自然のパワー

成田山の境内には、雄飛の滝や平和大塔など、自然のパワースポットも多くあります。雄飛の滝は、高さ約20メートルの滝で、その水音には、心身を浄化する効果があるとされています。平和大塔は、真言密教の教えを象徴する塔で、その形は、宇宙のエネルギーを象徴しているとされています。

理由
参拝者のパワー

成田山は、年間を通して多くの参拝者が訪れる霊場です。その参拝者の祈りや想いが、成田山の霊力を高めていると考えられています。

またこのスピリチュアルスポットのご利益を十分に授かるためには「御護摩祈祷への参加」「護摩札を持ち帰る」「お守りを持ち帰る」「平和大塔をお参りする」「周辺の自然スポットにも合わせて訪れる」など、効果的であるとされています。


成田山は、スピリチュアルな体験を求める人にとって、魅力的なスポットです。成田山に訪れることで、新たな気づきやパワーを得ることができるかもしれません。

成田山新勝寺の不思議体験は?

成田山新勝寺で、不思議な体験をしたという人が多くいます。

成田山新勝寺での不思議体験
・新勝寺で写真を撮ると龍神様が現れる
・成田山参拝をきっかけに、人生が好転した
・難病が奇跡的に治ったとい女性の実体験談
・手を合わせているときにお不動さまの声がした
・厄除けや病気平癒のご利益で、病気が回復した
・長年付き合っていた彼から、参拝後にプロポーズされた
・本堂で祈願していると、心が洗われるような気持ちになった

もちろん、これらの体験はあくまでも個人的なものです。しかし、成田山新勝寺には、多くの人々の願いが叶ったという歴史があります。そのため、不思議体験をした人も少なくないようです。成田山新勝寺を訪れる際は、ぜひ心を開いて、ご本尊の不動明王さまに願いを込めてみましょう。

成田山新勝寺と霊感

成田山新勝寺には、霊感を得られる場所スポットがあると言われています。

本堂

本堂の中央には、不動明王の御本尊が安置されています。不動明王は、智慧と慈悲を兼ね備えた仏様であり、霊感を得たいときには、本堂で不動明王に祈願するのがおすすめです。

宝物館

宝物館には、空海が使用した法具や、霊験あらたかな仏像などが展示されています。

光明堂

光明堂には、大日如来、不動明王、愛染明王が安置されています。大日如来は、宇宙の真理を体現する仏様であり、霊感を得たいときには、光明堂で大日如来に祈願するのもよいでしょう。

御滝不動尊

御滝不動尊は、成田山から徒歩約10分の場所にある滝です。滝の水は、霊的なパワーが宿っているといわれています。滝の近くにある御堂で、御滝不動尊に祈願すると、不思議なパワーを得られるかもしれません。

成田山に行ってはいけない人に関連する質問まとめ(Q&A)

お祓いに行くときの服装は?

厳格な決まりはありませんが、一般的に男性はスーツ、女性はスーツやワンピースが適しています。男性の場合、シックな色味のスーツやネクタイが最適です。スーツがない場合は、ビジネスカジュアルを意識してください。

女性の場合は、落ち着いた雰囲気を意識したコーディネートが大切です。シックなスーツやワンピースを持ち合わせていない場合は、清楚なお出かけ着で大丈夫です。「派手な色や奇抜なデザインの服装」「動物・アニマル柄」「露出度が高い短パンなどの服装」「デニム製品のジャケットやパンツ」「ラフな印象を与える服装」「素足やサンダル」は避けましょう。

また、お祓いを受ける際は、頭を下げることが多いため、髪が乱れないような服装を心がけましょう。

護摩とご祈祷(ご祈願)の違いは何ですか?

護摩とご祈祷は、どちらも神仏に対して祈りを捧げる儀式ですが、その意味や内容には違いがあります。

護摩

密教の代表的な儀式であり、ご本尊の前において僧侶が様々な供物を焚き上げ厄や災いを払い、ご本尊の加護を願います。護摩の火は、煩悩や穢れを焼き尽くす象徴であり、護摩祈願を行うことで、心身を清め、願いが成就するとされています。

ご祈祷

神仏に対して、自分の願望や願い事が叶うように祈りを捧げる儀式です。神道では「祈祷」、仏教では「祈願」とも呼ばれます。ご祈祷には、合格祈願、安産祈願、商売繁盛祈願、厄除け祈願など、様々な種類があります。

護摩とご祈祷は、どちらも神仏への祈りであり、その効果は信じる人の心次第と言えるでしょう。

不動明王(お不動さま)のお守りはどんな効果がある?

不動明王は、仏教における密教の神仏の一人です。怒りの形相をしていますが、それは煩悩を断ち切り、悟りを開くためのもの。不動明王のお守りは、その強力なパワーによって、持ち主を邪悪なものから守り、困難を乗り越え、幸福を導くとされています。

不動明王のお守りは、さまざまな形や大きさのものがあります。また、不動明王の姿が彫られたものや、不動明王の真言が書かれたものなど、さまざまな種類があります。お守りを選ぶ際には、自分の願いや好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

お守りを効果的に持つためのポイント
・心を清めて「常に」お守りを身につける
・交通安全のお守りは、車の中に置いておく
・病気平癒のお守りは、本人の枕元に置いておく
・仏様(神様)の分身として丁寧に扱うこと
・毎日お守りに手を合わせ、感謝の気持ちを込める
・困難に直面したときは、お守りに手を合わせ、不動明王に助けを求める
・心臓に近い位置に身につけると効果的(首から下げる・胸ポケットに入れるなど)

お守りは、神様や仏様のご加護を授かるものです。正しい持ち方や扱い方を心がけることで、ご利益を最大限に発揮することができるでしょう。

成田山には縁切り神社はある?牛久縁切り稲荷とは?

千葉県の成田山新勝寺は「縁切り神社」ではありません。成田山新勝寺は「新たに勝つ」と書くことから、その人の身に降りかかる厄災を避ける、障害除けのご利益があるといわれています。

一方、茨城県牛久市にある「牛久成田山 真浄寺」は、境内にある「牛久縁切り稲荷」が縁切り神社として有名です。牛久縁切り稲荷は、悪縁を断つといわれるダキニ天を祀っています。縁切りの願いを書いた赤い紙を藁人形に貼り付け、稲荷神社に奉納することで、悪縁を断ち、良い縁を結ぶことができるとされています。

このように、成田山と縁切り神社は、同じ成田という地にありながら、その性質は異なります。牛久成田山真浄寺は、境内にある牛久縁切り稲荷が縁切り神社として有名であり、縁切りを願う人々が全国から訪れています。

成田山には恋愛成就の神社はある?愛染明王とは?

成田山新勝寺には、恋愛成就のご利益があるといわれる「愛染明王」が祀られています。愛染明王は、男女の縁を結び、恋愛を成就させてくれる仏様として信仰されています。

成田山新勝寺の光明堂には、愛染明王の他にも、大日如来、不動明王が祀られています。大日如来は宇宙の根本仏、不動明王は悪魔を退治する仏様です。愛染明王は、この二人の仏様の加護を受けて、恋愛成就のご利益を授かると言われています。

成田山新勝寺の境内には、恋愛成就の祈願をするための絵馬や、恋愛成就のご利益があるといわれる「良縁石」があることから、恋愛成就のご利益があるといわれるパワースポットです。恋愛成就を願う方は、ぜひ一度参拝してみましょう。

カップルで行ってはいけないお寺とは?

全国には「カップルで行くとよくない」とされるお寺としては、「縁切り寺」と言われる場所です。縁切り寺とは、江戸時代において、夫との離縁を達成するために妻が駆け込んだ寺のことです。

寺は夫に内済離縁を薦め、調停がうまく行かない場合は妻は寺入りとなり足掛け3年経つと寺法にて離婚が成立しました。江戸幕府公認の縁切寺には鎌倉の「東慶寺」群馬の「満徳寺」が有名です。駆込寺・駆け込み寺・駆入寺・駈入寺とも呼ばれます。

カップルで縁切り寺に行くと、お互いの縁を切ってしまう可能性があるため、避けたほうがよいでしょう。

記事のまとめ:成田山に行ってはいけない人について

ここまで成田山に行ってはいけないと言われる人、その言い伝えやジンクスをお伝えしてきました。結論としては迷信に過ぎず、きちんとしたマナーや気持ちでお参りすれば、誰でも参拝が可能な寺院なのです。

これらの理由はあくまでも民間伝承であり、必ずしも信じなければならないものではありません。しかし、成田山を訪れる際には、このようなことに配慮しておくことは大切でしょう!

この記事の参考文献

成田山
成田市観光協会

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