ぐちゃぐちゃ落書きに!ボールペンの落書きを消す方法5選
小さい子供がいるとちょっと目を離したすきに壁に落書きをされることがあります。大人でもDIYの作業中に間違ってボールペンのインクが付くことも。
壁紙の張り替えは大変ですし、ボールペンの落書きは出来るだけ落としたいです。簡単な方法を解説します。
目次
ぐちゃぐちゃ落書きに!ボールペンの落書きを消す方法5選
1) そもそもボールペンの成分って?
(1) 油性インク
溶剤・染料・樹脂からなるインク。耐久性・耐水性に優れています。耐久性に優れている反面、汚れとしてから時間が経ってしまうと落としにくい汚れになってしまいます。
(2) 水性インク
溶剤に水を使っているインクで、伸びがよく発色にも優れています。様々な色の表現に向いている一方で、水に濡れた時に滲みやすいです。
(3) ゲルインク
水性インクの欠点を改良し、油性インクとのいいところ取りを目指しているインク。なめらかな書き心地があり滲みにくいことが特徴。ベースは水性インクです。
2)ボールペンの落書きを落とすのに必要なグッズ6選
ボールペンインクの種類に応じて使い分けていきましょう。
(1) 弱アルカリ性洗剤
台所用の洗剤。オレンジやレモンなどの柑橘系の成分が含まれているとなお効果的です。
(2) 除光液
(3) 消毒用エタノール
(4) クレンジング用コールドクリーム
女性だと化粧用の物を使ってもインクを消すことが出来ます。メイク落とし用のオイルでも代用できます。
(5) 塩素系漂白剤
衣類用・台所用どちらでも大丈夫です。
(6)ボールペン用インク消し
専用のインク消しが市販されています。インターネットでも購入できます。
3)壁についたボールペンの落書きの消し方5STEP
(1) STEP1:インクの成分を確認しよう
ボールペンの落書きを消すためには、インクの成分を知ることがまず大事です。
・ペットボトルに書いてみて、ふき取れれば水性
・壁の落書きを少しの水で濡らし、滲めば水性
というように、まずインクの正体を確かめてみましょう。
(2) STEP2:【水性インク】弱アルカリ性洗剤で掃除しよう
水性インクの場合は水で濡らしての掃除が可能です。弱アルカリ性洗剤や固形石鹸を水で溶き、ふきんや綿棒に浸して上から叩くようにして落としていきましょう。
(3) STEP3:【油性インク】アルコール製品で掃除しよう
油性インクの場合は、アルコール性の薬剤を使って油を浮かせて取り除きましょう。綿棒や布にエタノールを染み込ませて、叩いていきます。コールドクリームは直接塗り、油を浮かせるようになじませましょう。
(4) STEP4:【油性インク】漂白剤で色を消そう
壁紙が白い場合に限りますが、油が浮かない場合は漂白剤で白くすることも可能です。換気をじゅうぶんにし、漂白剤をボールペンのインクで汚れた部分に置いていきます。薬剤が強いので壁紙を傷めないよう注意してください。目立たない部分でテストをしてからの掃除をオススメします。
(5)STEP5:頑固な汚れは専用洗剤で消そう
時間が経ったり、インクと壁紙との相性によってはボールペンのインクが落ちない場合もあります。油性ボールペン専用のインク消しが市販されているので試してみましょう。2種類の薬剤を順に塗り、インク汚れを薄めて消してくれます。
4)付着する素材別に解説!落とし方の違いとは?
(1)プラスチック製品
安価で万能なプラスチック製品は生活には欠かせません。だからこそ落書きの被害にも遭いやすいです。表面がツルツルしているものだと、消しゴムで簡単に落とせます。艶消しや滑り止め加工などで表面がザラザラしている場合はエタノールでふき取りましょう。
(2)衣類
Yシャツの胸ポケットなどにボールペンのインクが付いてしまう方は多いですね。衣類に付いたボールペンのインク汚れは、除光液や消毒用エタノールで落としましょう。
薬剤を付けた後は綿棒やハブラシで叩いて落とします。洗濯機で洗って乾燥させてしまうと落ちにくくなってしまうので、汚れが付いたらすぐに落とすようにしましょう。
(3)革製品
エタノールで掃除しましょう。毛羽立ちや傷みを防ぐためにも強く力を入れないように気を付けてください。色落ち防止のためにも目立たない部分で事前のテストをオススメします。
5)ボールペンを落とす場合の3つの注意点とは
(1)油性インクは耐久性に優れている
メーカーの企業努力により、ボールペンのインクは改良が進んでいます。Uniなど、耐久性を重視しているため、汚れになった場合は落ちにくくなると前置きしている企業もあります。出来るだけ落書きなどに使われないよう、普段の管理の工夫が必要です。
(2)消せるボールペンもある
フリクションに代表される消せるインクのボールペンがあります。摩擦などで熱を加えることで色素を消すことが出来ます。小さい子供がいる家庭などでは万が一の時に対処しやすいよう、製品選びの工夫も有効です。
(3)壁紙を傷めないように注意しよう
壁紙の素材によっては水拭きが出来ないものがあります。水でぬれてしまうので洗剤は使えません。どうしてもの場合はエタノールなどの揮発性の高いものを使うことになりますが、掃除が原因で壁紙の傷みにつながります。
また、色のついているものやプリントがある壁紙の場合、アルコール製剤の使用で色ムラやはがれの原因にもなります。目立たない場所での事前テストを強くオススメします。
6)専門家に依頼できる?
(1) どこに依頼をすれば良い?
壁紙に落書きされた場合は内装の専門業者に依頼し、消すよりも張り替え工事になることが多いでしょう。
(2) 相場・期間とは
面積によりますが3万円前後が相場。とはいえ、壁紙の素材、張り替えた部分のつなぎ目との兼ね合い次第では広範囲の張り替えが必要になるなど、高額になる場合もあります。
(3) 依頼する際の注意点とは
落書きを消すのか壁紙を新しくするのか、家族の希望と予算をしっかりと伝えて打ち合わせをするようにしましょう。見積もりに不安がある場合、やり取りに違和感を覚える場合はきっぱりと他の業者を当たってみるなど、納得のいく交渉をするように気をつけましょう。
まとめ
1)ボールペンの落書きは家庭にあるもので落とせる
2)インクの種類に合わせて効果的な落とし方をしよう
3)油性インクにはアルコールを
4)壁や生地を傷めないように注意しよう
5)落書きを防ぐためには落としやすいインクのものを選ぼう