セーターのシミを落とす方法って?シミ抜きの3STEPを紹介
冬になると、温かいセーターを着る機会が増えます。しかし、ソースを溢した・血が付いてしまった等で汚してしまう事もあります。
そこで今回は、セーターのシミ抜きの方法をご紹介していきます。シミが付いてしまったら早めに対処し、いつも綺麗なセーターでお出かけを楽しみましょう。
目次
セーターのシミを落とす方法って?シミ抜きの3STEPを紹介
1)そもそもセーターの生地とは?
一言でセーターの生地と言っても様々な種類があります。まず天然繊維の中でセーターの生地に使われるのが、ウール・カシミヤ・アルパカ・アンゴラ・モヘア・キャメル等が挙げられます。
これらを一括りで、毛と言います。そして、化学繊維の中でセーターの生地に使われるのがアクリルです。毛には、弾力性・保湿性・吸水性等に優れ、シワになりにくいという特徴があります。
しかし、デメリットとして縮みやすい・変色しやすい・毛玉ができやすい等が挙げられます。そしてアクリルには、保湿性に優れている・軽い等のメリットがある反面、汚れやすい・熱に弱い・毛玉ができやすい等のデメリットがあります。セーターを洗濯する際は、生地をしっかり把握しておきましょう。
2)シミは何でできたもの?シミの3種類と洗濯の違い
(1)水溶性のシミ
水溶性のシミとは、コーヒー・ジュース・醤油等の事を言います。これらがセーターに付いてしまった場合は、汚れを広げない様にティシュやハンカチで吸い取りましょう。
その後、シミ抜きを行って洗濯をするのがベストです。
(2)油性や混合汚れのシミ
チョコレートや口紅等の汚れは油性、カレーやマヨネーズ等の汚れは混合汚れと言います。
油分が含まれているものがセーターに付着した場合は、水を付けずにティッシュやハンカチで汚れを除去しましょう。その後、しみ抜きを行って下さい。
3)セーターのシミ抜きに必要なグッズ3選
(1)綺麗なタオル
洗濯してあるタオルや新しいタオルを用意して下さい。セーターに付いた汚れをタオルに移す為に必要です。よって、綺麗なタオルだけど汚れても良いものを選んで下さい。
(2)洗剤
エマール等のオシャレ着用中性洗剤を用意して下さい。ドラッグストアで購入できますので、あなたのお好きなオシャレ着用中性洗剤を選びましょう。
(3)歯ブラシ
歯ブラシは新しい物でなくても構いません。使い捨てできる様な古い歯ブラシを用意しましょう。セーターのシミをタオルに移す際に必要です。
4)シミ抜きの手順を解説!3ステップとは?
*水溶性の汚れの場合*
(1)ステップ1:汚れに洗剤を付ける
オシャレ着用の中性洗剤を汚れに付けます。
(2)ステップ2:セーターを置く
タオルを下に敷き、その上に汚れた面とタオルが向き合う様にセーターを置きます。
(3)ステップ3:洗剤でシミを抜く
セーターの裏側から歯ブラシでトントン叩いてタオルに汚れを移し、普段通り洗濯します。歯ブラシで叩く際は、タオルをずらしながら行って下さい。
*油性・混合汚れの場合*
(1)ステップ1:セーターを置く
タオルを下に敷き、その上に汚れた面とタオルが向き合う様にセーターを置きます。
(2)ステップ2:洗剤でシミを抜く
歯ブラシに中性洗剤を付け、トントン叩きます。この際は、タオルをずらしながら叩いて下さい。
(3)ステップ3:洗濯する
叩いてシミ抜きを行ったら、普段通り洗濯を行いましょう。
5)ここに注意!シミ抜きをする上での2つの注意点とは?
(1)シミ抜きは優しく行う
シミ抜きを行う際は、早くシミを落としたい・完全に落としたいという思いから、力を入れて擦ってしまいがちです。
すると、シミを広げてしまったり、生地を傷めてしまう可能性があります。シミ抜きを行う際は、できるだけ優しく行いましょう。
(2)シミ抜き後は丸洗いする
シミ抜きが終わると、ついついホッとしてしまい、洗濯を後回しにしてしまいがちです。しかし、シミ抜きを行った後の洗剤を放置していると、その洗剤自体がシミになってしまいます。
又、アイロンやドライヤーで乾かすのも、シミを悪化させるので避けましょう。シミ抜きを行った際は、必ずセーターの丸洗いを行って下さい。
6)知っておこう!セーターにシミがついた場合にできる処置方法
シミが付いた時に最も有効なのが、コンビニでも販売されている携帯シミ抜きです。これがあれば外出先でもシミ抜きできますので、とても便利です。
しかし、上記でも記載しましたがシミ抜きを行った際は、なるべく早めに丸洗いする必要があります。その日の内に洗濯できない旅行先等では、ティッシュやハンカチで拭き取り、シミ抜きはクリーニング店に任せると良いでしょう。
7)セーターを綺麗に使う4つのポイントとは?
(1)1日着たら数日は休ませる
セーターに付きものの毛玉は、摩擦によりできてしまいます。セーターを長く着たいなら、摩擦を少しでも抑える為に、連続で着用するのは避けましょう。
(2)ブラシをかける
洋服ブラシは、服に付いた汚れを除去し、毛玉をできにくくする効果があります。着用後は編地の目に沿って、優しくブラッシングしましょう。
しかし、力を入れて擦るのではなく、ホコリを払う様に優しくブラシをかけて下さい。
(3)脱いだセーターはしばらく収納しない
脱いだセーターは、硬く絞ったタオルで襟元や脇の部分をたたき拭きすると汚れが落ちます。その後、体温や湿気を除去する為に、ハンガーで吊るしましょう。そして、きちんとたたんで収納して下さい。
(4)毛玉は除去する
毛玉が目立ち始めたら、繊維の絡まっている部分から毛玉を切り離しましょう。その際は、セーターを切らない様にする為に、小さなはさみを使いましょう。
ガムテープ等で毛玉を優しく引っ張り、切る部分を見やすくすると毛玉が除去しやすいです。
8)落ちない場合はクリーニングに!相場や注意点とは?
(1)相場・期間とは
値段の相場は、500円~1,000円の間でしょう。しかし、セーターの生地の上質さによって金額は変わってきますので、事前に調べておくと安心です。
又、クリーニング店によっても金額に変動がある事を覚えておいて下さい。そして、クリーニングにかかる期間ですが、即日~5日が一般的です。即日の場合は、当日の〇時までに来店した場合のみ等の条件がありますので、こちらも事前に確認しておきましょう。
(2)クリーニングでの注意点とは
クリーニング店を選ぶ注意点として大切なのが、腕の善し悪しです。
普段着として割り切っているのなら、どんなクリーニング店でも構わないかもしれませんが、ブランド物のセーターや大切なセーターなら、腕の良いクリーニング店を選ぶ必要があります。近所での評判や口コミを見て、優秀なクリーニング店かどうかを見極めましょう。
今回のまとめ
1)シミ汚れには、水溶性の汚れ・油性の汚れ・混合性の汚れ等が挙げられる。
2)シミ抜きには、新しいタオル・中性洗剤・古い歯ブラシを用意する。
3)シミ抜きは、タオルと汚れた面を向い合せて置き、中性洗剤を付けて歯ブラシで叩きながらシミを抜いていく。
4)シミ抜きを行う際は優しく行い、その後、セーターを丸洗いする。
5)セーターを綺麗に保つには、連続して着用しない・ブラッシングする・脱いだセーターはすぐに収納しない・毛玉は丁寧に除去する等の方法が有効である。
6)シミが落ちない場合は、腕の良いクリーニング店に任せる。