財布についた黒ずみ汚れの落とし方を解説!革製品、布製品、合皮製品の落とし方の違いとは。また使える100均グッズ、アルコールや激落くんを使用した掃除方法、財布掃除に家にあるもので使えるものはあるのか、小銭入れのメンテナンスのコツなどまとめてご紹介します!
汚れの原因って?財布の黒ずみの原因とは
財布の黒ずみの原因は、主に手垢です。メンテナンスを行わずに長年使っていると、手垢が蓄積して黒ずみを作り出してしまいます。
又、皮製品の場合は、摩擦により塗膜が剥がれる事で、より汚れやすくなってしまいます。財布の黒ずみは、この2つの理由により、どんどんひどくなってしまいますので、定期的な掃除やメンテナンスが必要なのです。
財布の黒ずみの掃除に準備したい基本的なグッズ
布
革財布の場合は、綺麗な柔らかい布を用意して下さい。ガーゼや綿100%のメンズのシャツがオススメです。合皮や布財布の場合は、タオルや布巾等でも構いません。又、合皮財布を掃除する際は、2枚の綺麗な布を用意しましょう。
中性洗剤
普段使われている食器用洗剤で構いません。合皮や布財布に付いた汚れを拭き取る際に必要です。革製品の場合は、洗剤を使いませんので、用意しなくても良いです。
こちらは基本グッズです。財布の素材別に使用する掃除アイテムが異なりますので、ページ下部でもご紹介しています。
財布の黒ずみの落とし方を解説!3ステップとは
皮財布の場合
・ステップ1:布を濡らす
柔らかい布を水で濡らし、しっかり絞って水気をできるだけ抜く。
・ステップ2:拭き取る
力を入れずに優しく汚れを拭き取る。
・ステップ3:乾かす
直射日光の当たらない場所で、陰干しする。
合皮の財布の場合
・ステップ1:中性洗剤を水で薄める。
お茶椀やボウルに中性洗剤を少量入れ、水で薄める。
・ステップ2:拭き取る
布に中性洗剤入りの水を含ませてよく絞り、財布に付着した汚れを拭き取る。
・ステップ3:再度拭き取る
水で濡らし良く絞った布で、財布に残った中性洗剤を拭き取る。
布の財布の場合
・ステップ1:中性洗剤を水で薄める
お茶椀やボウルに中性洗剤を少量入れ、水で薄める。
・ステップ2:汚れを落とす
布に中性洗剤入りの水を含ませてよく絞り、財布に付いた汚れをたたきながら落とす。
・ステップ3:乾かす
財布を広げ、水気がなくなるまで干して乾かす。
3種類のタイプ別の落とし方の違い
上記で記載した様に、財布には主に皮財布・合皮財布・布財布の3種類があります。この3つの掃除方法の違いを記載します。
革製品(革財布)の黒ずみ汚れの落とし方とは?
革財布の黒ずみは、手垢や汗などの汚れが原因で起こります。手垢や汗は、革の繊維に染み込んでしまうため、放置しておくと頑固な黒ずみになってしまうこともあります。革財布の黒ずみを落とすには、以下の手順を試してみましょう!
・柔らかい布で革財布表面のホコリを落とす
財布表面のホコリや汚れを落とすことで、革専用消しゴムやレザークリーナーが革に浸透しやすくなります。
・革専用消しゴムの角で黒ずみ部分を擦る
革専用消しゴムは、革に優しい素材でできており、手垢や汗などの汚れを落とすのに適しています。消しゴムの角で黒ずみ部分を軽くこすり、汚れを落とします。
・消しカスを払う
消しゴムを使った後は、消しカスを払ってきれいにします。
・レザークリーナーを布に適量取り、革財布に塗布する
レザークリーナーは、革製品の汚れを落とすために作られた専用品です。布に適量を取り、革財布に塗布します。
・クリーナーが乾いたら、レザークリームを布で塗布して革に水分と油分を与える
レザークリームは、革に水分と油分を与えて、乾燥や劣化を防ぐためのものです。クリーナーが乾いたら、布でレザークリームを塗布します。
・クリームでベタついていたら乾拭き
クリームがベタついていたら、乾いた布で拭き取ります。
革の種類によっては、レザークリーナーやレザークリームが適さない場合があります。革の種類を確認してから、適切な商品を使うようにしましょう!強くこすりすぎると、革に傷がつく恐れがあるため、優しくこするようにしましょう。革財布が濡れている場合は、完全に乾いてからお手入れすることがポイントです。
合皮財布
合皮製の革財布には以下の2種類の方法を試してみましょう!
・方法1:メラミンスポンジで落とす
メラミンスポンジをぬるま湯で濡らす
メラミンスポンジで黒ずみ部分を優しくこする
水拭きをして乾かす
・方法2:重曹水で落とす
重曹と水を1:1の割合で混ぜる
布に重曹水を染み込ませる
重曹水をつけた布で黒ずみ部分を優しくこする
水拭きをして乾かす
どちらの方法も、汚れが付着したまま放置すると色落ちや変質の原因となるため、早めに対処することが大切です。また、合皮財布の黒ずみは、手垢や汗などの油分が原因で起こることが多いため、普段からこまめに汚れを落とすことで、黒ずみを予防することができます。
合皮財布専用のクリーナーやクリームを使用すると、より効果的に汚れを落とすことができます。アルコールやベンジンなどの溶剤は使用すると、合皮財布を傷める可能性があるため、使用しないでください。こすりすぎると、合皮財布の表面が傷つく可能性があるため、優しくこすりましょう。
布財布
布財布の黒ずみは、手垢や汗、汚れが原因で起こります!軽い黒ずみであれば、中性洗剤やおしゃれ着用洗剤で落とすことができます。
・定期的に布用ブラシでブラッシングを行う
・中性洗剤を水で薄める
・布に中性洗剤を染み込ませる
・頑固な場合は、革用クリーナーを使用する
・黒ずみ部分を優しく叩くように洗う
・水で洗い流す
・陰干しして乾かす
洗剤が残っていると、変色や劣化の原因となるので、しっかり洗い流しましょう。強くこすると、生地が傷むので注意が必要です。色落ちする可能性があるので、洗剤は目立たない部分で試してから使用しましょう!
頑固な黒ずみの場合は、革用クリーナーを使用すると効果的です!革用クリーナーは、革製品に特化した洗浄成分が配合されているため、布財布の素材を傷めずに汚れを落とすことができます。
布財布の黒ずみを予防するには、定期的にブラッシングして汚れを落とすこともポイントです。ブラッシングすることで、表面の汚れやホコリを取り除き、汚れが蓄積するのを防ぐことができます。
これら3タイプ素材別にお財布のお手入れを行ってみましょう。全ての製品に共通して、汚れが時間が経過していないほど、黒ずみは落としやすくなります。気付いた時に、こまめなケアを行ってみましょう!
ここに注意!財布の掃除で注意すること
革製品は水濡れに注意
水濡れは皮製品にとって、命とりです。湿った布で拭き取る際も、水分の含ませ過ぎには注意して下さい。
もし、メンテナンスの際に水が付着してしまった時は、乾いた布で濡れた部分を拭き取り、陰干しして下さい。決して、直射日光に当てたり、ドライヤーで乾かす様な事はやめましょう
洗剤を直接付けない
合皮財布や布財布は、中性洗剤で汚れを落とす事ができますが、面倒だからと言って、財布に直接洗剤を付けないで下さい。
洗剤と汚れが混ざり、財布にシミをつくってしまう可能性がありますし、洗剤の泡を落としきれなくなる事も考えられます。必ず、洗剤を水で薄めてタオル等に含ませてから、財布の掃除を行いましょう。
財布を綺麗に使うメンテナンスのコツとは?
財布の汚れは、年月が経過する度に落としにくい汚れになってしまいます。よって、1週間に1回〜10日間に1回等、定期的にメンテナンスする習慣を付けましょう。
汚れが付いたばかりですと、乾いた布やクロス等で優しく拭き取るだけでも綺麗になります。拭き取る際に使用する布は、なるべく柔らかいものを使いましょう。綿100%のシャツやガーゼ等がオススメです。
又、皮財布の場合は、防水スプレーや保皮油等を塗っておくことで、汚れが付きにくくなります。頑固な汚れになる前に、定期的なメンテナンスでお気に入りの財布を綺麗なままキープしましょう。
汚れがひどい場合に!業者さんに依頼できる?
どこに持っていけば良い?
財布のクリーニングには、皮製品専用のクリーニング屋さんに依頼すると良いでしょう。お住まいの地域にあるクリーニング屋さんを調べてみましょう。そこに持っていくと、クリーニングしてくれます。又、財布の宅配クリーニングも存在します。まず業者に依頼し、財布を指定の住所宛に送ります。
そして、見積もりを行い、その内容で良いなら契約成立です。クリーニングが完了次第、自宅へ送り届けてくれるという便利なサービスです。利用しやすい方を選びましょう。
相場・期間とは
お店やクリーニングのコースによって相場は違いますが、3,000円~15,000円程度でクリーニングできるでしょう。又、期間もお店によって変わってきますので、依頼する前に仕上がりの大体の日付を聞いておく事をオススメします。
依頼する際の注意点とは
近年では、普通のクリーニング店に依頼しても、財布をクリーニングしてくれる店が増えています。しかし、何かミスがあった場合でも保証はできませんという制約所を書かされる事があります。又、あまり汚れが落ちないという意見もありました。
よって、財布専用のクリーニング店に依頼した方が、値段はかかりますが、確実に綺麗になるでしょう。そして、財布専用のクリーニング店に依頼する際は、口コミ等で実績の高い業者を調べておきましょう。
財布についた黒ずみの落とし方に関する質問まとめ(Q&A)
革製品(革財布)の黒ずみ汚れに「激落ちくん(メラミンスポンジ)」は使える?
革財布の黒ずみに汚れに「激落ちくん」は使えます!激落ちくんは、表面に微細な凹凸があるメラミンスポンジでできたクリーナー。この凹凸が汚れを吸着して落とす仕組みになっています。
革財布の黒ずみは、手垢や皮脂などが長期間蓄積されることで発生します。激落ちくんを使うことで、これらの汚れを効率的に落とすことができます。
激落ちくんは強くこすると革を傷める可能性があるので、優しくこするように注意しましょう!また、革の種類によっては、激落ちくんが使用できない場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
・激落ちくんを水で軽く濡らします
・革財布の黒ずみ部分を優しくこすります
・頑固な汚れには革用クリーナーを少量ずつ使用する
・水で洗い流して、十分に乾かします
・最後に、革用コンディショナーで仕上げる
激落ちくんの使用後に、革用コンディショナーで仕上げることで、革のツヤと保湿を保つことができます!
財布の黒ずみ汚れに効果的な100均グッズはある?
現在は100円ショップで優秀な掃除グッズが販売されていますよ!一例をご紹介します。
・革用おそうじ消しゴム
・韓国式あかすりミトン
・豚毛ブラシ
・リグロイン
・靴クリーム
・レザークリーム
・レザーコンディショナー
製品素材によっては、おそうじ消しゴムや中性洗剤が使えないものもあります!事前に商品の説明をよく読んでから使用しましょう。強くこすると財布が傷むので注意が必要です。レザークリームは、革製品の種類や色に合わせて選びましょう。ここまでご紹介したお手入れ方法に合わせて、100均グッズも活かしてみましょう!
財布についた黒ずみ汚れには「アルコール」は使えるの?
アルコールは革製品に使用しないようにしましょう!革の染料や油分と反応し、シミや色落ちの原因になります。また、アルコールは革の表面のコーティングを溶かしたり剥がしたりしてしまう恐れがあります。
アルコールで除菌する代わりに「次亜塩素酸ナトリウム液」を使用することをお勧めします。次亜塩素酸ナトリウム液は、正しく使用すれば、変色やシミを出さずに除菌することができます。
アルコールを使用したい場合は、目立たない部分で必ず試してください。強くこすりすぎると、革にダメージを与えたり、シミになったり、色が落ちる場合があります。拭き取った後は、よく乾燥させてから、革用クリームを薄く塗り込んで使用してみましょう!
その他、革財布の汚れ落としに使える家にあるものとは?
革財布の汚れ落としに使える家にあるものは「革専用消しゴム」「ハンドクリーム」「歯ブラシ」など活用してみましょう!
革専用消しゴム
革財布の汚れ落としに革専用消しゴムは効果的です。革の表面に付着した汚れを落とすための成分が含まれているため、手垢や油汚れ、インクの汚れなどを落とすことができます。
・革財布の表面のホコリや汚れを落とす
・革専用消しゴムを汚れ部分に当て、優しくこする
・汚れが落ちたら、乾いた布で拭き取る
おすすめ商品の例としては「ソフト99 革専用汚れ落とし消しゴム表皮革・ヌメ革用」「コロニル ソフトガミ」「コロンブス バッグ財布用レザークリーナー 消しゴムタイプ」など、試してみましょう!
ハンドクリーム
ハンドクリームには、革の保湿・保護に効果的な成分が含まれています。そのため、革財布を日常的に使用することで起こる乾燥やひび割れを防ぐことができます。また、革の色味を整えたり、ツヤを出したりすることもできます。
ただし、ハンドクリームは油分が多いため、革の種類によっては色落ちやシミの原因になることも。そのため、使用する前に目立たない部分で試してみることをおすすめします。また必ず「少量」ずつ、試しましょう。
また、ハンドクリームを使った汚れ落としは、軽い汚れや、日常的な手入れに適しています。頑固な汚れや、長期間放置した汚れには、革専用のクリーナーやクリームを使用することをおすすめします。
歯ブラシ
革財布の汚れを落とすために歯ブラシを使う場合は「馬毛ブラシ」などを使うのが本来ですが、家にあるものだけで革財布の汚れを落とすには歯ブラシがベターです。
ただし本体が本革のお品物や、濡れてシミになりやすい素材などは、逆にシミになってしまうので、自分でのお手入れはお避けください。歯ブラシと一緒に、ハンドクリームや革専用クリーナー、レザークリームを使う方法が効果的。
革専用クリーナーは、革の汚れを落とすのに効果的です。レザークリームは、革に水分と油分を与えて保護できるためおすすめです!
記事のまとめ:財布についた黒ずみの落とし方について
毎日使うお財布の黒ずみ。気付いた時には、なるべく早く対処をしたいものですね。財布を綺麗に維ことは、金運アップにもつながる大切なことです!
本記事でご紹介した、黒ずみの落とし方、高課程なメンテナンス方法を駆使して、気持ちの良いお財布との付き合いを続けていきましょう。