バイク卒検に落ちる確率は10-20%!不合格原因と対策まとめ

自動車免許所のオートバイ

バイク卒検に落ちる確率が気になる!という方へ。卒検に落ちて受かる気がしない、辞めると思っている方もいるかもしれません。でも大丈夫。卒検に合格する対策、一発合格に向けてできる教習のコツや方法をお伝えします!教習コマ数や、最短日数、合格基準などの質問にお答えします。

目次

バイクの卒業検定(卒検)とは?合格基準や条件

バイクの卒業検定(卒検)とは

バイクの卒業検定(卒検)とは、バイクの教習所を卒業するために受ける試験です。卒検は、路上運転と教習所内のコースの2つの課題で構成されます。

課題1:教習所内のコース

教習所内のコースでは、縦列駐車、左右の方向変換、一本橋など、基本的な運転操作ができるかを見られます。

課題2:路上運転

路上運転では、教習所の周辺の道路を指定されたコースに沿って走行します。安全確認や徐行運転、歩行者の保護、交差点の優先順位、合図のタイミングなど、安全で確実な運転ができているかを見られます。

卒検に合格すると、免許センターで仮免許の学科試験と実技試験を受けることができ、合格すればバイクの免許を取得することができます。卒検に合格するためには、教習所での指導をしっかりと受け、安全で確実な運転技術を身につけることが大切です。

バイク卒検の合格基準(条件)

卒検は減点方式で採点されます。バイクの卒業検定の合格基準は、100点満点中70点以上です。70点以下になると不合格となります。

バイクの卒業検定も、減点方式で採点されます。減点対象となるミスは、運転の基本的なマナーやルールを守っていないこと、安全運転に欠ける行為などです。尚、技能テスト中の一発中止対象行為もあります。

バイク卒検の一発中止対象の行為
・転倒
・急制動
・一時不停止
・エンスト
・信号無視
・追い越し禁止違反
・安全地帯への進入
・電柱など対物への接触
・他の車両や歩行者と接触
・5m以内でエンスト4回なども
・歩道にタイヤで乗り上げてしまう
・停止してから1m以上の逆走(後ろに進む)

バイク卒検は何人ずつ行うの?

バイク卒検は、基本的に1人ずつ行われます。教習所によっては、2人ずつ行う場合もありますが、その場合は、2人の教習生が同時に検定を受けるわけではなく、1人ずつ検定を受けて、教官が交代で検定を行うことになります。

1人ずつ行う理由は、教官が一人ひとりの教習生の技量をしっかりと確認するため。バイク卒検は、公道を走行するための技量を問う検定であり、教官は、教習生が安全に公道を走行できるかどうかを判断する必要があります。そのため、1人ずつ行うことで、教官は教習生の技量をしっかりと確認し、合格・不合格を判断することができます。

また、バイク卒検は、教習生の緊張を和らげるために、1人ずつ行うこともあります。バイク卒検は、教習生にとって重要な検定であり、緊張するのは当然です。

1人ずつ行うことで、教習生は周りの教習生を気にせず、自分のペースで検定に臨むことができます。1人ずつ行う場合、教習生は、教官の指示にしっかりと従い、安全に検定を受けることが重要です。

バイクの免許は何日で取れる?

バイクの免許は、教習所に通う場合、最短で9日間(45時間)で取得することができます。ただし、これはあくまでも目安であり、実際にかかる日数は、教習所のプランや本人の学習状況によって異なります。

学科教習は、第1段階で20時間、第2段階で10時間の合計30時間です。技能教習は、第1段階で9時間、第2段階で8時間の合計17時間です。

教習所に通わないで、運転免許試験場で一発試験を受ける場合も、最短で9日間(45時間)で取得することができます。ただし、一発試験は難易度が高いため、事前に十分な練習が必要です。

なお、普通自動車免許を持っている場合は、学科教習が免除されるため、最短で7日間(41時間)で取得することができます。

バイクの卒業検定(卒検)に落ちてしまう確率!取れる確率は?

バイクの卒検で落ちてしまう確率は?

バイクの卒業検定(卒検)の合格率は、80~90%と言われています!これは、各試験に1回で合格してストレートで卒業している人の割合です。そのため、10〜20%の人が不合格になっている割合です。

卒検は減点方式で、多少ミスしても問題ありません。2019年の警察庁の調べによると、仮免許の合格率は80.4%、卒業検定の合格率は75.1%です。バイクの合格率は、大型二輪で91.4%、普通二輪で85.2%、小型二輪で73.7%です。

バイク(AT・MT)での卒検の違いは?

バイクのAT限定とMTの卒業検定の違いは、クラッチ操作の有無です。MTでは、運転者がクラッチ操作とギアチェンジをしてバイクへ動力を伝えます。AT限定では、クラッチ操作とギアチェンジが自動化されています。

AT限定とMTの卒業検定の課題は同じです。合格率は、MTが85%から95%、AT限定が65%から75%です。バイクの免許を取るには、教習所に通って技能教習を受けることが一般的です。AT限定とMTでは教習内容は変わりませんが、MTで免許を取る場合は、AT限定教習にギア操作などのMTにしかない操作が加わります。

バイクの卒検に落ちた(不合格)!原因や対策は?

バイク卒検に落ちる原因

バイク卒検で落ちる原因は、大きく分けて「技術面」「マインド面」の2つと言えるでしょう!

原因
技術面について

技術不足は、バイクの基本的な操作や運転技術が身についていないために起こります。クランクやスラローム、急制動などの課題で、パイロンに接触したり、バランスを崩したりするミスをしてしまう人が多いです。

また、交差点や横断歩道などでの安全確認を怠ったり、一時停止を忘れたりするのも、技術不足の代表的なミスです。

原因
マインド面について

緊張や不安などのマインド要素は、実は技能テストでとても大切な要素です。卒検は、これまでの教習の集大成であり、教習生にとっても大きなプレッシャーとなるものです。

そのため、緊張して体が硬くなり、普段通りの運転ができない人も少なくありません。また、不安や焦りから、判断を誤ったり、集中力を欠いたりすることもあります。

卒後業検定で多い減点対象例(ミス事例)
・クランクでパイロンに接触する
・スラロームでパイロンに接触する
・急制動でパイロンに接触する
・交差点や横断歩道で安全確認を怠る
・一時停止を忘れる
・制限速度を守らない(5〜10km以上の乖離)
・右左折時に対向車や歩行者を十分に確認しない
・急ブレーキの速度が足りない
・切り返しを2回以上した場合
・カーブ手前で十分な減速が足りない場合
・ブレーキのタイミングが早過ぎる場合
・路端に停車する場合に、道路の左側端から車体がおおむね0.3m以上離れている
・路端に停車する場合に、道路と車体が平行になっていないとき

卒検に落ちてしまった場合は、落ちた原因をしっかりと分析して、対策を練ることが大切です!教習所の指導員に指導してもらったり、自分でも練習したりして、技術を磨いていきましょう。また、精神面の安定を図るために、十分な睡眠をとったり、リラックスできる時間を作ること、特にイメージをしておくこと(イメトレ)も効果的です。

バイク卒検受かる気がしない!もう辞める!という方が合格へできる対策

バイクの卒業検定(以下、卒検)は、教習所の教習課程を修了したかどうかを判断するための検定です。減点方式で行われ、100点中70点以上で合格となります。

卒検に合格するためには、教習で学んだことをしっかりと身につけ、卒検コースを安全かつスムーズに走行できることが求められます。

具体的な卒検の合格対策(注意点)
・減点を気にし過ぎないこと
・一発中止項目だけは注意する
・安全確認は大げさに、確実に
・コースを完璧に覚えて、心に余裕を
・エンストやバイクが後ろに下がったら減点になるため、しっかりアクセルを回す
・ギアチェンジで右足をつく場合は後方確認がセット
・特に右左折時、車の邪魔もしないタイミングで曲がること
・踏切での注意
一時停止はしたが、渡る先にバイクがいることも気にせず踏切に立ち入り、線路上で停止しているバイクをたまに見かけますが検定では100点減点対象なので気をつけましょう!

卒検は、誰でも緊張するもの。しかし、緊張しすぎると、普段通りの運転ができなくなってしまうため注意が必要です。緊張をコントロールするためには、深呼吸やリラックスして臨んでくださいね。卒検の練習を積み重ねることで、自信が持てるようになり、緊張も軽減されます。

バイク卒検にメンタルは大事?ポイントは?

バイク卒検にメンタルは重要と言えます!卒検は、教習所で学んだことをすべて総合的に判断される試験です。そのため、事前準備をしっかりやっていても、本番で緊張してミスをしてしまうことはよくあります。

メンタルが安定していれば、緊張をコントロールして、冷静に課題をこなすことができます。また、失敗しても落ち込まず、次の課題に集中することができます。バイク卒検でメンタルを保つためのポイントは、以下のとおり。

バイク卒検のメンタルのポイント
・事前にしっかり練習しておく
・運転開始から、コース終了までのイメトレが大事
・本番前こそリラックス。深呼吸を忘れずに
・本番は、自分のペースで落ち着いて行う
・多少ミスをしても落ち込まず、次の課題に集中する
・減点方のため、ミスを重ねな血ことが大切と気持ちを切り替える
・卒検の前日は、いつも以上に十分な睡眠を
・80%〜90%以上の人が合格しているので、自分も大丈夫!のメンタルで臨むこと

事前にしっかり練習しておけば、本番で自信をもって挑むことができます。また、自分のペースで落ち着いて行うことで、余計な緊張を抑えることができます。失敗しても落ち込まず、次の課題に集中することで、ミスを最小限に抑えることができます。

バイク卒検は、誰でも緊張するものですが、メンタルを保つことができれば、合格の可能性が高まります。ぜひ、上記のポイントを参考にして、万全の準備をしておきましょう!

バイク卒検に関連するよくある質問まとめ(Q&A)

バイクの一発試験にかかる費用は?

2023年9月現在、バイク(普通二輪)の一発試験の費用は、受験料2,600円、試験車使用料1,450円、免許証交付料2,050円の合計6,100円です。

ただし、普通自動車免許を持っている場合は、学科試験が免除されるため、受験料と試験車使用料の合計4,050円のみで受験できます。

なお、一発試験は、学科試験と技能試験の両方に合格する必要があります。学科試験に合格しても、技能試験に不合格となった場合は、再度受験料と試験車使用料を支払って受験する必要があります。また、一発試験の合格率は、教習所を卒業して受験するよりも低いため、十分な準備をして臨むことが大切です。

バイク免許は何回通う必要(何コマ)がある?教習何ヶ月で取れる?

普通二輪免許を取るには、教習所で学科教習と技能教習を受ける必要があります。学科教習は26時限、技能教習はAT限定で12時限、MTで19時限です。教習所に通う回数は、教習所のカリキュラムによって異なりますが、一般的には以下の通りです。

普通自動車免許を持っている場合
・AT限定:6回
・MT:8回

普通自動車免許を持っていない場合
・AT限定:8回
・MT:9回

教習回数は、すでに持っている免許によって異なります。たとえば、原付免許のみを持っている人や、他の免許を持っていない人は、普通二輪免許を取得するのに技能教習19時限、学科教習26時限かかります。しかし、普通免許を持っている場合は、技能17時限、学科1時限でOKです。

教習回数は、自動車学校に通える頻度によって大きく異なります。1週間に3回~5回程度通える人と、1週間に2~3回程度通える人では、卒業までの期間が大きく変わる可能性があります。早く卒業したい場合は、通える頻度を増やす必要があります。

合格までの教習期間として、週2~3回教習所に通えば平均約1ヶ月半で免許を取得できます。また合宿で取得することもできて、合宿の場合は最短9日程度で取得も可能です。

バイク免許は一日何時間教習できる?

バイクの免許の技能教習は、1段階で1日2時間まで、2段階で1日3時間までと法令(道路交通法施行規則第32条)で定められています。ただし、3時間連続は不可です。

1日の教習時間(午前9時から午後5時までの8時間)の中で選ぶ必要があり、1時限は50分間です。ただし、教習所によっては、2時間以上の教習を希望する場合、追加費用を払って優先予約を取ることができるプランが用意されている場合もあります。

車の免許持ってる場合、バイク免許はいくら?

車の免許を持っている場合、バイクの免許を取得する際には、学科教習が免除されます。そのため、普通二輪免許の取得費用は、合宿免許で80,000円~90,000円程度、通学プランで100,000円~110,000円程度が相場です。

通学プランの場合は、自分のペースで教習を受けることができるため、費用は合宿免許よりも高くなる傾向があります。教習所によって費用が異なるため、複数の教習所を比較して、自分に合った教習所を選ぶとよいでしょう。

大学生のバイク所有率は?

大学生のバイク通学者の割合は、4~5人に1人、約22.3%です。また、大学生の自動車免許取得率は約51%で、そのうち36%が普通自動車免許AT(オートマ限定)、15%が普通自動車免許MT(マニュアル)です。

250ccのバイクの免許は何歳からとれる?

250ccのバイクに乗るには、16歳以上で取得できる「普通自動二輪免許」か、18歳以上で取得できる「大型二輪免許」のどちらかが必要です。

免許を取得するには、教習所を卒業してから試験を受けるか、教習所に通わず運転免許試験場で試験を受けるかの2つの方法があります。

15歳(中学3年生)でも教習所への入校が可能ですが、卒業検定時(技能最終試験)には16歳の誕生日を迎えていなければなりません。自動車教習所によっては16歳の誕生日の1か月前、合宿免許であれば誕生日の1週間前から入校可能なところが多いです。

普通免許でバイクは乗れますか?

普通免許でバイクは乗れます。ただし乗れるオートバイクは「排気量50cc以下」「最高時速30km以下」の条件に限られます。51cc以上のバイクや、排気量50cc以下の電動バイクに乗るには、原付二種免許が必要です。

普通免許で乗れる原付一種は、一般的に「原付」や「原チャリ」など。原付一種は、速度制限が30km/hと定められており、二段階右折などの交通規制が設けられています。

バイクの卒業検定の流れとは?

卒業検定の所要時間は、路上が20分から25分、場内が5分程度です。路上と場内はどちらか一方ではなく、両方走行します。

バイクの卒業検定の流れ
・集合
・コースの発表
・走行順の発表
・事前説明
・走行コースの確認
・採点項目の確認
・本人確認
・卒業検定開始
・合格発表
・卒業式

卒業検定は、教習所の最終回に行われる「みきわめ」をパスしてから、3か月以内に受けなければなりません。卒業検定に合格すると、運転免許試験場での実施試験(技能試験)が免除され、警察の運転免許試験場で行われる適性試験(視力試験など)と学科試験を受けて、合格すると自動二輪免許を取得することができます。

バイク卒検のおまけとは

バイク卒検の「おまけ」とは、教習所の教官が卒業検定合格者に渡す、卒業証書や記念品などのことです。教習所によっておまけの種類や内容は異なりますが、一般的には以下のようなものが渡されます。

  • 卒業証書
  • 記念品(キーホルダーやヘルメットなど)
  • 教習所オリジナルグッズ(Tシャツやマグカップなど)
  • 割引券やプレゼント券

また、教官によっては合格者全員に、教習所のコースを一周する「おまけコース」を走らせることもあります。おまけコースは、普段の教習では走らないようなコースを走ったり、教官からさまざまな課題を出されたりします。

卒業検定に合格した喜びを、教官と一緒に楽しみたいという気持ちから、おまけコースを実施する教習所もあるようです。なお、バイク卒検のおまけは、あくまでも教官の心遣いによるものです。教習所によっておまけが渡されないこともありますので、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

バイク卒検の再試験は何回でも受けられるの?費用は?

バイクの卒業検定に不合格になった場合、再試験は何回でも受けられます。再試験料は、普通自動二輪車の場合は4,500円、大型自動二輪車の場合は5,400円です。再試験の予約は、教習所によって異なりますが、通常は2週間前までに行う必要があります。

再試験の流れは、初回受験時とほぼ同じです。教官の指示に従って安全に運転できるかどうかをチェックされます。減点方式で、減点が一定数を超えると不合格となります。

バイクの卒業検定は、教習で学んだことを実践する重要な試験です。不合格になったとしても、落ち込むことなく、再試験に向けてしっかりと準備しましょう。

この記事の参考文献

警視庁Webサイト
HONDA
チューリッヒ保険会社
鷹ノ台ドライビングスクール

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次