【5STEP】服についた油性マジックの落とし方の手順!
たくさんの方が、衣類に付着した油性マジックの汚れに悩まされた経験があると思います。実はあるアイテムを使ってシミ抜きすると、汚れを薄くする・消す事も可能です。
今回は、そんな服についた油性マジックの落とし方をご紹介します。
目次
【5STEP】服についた油性マジックの落とし方の手順!
1)そもそも油性マジックの成分って?
マジックには油性と水性がありますが、その成分も基本的に異なってきます。油性マジックは、揮発性有機溶剤と着色剤が主な成分で、中にはアルコールを溶剤として使用している種類も存在します。
油性マジックは乾きが早く、様々な材質に書く事ができます。又、消えにくいという特徴もあります。これが、油性マジックの成分と特徴です。
2)油性マジックを落とすのに必要なグッズ3選
(1)消毒用エタノール
ドラッグストアで購入できる消毒用エタノールを用意しましょう。消毒用エタノール等の「有機溶剤には、油分を浮かせて落とす効果があります」ので、油性マジックを落とすのに有効です。
消毒用エタノールを用意できない場合は、除光液でも構いません。こちらも、ドラッグストア・100円ショップ・コンビニでも購入できますので用意して下さい。
その他にも、クレンジングローション・レモンやみかんの皮・日焼け止めクリームでも代用できますので、あなたがすぐに用意できるものを選びましょう。今回は、消毒用エタノールを使って、油性マジックの汚れ落とし方法をご説明していきます。
(2)タオルや布巾等の布
汚れても良いタオルや布巾等の布を2枚用意しましょう。印刷のないものが望ましいです。
(3)ビニール袋
ごみ袋やスーパーの袋を用意しましょう。作業の際に、机や床を汚さない様にする為に必要です。こちらも印刷のないものが望ましいです。
3)油性マジックの落とし方を紹介!一般的なSTEPとは?
(1)STEP1:ビニールを敷く
まず初めに、机や床を汚さない様に、ビニール袋を敷きましょう。
(2)STEP2:布と衣類を置く
衣類の汚れている部分を下向きにし、その下に用意した布の内の1枚をあてがいます。
(3)STEP3:消毒用エタノールをつける
衣類の汚れた部分の裏に、少しずつ消毒用エタノールをつけます。
(4)STEP4:布でインク汚れを落としていく
もう1枚の布で、衣類の汚れた部分を裏側からトントンと叩き込み、汚れを上下の布に移していきます。この時、ゴシゴシ擦るのではなく、トントン叩く事を心掛けて下さい。この作業を何回か繰り返し、インク汚れが布に付着しなくなるまで続けましょう。
(5)STEP5:洗濯する
普段通り洗濯を行って完了です。
4)付着する素材別に解説!落とし方の違いとは?
(1)革製品の場合
革製品の場合も、消毒用エタノールを使ってインクを落としていくと良いです。しかし、布製品と違い、直接、革製品に消毒用エタノールをつけるのは、絶対にしてはいけません。
革製品に付着した汚れは、消毒用エタノールを布に染み込ませてから、インク汚れを落としていきましょう。この方法で、インク汚れを薄くする事ができます。しかし、完全に落とす事は不可能ですので、覚えておいて下さい。
(2)スーツ・パティドレス・ネクタイの場合
スーツやパーティドレス等、普段と違う上質な衣類の場合、自分でシミ抜きするのではなく、クリーニング店に依頼する事を強くオススメします。こちらの方が安心して汚れを落とす事ができますし、仕上がりも綺麗になりますので、高級な衣類の場合はクリーニング店を利用しましょう。
そして、ネクタイには、中に芯地が入っていますので、水に濡れる事で縮みやヨレが生じます。これにより、元の形に戻せなくなりますので、こちらもクリーニング店に依頼しましょう。
(3)タオル地・シャツ・セーター・ジーンズの場合
これらの素材に付着したインク汚れは、上記で記載した消毒用エタノールを使ってシミ抜きする方法で薄くする事ができますので、試してみて下さい。しかし、完全に落とせるとは限りませんので、高価なブランドものの衣類はクリーニング店に相談してみましょう。
5)油性マジックを落とす場合の4つの注意点とは
(1)色落ちに注意
消毒用エタノールや除光液を使ってシミ抜きする方法は有効ですが、衣類そのものが色落ちしてしまう可能性があります。シミ抜きを行う際は、「まず目立たない所で試してから」作業を開始しましょう。
(2)火気・換気に注意
シミ抜きには消毒用エタノールや除光液等を使用しますので、火気や換気に十分注意して行いましょう。心配な方は、マスクを着用して作業すると良いでしょう。
(3)擦らない様に注意
汚れた場所に消毒用エタノールをつけ、布にインク汚れを移していく際は、ゴシゴシ擦るのではなく、トントンと叩き込んで汚れを落としましょう。擦ってしまうと、インク汚れが広がってしまいますので、十分注意して下さい。
(4)シミ抜き後の輪ジミに注意
シミ抜きを行った後、そのまま放っておくと、輪ジミができる可能性があります。シミ抜きを行った後は、なるべく早く衣類の洗濯を行いましょう。
6)応急処置って?油性マジックがついた場合にすぐできる処置とは
応急処置の際は、消毒用エタノールではなく、コンビニで購入できる除光液の方が役立つでしょう。まず、ハンカチやペーパータオルに除光液を付けます。
そして、除光液を染み込ませたハンカチ等で、インクが付着した場所を抑え込んで汚れを移していきましょう。この際も、決して擦らず、叩く様にしてシミ抜きを行って下さい。最後に、綺麗なハンカチやペーパータオルで丁寧に乾拭きしましょう。
その後、自宅に着いたらすぐに洗濯を行って下さい。油性マジックは、「付着後すぐに対処する」必要があります。放置せずに、なるべく早くシミ抜きを行いましょう。
7)クリーニングは依頼できる?
(1)どこに持っていけば良い?
衣類に付着した油性マジックの汚れは、まず、お近くのクリーニング店で相談してみましょう。少しのインク汚れや、普段着に付着したインク汚れなら、普通のクリーニング店で綺麗にしてもらえるでしょう。
しかし、クリーニング店でも落とせなかったインク汚れや、高級品に付着したインク汚れの場合は、シミ抜き専用のクリーニング店に依頼する事をオススメします。ネットで検索すると、様々な店舗が紹介されていますので、あなたの依頼しやすいお店を選んで下さい。
(2)相場・期間とは
相場は、お店や対象の品物によって変わってきますが、普通のクリーニング店の場合、500円~3,000円程度です。そして、シミ抜き専用クリーニング店の場合は、5,000円~10,000円程が相場でしょう。又、クリーニング期間ですが、こちらもお店によって変わってきます。
普通のクリーニング店なら2日~5日程で、シミ抜き専用クリーニング店なら、1週間~2週間程を目安にして下さい。先程も記載しましたが、お店によって変わってきますので、事前に確認しておきましょう。
(3)依頼する際の注意点とは
こちらは、普通のクリーニング店・シミ抜き専用のクリーニング店の両方に言える事ですが、腕の良い業者に依頼する様にしましょう。依頼の前に、口コミで評価をチェックしておく事をオススメします。
まとめ
1)油性マジックの汚れには、消毒用エタノール・除光液・クレンジングローション・レモンやみかんの皮・日焼け止めクリーム等を使って落とすと効果的である
2)油性マジックのインク汚れを落とす際は、自宅でシミ抜きできるものとクリーニング店に依頼するものの見分けをつけて行う事がオススメである
3)油性マジックのシミ抜きを行う際は、色落ち・火気・換気・擦らすに行う・シミ抜き後はすぐに洗濯する等の点に注意する
4)油性マジックが服についた時の応急処置は、コンビニで購入できる除光液を活用し、できる限り素早くシミ抜きを行う