【シミ抜き】デニムについたシミ抜きの5つの手順を紹介

デニム生地のズボン

老若男女問わず、またオシャレだったり仕事にも普段着にも一番の需要があるがデニムです。この様に、色々な場面で活躍をするデニムです。なので、それだけ汚す機会があるというものでしょう。

そんな大切なデニムにシミを作ってしまった場合の、シミ抜きの方法をご紹介します。






【シミ抜き】デニムについたシミ抜きの5つの手順を紹介


1)そもそもデニム生地とは?

デニムと聞けば、大半の方はジーンズのパンツを連想することでしょう。本来この、デニムというのは染色した縦糸と、染色されていない横糸とで綾織した厚手の生地の総称のことです。

ジャケットやカバンにも使用されることも皆さんもご存知の通りです。

2)シミは何でできたもの?シミの種類と洗濯の違い

汚れの大半は生活シミが一番に挙げられると思います。食べ物、飲み物のこぼしシミや泥、土の場合もあります。

油汚れによるシミも考えられますし、暑い日に汗をかいた後の汗シミもあります。怪我をして血のシミはちょっと物騒ですがあり得ます。それぞれどんな特徴と洗濯の違いを考えてみましょう。

(1)水溶性生活シミの場合(コーヒーやジュースなど)

付いたばかりなら水かお湯で薄めれば取れます。

(2)油性生活シミの場合(カレーやパスタなど)

これらは水やお湯で擦っても取れないので後処理が必要です。

(3)泥や土の場合

水、お湯で浸け置きしてから、汚れ箇所をこすり落とせば大丈夫ですが早めの処置がいいでしょう。

(4)汗や血液によるタンパクシミ

このシミは思ったより大変です。放っておくと黄変と言って黄ばみになります。

(5)油によるシミ

かなり根気よく処置しないと頑固で落ち難いものです。ひどい汚れだとお手上げかもしれません。

3)シミ抜きに必要なグッズ

デニムの様に強い生地の場合、固形石鹸でゴシゴシと洗うことができます。その際、ケイ酸入りの洗濯用固形石鹸を選んでください。

あと、ひどい汚れの場合は漂白剤も用意が必要です。デニムに使えて色落ちがしなくて、かつ強力なのは酸素系漂白剤のみです。

ちなみにワイドハイターの粉末などです。汚れた箇所を叩き洗いするのに歯ブラシも必要です。どれもドラッグストアーや大型スーパーに置いてありますので入手は簡単です。

4)シミ抜きの手順を解説!5ステップとは?

さて、ここから実践に入りますが、通常レベルの汚れを想定してます。もし、見るからにひどい汚れや時間の経過したものの洗濯は、叩き洗いを長くやったり、すすぎが終わってからもう一度揉み洗いなどの試行が必要になります。

(1)ステップ1:洗濯用固形石鹸でシミのところを叩き洗います。

(2)ステップ2:50~60度のお湯に粉末の酸素系漂白剤を大さじ一杯程度溶かした溶液に浸け置きします。

(3)ステップ3:1~2時間経ったらよくすすぎます。

(4)ステップ4:この後は普通に洗ってください。

(5)ステップ5:太陽の光の元で乾燥させてください。

洗濯機

5)ここに注意!シミ抜きをする上での注意点とは?

デニムのジーンズには、古いヴィンテージものやダメージを受けたものがあります。それらは生地自体が薄くなっていたり、糸が弱くなっている場合があります。

そうすると強く揉み洗いや、叩き洗いをすると破れたりほつれたりと、トラブルの原因になり兼ねます。

ご自分の使っているデニムが現在どんな状況かを知ることも大切でしょう。ひどいシミだからと言って、塩素系の漂白剤は色落ちの元になるので使用は避けましょう。

6)知っておこう!シミがついた場合にすぐにできる処置方法は?

出先で不意にできてしまったシミや汚れを、どうやって対処しましょう。初動が大切です。もしここで間違えるとかえって大事になり兼ねません。

水で解けるものは水で落とします。油を含んだシミは、手洗所の石鹸やキッチンの中性洗剤をハンカチなどの布に含ませて、トントンと叩いて汚れを浮かします。

バター、口紅、ファンデーション、靴墨などは頑固なので中性洗剤で強めに叩いてのばすことをお勧めします。

7)日々の意識を!デニムを綺麗に使うポイントとは?

履き終わったらブラッシングして乾かすと、生地の痛みを最小限に保てます。汚れたら洗うという普通の洋服と同じ意識で扱うことが大切です。

丈夫なデニムもやはり使い終わった折のメンテは必要です。皮脂や汗を含むと変色や細菌が繁殖したりカビが生えたりします。汗をかく夏場なら二日に一度は、冬場でも三日に一度は洗濯した方が良いでしょう。

8)落ちない場合はクリーニングに!相場や注意点とは?

もちろん、お近くのクリーニング店で相談に乗ってくれます。ヴィンテージものや刺繍のあるものは、着物が得意なお店に相談するとより大切に扱ってくれます。

(1)相場・期間とは

通常のクリーニングで500~700円ですが、汚れによっては別途料金が掛かる様です。着物専門のお店だとその数倍はかかってしまいますが、大切な年代物や特殊なものは仕方ないかもしれません。

(2)クリーニングでの注意点とは

受付カウンターで汚れの詳細を説明し、相談に乗ってくれるお店をお勧めします。生地に劣化があると破れやスレの原因になりますので、その辺りの説明も不可欠でしょう。






今回のまとめ

1)デニムの性質を知ると扱いもしやすくなります

2)汚れの種類を把握して初期対処を上手くやりましょう

3)自宅でシミ抜きする場合のグッズは手に入りやすいのでチャレンジしてみてください

4)手順通りにすればそれほど難しくありません

5)強い素材だけど色落ちのしやすいところもあるので注意も必要です

6)汚れが付いてしまったら慌てず、騒がず処置をしましょう

7)ご自分で無理と思ったらお店に相談することをお勧めします

8)普段からのメンテでオシャレなジーニストになってください