【7手順】キャンバス生地の効果的な汚れ落としの方法まとめ
キャンバス生地のスニーカーやトートバッグは、近年の流行ですが、そのお手入れ方法をご存知でしょうか。お手入れ方法を誤ると、汚れを悪化させる可能性もありので注意が必要です。
今回は、キャンバス生地の汚れ落とし方法をご紹介します。
目次
【7手順】キャンバス生地の効果的な汚れ落としの方法まとめ
1)そもそもキャンバス生地って?
(1)キャンバス生地とは
キャンバス生地とは、帆布とも呼ばれている生地の事を言い、しっかりした厚手の粗布を指します。耐水性に優れており、濡れると水を通しにくくするという特徴もあります。
その特性を活かし、トートバッグやスニーカー等のファッションアイテム・トラックやテントのシート・郵便物を運ぶ郵便袋・絵画を描く為の画布等、様々なところで活用されています。
(2)汚れの主な原因とは
キャンバス生地は男性・女性に関係なく、取り入れやすいアイテムですので、その使用頻度も高いのではないでしょうか。しかし、何度も使っていると気になってくる汚れの原因を知りたい方も多いと思いますのでご紹介します。
キャンバス生地の汚れは、皮脂汚れによる黒ずみ・経年劣化による黄ばみ・濡れてできた輪染み等が挙げられます。キャンバス生地を綺麗に使いたいなら、これらに十分注意して使用しましょう。
2)キャンバス生地の汚れ落としに必要なアイテム5選
(1)洗面器かバケツ
キャンバス生地を洗う際に必要です。蛇口から出るお湯を直接使っても構いませんが、洗面器やバケツがあると便利です。
(2)固形石鹸
洗濯用の固形石鹸を用意して下さい。ウタマロ石鹸やミヨシ純せっけん等がオススメです。ドラッグストアで購入でき、120円~140円程と安値ですので、簡単に用意できると思います。
(3)ブラシとスポンジ
ブラシは洗濯用ブラシを用意して下さい。キャンバス生地の本体部分を洗う際に使います。スポンジはカラーが入っている箇所を洗う際に使いますので、柔らかいスポンジを用意しましょう。
(4)バスタオル
バスタオル限定というわけではありませんが、なるべく大きいサイズのタオルを用意して下さい。キャンバス生地の水気を取る際に必要です。
(5)ハンガー
バッグやスニーカーを陰干しする際に必要です。バッグの場合は、普段使っているハンガーで構いませんので、2本用意しましょう。
スニーカーの場合は、靴用のハンガーを用意する事をオススメします。靴用ハンガーは100円ショップでも購入できますので、用意して下さい。
3)キャンバス生地の汚れ落とし方法を解説!7ステップとは
(1)ステップ1:ぬるま湯を用意する
洗面器やバケツに30度前後のぬるま湯を入れます。洗面器等を用意しなかった場合は、蛇口から直接30度前後のお湯が出る様にセットして下さい。
(2)ステップ2:濡らす
ブラシをぬるま湯で湿らせ、キャンバス生地を濡らします。1度に全て濡らすのではなく、細かい範囲に分けて洗濯していきましょう。
(3)ステップ3:洗剤を付けて擦る
濡らした個所に洗濯用固形石鹸を直接塗り込み、ブラシで擦って洗います。汚れが酷い個所は念入りに擦りましょう。
しかし、力を入れて擦り過ぎるのは厳禁です。又、こちらも、1度に全て行うのではなく、細かい範囲に分けて行いましょう。
(4)ステップ4:カラー部分を洗う
カラー部分があるキャンバス生地の場合、その部分が傷付かない様に、柔らかいスポンジに洗剤を付けて洗います。まず、スポンジでキャンバス生地を濡らし、その後、スポンジに洗剤を付けて優しく洗いましょう。
(5)ステップ5:すすぐ
シャワーで泡がなくなるまで、しっかりすすぎます。表面・裏面・底面ともに、しっかりすすぎましょう。
(6)ステップ6:水気を拭き取る
バスタオルでキャンバス生地の水気を拭き取ります。この時、脱水機を使うとキャンバス生地の傷や型崩れの原因になってしまいますので、タオルで水気を拭き取る様にしましょう。
(7)ステップ7:陰干しする
色褪せや劣化の原因になりますので、直射日光を避け風通しのいい場所で陰干しします。バッグの場合は、ハンガーを2本使い、バッグの口が開く様に干して下さい。スニーカーの場合は、靴用ハンガーを使って干しましょう。完全に乾けば、洗濯完了です。
4)汚れ別に効率よく掃除するコツとは?
(1)プラスチック消しゴム・ぬるま湯
バッグに汚れが付着した際、汚れが酷いなら洗濯する事をオススメしますが、少しの汚れで洗濯を行うまでもないなら、プラスチック消しゴムで汚れを軽く擦ってみましょう。これでも落ちない場合は、汚れをピンポイントで落としていきます。
それには上記と同様の方法で洗濯しましょう。汚れの部分を水で濡らし、固形石鹸を付けて擦り、ぬるま湯ですすいで乾燥させる。この方法でキャンバス生地を効率的に洗いましょう。
(2)お酢
そして、キャンバス生地の黄ばみは、「生地に残ったアルカリ性の洗剤が紫外線に反応」して起こります。よって、黄ばみが出てきてしまった場合は、お酢を使います。
お酢1に対して水3で薄めて一晩浸け置きし、タオルで水気を拭いて乾燥させましょう。こうする事で、黄ばみが取れるでしょう。ぜひ一度試してみて下さい。
5)ここに注意!キャンバス生地の掃除で注意する4つのこと
(1)擦り過ぎに注意
キャンバス生地をブラシで擦る際は、生地の劣化や傷をつくらない為にも、擦り過ぎに注意して下さい。力を入れず、丁寧に汚れを落としていきましょう。
(2)色落ちに注意
カラーが入っているキャンバス生地の場合、ブラシで擦らずにスポンジで優しく洗う事を心掛けて下さい。色落ち・色移りを起こすと、キャンバス生地が台無しになってしまいますので注意しましょう。
(3)色褪せに注意
キャンバス生地の洗濯が終わり乾かす際は、直射日光が当たらない様に干して下さい。紫外線による色褪せや、黄ばみを起こす可能性がありますので、注意して下さい。
(4)型崩れに注意
キャンバス生地を洗う際は、必ず手洗いして下さい。面倒だからと言って洗濯機で洗ってしまうと型崩れの原因になりますので、上記の方法でお手入れを行いましょう。
6)キャンバス生地を綺麗に使うメンテナンスのコツとは?
キャンバス生地は、水に強いという特性を持っていますが、水に濡れたまま放置しておくと汚れや黄ばみの原因となってしまいます。
雨等で濡れた場合は、家に帰ったらすぐに風通しの良い場所で干すようにして下さい。又、普段から汚れが付きにくい状態をつくっておく為に、防水スプレーや撥水スプレーを吹きかけておくと良いでしょう。
そして汚れが付いてしまった場合は、汚れが布に馴染んでしまう前に洗濯する事をオススメします。きちんとメンテナンスし、お気に入りの商品を長く使えるようにしましょう。
7)クリーニングは依頼できる?
(1)どこに持っていけば良い?
キャンバス生地のバッグの場合は、布・キャンバス専門のクリーニング店に依頼する事をオススメします。
ノーブランドで比較的安値のキャンバスバッグなら、普段使われているクリーニング店に相談してみるのも良いでしょう。そして、キャンバス生地のスニーカー等は靴専門のクリーニング店に依頼しましょう。
(2)相場・期間とは
バッグの場合は、ブランドやサイズにもよりますが、10,000円~30,000円が相場でしょう。そして、クリーニングにかかる期間は、2週間~5週間は見ていて下さい。
靴の場合は、その形にもよりますが、3,000円~9,000円程でクリーニングが可能です。そして、期間はお店にもよりますが1週間~3週間程かかります。
(3)依頼する際の注意点とは
クリーニング店を依頼する際は、口コミ等で「対応の善し悪し・保障の有無・技術の高さ等」をしっかり調査しておきましょう。
評価が悪いクリーニング店に依頼すると、汚れが落ちていない・破損していた等のトラブルが起こる可能性があります。値段の安さや期間の早さで決めるのではなく、対応・保障・技術等で決める様にしましょう。
今回のまとめ
1)キャンバス生地の主な汚れは、皮脂汚れによる黒ずみ・紫外線による黄ばみ等である
2)キャンバス生地を洗う際は、水で濡らす→石鹸を直接塗り込む→ブラシで擦る→すすぐ→タオルで水気を除去する→陰干しするのステップで行う
3)キャンバス生地を効率的に綺麗にするなら、消しゴムやお酢の力も借りてみる
4)キャンバス生地を洗う際は、擦り過ぎ・色落ち・色褪せ・型崩れに注意する
5)クリーニングに出す際は、そのアイテムを専用に取り扱うお店へ依頼する
6)クリーニング店を選ぶ際は、店の対応・腕の善し悪し・保障の有無等を調査してから依頼する