キャンバス生地の汚れ落とし鉄板方法!茶色いシミ・色移りとは

キャンバス地のトートバック(白色)

キャンバス生地のスニーカーやトートバッグは幅広い世代に大人気です!でも、そんなキャンバス生地はお手入れ方法を誤ると、汚れを悪化させる可能性があり要注意。

この記事ではキャンパス生地の汚れ落とし、汚れ別の対象方法(茶色いシミ・黒ずみ・カビ・色移り)、洗濯機の洗い方、消しゴムを使ったメンテナンス方法などまとめて紹介します!

目次

キャンバス生地とはなに?汚れの原因

キャンバス生地とは

キャンバス生地とは、帆布(はんぷ・ズック)とも呼ばれている生地の事を言い、しっかりした厚手の粗布を指します。耐水性に優れており、濡れると水を通しにくくするという特徴もあります。

その特性を活かし、トートバッグやスニーカー等のファッションアイテム・トラックやテントのシート・郵便物を運ぶ郵便袋・絵画を描く為の画布等、様々なところで活用されています。

キャンパス生地の汚れの主な原因

キャンバス生地は男性・女性に関係なく、取り入れやすいアイテムですので、その使用頻度も高いでしょう。しかし、何度も使っていると気になってくる汚れの原因

キャンバス生地の汚れは、皮脂汚れによる黒ずみ、経年劣化による黄ばみ、濡れてできた輪染みが代表的な原因です。キャンバス生地を綺麗に使いたいなら、これらに十分注意して使用しましょう。

キャンバス生地の汚れ落としに必要なアイテム5選

洗面器(バケツ

キャンバス生地を洗う際に必要です。蛇口から出るお湯を直接使っても構いませんが、洗面器やバケツがあると便利です。

固形石鹸

洗濯用の固形石鹸を用意して下さい。ウタマロ石鹸やミヨシ純せっけん等がオススメです。ドラッグストアで購入でき、120円~140円程と安値ですので、簡単に用意できると思います。

ブラシとスポンジ

ブラシは洗濯用ブラシを用意して下さい。キャンバス生地の本体部分を洗う際に使います。スポンジはカラーが入っている箇所を洗う際に使いますので、柔らかいスポンジを用意しましょう。

バスタオル

バスタオル限定というわけではありませんが、なるべく大きいサイズのタオルを用意して下さい。キャンバス生地の水気を取る際に必要です。

ハンガー

バッグやスニーカーを陰干しする際に必要です。バッグの場合は、普段使っているハンガーで構いませんので、2本用意しましょう。スニーカーの場合は、靴用のハンガーを用意する事をオススメします。靴用ハンガーは100円ショップでも購入できますので、用意しましょう。

キャンバス生地の汚れ落とし方法を解説!7ステップとは

ステップ1:ぬるま湯を用意する

洗面器やバケツに30度前後のぬるま湯を入れます。洗面器等を用意しなかった場合は、蛇口から直接30度前後のお湯が出る様にセットして下さい。

ステップ2:濡らす

ブラシをぬるま湯で湿らせ、キャンバス生地を濡らします。1度に全て濡らすのではなく、細かい範囲に分けて洗濯していきましょう。

ステップ3:洗剤を付けて擦る

濡らした個所に洗濯用固形石鹸を直接塗り込み、ブラシで擦って洗います。汚れが酷い個所は念入りに擦りましょう。しかし、力を入れて擦り過ぎるのは厳禁です。又、こちらも、1度に全て行うのではなく、細かい範囲に分けて行いましょう。

ステップ4:カラー部分を洗う

カラー部分があるキャンバス生地の場合、その部分が傷付かない様に、柔らかいスポンジに洗剤を付けて洗います。まず、スポンジでキャンバス生地を濡らし、その後、スポンジに洗剤を付けて優しく洗いましょう。

ステップ5:すすぐ

シャワーで泡がなくなるまで、しっかりすすぎます。表面・裏面・底面ともに、しっかりすすぎましょう。

ステップ6:水気を拭き取る

バスタオルでキャンバス生地の水気を拭き取ります。この時、脱水機を使うとキャンバス生地の傷や型崩れの原因になってしまいますので、タオルで水気を拭き取る様にしましょう。

ステップ7:陰干しする

色褪せや劣化の原因になりますので、直射日光を避け風通しのいい場所で陰干しします。バッグの場合は、ハンガーを2本使い、バッグの口が開く様に干して下さい。スニーカーの場合は、靴用ハンガーを使って干しましょう。完全に乾けば、洗濯完了です。

キャンバス生地の汚れに!こんなお手入れ方法も

プラスチック消しゴムとぬるま湯を

キャンバス生地の軽い汚れ落としに消しゴムは有効です!表面の汚れを削り落とすことで効果を発揮してくれます。そのため、油性ペンやマジック、インクなどの汚れには効果的ですが、繊維の奥まで染み込んだ汚れには効果がありません。

また、キャンバス用の消しゴム「キャンバスクリーナー」を使うことをおすすめします。キャンバス生地用の消しゴムは、キャンバス生地に傷がつきにくいように作られているので、より安心して使用できます。消しゴムを使用する際は、優しく軽い力で行い、生地を傷つけないように注意しましょう。

汚れの部分を水で濡らし、固形石鹸を付けて擦り、ぬるま湯ですすいで乾燥させる。この方法でキャンバス生地を効率的に洗いましょう。

お酢を活用したお手入れ方法

実は、キャンバス生地のお手入れに、お酢が効果的です!お酢の主成分は酢酸。酢酸はアルカリ性の汚れを中和する性質があり、黄ばみや汗などの汚れ落としにオススメです。また、お酢には防臭効果もあるため、キャンバス生地の靴やバッグなどの臭い取りにも役立ちます。

キャンバス生地のお手入れにお酢を使う方法
・水に洗剤といっしょにお酢を加えて洗濯液を作りる
・洗濯液の量は洗濯物1kgに対して大さじ1~2程度
・洗濯液にキャンバス生地を浸し、軽くもみ洗いする
・日陰で、十分に乾かしましょう

ここに注意!キャンバス生地の掃除で注意すること

擦り過ぎに注意

キャンバス生地をブラシで擦る際は、生地の劣化や傷をつくらない為にも、擦り過ぎに注意して下さい。力を入れず、丁寧に汚れを落としていきましょう。

色落ちに注意

カラーが入っているキャンバス生地の場合、ブラシで擦らずにスポンジで優しく洗う事を心掛けて下さい。色落ち・色移りを起こすと、キャンバス生地が台無しになってしまいますので注意しましょう。

色褪せに注意

キャンバス生地の洗濯が終わり乾かす際は、直射日光が当たらない様に干して下さい。紫外線による色褪せや、黄ばみを起こす可能性がありますので、注意して下さい。

型崩れに注意

キャンバス生地を洗う際は、必ず手洗いして下さい。面倒だからと言って洗濯機で洗ってしまうと型崩れの原因になりますので、上記の方法でお手入れを行いましょう。

キャンバス生地を綺麗に使うメンテナンスのコツ

キャンパス生地は十分に乾かす習慣を

キャンバス生地は、水に強いという特性を持っていますが、水に濡れたまま放置しておくと汚れや黄ばみの原因となってしまいます。

雨等で濡れた場合は、家に帰ったらすぐに風通しの良い場所で干すようにしましょう。又、普段から汚れが付きにくい状態をつくっておく為に、防水スプレーや撥水スプレーを吹きかけておくと良いでしょう。

そして汚れが付いてしまった場合は、汚れが布に馴染んでしまう前に洗濯する事をオススメします。きちんとメンテナンスし、お気に入りの商品を長く使えるようにしましょう。

キャンパス記事は日焼けに注意?

キャンバス生地は、綿や麻などの天然繊維で織られた厚手の布です。そのため、紫外線の影響を受けやすく、日焼けによって黄ばみやすい性質があります!

キャンバス生地の黄ばみは、紫外線によって繊維の中の色素が分解されて起こります。特にアイボリーやホワイトなどの白っぽいカラーのキャンバス生地は、黄ばみが目立ちやすいので注意しましょう。

キャンバス生地の黄ばみを予防するには、「日陰で保管する」「日焼け止めスプレーを使う」「こまめにメンテナンスする」「酸素系漂白剤を使ってお手入れする」ことが挙げられます。キャンバス生地を長持ちさせるためにも、日焼けによる黄ばみ対策をしておきましょう。

キャンバス生地をクリーニングに依頼する場合

どこに持っていけば良い?

キャンバス生地のバッグの場合は、布・キャンバス専門のクリーニング店に依頼する事をオススメします。

ノーブランドで比較的安値のキャンバスバッグなら、普段使われているクリーニング店に相談してみるのも良いでしょう。そして、キャンバス生地のスニーカー等は靴専門のクリーニング店に依頼しましょう。

キャンバス生地のクリーニング料金や期間

キャンバス生地のバッグのクリーニング料金は、一般的に6,000円〜10,000円程度です。料金は、バッグの大きさや素材、クリーニングにかかる時間によって異なります。また、ブランドバッグや高級バッグは、より高額になる傾向があります。

具体的には、A4サイズのキャンバスバッグの場合、通常クリーニングで6,000円〜8,000円、シミ抜きや撥水加工などのオプションを追加すると、10,000円〜15,000円程度が相場となります。

キャンバス生地のバッグは、汚れが目立ちやすいため、定期的なクリーニングがおすすめです。また、汚れがひどい場合は、シミ抜きや撥水加工などのオプションを追加すると、より長くきれいに使えるようになります。

依頼する際の注意点とは

クリーニング店を依頼する際は、口コミ等で「対応の善し悪し・保障の有無・技術の高さ等」をしっかり調査しておきましょう。

評価が悪いクリーニング店に依頼すると、汚れが落ちていない・破損していた等のトラブルが起こる可能性があります。値段の安さや期間の早さで決めるのではなく、対応・保障・技術等で決める様にしましょう。

キャンバス生地の汚れ落としに関連する質問まとめ(Q&A)

キャンバス生地の色移りの落とし方は?

キャンバス生地の色移りの落とし方には、3つの方法を試してみましょう!

キャンバス生地の色移りを落とす方法
・色移りした部分をすぐに水で洗い流す
・中性洗剤で漬け置き洗いをする
・漂白剤を使って漂白する

色移りした部分をすぐに水で洗い流す

色移りした部分をすぐに水で洗い流すと、色移りを広げずに落とすことができます。色移りした部分を濡らして、石鹸や中性洗剤を付けて優しくこすり洗いします。

中性洗剤で漬け置き洗いをする

色移りした部分が広範囲にわたる場合は、中性洗剤で漬け置き洗いをします。ぬるま湯に中性洗剤を入れて、色移りした部分を浸します。10~30分ほど放置して、洗濯ブラシなどで優しくこすり洗いします。

漂白剤を使って漂白する

色移りがひどい場合は、漂白剤を使って漂白します。漂白剤を使用する場合は、漂白剤の用法に従って使用してください。色移りした部分は、漂白剤が直接つかないように、手袋やゴム手袋を着用して作業しましょう。色付きのものやプリントがしてあるものは、酸素系漂白剤を使うとよいでしょう。酸素系漂白剤は、生地本来の色柄は残しつつ、汚れを漂白することができます。

キャンバス生地は、丈夫で長持ちする素材ですが、色移りしやすい素材でもあります。そのため、色移りを防止するためにも、色移りの落とし方を知っておくと便利です。

キャンバス生地の茶色いシミの落とし方は?

キャンバス生地の茶色い汚れは「カビ」「食べ物・飲み物の汚れ」が考えられます。茶色いシミを落とすには「酸素系漂白剤」や「中性洗剤」を使うのがおすすめです。

酸素系漂白剤は、色柄ものにも使え、漂白効果も穏やかです。オキシクリーンも酸素系漂白剤です。中性洗剤は、茶色いシミの部分につけて、40℃前後のお湯でやさしくもみ洗いします。その後、水ですすいでください。

キャンバス生地の茶色いシミを落とすポイント
・カビの場合は、カビ取り剤を使い、しっかりと除去する
・食べ物や飲み物の汚れの場合は、中性洗剤や固形石鹸を使って、丁寧に洗い落とす
・キャンバス生地の洗濯は、手洗いの方がシミが落ちやすい
・洗濯機を使う場合は、洗濯ネットに入れて洗う

また、重曹と中性洗剤を40度ぐらいのお湯で混ぜて、ブラシにつけて優しく洗う方法もあります。洗ったら水で絞ったタオルで洗剤を取りましょう。

トートバッグの持ち手の黒い汚れ(黒ずみ)はどうやって落とす?洗い方は?

キャンバス生地の持ち手は、皮脂汚れなどで黒ずみやすいため、部分洗いするとよいでしょう。持ち手の部分を水で濡らしてから、手洗い用の固形石鹸か中性洗剤を塗り、古い歯ブラシなどで汚れを落とします。

汚れが落ちたら、水ですすいでください。キャンバス生地は水濡れに強いため、洗濯後に黄ばんで見える場合は、洗剤が残っている可能性があります。洗濯後によくすすいで洗剤を残さないようにする、酢やクエン酸など酸性の物質を使ってアルカリ性を中和させることがポイントです。

トートバッグはどのくらいで捨てる?

キャンバスバッグは、コットンや麻などの天然素材で作られたバッグです。丈夫で長持ちするものですが、使用頻度や環境によって、劣化や破損が起こりやすくなります。キャンバスバッグの捨てどきは、以下の3つの基準を参考にしましょう!

チェック
使用頻度をチェック

キャンバスバッグは、定期的に使用することで劣化が進みやすくなります。1年に1回以上は使用していない場合は、捨てどきかもしれません。

チェック
汚れや劣化状況をチェック

キャンバスバッグは、使用していくうちに破れたり、色落ちしたり、汚れが特に目立つ素材です。自分が思っている以上に、周りの人も気付いているかも。愛着があっても、汚れが目立つ場合は、替え時のサインでしょう。

チェック
収納スペースをチェック

キャンバスバッグは、折りたたんで収納できるものも多いですが、それでもある程度のスペースを取ってしまいますね。また放置しておくと、カビや虫食いによる劣化も起こり、周りの服にも影響を及ぼしてしまいます。

収納スペースが限られている場合は、使用頻度が低いものや、破損や劣化が進んでいるものを優先して捨てるのも一つの方法です。

使わなくなったバッグはどうすればいい?

もし、キャンバスバッグがまだ使える状態であれば、捨てるのはもったいないかもしれません。以下のような方法で再利用してみてはいかがでしょうか。

キャンバス生地を使わなくなった時は(再利用)
・リメイクして新しいバッグを作る(小物入れなど)
・収納用バッグやエコバッグとして使う
・子どものおもちゃやペットのベッドにする
・寄付する

リメイクや収納用バッグとして使う場合は、キャンバスバッグの大きさやデザインを生かした使い方をするとよいでしょう。子どものおもちゃやペットのベッドにする場合は、汚れても大丈夫なように、洗濯や水拭きができるものを選ぶと安心です。寄付をする場合は、リサイクル品として引き取ってもらえるか確認しておきましょう。

キャンバスバッグは、丈夫で長持ちする素材なので、再利用することで、ゴミの削減や資源の有効活用につながります!また、新しい使い方を見つけることで、キャンバスバッグの新たな魅力を発見できるかもしれません。

キャンバス生地を処分する場合はどうしたら良い?

処分方法その
可燃ゴミとして処分する(自治体のルールをチェック)

最も簡単で手軽な方法です。ただし、自治体によっては、金具やチャックなどの金属部分が付いている場合は、不燃ゴミとして処分しなければならない場合もあります。

また、汚れがひどい場合は、燃やす際に臭いや煙が発生する可能性があるので、事前に自治体のHP等でチェックをしましょう。

処分方法その
フリーマーケットやリサイクルショップで売る

まだ使えるバッグであれば、比較的高値で売却することができます。ただし、バッグが汚れている場合は、買取価格が下がってしまう可能性があるので、事前にクリーニングが必要です。バッグにブランド名やロゴなどが入っている場合は、より高値で売却できる可能性があります。

処分方法その
リサイクル業者に依頼する

手間がかかりますが、環境に優しい方法です。リサイクル業者では、バッグだけでなく、金属部分やチャックなどの金属も一緒に回収してくれるので、自治体のルールを気にする必要がありません。また、汚れがひどいバッグでも、リサイクル業者によっては引き取ってくれる場合があります。

リサイクル業者に依頼する場合は、キャンバス生地の量や種類などを伝えましょう。再利用する場合は、キャンバス生地の状態を確認しましょう。破れたり、汚れたりしている場合は、再利用できない場合があります。

もし、バッグがまだ使える状態であれば、リメイクにチャレンジしてみるのもよいでしょう!キャンバス生地を大切に使い、最後まで有効に活用しましょう。

キャンバス生地を洗濯機で洗えるの?注意点は?

キャンバス生地を洗濯機で洗うことはできますが、基本的にはおすすめできません。洗濯機で洗うと、持ち手などについた頑固な汚れが落ちきれない場合が多く、型崩れの原因にもなります。

キャンバス生地を洗濯機で洗う場合
・洗濯機の容量に合った洗濯ネットに入れて洗う
・手洗いコースまたはドライコースで洗う
・脱水は1分未満に設定する
・乾燥は日陰で陰干しする

洗濯機で洗うと、生地にダメージを与えたり、形崩れしたりする可能性があるため、手洗いコースやドライコースで洗うことをおすすめします。また、脱水は生地が縮む可能性があるため、1分未満に設定するようにしましょう。乾燥は日陰で陰干しすることで、生地の色あせや縮みを防ぐことができます。

キャンバス生地はシワになりやすいので、脱水のしすぎに注意し、干すときはしっかりシワを伸ばしましょう。もしシワになってしまったら、キャンバス生地やコットンはアイロンで伸ばすこともできます。

記事のまとめ:キャンバス生地の汚れ落としについて

ここまで、お読みいただいていかがでしたでしょうか?キャンバス生地の汚れ落としは、ちょっとしたコツを踏まえれば効果的な方法があります。キャンバス生地は、洗濯機で洗うと型崩れや色落ちの原因となるため、手洗いするようにしましょう。洗った後は、風通しのよい日陰で十分に乾かすのがポイント。

黄ばみ汚れ、黒ずみ汚れを目立たせないために小まめなメンテナンスを続けることで、美しい状態で使い続けることができますよ!ぜひこの生地をお手入れの参考になさってください。

この記事の参考文献

白洋舎
鎌倉スワニー
生地の森
暮らしスタイル研究所
宅配クリーニングリネット

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