【3種類別】ワインのシミを効果的に落とす3手順を解説

赤ワインとグラス

お気に入りの洋服やソファーにうっかりワインをこぼしてしまった、という経験があるでしょうか。

ワインが付着してシミになってしまった場合、素材によってシミ取りの方法やコツにも違いがあります。ワインのシミを効果的に落とす方法をご紹介します。






目次

【3種類別】ワインのシミを効果的に落とす3手順を解説


1)そもそもワインの成分って?白・赤での違いとは?

白ワインは、白ぶどうの果汁のみを使用して作られるため、透明度の高い色をしています。それに対して赤ワインは、黒ぶどうの果汁と皮、種も使用して作られるため、皮に含まれる「アントシアニン」という色素成分が溶け出し、美しいワイン色になります。

白ワインをこぼしてシミになっても、そこまで目立たないかもしれませんが、赤ワインは色素成分のアントシアニンがシミになるため、とても目立ってしまいます。

2)ワインのシミを落とすのに必要なグッズ3選

(1)食器用中性洗剤

ワイングラスをピカピカに洗い上げることのできる食器用中性洗剤は、ワインのシミを落とすのにも活用できます。水で薄めて、シミになった部分に染み込ませ、別の綺麗な布で拭き取ります。

(2)重曹パウダー

家の中の様々な場所で幅広く活躍する重曹パウダーは、ワインのシミ取りにも効果的です。シミになった部分に重曹パウダーを振りかけてから、熱いお湯を注ぐことでシミを落とします。繊細な衣類に熱いお湯をかけると、変色や変質のおそれがあるので、成分表示をよく確認してから行います。

(3)酸素系漂白剤

漂白剤を使って洗うことのできる衣類や布製品等は、酸素系漂白剤を使ってワインのシミを綺麗にすることができます。パッケージに指定されているとおりに水で薄め、洋服であれば10分程度浸けてから洗濯します。洋服以外のアイテムであれば、定量どおりに薄めた酸素系漂白剤を布に染み込ませ、シミの部分を叩くか、スプレーした後に拭き取るようにします。

3)ワインのシミの落とし方を解説!一般的なステップとは?

(1)STEP1:食器用中性洗剤を薄めてシミを落とす

食器用中性洗剤をぬるま湯で10倍程度に薄め、ワインのシミになった部分に染み込ませます。シミの範囲が広い場合は、洗面器やボウル等に薄めた食器用中性洗剤を入れた中につけることもできます。シミの色が薄くなったら、水ですすいで通常どおり洗濯します。

(2)STEP2:重曹パウダーをふりかける

ワインのシミが付着した部分に、重曹パウダーを多めにふりかけた後、50度以上の熱いお湯をかけるとシミが綺麗になる場合があります。

ただし、30度程度で洗うよう指定されている衣類や布製品の場合は、熱いお湯をかけないほうが良いので、成分表示を確認するようにしましょう。

(3)STEP3:酸素系漂白剤を使ってワインのシミを落とす

酸素系漂白剤を、指定の容量どおり水で薄めます。ワインのシミが小さければ、布や綿棒等に染み込ませて、叩くようにしてシミを落とします。シミの範囲が広い場合や、酸素系漂白剤を使用しても問題ない衣類であれば、洗面器やバケツ等に水で薄めた酸素系漂白剤を入れ、10分程度浸けてから、通常の洗濯をすればOKです。

4)付着する素材別に解説!シミ取りの違いとは?

(1)シャツ

カッターシャツ等の色の薄い生地に赤ワインをこぼしてしまうと、シミが大変目立ちます。できる限りワインの水分を拭き取ってから、酸素系漂白剤が使えるものであれば漂白し、そうでなければ食器用中性洗剤を薄めたものでシミを綺麗にしてから、通常の洗濯を行います。

(2)ソファー・カーペット

簡単には洗濯できないソファーやカーペットにワインのシミがついてしまった場合、食器用中性洗剤に水を少量加えてかき混ぜ、ホイップクリームのような泡状にしたものを、シミの部分に塗布します。

使い古しのタオルなど、綺麗な布で軽くこすり、シミが落ちたら別の布に水かぬるま湯を染み込ませ、洗剤の成分を落とします。その後、乾いた綺麗な布で水分を拭き取ります。

(3)

床にこぼしたワインの飛沫が壁に付着してしまった時は、酸素系漂白剤を水で薄めたものを、布やペーパータオルに染み込ませてシミになった部分に塗布し、30分~1時間程度置きます。その後、乾いた綺麗な布で拭き取って仕上げます。

5)他にもこんな方法もある?試してみたい方法とは

(1)

ソファーやカーペットにワインのシミが付着した際に試してみたい別の方法が、塩を使うというものです。シミになった部分の上に、盛り上がるくらい多めに塩を置き、軽く押し付けて塩にワインを吸い取らせます。次に、掃除機で塩を吸い取り、シミが残っていたら水を含ませた綺麗な布で軽く叩くようにして拭き取ります。

(2)炭酸水

無糖の炭酸水があれば、ワインのシミを落とすのに活用できます。炭酸水に含まれる二酸化炭素が、汚れを浮かせやすくしてくれるからです。シミになった部分を水洗いした後、炭酸水を染み込ませ、別の布で叩くようにしてシミを落としていきます。

6)シミ抜きでの注意点とは?

(1)強くこすらない

ワインのシミを綺麗にしようとするあまり、力を入れてこすってしまうと、かえってシミが周りに広がるおそれがあります。基本は軽く叩いて、別の布に汚れを移し取る意識をもってシミ抜きをする必要があります。

(2)必ず成分表示を確認してからシミ抜きをする

洋服や布製品は、素材によって使うことのできる洗剤や漂白剤、洗濯に適した水温が異なります。もしも成分表示を無視した方法でワインのシミ抜きをしようとすると、生地が傷んでしまい、残念な結果になってしまいます。作業をする前に、必ず成分表示を確認し、素材に合ったシミ抜きの方法を選ぶようにします。

7)応急処置って?ワインのシミにすぐに処置できる方法とは

外出時など、すぐに洗濯できない場合は、応急処置が重要なポイントになります。可能なら、ワインをこぼしてシミになった部分に水をつけて、ハンカチやティッシュ等でワインを吸い取ります。帰宅したら、台所用中性洗剤や酸素系漂白剤を使ってシミを綺麗にし、できるだけ早く洗濯するようにします。

外でワインを飲む機会が多い方であれば、シミ抜き専用のステインペンという、修正ペンのような形をしたグッズを携帯しておくのも1つの方法です。インターネット通販で、数百円で入手できるので、気軽に試せるでしょう。

8)専門家にお願いすることもできる?相場・注意点とは?

(1)クリーニング店での相場とは?

ワインのシミ抜きを専門家にお願いする場合、気になるのが相場です。クリーニング店は、実店舗でも宅配タイプでも、通常のクリーニング費用に加えて、シミ抜き料金がかかる場合が多いようです。

シミの大きさによって費用も変わってきます。一例として、シミ抜きを得意とする宅配クリーニング店では、通常のクリーニングが1着800円程度、シミ抜き料金が500円~2000円程度となっています。

(2)家に出張で来てもらうこともできる?相場とは?

カーペットに大きなワインのシミができてしまい、自分では対応できないような場合、出張クリーニングを頼むことも可能です。

大手清掃業者の相場は、ウールや化繊のカーペットで、広さによって変わりますが、1万円~3万円前後でシミ抜きやカーペットクリーニングをしてくれます。






まとめ

1)ワインの成分の違いを知ろう

2)家にあるグッズを活用してワインのシミを落とせる

3)シンプルな3ステップでワインのシミを綺麗にしよう

4)付着した素材によるシミ取りの違いやポイントとは

5)ワインのシミ取りの注意点と応急処置を覚えておけば安心

6)困った時には専門家にお願いするのも1つの方法

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