【簡単ステップ】ユニットバス効率的に綺麗にする掃除方法

浴室のイメージ

毎日入るお風呂。一日の疲れを落としたり、または一日の初めに気合を入れるために入ったり、日本人には入浴は欠かせない習慣ですよね。

キレイになるために入るお風呂が汚れていたら、効果も半減です。ユニットバスの効果的なお掃除方法をご紹介します。






【簡単ステップ】ユニットバス効率的に綺麗にする掃除方法


1) ユニットバスにも種類がある?3タイプとその特徴

ユニットバスと聞くとビジネスホテルやワンルームマンションにあるような、お風呂・洗面台・トイレが一体型のものを思い浮かべるのではありませんか?

ところが、バス・トイレ別でも、ファミリーで住んでいる戸建てやマンションのお風呂も実はユニットバスたくさん使われています。

(1) ユニットバス

ユニットバスは「壁・床・天井などが一体となっているもの」を指します。一般的には防水加工をした壁や床を工場で成形し、現場で組み立てられます。

なのでトイレや洗面所がなくても、いわゆる「既製品」で作られたものはすべてユニットバスと言われます。工場での一括生産なので品質にムラがなく、短期間で安価です。

東京オリンピックの建設ラッシュのために考えられたこの工法ですが、現在では戸建てや集合住宅でも一般的に使われています。建材の継ぎ目がなく一体設計されているので手入れがしやすいメリットがあります。

(2) システムバス

ユニットバスというとアパートやビジネスホテルなどの簡易なものをイメージする方が多いので、戸建てやリフォームの際の商品カタログではシステムバスという場合が多いそうです。

システムバスと聞くと追い炊きやミストサウナがイメージできやすいですよね。言い方は違っても工法や機能ともにユニットバスと同じなのでお手入れも同じように行います。

(3) ハーフユニットバス

浴槽より下の部分を既製品のパネルで作り、壁の上半分や天井部を好みのデザインや素材を使って仕上げる工法です。窓の設置や内装デザインの自由度が増し、こだわりの浴室が作れるのがメリットです。

汚れやすい浴室の下半分はパネル工法なので手入れが比較的簡単ですが、オーダーで作った部分は使用した素材に合わせた手入れが必要になってきます。

2)ユニットバスの汚れの主な5種類とその特徴

(1)湯あか

普段湯はりでためている水位の高さで浴槽につく茶色い汚れが湯あかです。正体は人間の皮脂汚れや垢・ほこりが固まったものです。

(2)水あか

水道水に含まれるミネラルが乾燥することで結晶化した白い汚れが水あかです。蛇口や鏡に良くつく白いうろこ状の汚れです。

(3)もらいさび

ついつい浴室に置きっぱなしになっているヘアピンやかみそり。濡れて腐食したサビが浴槽やカウンターについた赤茶色の汚れはもらいさびです。

(4)黒カビ

浴室の湿度と皮脂汚れを餌に、乾きにくい隙間や壁のすみにつく黒い汚れはカビです。一度目立ちはじめると掃除してもすぐに発生しやすくなる厄介な汚れです。

(5)ピンクぬめり

排水溝のまわりや床がピンクになったものは微生物の繁殖です。水はけの悪い場所に、皮脂汚れをエサにして発生します。

3)ユニットバスの掃除に準備したいグッズ4選

(1) 重曹

天然の洗剤で、幅広い汚れに効く万能グッズです。100円ショップで手軽に買えます。

(2) 酢 

水あかなどに効く酸性の洗剤。天然成分で体に優しく、スーパーでも安く変えるのでガンガン使えて便利です。

(3) カビ取り剤

頑固なカビには塩素系のカビ取り剤で対抗します。洗浄力が強いので手袋をして必ず換気して使用しましょう。

(4) スクイージー

頑張って掃除しても水分が残っていては次の汚れにつながります。仕上げやスクイージーでしっかり水気を切りましょう。

ユニットバス

4)ユニットバスの掃除の5ステップを解説

換気と手袋の準備が出来たらさっそく掃除です。順番にステップ解説していきます。

(1)STEP1:掃除は上から下へ・最初は壁から

落とした汚れは下へ落ちていきます。お風呂掃除も手順は上から下へ取りかかりましょう。湯気が充満する天井付近は見えない汚れやカビがついています。目や顔につかないよう洗剤をスプレーし、ブラシやぞうきんでこすりましょう。

体に優しい重曹水やアルコールスプレーがオススメです。水はねなどで、浴室は腰の高さより下の部分が一番汚れやすいです。特に洗い場周辺を重点的に掃除していきましょう。

重曹水やお風呂用中性洗剤が湯あかに強いので、スプレーしてこすっていきましょう。一度水で流し、汚れが落ちていなければ何度か繰り返して磨いていきます。

(2)STEP2:鏡や蛇口をピカピカにしよう

蛇口周りの水あかは酢で浮かせてこすり取ります。重曹と酢を混ぜたペーストを使ってこすると、重曹の研磨効果も加わり効果的です。もらいさびにも重曹の研磨効果が有効です。

(3)STEP3:床の溝までしっかりと

床は滑り止めの加工が汚れをためる原因にもなっているのでしっかりとこすっていきましょう。特に水はけ加工の床は表面の凹凸が激しいので、溝の向きに沿ってこまめにブラシの向きを変えてかき出すことがとても重要です。

(4)STEP4:排水溝には重曹と酢で泡パック

最後に排水溝の掃除です。普段の入浴で洗い流した皮脂よごれ、石鹸カスや泡、そして壁や床からこすり取った汚れが集まった排水溝は徹底的にキレイにしておきたいところですよね。

まず、ゴミとり部分に詰まった汚れを取り除きます。次に水が溜まっている部分が見えるまでパーツを取り外し、ひとつひとつブラシで磨きます。この時に出るごみは排水管のつまりになってしまうので、流さず取り除くようにしてください。

ゴミが取れたらパーツと排水溝に重曹をたっぷりふりかけて酢を垂らしていきましょう。重曹と酢が反応して出来る泡が細かい隙間もしっかり洗浄してくれます。しばらく置いたらシャワーで流し、掃除は完了です。

(5) STEP5:天井も忘れずに

天井部分も見えない汚れやカビがついています。フローリング用のワイパーとシートを使いアルコールで拭きあげましょう。仕上げはスクイージーをつかって浴室の水気を切りましょう。乾拭きまで出来るといいですね。

5)汚れの特徴に応じての掃除方法とは?

(1)軽い汚れは重曹と酢で

汚れが定着してしまう前の定期的なお手入れだと、重曹や酢で十分に落ちます。一度で取れなくても何度か繰り返すとだんだんと汚れが落ちていきます。

(2)しつこいカビにはラップでパック

黒カビは目で見て掃除したと思えても、パッキンの奥深くまで根が伸びている場合はすぐにまた発生します。黒カビの根を枯らすためにはカビ取り剤をしっかりと浸透させてつけ置く必要があります。

つけ置き時の洗剤の感想や流出を防ぐためには、洗剤のスプレー後にラップで覆うといいでしょう。ジェル状のカビ取り剤も有効ですね。

6)要注意!ユニットバスの掃除での注意点とは?

(1)最初は優しく目立たない場所から

ユニットバスはお手入れがしやすいことがメリットですが、強くこすりすぎると傷やさらなる汚れのもとになります。あまり力を入れすぎないよう注意しましょう。

また、こびりついた汚れを落とすために強力な洗剤を使う場合は必ず目立たない場所で試してからにしましょう。素材によっては変色の可能性もあります。

(2)カウンターの裏も忘れずに

浴室は湯気や水が伝うことで裏面や溝まで広がった汚れを見落としがちです。

カウンターの裏面は凸凹があったりカウンターを固定するためのボルトがあるのですが、見えずらいので汚れが頑固にこびりつきやすいです。目が届きにくい場合は鏡を使うなど工夫してしっかりと掃除しましょう

(3)汚れのチェックを

入浴のついでに掃除をする方も多いですが、お風呂に入るときってコンタクトやメガネって外していませんか。

あるはずの汚れに気づかず毎日使ってる・・・ということになりがちです。しっかり掃除の時はよく見える状態でやりましょう。目の保護もできるのでメガネの装着がオススメです。

7)日々のメンテナンス!ユニットバスを綺麗に使うコツとは

汚れがこびりついてからの掃除は大変ですよね。普段から出来るメンテナンスのコツを紹介します。

(1)ちょこちょこ掃除が大事

毎日使う場所だからこそ、ちょこちょこ掃除を習慣にしましょう。湯上りに冷たいシャワーをひとかけすると湿度の上昇を抑えられます。

床の水気を払う、、壁をタオルで拭く、汚れが緩んでいる間に掃除してからお風呂から出る、など、ひと手間でもかけることでかなりの効果があります。負担に思わない方法を取り入れてみましょう。また、浴槽にためたお湯は抜いておくと湿気を抑えられます。

(2) 掃除するものを減らす。

シャンプーボトルなどの小物やお風呂の蓋なども掃除の必要がありますよね?濡れた浴室に置きっぱなしのせいで汚れる原因となるので、浴室からどけておくというのも方法のひとつです。

お湯を抜いた後の蓋は外で乾かす、お風呂グッズやお子さんのおもちゃは入浴するときだけ持ち込むようにすると汚れないので掃除の手間が省けていいですよ。

(3)微生物には微生物で対抗

カビもピンクぬめりも微生物。自然界に存在するものですが、放っておくと不衛生で健康にも悪影響ですよね。しかし、浴室に設置するだけの簡単グッズがあります。

パワーの元はカビの発生を抑える微生物。新築やしっかりと掃除をしたあとに使い、微生物を浴室内に繁殖させることでカビが抑えられるので手軽でありがたいですね。






今回のまとめ

1) ユニットバスにも種類がある?3タイプとその特徴

2)ユニットバスの汚れの主な5種類とその特徴

3)ユニットバスの掃除に準備したいグッズ4選

4)ユニットバスの掃除の5ステップを解説

5)汚れの特徴に応じての掃除方法とは?

6)要注意!ユニットバスの掃除での注意点とは?

7)日々のメンテナンス!ユニットバスを綺麗に使うコツとは