タイルの目地を磨こう!汚れの種類別の掃除方法と5ステップ

キッチンのタイル

家にタイルの場所があるのは、外壁・玄関・キッチン・お風呂場・トイレ等が挙げられます。

放っておくと、いつの間にか汚れが付着し、蓄積してしまいます。タイルの目地は特に掃除がしにくい場所ですよね。そこで今回は、タイル・タイルの目地の掃除方法をご紹介します。






目次

タイルの目地を磨こう!汚れの種類別の掃除方法と5ステップ


1)そもそもタイルにも種類がある?4種類と掃除の違い

(1)タイルって何でできている?

タイルは使う場所に応じてそれぞれ最適な品質を得られる様に、原料の配合が決められています。

花崗岩等の風化物である粘土を主原料に、長石・陶石・石灰石・滑石等が必要に応じて配合され作られています。

(2)種類の違いはある?

タイルにも種類の違いはあります。用途で分類すると、内装タイル・外装タイル・床タイル・モザイクタイル等があります。

内装タイルは、建築物の内装に使われ、寸法精度の高い陶器質の物がほとんどです。外装タイルは、建築物の外壁に使われ、高強度で耐候性・耐久性に優れています。

床タイルは、耐磨耗性が必要な為、磁器質・せっ器質の物が用いられます。モザイクタイルは、内装・外装・床のどれにでも用いられ、素材は磁器質です。

平物1枚の表面積が小さく、通常では台紙張りされてユニットタイルとして販売されています。又、浴室やトイレで使われる事が多いのが、このモザイクタイルです。

(3)場所による汚れの違いとは?

まず初めに、外装タイルは汚れにくい性質ですので、お手入れもメンテナンスもほとんど必要ありません。

又、親水性に優れていますので水分に馴染みやすく、タイル表面の水分が水の膜を作り、空気中の汚れからも守ってくれます。

よって、たいていの汚れは雨と一緒に流れますのでメンテナンスを気にし過ぎる事はないでしょう。次に屋内のタイルと言えば、お風呂場・トイレ・キッチンによく用いられます。お風呂場で使われている場合、水垢・湯垢・皮脂汚れ・カビ・金属石鹸等がタイルを汚しています。

トイレで使われている場合、水垢や尿石汚れが汚れの原因です。そして、キッチンで使われている場合、水垢や油汚れが主な原因で汚れています。

2)タイルの目地掃除に必要なグッズ8選

(1)塩素系洗剤(カビハイター等)

薬局で購入できる物で構いません。

(2)ゴム手袋・マスク・スポンジ

100円ショップでも購入できますの。

(3)ラップまたはキッチンペーパー

普段、調理の際に使っている物で構いません。

(4)歯ブラシ

使い古した歯ブラシで構いません。

(5)いらないタオルまたは雑巾

掃除に使った洗剤を拭き取る為に必要です。

(6)タイル目地専用の塗り替えカラー

タイルの目地の劣化が酷い場合は、修復の為に用意しておくと良いでしょう。

3)タイルの目地掃除の5ステップを解説

(1)ステップ1:必要な物を準備し、洗剤をスプレーする

手袋・マスク等を装着し、黒ずみのあるタイルの目地に塩素系洗剤をスプレーします。目より高い位置にある黒ずみには、スポンジ等に洗剤を含ませて拭いて下さい。

(2)ステップ2:しばらく放置する

塩素系洗剤を吹きかけた場所に、ラップやキッチンペーパーを被せ、しばらく放置します。ラップやキッチンペーパーを被せると、洗剤が乾かなくなりますし、より汚れに密着させる事ができます。

(3)ステップ3:歯ブラシで擦る

タイルの目地汚れが酷い場合は、歯ブラシで軽く擦ります。硬いもので目地を強く擦ると、表面が削れたり欠けたりしますので、優しく擦る様に注意しましょう。

(4)ステップ4:洗剤を流す

キッチンタイルやトイレタイルの場合はタオルや雑巾等で十分に拭き取り、お風呂場のタイルの場合はシャワーで洗い流しましょう。

(5)ステップ5:タイルの修復等を行う

それでも薄っすら汚れが残る場合や、目地自体がボロボロの場合は、タイルの目地専用の塗り替えカラーを使い目地を修復しましょう。

タイルを掃除している女性

4)汚れの特徴に応じての掃除方法とは?

汚れは主に4つに分類され、特殊汚れ・酸性汚れ・アルカリ性汚れ・個体汚れに分けられます。特殊汚れとはカビや臭い、酸性汚れとは油汚れ・皮脂汚れ・手垢、アルカリ性汚れとは水垢・尿石汚れ、個体汚れとはホコリや髪の毛等を意味します。

特殊汚れに当たるカビはカビキラー等の塩素系洗剤で洗いましょう。そして、酸性汚れはアルカリ性洗剤を、アルカリ性汚れは酸性洗剤を使う様にしましょう。

個体汚れは、ホウキ等でこまめに掃き掃除を行いましょう。汚れに合った方法で掃除を行う事で、効果的に掃除できます。

5)ここに注意!タイルの目地掃除での2つの注意点とは?

(1)使用する洗剤に注意

タイルの目地を掃除する際は、油落とし洗剤の使用は控える様に注意して下さい。

このタイプの洗剤は、換気扇やコンロの油汚れを除去するのには効果的ですが、タイルの目地の掃除に使うと黒ずみを悪化させる可能性があります。

(2)塩素系洗剤を使用する際は使用方法をきちんと守る

上記でご紹介した掃除方法を行う場合は、必ずゴム手袋をし、十分に換気して掃除して下さい。又、塩素系カビ取り剤と他の洗剤を混ぜない様に注意しましょう。

6)日々のメンテナンスを!タイルを綺麗に使うポイントとは

(1)玄関の場合

日ごろのお手入れは、ホウキで掃き掃除を行うだけで構いません。部分的な泥汚れがある際は、水で塗らしてよく絞った雑巾等で拭くようにしましょう。

(2)お風呂場の場合

入浴後は、40度~45度のお湯をお風呂全体にかけ、その後は十分に乾燥させましょう。換気を行う・雑巾等で拭いて水気を除去する事も有効です。

(3)キッチンの場合

キッチンを使った後は、こまめに拭き掃除を行う様にしましょう。油汚れが付着している個所には、布巾等に食器用洗剤を少量付け、優しく汚れを拭き取りましょう。

(4)トイレの場合

日常のお手入れは、水で濡らしよく絞った雑巾等で拭き掃除を行うだけで構いません。汚れが落ちにくい場合は、中性洗剤と水を混ぜた液で雑巾を濡らし、よく絞ってから拭き掃除すると良いでしょう。

(5)外壁の場合

上記でもご説明しましたが、外壁のタイルはとても汚れに強いです。よって、日々のメンテナンスは雨が行ってくれるでしょう。

7)業者さんに依頼した場合の相場と注意点とは?

(1)掃除内容・業者さんの相場とは?

業者さんにお願いすると、まず汚れの状態を見に家へ来てくれます。その後、見積もりを行い、その内容で問題がなければ、決定した日時に清掃が開始されます。

掃除内容は、掃除場所や面積に応じて変わってきますが、高圧洗浄や塩酸での掃除が行われるようです。依頼費の相場も、汚れの度合い・掃除箇所の面積等で変わってくると思いますので、まずは見積もりから行ってみましょう。

(2)業者さんに頼む場合の注意点とは?

業者さんに依頼する際に最も大切なことは、実績や信頼のあるきちんとした業者さんかどうかです。又、高い技術力を持っているかどうかも大きなポイントです。

しっかり資格を取得している、技術力の高い業者さんを選びましょう。口コミ等で十分に調査し、業者さんを選んでみましょう。






今回のまとめ

1)タイルには、内装タイル・外装タイル・床タイル・モザイクタイル等の種類があり、それぞれの場所・用途に合った掃除方法を行う

2)タイルの目地の掃除には、塩素系洗剤を使って汚れを除去するのが有効

3)タイルの目地を掃除する際は、油汚れ用の洗剤は使わない事

4)塩素系洗剤を使う際は、ゴム手袋やマスクを使用し、十分に換気しながら行う

5)毎日少しずつメンテナンスを行うだけで、タイルを綺麗に保つ事ができる

6)業者さんに依頼した場合、依頼費は内容や業者によって変わってくるが、高圧洗浄や塩酸を使用し掃除してくれる

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