放っておけない!床・壁タイルの黒ずみを落とす4つの方法

タイルの掃除

気が付いたら、玄関の床タイルやバスルームやトイレの壁タイルなどに黒ズミの汚れができていることはありませんか。

放っておくと固くなり、ますます落ちにくくなってしまうタイルの黒ズミ汚れ。そんな黒ズミ汚れを落とすには、どうしたらいいのでしょうか。






目次

放っておけない!床・壁タイルの黒ずみを落とす4つの方法


1)そもそもタイルにも種類がある?3種類のタイルと掃除の違い

(1)内装タイル

主に内装に使用されるタイルで、陶器質のものがほとんどです。吸水性の高さをカバーするために、すべての内装タイルにはうわぐすりがかけられています。

(2)外装タイル

主に外壁に使用されるタイルであり、吸水率の低い磁器質や、高温で十分に焼成されたせっ器質のものがほとんどです。高強度で吸水率が低く、耐候性・耐久性に優れています。

(3)床タイル

床タイルは、磁器質およびせっ器質のものが用いられます。耐候性・耐久性に加えて滑りにくさ、歩きやすさ、摩擦や衝撃に強いこと、汚れにくく簡単に洗い流せることなどが多くの要素が要求されます。

このように、家の中で黒ズミができるタイルは大きく分けて3種類あります。

タイルの種類によってお手入れ方法も異なってきますが、家のどこに使用されているタイルであるかによって、タイルの黒ズミの原因も異なります。タイルの黒ズミ汚れの原因はどのようなものが考えられるのでしょうか。

2)タイルの黒ずみ汚れの主な原因って?

(1)外壁

タイルの背面に雨や掃除の際の水が入り込むことによって、タイル貼り付け材に含まれる水酸化カルシウムが溶け出し、タイルの表面に汚れが流れ出してくることがあります。

(2)玄関

履物についている土や埃が付着して汚れになります。また、玄関先の床タイルは、汚れが付着した後に雨が降り、汚れた水になったものが乾くことによって、より頑固な黒ズミになってしまいます。

(3)トイレ

尿や流した際の水が飛び散ることにより、雑菌やカビが繁殖することで黒ズミなどの汚れが発生します。

(4)浴室

皮脂や湯垢、石鹸かすなどが付着することによりカビが発生し、黒ズミになります。湿気が高く、汚れがたまりやすい浴室や、浴室の隣にある洗面所は、カビが繁殖しやすい場所です。

3)タイルの黒ずみ掃除に準備したいアイテム5選

(1)激落ちくん

ドラッグストアやスーパーなど、今やどこでも買うことができるお掃除必需品です。水を含ませて汚れたところをこすり、汚れを落とします。

洗剤が要らないため、頑固な汚れは対応できませんが、軽い汚れを落とす時には使用できます。こすった後のカスが気になる方は、さっと水で流しましょう。

(2)重曹

薬や食品添加物ではなく、ドラッグストアやスーパー、100円ショップなどで購入できる工場用の重曹を掃除用として使いましょう。

重曹には中和作用や研磨作用、緩衝作用、除湿作用などがありますので、使用用途に合わせて使い方を変える必要がありますが、基本的には振りかけてこすることで汚れを落とします。

湿気を吸いやすいため、高温多湿の場所を避け、密閉容器に入れて保存しましょう。

(3)カビキラー

お風呂のタイルの黒ズミの必需品と言っても過言ではないかもしれません。ドラックストアやスーパーなどで購入できます。

浴室のカビが原因の黒ズミだけでなく、浴槽下や浴室小物にも使用できます。スプレーして数分後(頑固な黒ズミには、カビキラーをしみ込ませた布を被せて数十分後)、水で洗い流すだけで黒カビが落ちます。

必ず換気をし、ゴム手袋やマスクなどをした上で使用します。また、使用後は必ず手を洗い、その後に顔や目も洗いましょう。

(4)消毒用アルコール

ドラッグストアやスーパーなどで売られているものを、スプレーできる容器に移し替えて使用します。掃除の仕上げの際に、黒ズミ汚れの防止のために使います。

(5)歯ブラシ・ほうき・ちりとり・スポンジ・雑巾など

とりたてて購入する必要はありませんが、例えば浴室や洗面所なら使用済みの歯ブラシ、玄関ならほうきとちりとり、台所なら使い古したスポンジなどを用意しておきましょう。

また、掃除をした後に乾拭きするための雑巾も用意しておくとよいでしょう。雑巾がない場合は、使い古したタオルや着なくなった衣類をコンパクトなサイズに切っておき、掃除の際に使用します。

掃除道具

4)掃除方法を解説!タイルの黒ずみ掃除の4ステップ

(1)STEP1:目に見えるゴミを取り除く

黒ズミ汚れの前に、床に落ちている埃や、玄関の土埃などを掃除しましょう。ほうきやちりとり、掃除機などを使います。

先に掃除をしておくことで他の汚れに邪魔されず、黒ズミ汚れを効率的に落とすことができます。

(2)STEP2:軽い黒ズミ汚れを落とす

まずは水を含ませた激落ちくんや、濡らした雑巾を使って、軽い黒ズミを落とします。デッキブラシがある場合は、浴室の床や玄関を水で濡らして、ブラシで磨いて汚れを落とします。

(3)STEP3:頑固な黒ズミ汚れを落とす

(2)で落ちない場合は、中性洗剤やカビキラー、重曹などを使用します。その場に応じて洗剤を使い分けるとよいですが、どこでも使用できるのは重曹です。

黒ズミ汚れが目立つ場所に重曹を振りかけ、濡らしデッキブラシや雑巾、スポンジ、歯ブラシ等で磨いて汚れをこすり落とします。

汚れが落ちた後は、水でよく流すか、濡らした別の雑巾で重曹をふき取りましょう。

(4)STEP4:乾燥させる

乾燥した雑巾で濡らした場所を乾拭きし、仕上げます。その後、消毒用アルコールを全体的にスプレーしておくと、カビの予防にもなります。

5)要注意!タイルの黒ずみ掃除での3つの注意点とは?

(1)強くこすりすぎない

重曹を使う場合は、強くこすりすぎないように注意しましょう。強くこすることで、タイルを傷つけてしまう可能性があります。

また、スポンジや歯ブラシ、デッキブラシ等で直接こする場合も過度な力を入れないようにします。

汚れが取れない場合は力を入れてこするのではなく、洗剤や重曹などを使うようにしましょう。

(2)よく換気をする

カビキラーなどの塩素系洗剤液を使用する場合は、必ず換気をして使います。また、他の洗剤と混ぜることのないよう、単独で使用してください。

(3)仕上げの乾拭きを忘れない

黒ズミ汚れが落ちて満足するのではなく、最後に必ず乾拭きをして下さい。そうすることで、黒ズミ汚れの原因であるカビを予防することになります。

6)日々のポイントとは?タイルを綺麗に使うメンテナンス方法

やはり黒ズミ汚れの予防のためには、日々の掃除が肝要です。玄関のタイルに泥や土埃などの汚れが付いていることに気が付いたら、すぐに雑巾やほうき等で掃除をします。

また、浴室は使用後に、シャワーで壁や床のタイルを洗い流し、黒ズミ汚れとなる皮脂やシャンプーなどの汚れを落とすようにします。

その後、浴室を乾燥させるために、換気扇を回すことも忘れないでください。

7)業者さんにお願いすることもできるの?

(1)掃除内容・業者さんの相場とは?

共働きで忙しい、子育てに追われて日ごろから掃除の時間が取れない、気が付いたら対処できないほどの頑固な黒ズミ汚れができていた…そんな方には業者さんに依頼することをおすすめします。

黒ズミだけでなく、気になる場所の汚れについて、全体的に対応してくれます。浴室であれば10,000~13,000円、玄関であれば5,000~10,000円が相場です。

(2)業者さんを選ぶ際のポイント・注意点とは?

まずはインターネットで口コミを確認し、信頼できるか、実績があるかを確認しましょう。

その上で、複数の業者から見積もりを取り、料金設定が適切か、追加料金は発生しないか、信頼できる対応をしているかを確認しましょう。

またその際に、クリーニング時の立会いの有無やごみの処理方法など、不安に感じる点があれば確認しておくとよいでしょう。






今回のまとめ

1)そもそもタイルにも種類がある?3種類のタイルと掃除の違い

2)タイルの黒ずみ汚れの主な原因って?

3)タイルの黒ずみ掃除に準備したいアイテム5選

4)掃除方法を解説!タイルの黒ずみ掃除の4ステップ

5)要注意!タイルの黒ずみ掃除での3つの注意点とは?

6)日々のポイントとは?タイルを綺麗に使うメンテナンス方法

7)業者さんにお願いすることもできるの?

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