【効果6選】布団の天日干しの効果とオススメ方法とは

布団の天日干し

毎日寝ている布団の手入れはどうされていますか?最近では布団乾燥機をお持ちの家庭も増えていますが、布団は天日干ししたいという方も多いのでは?

天日干しにはメリットがたくさんあります。快適で衛生的な睡眠をサポートする天日干しについて紹介します。






【効果6選】布団の天日干しの効果とオススメ方法とは


1)知りたくない布団のコト!掃除を怠ると布団はどうなる?

人生の3分の1は睡眠に費やされているって知っていましたか?私たちはそれほど長い時間を布団の上で過ごします。睡眠中はコップ1杯分の汗をかくとも言われているので、体に長く触れている布団の衛生状態はとても大事です。

掃除を怠ってしまうと、湿気がこもりカビが生える・湿気と皮脂汚れをエサにダニが増える・ほこりやダニが原因でアレルギーやぜんそくを引き起こすなど、健康へ影響を与えるので布団の掃除はとても大切です。

2)布団の4つの主な汚れと原因とは?

(1)カビ

湿気をエサに生えるカビ。マメに畳んでいる布団でも畳み方が同じ方向だと床に接している部分はカビが生えやすいです。

冬場であっても寝汗や体温によって湿気がこもります。朝起きてすぐ布団を畳む人も多いですが、掛布団をめくりって10分ほどおき、内側にこもった湿気を発散させておくといいでしょう。

(2)汗じみ

一晩寝ている間にかく汗はコップ一杯分とも言われています。汗の中には体からでた老廃物や油が混じっているので、水分が蒸発するとこれらが黄色いシミとなって残ってしまいます。布団にはカバーをかけ、こまめに取り換えて洗濯するようにしましょう。

(3)血液

寝ている間に傷をかきむしったり、肌トラブルがある方や女性に多い不慮の血液汚れ。血液中のたんぱく質が固まってしまうと、落としにくい汚れになってしまいます。

体温以上のお湯をかけると凝固してしまうので、ぬるま湯と酵素系漂白剤を使い汚れがついたらすぐに対処しましょう。

(4)ダニ

布団の中にいるダニは厳密には汚れではありません。しかし、放っておくとハウスダストアレルギーやぜんそくを引き起こすとても怖いもの。対処法としては増やさないこととマメに取り除くことです。

3)注目!天日干しの効果6選

(1)布団が乾燥する

風を通して日光に当てることで布団の中にたまった湿気を乾燥させることが出来ます。冬用の布団は特に厚みがあるので内側までしっかり乾燥させましょう。

(2)ふっくらする

布団が抱え込んだ湿気が発散されることで布団が軽くふっくらします。

(3)表面を日光殺菌できる

太陽光の紫外線に当てることで殺菌・消臭効果があります。日光が当たっている部分のみに効果があるので裏返して両面を日光に当てましょう。

(4)ダニやカビの予防になる

ダニやカビの発生原因である湿度を下げることで予防効果があります。また、日光に当たる表面のみですがダニを退治することもできます。

(5)布団を敷いていた場所も風通し出来る

寝起きのたびに押し入れに布団をしまう習慣がない場合、天日干しをするために布団を移動させるので布団置き場も風通しが出来ることになります。

(6)なんといってもエコ

布団乾燥機や布団専用の掃除機が人気ですが、天日干しだと電気代がかからないのでとても経済的です。自然の力で風通しをし、殺菌ができるのでとってもエコな方法ですよね。

4)知っておこう!効果的な天日干しの4STEPとは

(1)STEP1:干す場所を拭き掃除しよう

物干しざお・ベランダの手すり・自転車など、家庭で干しやすい場所を選びましょう。天日干しの場所は屋外で、普段は雨や風にさらされている場所です。

布団をキレイにするための場所が汚れていてはいけません。濡れていないか、砂埃がついていないかなどを確認してから干しましょう。

(2)STEP2:日光が当たる場所に30分置いておこう

天日干しの目安は30分から1時間程度が目安です。

(3)STEP3:裏返してさらに30分置いておこう

日光が当たっている場所にのみ天日干しは効果があります。裏側も忘れずに天日に当てましょう。

(4)STEP4:取り込むときには叩かない

布団叩きでバシバシ叩いて取り込む姿を良く目にしますが、実は逆効果なのです。布団が傷む原因にもなりますし、ダニの死骸や糞が細かくまき散らかされてしまいます。天日干しのあとはそのまま取り込んで大丈夫です。

布団干し

5)天日干しの効果的な天気・時間とは?

天日干しの時間は片面30分~1時間です。長時間の天日干しは布団を傷めてしまうので注意が必要です。太陽光がたっぷり降り注ぐ10~15時がいいですが、日差しが強い夏などは午前中に行うなど工夫が必要です。

6)布団の種類によっても掃除のコツが違う?

(1)綿布団

湿気を貯めこみやすいのでこまめな天日干しが効果的です。基本的には毎日干すことをオススメします。曇りの日でも風通しには効果があります。

(2)羽毛布団

軽くて保湿性に優れた羽毛布団は素材自体に温度と湿度を調節する機能があります。湿気がこもりにくい素材なので天日ではなく陰干しするようにしましょう。傷みやすいので天日干しの時はカバーやシーツをつけたままにしましょう。

(3)化繊布団

化学繊維なのでダニの発生は少なく、丸洗いできるのが特徴。天日干しも可能で清潔さを保ちやすい素材なのでアレルギーがある方にはうれしい布団です。

7)布団の掃除にオススメなグッズ3選

(1)布団掃除機

天日干しだけではダニ掃除は不十分です。ダニは生き物なので、天日干しで殺菌できる表面から布団の深部へ逃げてしまいます。

表面近くに残った死骸や糞など、ハウスダストアレルギーの原因を掃除するには天日干しのあとにしっかりと掃除機をかけることが有効です。1平方メートルあたり1分をかけてじっくりゆっくりと掃除機をかけましょう。

掛布団・敷布団ともに裏表の両面にも掃除機をかけましょう。専用の掃除機でもいいですし、家庭で使っている掃除機に布団用のノズルを付け替えることでも代用できます。

(2)粘着式クリーナー

布団の繊維に絡んだ髪や糸くずには粘着ローラー式のクリーナーが効果的です。取れたゴミの量が一目でわかるので掃除のやり甲斐もあります。

(3)布団乾燥機

天日干しでは出来ない布団内部の高温化でダニの退治に効果が抜群です。ダニを退治した後も掃除機はしっかりかけて死骸や糞を取り除きましょう。

8)ここに注意!天日干しで注意すること

(1)天日干しに向かない素材がある

羽毛布団や羊毛布団は天日に充てることで素材が傷んでしまいます。シーツやカバーをかけたままで干し、短時間で取り込むなどの工夫が必要です。

(2)空気が悪い日は逆効果

花粉が舞う時期やPM2.5の濃度が高い日、また交通量の多い幹線道路沿いに住んでいる場合は、屋外で天日干しをすると空気中の有害物質が布団についてしまいます。

アレルギーがある方や空気に敏感な方はかえて逆効果になってしまうので、天気予報を参考にして天日干しに向かない日は避けましょう。

9)日常からできる布団を綺麗に使うメンテナンス方法とは?

毎日長時間を過ごすことで、布団はどうしても汚れてしまいます。快適な睡眠に繋げるためにも湿気を防ぎ、マメな天日干しで清潔な状態を保ちましょう。

天気の悪い日やベランダが狭い場合、部屋の中で椅子に干したり同じ場所に布団を敷かないようにするなどの工夫ができます。また、専門の業者に依頼して、布団の丸洗いをしてもらうといいでしょう。






今回のまとめ

1)寝ているだけで布団にはたくさんの汗が染み込む

2)そのままにしておくと健康へ悪影響がある

3)天日干しは自然の力を借りたエコ掃除

4)天日干しが不向きな布団もある

5)快適な睡眠のためにも布団を清潔に保とう