【オススメ】畳のダニに効く6ステップの対策方法まとめ

6帖の畳

梅雨時期になると肌が痒くなる・アレルギーがでる等のお悩みはありませんか?もしかすると、それはダニによる症状かもしれません。

ダニは放っておくと、アナフィラキシーショックを起こす場合もあります。そこで今回は、畳のダニ掃除・対策方法のコツをご紹介します。






【オススメ】畳のダニに効く6ステップの対策方法まとめ


1)そもそもダニの原因とは?主な3大原因を解説

畳にダニが発生している理由として、「ドアや窓を開けて換気している際に入り込む・人に付いて入り込む・ペットに付いて入り込む」等が挙げられます。

そして、ダニは急速に増殖し、人間を悩ませてしまうのです。畳はイ草からできていますので、新しい畳に付いて来たと思われている方も多いかもしれませんが、新品の畳にダニが付いている可能性は極めて低いのです。

もし、自宅でダニが発生した場合は、ドアや窓を開けた際に入ってきた・人間に付いて入ってきた・ペットに付いて入ってきた可能性が高いのです。

2)畳にも種類がある?3種類の畳と掃除の違い

畳には大きく分けて、国産表・中国表・化学表の3種類が存在します。

(1)国産表

中国産に比べて値段は高くなりますが、自然な色合いで、耐久性にも優れています。

(2)中国表

国内消費価量の約8割を占める外国産畳表です。価格が安く、品質は中~下のものが多いです。又、耐久性が低く、色合いを統一する為に着色料が使われています。集合住宅や賃貸住宅によく使われている畳です。

(3)化学表

メーカーによって様々ですが、天然の和紙やポリプロピレン等を原料として作られている、畳表風に仕上げた製品の事を言います。耐久性や品質に優れており、ダニやカビの発生を抑える畳です。

国産表や中国表は、ダニの繁殖を抑える事ができませんので、なるべくこまめな掃除を行った方が良いです。化学表でも掃除は欠かせませんが、国産表や中国表と比べて比較的楽に掃除を行えるでしょう。

3)事前準備を!畳のダニの対策に必要なグッズ4選

(1)掃除機

ダニの死骸や埃を吸い込む際に必要です。普段の掃除に使っている掃除機を用意して下さい。

(2)マイナスドライバー等の細長い物

畳を取り外す際に必要です。畳の縁にドライバー等を差し込んで、グッと持ち上げると簡単に外す事ができますので、畳の縁に入るような細長いアイテムを用意して下さい。

(3)雑巾

畳を拭く際に必要です。水拭きと乾拭きを行いますので、雑巾は2枚用意すると良いでしょう。

(4)防ダニシートや乾燥シート

掃除が完了したら、繁殖を防ぐ為に防ダニシートや乾燥シートを敷く事をオススメします。薬局やドラッグストアで販売されていますので、ぜひ購入してみて下さい。

畳の和室

4)解説!畳のダニ対策への6ステップとは

(1)ステップ1:畳を外す

まず初めに、畳を外す事から始めます。マイナスドライバー等を畳の縁に差し込み、てこの原理を利用して、畳を外しましょう。

(2)ステップ2:畳の下を掃除する

畳を外したら、畳の下の床に掃除機をかけましょう。畳の下には、埃やダニがたくさん存在していますので、念入りに掃除機をかけて下さい。

(3)ステップ3:畳を干す

取り外した畳は、日当たりが良く、風通しの良い場所で天日干ししましょう。日当たりと風通しが良い場所が確保できない場合は、畳の下に空のペットボトルを敷いて、その上に畳を干してよく乾燥させましょう。

(4)ステップ4:畳を掃除する

畳に残ったダニの死骸やフンを、掃除機で吸い取っていきます。畳の目に沿って掃除機をかけ、「1畳あたり30秒を目安」に丁寧に掃除して下さい。

(5)ステップ5:畳を拭く

掃除機で大まかな死骸やフンを除去したら、拭き掃除へ移行します。熱いお湯で雑巾を濡らして固く絞り、畳の表面を拭きます。水拭きを行った後は、畳をしっかり乾燥させる為に、乾拭きを行いましょう。この作業を行う際は、水気をきちんと拭き取る事を意識して下さい。

(6)ステップ6:畳を元に戻す

畳の下に防ダニシートや乾燥シートを敷き、畳を元に戻して完了です。

5)理解しておこう!畳を効率よく掃除するコツとは?

(1)天気に着目

畳を効率よく掃除するには、まず、天気を確認しておく事を忘れないで下さい。「気温30度以上で、1~2mの風が吹く晴天の日」がダニの除去に相応しいです。天気予報でその日の気温・湿度・風速を確認してから、畳掃除を始めましょう。

(2)天日干しの注意

そして、掃除を始める前に、取り外した畳を干す場所を確保しておくと良いでしょう。取り外した畳を別の部屋に移動させると、ダニがそちらの部屋に侵入し、繁殖を促してしまう可能性がありますので、なるべく庭やベランダに出す事が望ましいです。

又、畳を天日干しする際は、黒いビニール袋を被せると、畳の変色を防止する事ができます。これらのコツを理解し、畳からダニを追い出しましょう。

6)ダニ予防に!日常からできるメンテナンス方法とは?

(1)こまめな掃除機を

ダニは高温多湿を好む生物ですので、畳・絨毯・布団は最高の寝床になってしまいます。又、これらの場所には埃・髪の毛・食べカス等が溜まりやすいので、こまめに掃除機をかける事が大切です。

その際は、ゆっくり時間をかけて掃除機をかけましょう。先程も記載しましたが、1畳あたり30秒かけて掃除するのが理想です。

(2)ペットがいたら特に意識を

そして、ペットがいるご家庭は、1分を目安に掃除機をかける事をオススメします。手間がかかりますが、ダニ退治の際は丁寧に掃除機をかける事が大切です。

(3)畳の乾燥を

又、ダニは乾燥している場所に弱いですので、畳を十分に乾燥させる事も欠かせません。畳を外して乾燥させる・部屋の湿気を除去する等の工夫をし、畳の湿気を飛ばしましょう。

これらの掃除にプラスして、防ダニシートや乾燥シートを活用し、ダニの住みにくい環境へ改善していきましょう。






今回のまとめ

1)ダニが発生する理由は、風で運ばれてくる・人やペットに付いてくる等が挙げられる

2)ダニを効率よく掃除するには、天気予報の確認・取り外した畳の置き場所の確保・畳の変色防止を行うと良い

3)ダニは高温多湿を好むので、梅雨時期等はいつもより念入りに掃除を行い、部屋の除湿にも注意する

4)掃除機をかける際は、1畳30秒を目安に行う

5)畳のダニを除去する際は、防ダニシートや乾燥シートを活用する