醤油のシミを落とす極意!4種類の素材の対処方法とSTEP

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食事中にうっかりして、薄い色の服やニットなどに醤油のしみをつけてしまうと、焦るものです。醤油の汚れは比較的落としやすいタイプのしみですが、素材によって対処方法の違いはあるのでしょうか。

醤油のしみを落とす極意をご紹介します。

目次

醤油のシミを落とす極意!4種類の素材の対処方法とSTEP






1)そもそも醤油の成分って?

醤油の成分は、約70%が水分で、それ以外にタンパク質や炭水化物も含んでいます。大豆、小麦、塩が主な原料で、麹菌や酵母の働きにより発酵することでうまみや甘みが生じ、化学反応によって独特の赤茶色になります。

2)醤油のしみを落とすのに必要なグッズ3選

(1)食器用中性洗剤

醤油のしみが服についてすぐであれば、食器用の中性洗剤で落とすことができます。普段キッチンでお使いのものをそのまま活用すればOKです。

(2)酸素系漂白剤

食器用中性洗剤で洗っても、醤油のしみが落ちない場合は、洗濯用の酸素系漂白剤を使用します。液体タイプを少量、醤油のしみになじませてからすすぎます。

同じ漂白剤でも、塩素系のものは衣類の色落ちの原因になるため、使用することはできません。酸素系か塩素系かしっかり確認してから使用するよう注意が必要です。

(3)お酢

水で薄めたお酢を使って、中性に近い弱酸性の醤油のしみを中和させ、落とすという方法があります。普段の調理に使っているお酢を使って試すことができるので、気軽にチャレンジできるでしょう。

3)醤油のしみの落とし方を解説!一般的な手順とは?

(1)STEP1:食器用中性洗剤を揉み込む

醤油のしみが付着した部分に、少量の食器用中性洗剤をなじませ、指先を使ってやさしく揉み込むように洗います。色が薄くなって、しみが気にならなくなってきたら、水かぬるま湯で中性洗剤を洗い流してから、通常どおり洗濯します。

(2)STEP2:酸素系漂白剤で頑固な汚れを落とす

汚れがついてから時間が経ってしまった場合など、食器用中性洗剤を使っても醤油のしみが落ちない場合は、衣類用の酸素系漂白剤を使って対処します。

ごく少量の、液体タイプの酸素系漂白剤を、使い古しのタオルか綿棒に染み込ませ、醤油のしみを軽く叩くようにしてなじませます。水かぬるま湯を使って漂白剤を落とした後、洗濯機で洗濯します。

(3)STEP3:水で薄めたお酢を使って落とす

小さじ1のお酢を大さじ1弱の水で薄めたものを、使い古しのタオルに染み込ませます。衣類に付着した醤油のしみを、広げないよう周りから静かに叩くようにしてお酢をなじませていきます。

色が薄くなってきたら、一旦水ですすぎ、食器用中性洗剤を少量なじませて揉み洗いし、水ですすいで洗濯すれば完了です。

4)付着する素材別に解説!しみの落とし方の違いとは?

(1)タオル生地・コットンやポリエステル素材のTシャツ

普段使いのタオルや、コットン、ポリエステル素材の比較的丈夫なTシャツなどの普段着は、上記の3ステップを活用できます。直接、食器用中性洗剤や漂白剤を衣類にかけても大丈夫です。濃い色の衣類は、色落ちに注意しながら醤油のしみを落とします。

(2)セーター等のニット類

ウールやアクリルといった素材のニット類に醤油のしみがついた際には、食器用中性洗剤を使うことができますが、直接かけたり強く揉み洗いしたりすると、独特の風合いを傷めてしまう場合があります。綿棒や、使い古しの柔らかい歯ブラシなどに洗剤を少量染み込ませ、軽い力で静かになじませて洗うようにします。

(3)ネクタイ

シルクなどのデリケートな素材でできたネクタイに醤油のしみが付着してしまったときは、おしゃれ着洗い用の中性洗剤を水に溶かしたものの中で洗います。

洗面器等に、定量どおりに中性洗剤を水で薄めたものを入れ、静かに揺り動かすようにして洗い、水ですすいでから、綺麗なタオルかバスタオルで水分を拭き取ります。その後、室内の風通しが良い場所に陰干しし、しっかり乾燥させます。

(4)革製品

革製品に醤油のしみがついたときには、可能な限り早く、乾いたハンカチやティッシュ等で水分を拭き取ります。水に弱い性質があるので、ウェットティッシュなどは使わないようにします。しみが目立たなくなったら、しばらく置いて残った水気を乾燥させた後、皮革専用クリーナーを柔らかいタオルなどにつけて、そっと拭きます。

5)醤油のしみを落とす場合の2つの注意点とは

濃い色の衣類に付着した醤油のしみを落とす際には、食器用中性洗剤や漂白剤、お酢によって色落ちしないかどうか、目立たない部分に少量つけて確かめてから洗うよう注意します。

また、お酢を使用する場合、酸性の成分が衣類に残って生地を傷めてしまわないよう、必ず食器用中性洗剤と水で綺麗に洗い流してから、洗濯機で洗濯することが重要です。

スーツ

6)応急処置って?醤油のしみがついた場合にすぐにできる処置とは

外出先などで醤油のしみが服についた場合、応急処置が大切になってきます。できるだけ早く対処すればするほど、落としやすくなるからです。まずはティッシュで水分や固形物の汚れを取り除いてから、水で濡らしたハンカチでしみを軽く叩くようにします。その後、乾いたハンカチかティッシュで水分を吸い取ります。

7)クリーニングは依頼できる?

(1)どこに持っていけば良い?

醤油のしみは水性ですので、ほとんどのクリーニング店で対応してくれます。自宅で洗うのが心配なデリケートな素材の衣類を汚してしまった際には、クリーニングを依頼する方が安心です。

(2)相場・期間とは

クリーニングを依頼した際の相場は、落ちにくい醤油のしみが硬貨程度の大きさであれば500円前後、もっと広い範囲に付着している場合は1000円前後かかるケースもあります。

大抵の場合は、通常どおり3~5日ほどで仕上がります。気になる場合は、店頭で実際にしみの程度を確認してもらい、費用や期間を見積もってもらうと良いでしょう。

(3)依頼する際の注意点とは

最近は、宅配クリーニングも一般的になっていますが、どうしても衣類がクリーニング店に到着するまで時間がかかってしまいます。可能な限り早く醤油のしみを落としたい場合は、実店舗に持っていくほうが無難かもしれません。

8)特にみんなが気になっているQ&Aコーナー

(1)しみ抜きに炭酸水って効くの?

炭酸水には二酸化炭素が含まれていて、これが衣類に付着した汚れを浮かせる性質を持っています。そのため、外食中に醤油のしみをつけてしまった際には、炭酸水をオーダーして、しみ抜きの応急処置に活用することができます。ハンカチやティッシュに染み込ませて、軽く叩くようにしてしみを落とします。

(2)重曹は効果的?使い方の注意点とは?

重曹パウダーは、アルカリ性なので、弱酸性の醤油のしみを落とすのに効果的です。コットンやポリエステル、タオル生地など丈夫な素材のものであれば、しみの部分に直接重曹パウダーを振りかけ、ごく少量の水をたらしてペースト状にし、軽く揉み洗いをします。

重曹の成分を水かぬるま湯で洗い流した後、しみが落ちていればそのまま洗濯機で洗濯します。重曹は、必ず水ですすぐ工程が必要ですので、水洗いできない衣類には使用できないことに注意しましょう。

(3)カーペットや絨毯のシミにはどうしたら良い?

カーペットや絨毯に醤油のしみをつけてしまったら、まずはティッシュやペーパータオルを使って、できるかぎり醤油を吸い取ります。食器用中性洗剤を水で薄めたものを、使い古しのタオルに染み込ませて、しみの部分を軽く叩きながら汚れを落としていきます。

水で濡らした使い古しのタオルで洗剤の成分を拭き取ったら、乾いた綺麗な布で水分をしっかり取り除きます。

(4)かなり時間が経ってしまっている?効果的な対処方法は?

時間が経ってしまった醤油のしみは、洗濯機で洗濯しただけでは落とせないかもしれません。衣類用の液体洗剤を綿棒や使い古しのタオル等に染み込ませたもので叩くようにしてから、水かぬるま湯でもみ洗いするという方法で対処します。

または、いつもどおり洗濯する前に、つけおき洗いをすることで、時間のたったしみを綺麗にできるケースもあります。

(5)レモンも効果がある?使い方って?

レモンは酸性なので、お酢と同じように、中性に近い弱酸性の醤油のしみを落とすのに効果を発揮してくれます。コットンやポリエステルの混紡素材など、熱に強い丈夫な衣類であれば、薄い輪切りにしたレモンと水を沸騰させた中で、5分ほど煮洗いすることで、しみを綺麗にできます。






まとめ

1)醤油のしみを落とすのに効果的な、普段使いのグッズとは

2)シンプルな3つのステップで醤油のしみを綺麗にしよう

3)素材別に知っておきたい、しみ抜きの手順と注意点

4)応急処置が肝心!できるだけ早く醤油のしみを落とすコツ

5)繊細な素材はクリーニングを依頼すれば安心

6)特に気になるQ&Aをチェック

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