炊飯器の掃除でオススメの手順4選!効果的なノウハウとは?
炊飯器は、毎日の食卓に欠かせません。留守にしていても予約した時間に炊きたてご飯が食べられるのはありがたいものです。しかし、いざ掃除をするとなるとなかなか取り掛かりにくいかもしれません。炊飯器の掃除でオススメの手順とノウハウをご紹介します。
目次
1)炊飯器の掃除は必要?
【1】不衛生なままの炊飯器は危険?
炊飯器は、お米を炊くときに高温の水蒸気と粘りのあるでんぷん質が発生するので、調理中も調理後も湿度の高い状態が続きます。掃除をせずに放置していると、嫌なニオイの原因となる雑菌が繁殖してしまい、非常に不衛生ですので、自分や家族の体の健康に直結します。毎日使う炊飯器だからこそ、衛生的な状態を保つために掃除は不可欠です。
【2】炊飯器の寿命とはどれくらい?
炊飯器の寿命は6年と言われています。ほぼ全ての電機メーカーが、補修用の部品の保有期間を6年と定めているからです。ただし、使用方法や回数、手入れの有無などの条件によっては10年以上問題なく使える場合もあります。
寿命の目安となる症状には、センサーが壊れて炊飯しようとしても保温に切り替わってしまったりご飯の味が落ちたりすること、内釜が傷んでメッキやコーティングが剥がれてくること、炊き上がったご飯から異臭がすること、といったものがありますので、チェックしてみましょう。
2)炊飯器の掃除をすべき部分とは
炊飯器の掃除をすべき部分は、普段からお手入れしやすい内ふたと内釜に加え、さらに3箇所あります。
まずは本体の底面にある吸気口です。空気と一緒にキッチンの煙や油、ホコリを吸い込むため油汚れが付着しやすいので掃除が欠かせません。
次に温度センサーです。内釜を外すと、本体の側面や底についているのが確認できます。もし温度センサーが汚れていると、炊飯器は正しい温度を把握できず、きちんと炊けなくなることが考えられるため、内釜を外した際に汚れを確認することが大切です。
もう1つは蒸気キャップです。外ふたの上面にあり、炊飯中に高温の蒸気が吹き出すため、粘り気のあるでんぷん質で汚れやすい箇所です。簡単に取り外して水洗いできるものが多いので、忘れずに掃除しましょう。
3)炊飯器の掃除に準備したいアイテム4選
(1)アルコール除菌スプレー
炊飯器の内部を掃除する際に洗剤を使うと、成分が残ってしまう危険性があるため、食器用洗剤ではなくアルコール除菌スプレーを用意します。食器や食卓に使えるもの、食品に直接かかっても大丈夫なタイプを選べば、お子さんや高齢のご家族がおられる場合も安心です。外側の掃除にも活用します。
(2)重曹もしくはクエン酸
重曹パウダーやクエン酸があると、炊飯器の嫌なニオイを除去したいときに役立ちます。炊飯器の掃除に限らず、キッチン周りや様々な箇所の掃除に使えますし、100円ショップやドラッグストア、スーパー等で簡単に入手できますので、ぜひ準備しましょう。
(3)キッチンペーパー
アルコール除菌スプレーを拭き取ったり、水洗いした後の水気を乾かしたりする際にキッチンペーパーを使います。使い古しのタオルを使いやすい大きさにカットしたものでも代用できます。いずれも掃除の後そのまま処分できるので、衛生的かつお手軽です。
(4)綿棒もしくは爪楊枝
炊飯器のふたの接続部など、キッチンペーパーや布では掃除しづらい細かい箇所の汚れを取るために、綿棒か爪楊枝があると便利です。
4)炊飯器の掃除でオススメの手順4選
(1)STEP1:内釜・内蓋の拭き掃除をする
炊飯後、炊飯器が触れられる程度に冷えたら、内釜と内蓋を外します。アルコール除菌スプレーを吹き付け、キッチンペーパーで汚れを拭き取ります。時間が経ってでんぷん質が固まっている場合などは、水洗いして汚れを落とし、キッチンペーパーか使い古しのタオルで水気を拭いておきます。
(2)STEP2:内ぶたの付いていた場所の掃除をする
蒸気や汚れが溜まりやすい内蓋の付いていた部分(炊飯器本体のふた部分)は、まずキッチンペーパーで水気を拭き取った後、アルコール除菌スプレーを吹きかけて再度キッチンペーパーで拭きあげます。
(3)STEP3:ふたの細かい部分を掃除する
綿棒もしくは爪楊枝、キッチンペーパーを使って本体のふたの接続部などの細かい部分を掃除します。キッチンペーパーや綿棒にアルコール除菌スプレーを染み込ませてから汚れをかき出すとより衛生的です。
(4)STEP4:炊飯器の外側と外釜を掃除する
炊飯器の外側は、特にふたの部分にホコリが溜まりやすくなっています。まずはアルコール除菌スプレーを染み込ませたキッチンペーパーで全体を拭き、可能なら蒸気キャップを取り外して水洗いし、本体底面の吸気口も掃除します。
外釜の部分はキッチンペーパーで乾拭きをして蒸気等の水気を拭き取り、温度センサーが汚れているようであれば静かに拭きます。内釜と内ふたを元の位置に戻せば完了です。
5)汚れの特徴に応じての掃除方法とは?
拭き掃除をしても炊飯器から嫌なニオイがして気になる場合の掃除方法のノウハウをご紹介します。炊飯器の内釜に3分の1程度の水を入れ、早炊きもしくはお手入れモードで作動させます。炊飯器にこびりついたでんぷん質の汚れや雑菌を蒸気でふやかし、洗い落としやすくします。この時、小さじ半分〜1杯のクエン酸もしくは重曹を一緒に入れることもオススメです。
触れられる程度に冷めてから、内釜と内ふたを外してスポンジと流水を使用し丸洗いします。また、本体のふたや外釜部分の水気も拭き取っておきます。アルコール除菌スプレーを吹きかけるのも効果的です。掃除の後、内釜と内ふたを完全に乾かしてから元どおり取り付ければOKです。
6)炊飯器の掃除で注意すべきポイントとは?
ある程度炊飯器に熱さが残っている状態の方が、でんぷん質の汚れなどを落としやすいのですが、あまりに温度が高すぎると掃除の際にやけどをしてしまう恐れがありますので、必ず手で触れられる温度に下がってから掃除をするように注意します。
また、温度センサーや蒸気キャップなどの繊細なパーツは、注意深く丁寧に扱うことが大切です。炊飯器を長持ちさせるために掃除をしているのに、壊してしまったということがないように十分気をつける必要があるでしょう。
7)炊飯器を綺麗に保つポイント・メンテナンス方法とは?
炊飯器の内釜や内ふたは、炊飯するたびに掃除することが習慣になっていると思います。それ以外の部分に関しては、毎回全体を掃除する時間がないと感じる場合、時間に余裕のある週末などを利用し、週1回程度掃除することをオススメします。
掃除の手順や使用するアイテムはシンプルですので、慣れてしまえば思いのほか短時間で炊飯器全体を綺麗にすることができるようになります。毎回丁寧にできないとしても、ふたの接続部などに溜まった水分や汚れをキッチンペーパーで拭き取ったり、外側の手垢汚れが気になったときにアルコール除菌スプレーを染み込ませたキッチンペーパーで拭くだけでも、かなり綺麗になります。
8)買い替えも視野に?相場や商品選びのポイントって?
(1)炊飯器の買い替えの相場とは?
炊飯器の買い替えの相場は、炊くことのできる分量や付加機能の充実度合いなどにより大きく変わってきますが、一般的には2万円〜10万円程度です。家電量販店や通販サイトなどで、自分の予算に合ったものを選ぶことができるでしょう。
(2)商品選びのポイントって?
一人暮らしか、家族がいるかどうかで、炊くことのできる分量がまず重要になってきます。また、今は各メーカーがそれぞれ力を入れているポイントや付加機能があるため、ぜひ必要だと思う機能を搭載しているのはどの炊飯器なのか、事前によく比較考量して選ぶことが大切です。
まとめ
炊飯器の汚れを放置するのは危険!ぜひ掃除を
家にあるアイテムを使って簡単お掃除
シンプルな4STEPで炊飯器の外も中もピカピカに
炊飯器を綺麗に保つための日頃のメンテナンスのポイントとは
買い替える際の相場や商品選びのコツ