【15分】ステンレスの錆の落とし方!4STEPとは
ステンレスは錆びにくく、簡単な手入れで綺麗な状態を保てるので、多くの家庭で台所のシンクに使われています。でも、他の金属と接したままにしておくと錆びてしまうことがあります。
ここでは、15分以内でできるステンレスの錆の落とし方を紹介します。
目次
【15分】ステンレスの錆の落とし方!4STEPとは
1)そもそも「錆」ってなに?主な成分って?
(1)錆とは
錆とは、金属の表面の金属の原子が、空気や水と接する時に生じる、酸化還元反応もしくは腐食のことです。
(2)錆の主な成分
錆の主な成分は、炭酸塩、水酸化物、酸化物などがあります。錆を誘発する物質により、成分が異なります。
(3)錆にも種類の違いがある?
錆には種類の違いがあり、1つは酸素や水に触れることで自然に発生する酸化第二鉄があります。赤錆とも呼ばれ、金属の組織の奥にどんどん広がり、進行すると金属を腐食させて穴を開けてしまうことがあります。
もう1つは、四酸化三鉄で、これは一部の金属を除き自然には生じません。金属の表面を高温に熱したり、メッキしたりして、赤錆の生成を防ぐ酸化膜を形成します。
2)錆を落とすのに必要なアイテム4選
(1)食器用洗剤
ステンレスに付着してすぐの錆であれば、普段使っている食器用洗剤で洗うだけでも落とせることがあります。
(2)メラミンスポンジ
また、メラミンスポンジを使って綺麗にすることができます。水を含ませて軽くこするだけなので簡単です。
(3)クリームクレンザー・スポンジ
付着してから時間が経ってしまった、もう少し頑固な錆には、クリームクレンザーが役立ちます。ステンレスに傷をつけないように、柔らかいスポンジを使って掃除をするのがおすすめです。
100円ショップで、5~10個セットで入手できます。スポンジは、食器洗い用と共用しないように注意しましょう。
いずれのグッズも、普段の家事に使用しているものを使えますし、スーパーやドラッグストア、100円ショップ等で簡単に手に入るので、あらためて買いそろえる必要がなく、気軽に錆落としに挑戦できます。
3)ステンレス錆の落とし方を解説!一般的なステップとは?
(1)STEP1:食器用洗剤を含ませたスポンジでこする
ステンレスに付着してすぐの錆は、食器用洗剤を含ませた柔らかいスポンジで軽くこするだけで落ちるケースがあります。普段の家事と並行して、簡単に試すことができます。
(2)STEP2:水を含ませたメラミンスポンジでこする
食器用洗剤を含ませたスポンジでこすっても落とせなかった錆には、メラミンスポンジが有効です。水を含ませて、軽い力でこすり落とすと、錆を綺麗に落とせることがあります。
(3)STEP3:スポンジにクリームクレンザーをつけてこする
ステンレスに付着してから少し時間が経ってしまい、メラミンスポンジでこすっても落とせない錆には、クリームクレンザーがおすすめです。
柔らかいスポンジにクリームクレンザーを少量つけ、錆が落ちるまで何度か繰り返しこすります。クリームクレンザーの研磨作用は比較的穏やかですが、軽い力でこするように心がけます。
(4)STEP4:水分を拭き取る
綺麗な雑巾か、使い古したタオルで、ステンレスの水分をしっかり拭き取れば完了です。
4)錆を落とす場合の2つの注意点とは
(1)傷に注意
ステンレスの錆を落とす際に、スチールウールでできた金属たわしを使うことがあるかもしれません。確かに、頑固な錆そのものを落とすのにはとても有効なグッズなのですが、ステンレスに細かい傷がついてしまうことがあります。
ステンレスシンクの目立たない場所で、試しにこすってみて傷がつかないかどうか確認することが必要です。
(2)水分を完全に拭き取る
また、ステンレスの錆は水分や他の金属との接触によって生じるので、錆を落とした後は必ず綺麗な布で水分や洗剤、クレンザー等をしっかり拭き取ることや、掃除に使用したグッズをシンクに放置しないことが重要です。
5)応急処置って?錆がついた場合にすぐにできる処置とは
ステンレスの錆を発見したら、すぐに対処すれはするほど落としやすくなります。調理と並行して錆を落としたい時など、クレンザーや洗剤をなるべく使いたくない時には、重曹を柔らかいスポンジに少量つけてこすってみることをおすすめします。
6)日頃から注意!ステンレスの錆を予防する2つのメンテナンス
ステンレスそのものが錆びることはそれほど多くはなく、別の金属と長時間接していて、いわゆる「もらい錆」が発生する、というケースが多いようです。濡れた空き缶や包丁、ヘアピン、金属たわしなどを、濡れたステンレスのシンクに放置しないように心がけましょう。
また、塩分もステンレスの錆の原因となります。調理中に、塩やしょうゆなど塩分を多く含む調味料をこぼしてしまった時は、その場ですぐに拭き取ることも大切なメンテナンスです。
7)ステンレス製品を選ぶ際のポイントとは?
ステンレスの表面を錆から守る酸化皮膜加工がきちんとされているものを選ぶと、簡単に錆びることはありません。
しかし、リフォームの際など費用の安さを重視するあまり、粗悪なものを選んでしまうと、比較的早く錆が発生することも考えられます。業者さんとよく相談して、錆に強いタイプのステンレスがあるかどうか確認すると安心です。
まとめ
1)錆とは何か、主成分や種類の違いを知ろう
2)家にあるグッズを活用してステンレスの錆を落とせる
3)簡単4ステップで15分!錆を綺麗に落とそう
4)ステンレスの錆の落とし方の注意点とは
5)普段からメンテナンスをしてステンレスの錆を予防しよう