小ワザを紹介!洗面台の水垢掃除に試したい6つのステップ
洗面台は、毎日顔を洗ったり、歯を磨いたりするので清潔に保ちたい場所です。水の飛び跳ねで洗面台の周りや鏡は水垢で汚れやすくなります。
クエン酸や酢、重曹、セスキ炭酸ソーダーなどのエコ洗剤を使い、除菌もしっかりできる掃除方法をご紹介します。
目次
知って納得!洗面台の水垢掃除に試したい3つの掃除方法
1)そもそも洗面台の汚れの原因って?主な6種類の汚れとその違い
(1)洗面台の汚れの正体
洗面台の汚れの原因は、歯磨き粉や石鹸カス、洗顔クリーム、化粧品、整髪料などが残ったもの、歯磨きで、口をすすいだ時の食べかす、水垢、皮脂などの汚れが考えられます。また、湿気が多い場所なのでカビなども発生しやすくなっています。
(2)酸性・アルカリ性の汚れ
洗顔クリーム、化粧品、整髪料などの汚れや石鹸カス、食べかす、皮脂は、酸性の汚れになります。歯磨き粉や、水垢はアルカリ性の汚れです。
2)水垢の正体とはなに?水垢の原因やメカニズムとは
水垢の正体は、水道水に含まれるカルキやミネラル(カルシウム・マグネシウム)が残ったものです。水は乾くと蒸発しますが、水に含まれるカルシウムやマグネシウムは蒸発せずに残留します。
これが蓄積されていくと、洗面台全体がくすんで見えたり、蛇口の金具が白っぽく見えたりする原因となります。蛇口の中に水垢がたまると水が出にくくなることもあります。
3)事前準備を!洗面台の水垢掃除に準備したいアイテム4選
(1)重曹
エコ洗剤の代表といえば、「重曹」と「クエン酸」です。重曹は、弱アルカリ性の性質をもち、酸性の汚れに効果を発揮します。反対にクエン酸は、酸性の性質をもちアルカリ性の汚れに効果を発揮します。
この二つの洗剤があれば、家中の大抵の汚れは落とすことができます。重曹は、ホームセンターやスーパー、薬局の掃除用品売り場で購入することができます。
重曹は純度の高い順番に「薬品」「食品」「工業用」のものが売られています。掃除に使うのならば一番安価な工業用で十分です。
薄めてスプレーボトルに入れて使うと便利です。スプレーボトルは空き容器を再利用しても良いですし、100均などで購入するのもおすすめです。
(2)クエン酸
クエン酸は、梅干しやレモンの酸っぱいもとになるものです。同じ効果を発揮するエコ洗剤に酢がありますが「酢は臭いがきつくて苦手」という人にはクエン酸が無臭なのでおすすめです。
水垢汚れのスペシャリストです。こちらも、スーパーやホームセンター、薬局の掃除用品売り場で購入することができます。重曹と同じように薄めてスプレーボトルで使用するのが便利です。
クエン酸はアルミや銅を溶かしてしまう性質があるので、ボトルはアルミ製品や銅製品は避けましょう。
(3)セスキ炭酸ソーダー
重曹が先に有名になってしまったので、あまり知られていませんでしたが、エコ洗剤で人気急上昇の洗剤です。セスキ炭酸ソーダーは炭酸水素ナトリウム(重曹)と「炭酸ナトリウム」で作られている無機化合物です。家庭用洗剤や入浴剤の成分として使われています。
セスキ炭酸ソーダーは重曹と同じくアルカリ性の性質をもっています。重曹が水に溶けにくいのに対し、セキス炭酸ソーダーは水に溶けやすいので使いやすいです。
重曹を少しパワーアップした洗剤と考えればイメージがしやすいです。スーパーやホームセンター、薬局の掃除用品売り場で購入することができます。
(4)スポンジ・布・ブラシ・大きめの洗面器
洗面台や鏡に傷をつけないように、スポンジやブラシは柔らかい素材のものを使用しましょう。つけ置き掃除のための洗面器があると便利です。水回りの掃除は仕上げの乾拭きが重要です。柔らかい布の用意もお忘れなく。
4)掃除方法を紹介!洗面台の水垢掃除の6大ステップ
(1)ステップ1:スプレーボトルの準備
クエン酸を水で薄めたスプレーボトルを用意します。水500mlに対し小さじ2杯程度入れ混ぜ合わせます。
(2)ステップ2:セキス炭酸ソーダー水を作る
大きめの洗面器に水をはり、セキス炭酸ソーダーか重曹を大さじ3杯程度入れ混ぜ合わせます。
(3)ステップ3:キャビネットのものをすべて移動
洗面台には歯ブラシや整髪料、洗顔料などこまごまとしたものが置かれています。移動できるものはすべて移動させましょう。
歯ブラシ立てなど取り外せるものも取り外します。歯ブラシや洗顔料なども濡れた手で使用することが多いので、掃除をしていないとぬめっていることがあります。
小物はすべて、ステップ2の洗面器に入れてしまいましょう。人体に無害なので歯ブラシなどを入れても大丈夫です。除菌にもなります。
(4)ステップ4:クエン酸水を全体にスプレー
鏡や洗面台キャビネット周りにクエン酸水をスプレーし柔らかいスポンジでこすっていきます。キャビネットや蛇口周り、排水溝など細かい部分は古い歯ブラシなどでこすっていきます。
(5)ステップ5:水拭きしたあとに仕上げの乾拭きを
クエン酸水で汚れが落ちたら鏡やキャビネットなどを水拭きしていきます。その後仕上げの乾拭きをします。
(6)ステップ6:小物の片付け
最後に洗面器に浸けて置いた小物を水洗いし、乾拭きして元の位置に戻します。
5)要注意!洗面台の水垢掃除での注意点とは?
洗面台の水垢掃除で注意することは、力を入れすぎてごしごしやりすぎないことです。ごしごしこすると洗面台の表面に細かい傷をつけてしまいます。
どうしても取れない汚れをこする場合はピンポイントでこすっていくようにします。重曹を使用する場合は、重曹の粒子が研磨剤としての役割を果たすので、傷がつかないようになるべく濃度の薄いものを使用するようにします。
6)洗面台を綺麗に使う日々のメンテナンス方法とは
水回りのお掃除は毎日するのが基本です。キャビネットは小物が置かれているので、毎日は大変ですが、鏡や洗面台は水撥ね汚れに気づいたら、すぐに拭けるように布やスポンジを近くに置いておきましょう。
そうすることで、こまめに掃除することができますよね。放っておくと逆に時間と労力がかかり、億劫になってしまいかねません。キャビネットや洗面台の下の収納スペースなどは1週間に1度は掃除したいところです。
7)業者さんにお願いすることもできるの?
(1)掃除内容・業者さんの相場とは?
洗面台のお掃除、毎日のお手入れは実行したいところですが、排水溝の奥の汚れなど徹底的にきれいにしたい!というような時に専門の業者さんにお願いするのも一つです。
業者さんの掃除内容としては、鏡や洗面台はもちろん、扉や床まで掃除をしてくれる業者もあります。オプションサービスで鏡のコーティングをしてもらえることもあります。相場は6,000円~10,000円ぐらいの業者が一般的です。
(2)業者さんを選ぶ際のポイント・注意点とは?
業者により、エコ洗剤対応であったり、女性スタッフを指名できたりします。中には、最初の金額よりも追加料金が発生したなどと言い、高額請求されるような悪徳な業者も存在しますので、最初に追加料金一切なしなど明記されているか確認しましょう。
口コミなどで実際その業者を利用した人の声を聞くのも良い業者を選ぶポイントでしょう。
今回のまとめ
1)洗面台の水垢はクエン酸水で落とすことができます
2)洗面台を掃除するときは、キャビネットなどの小物を移動させてからしましょう
3)洗面台の掃除は傷がつかないように柔らかなスポンジを使用しましょう
4)クエン酸水で掃除をした後は水で流しましょう
5)洗面台は毎日のこまめなお掃除が重要です