【7ステップ】洗面台の排水口をキレイにする掃除方法

洗面所の蛇口

1日に何回もお世話になる洗面台。みなさんは、ちゃんとこまめにお掃除していますか?いつもササッと使い終わってしまう洗面台。

ついついほったらかしにしてしまう洗面台のお掃除について、今回は綺麗にするコツや注意点をお伝えします。






【7ステップ】洗面台の排水口をキレイにする掃除方法


1) どんな汚れが付く?洗面台の排水口の汚れの3種類とその特徴

(1)赤シミ

うっすらとピンク色に色づく、バクテリアが原因で起こる現象です。

(2)水あか

洗面台に発生しやすく、水道水に含まれるカルキ成分が付くことで起こる汚れです。

(3)ぬめり

こまめに掃除をしていないと発生し、発生したぬめりを栄養にして、さらに繁殖し、どんどん増えていきます。

2)事前に揃えよう!排水口の掃除に準備したいアイテム10選

(1)排水口ブラシ&ピンセット

ブラシの長さは20センチもあり、ピンセットも10センチあるので、排水口よりも奥のパイプの部分まで、余裕で洗えてしまう、優れものです。パイプクリーナーは定番中の定番ですね。

(2)くるっとキャッチ

水の流れによる渦巻の力で、みごとに髪の毛が中央に集まり、ひとまとめにしてくれ、そのまま本体をひっくり返してポンと捨てることができます。ただし、排水口の大きさに注意しましょう。

(3)ライオンの「ルック 濃厚パイプマン」

濃度のあるジェルが強力に効果を発揮してくれます。特に、お風呂や洗面台の髪の毛が詰まったとき。

溶かしながら、パイプの汚れもスッキリ落とします。でも、ちゃんと換気をしながら行ってくださいね!たんぱく質を溶かすとき、かなりな匂いがします。

(4)協栄販売の「お願いだからほっといてシリーズ」

BN菌と呼ばれる微生物にお願いをして、ヌメリや詰まりを解消してくれるものです。即効性はあるようですが、持続性はなく、何度も使い続けていけば行くだけ、詰まりにくくなります。

水が溜まっているパイプの部分には、効果を発揮してくれるようです。

(5)重曹&お酢

重曹をたっぷり排水口に撒き、温めたお酢、少しの量をまんべんなくかけます。この時、お酢の量が多いと、重曹と反応し、「中性」になってしまい、効果がなくなってしまいます。

だんだん泡立ってきたら、5分~30分置いておくと、あら不思議、汚れが浮き上がってきます。最後にお湯で流すと綺麗になります。

お湯の温度は、蛇口から出る温度で大丈夫です。熱湯を使うと、排水口が変形してしまう可能性があるので、オススメではありません。

またブクブクと出てくる泡は、炭酸ガスなので、特に気を付けなくても大丈夫です。

(6)アルミホイル

必要なものは、アルミホイル、割りばし、セロハンテープです。割りばしの半分くらいをアルミホイルで巻き、そのアルミホイルが抜けてしまわないように、セロハンテープで固定します。

輪ゴムがあれば、輪ゴムでしっかり縛っておくと、なお効果的です。

割りばしアルミホイルが完成したら、排水口の汚れた部分をその割りばしアルミホイルでこすりながら洗っていきます。

洗い終わったら、流しておしましです。気を付けてもらいたいことは、ゴシゴシ力を入れてこすると、排水口付近の塩化ビニールが傷ついてしまう恐れがあるということです。

(7)ぬるま湯で洗い流す

最も原始的な方法ですね。排水口に油を流すと、冷えて固まってしまい、取れにくくなってしまいます。ですから、ぬるま湯で油が固まる前に流してしまい、こびりつき汚れを防ごうというわけです。

(8)アルミホイルボール

アルミホイルからは、金属イオンが発生します。その金属イオンを利用して、汚れをつきにくくする方法です。

アルミから出る金属イオンには、抗菌作用があるため、排水口のゴミ受けにアルミホイルを小さいボールにして転がしておくと、水を流すたびに反応し、抗菌してくれます。

気を付けないといけないことは、誤って排水口の中にアルミボールを流してしまうと、パイプが詰まってしまうかもしれないということです。

(9)10円玉

アルミと同じ原理で金属イオンを発生させることができます。5~6枚ほどを入れておくだけで、アルミと同じ効果を発揮してくれます。

(10)

炭は抗菌・防臭剤としてもよく知られています。特に効果があるのは、粒状のもので、ゴミ受けの底一面に敷き詰めておきます。

洗面台とコップ

3)掃除の流れとは?洗面台の排水口の掃除の7ステップ

(1)STEP1:ホコリの掃除

洗面台には、乾いたものや湿ったものなど、さまざまなホコリがたまっています。まずは、そのホコリを一度ふき取るところから始めましょう。

(2)STEP2:フタを外そう

排水口のフタを外していきます。ゴム手袋をつけて行ったほうがいいです。

(3)STEP3:排水トラップを外そう

排水口を外したら、次は排水トラップです。外せるものは外して、部品ごとにわかるように置くようにしてください。

(4)STEP4:部品を洗おう

分解しつくした部品を、バケツなどの入れ物に入れ、重曹をその上から振りかけます。重曹をかけた上から、さらにクエン酸を振りかけ、熱めのお湯を全部の部品が浸かってしまうまで入れます。

この時に、重曹とクエン酸が溶けているか確認してください。15分ほど放っておくと汚れが浮いてくるので、それをきれいに、流し洗いをしたら出来上がりです。

(5)STEP5:排水管を掃除しよう

排水管の汚れを排水管用ブラシで落とした後、洗剤を入れます。洗剤はちゃんと、注意事項を守って使用しましょう。

(6)STEP6:水で流そう

注意事項に書いてある放置時間を守った後、お水で綺麗に流します。もし、詰まっていたら、お水を一度に大量に流した瞬間にゴボゴボという、とても気持ちの良い音がすることもあります。

気持ちよくお水が流れることを確認できたら、次のステップです。

(7)STEP7:部品を各自の場所へ

さて、気持ちよくお水が流れました。次は、分解した部品をもとのように戻す作業です。

もし、複雑な構造になっていて、あとで復活させるのに困りそうな場合は、先に写真をとっておくと、楽にできます。これで、お掃除は完成です。

4)臭い匂いにはどうしたらいい?臭いの対策と予防のポイント

(1)キッチン

下水の悪臭を防ぐために、「排水トラップ」が仕掛けられていますが、残念ながらこの場所に、食べ物のカスがたまってしまい、汚れてしまうと、雑菌がわいてきて臭ってきます。

防ぐ方法としては、重曹を排水トラップに大量に投入し、時間をおいて流すというものがあります。

これでもダメな場合は、原因がシンク下の隙間にある場合も多いので、その場合は、排水管穴埋め用のパテ(ホームセンター)で、隙間を埋めるという対策をしないといけません。

(2)洗面所

S字配管に水を溜めることで、臭いを防いでいますが、しばらく使っていなかったり、夏の暑さで水が蒸発してしまうと、その役割を果たしてくれなくなります。

また、髪の毛などが排水管に流れてしまわないように、キャッチするゴミ受けが汚れていても、臭ってきます。

臭いの原因を探すうえでのチェックポイントは、塩ビ管と排水パイプの間に隙間はないか?です。

もしあれば、排水パイプ用のトラップ部品(ホームセンター)や排水トラップ用の防臭ゴム(ホームセンター)を付けてから、排水パイプをセットしておけば、かなり違います。

5)要注意!排水口の掃除で注意する5つのこととは?

(1)電気

洗面台や洗濯機などの排水口をお掃除するときは、必ず電機の線を抜いてから行ってください。特に、洗濯機の電圧は高いので、特に注意!です。感電予防を確実にしてから、とりかかりましょう。

(2)長時間置きすぎない

キッチンなどの排水口のお掃除で、薬品または重曹とお酢などを使ってお掃除をする場合があると思います。

その時に、注意書きに書いてある以上の、大幅な時間、放置しておくと、排水口が傷んでしまいます。

(3)パイプクリーナー

ワイヤーを使うパイプクリーナーを使う場合は、パイプの素材や形に合ったものを準備しないといけません。

素材に合わないものを使ったり、無理に奥に入れようとすると、パイプが壊れてしまう原因になります。

(4)排水管

排水管自体を分解してしまうと、元に戻した時に隙間などができ、水漏れや悪臭の原因になってしまうため行わないほうが無難です。

定期的なお掃除はとても効果のある場所ですが、非常にデリケートな部分なので、注意を払って行ってください。

(5)お湯

熱湯は、パイプやさまざまな部品を変形させてしまうので、必ず40度くらいのぬるま湯を使うようにしてください。

6)日々のメンテナンス!排水口を綺麗に使うコツとは

(1)どんなメンテナンスをどれくらいの頻度で行うべき?

・キッチン

毎日掃除をしている人もいますが、だいたい週に1~3回という人が多いようです。家族の多さによっても汚れ方が違うので、頻度も変わるようです。

タイミングとしては、やはり、「生ごみを出す日の前日」という人が多いです。曜日を決めてしまうと、定期的になり、掃除も楽になります。

・洗面所

毎日使うたびにお水を流しておくのが、一番簡単なメンテナンスです。コップ一杯のお水を流すだけで良いでしょう。

でも、詰まってきてからでは効果はないので、注意してください。ということで、毎日簡単メンテナンス!をオススメします。

(2)臭い予防のポイントとは?

まず、水を溜めておくところに汚れが付いていないかを確認し、汚れが付いていたら、パイプクリーナーでお掃除をします。

パイプクリーナーには2種類あります。

「化学的」な方法は、ジェルタイプ・錠剤・粉末タイプがあり、そのまま流し込んで、20~30分放置して、その後お水を流しておくというものです。

「物理的」な方法は、道具を使う方法ですが、老朽化しているパイプなどの場合は、破損の恐れがあるため、あまりおススメはできません。

このお掃除をしても、まだ臭う場合は、排水パイプや排水ホースを点検する必要があります。隙間や破損をしていたら、そこから悪臭が漂ってきます。

その場合は、自分でできるのなら、ホームセンターに行って材料をそろえて治す方法があります。

自分では自信のない場合は、専門の業者さんに頼るのが、一番手っ取り早い方法です。

7)専門家にお願いもできる?相場や注意点とは

(1)掃除内容・業者さんの相場とは?

業者さんに頼めば、専用の洗剤や高圧洗浄機などを使って、綺麗に洗ってもらえます。だいたい2万円で簡単な室内の排水溝と室外の排水管のお掃除をしてもらえるようです。

時間は1~2時間です。他にも、中程度の汚れなら、5万円~8万円。たくさんの汚れの場合は、技術料なども入り、9万円以上はかかるようです。

実際に見積もってもらってからの依頼のほうが、安心して任せられますね。

(2)業者さんを選ぶ際のポイント・注意点とは?

排水口は、どこの家庭でも、プライバシー部分にあります。そんな中の中まで入って作業を依頼しないといけない事柄なので、簡単に業者は決められません。

奥様やお子様だけの時でも安心して各部屋に入って作業をしてもらえそうな技術者を選ばなければいけません。

さらに、排水管は簡単に目に見えるものではありません。そういうことから考えても、信頼をおくに値する会社に依頼してください。

チェックポイントとしては、以下の点を参考にしてみてください。

・建築物排水管清掃業の登録が有るか?

排水管清掃監督者・従事者・高圧洗浄車などの機械整備・アフターフォローなどの体制の条件をクリアした業者のみに認可されている許可証。

管洗浄協会などの専門団体に入っている会社なら、よりレベルも高く、安心して依頼できます。

・排水管清掃監督者などのレベル

経験を積んだ監督者、従事者は正社員か?コストを下げるために、アルバイトしか雇っていない場合も多いです。

接客態度から、肝心な技術や自分の行動に対しての責任感が、正社員とは全く違うため、チェックしておきたいポイントです。

・高圧洗浄車などの機械設備

高圧洗浄機にもさまざまな種類があります。高価なものになると、数万円から数千万円のものまであります。

用途に合わせた機会をちゃんと使うことができるか?さらに、機械の種類は充実しているか?がポイントになります。

しかし、機械だけの性能がよくても、使いこなせなくては意味がありません。ちゃんと使いこなしているかも、重要なポイントになります。

・技術(実績)

作業マニュアルはあるか?作業や構造物にたいして、危険なことがわかっているか?会社としての経験、歴史、実績などはどの程度か?

主要取引先などをチェックしてください。主要取引先は、大手管理会社と取引があるかも重要になります。

・ 施工費用

物件ごとの規模や築年数・仕様によって金額が変わってきます。

気を付けないといけないことは、新規参入してきた会社は、技術力の不足を価格でカバーしようとする傾向があるために、高くついてしまう恐れがあるため注意しましょう。

以上のことを念頭に置いて、業者さんにお願いをするときは、気持ちよくお願いができると良いですね。






今回のまとめ

1) どんな汚れが付く?洗面台の排水口の汚れの3種類とその特徴

2) 事前に揃えよう!排水口の掃除に準備したいアイテム10選

3) 掃除の流れとは?洗面台の排水口の掃除の7ステップ

4) 臭い匂いにはどうしたらいい?臭いの対策と予防のポイントとは

5) 要注意!排水口の掃除で注意する6つのこととは?

6) 日々のメンテナンス!排水口を綺麗に使うコツとは

7) 専門家にお願いもできる?相場や注意点とは