【皿洗い術】お皿&食器洗いを効率化する時短テクニック5選
毎日必ず行わなければならない家事の1つが、お皿洗いです。ご家族の多い方は特に、食事の後シンクがお皿や食器でいっぱいになって、洗う気が失せてしまうという悩みがあるかもしれません。
お皿や食器を効率的に洗うコツをご紹介します。
目次
【皿洗い術】お皿&食器洗いを効率化する時短テクニック5選
1)お皿にも種類がある?3種類の素材と洗い方の違い
(1)陶器
最もポピュラーなお皿の素材は陶器です。丈夫で使い勝手が良く、お皿洗いの際にスポンジでしっかりこすったり、熱いお湯を使って洗っても変質や変色の心配が少ない食器です。
(2)ガラス
ガラスの食器は、薄いものであれば特に割れやすく、傷がつきやすいという特性があります。衝撃に弱いと同時に、汚れが残るとくもってしまいやすいので、お皿洗いの際にも注意が必要です。他の食器よりも先に、柔らかいスポンジで洗うことを心がけます。
(3)漆器
汁物のお椀や、おせちを詰める重箱などの漆器も、とても繊細な素材です。洗い方を間違えると、せっかくの美しい漆がはがれたり、傷ついたりしてしまいます。柔らかいスポンジを用いて洗い、水に長時間つけないように注意しましょう。また、食器洗浄機で洗うことはできません。
2)お皿洗いを時短で効率的に済ます為に準備したいアイテム3選
(1)ゴムベラ・スクレイパー
お皿洗いを効率的に済ませるためにまず準備したいのが、ゴムベラやスクレイパーです。お皿に残ったソースや油分などを、洗う前に落とすことが、時短の最大のコツとも言えるからです。100円ショップで、様々なサイズやカラーのものを選ぶことができるので、キッチンに合ったお気に入りを探すと楽しくお皿洗いができます。
(2)スポンジ
食器洗いのスポンジを2つ用意することも、効率性や時短につながります。ガラスや漆器のような繊細なお皿を洗うための柔らかいスポンジと、油汚れの強いお皿を洗うためのスポンジを使い分ければ、汚れが移ったり傷をつけたりすることを避けられます。
スポンジは定期的に交換する方が衛生的ですので、100円ショップでまとめ買いをして、常にキッチンにストックしておけば、「少し汚れてきたな」と感じた時にすぐ交換できて便利ですし、お皿洗いも楽になります。
(3)ゴム手袋
3つめに用意したいアイテムは、ゴム手袋です。冬の寒い時季は、水を使うのが億劫になりますし、ずっとお湯を使っていると手荒れがひどくなってしまう方にもオススメです。油汚れも気にせずお皿洗いができるのも魅力です。
これも100円ショップやスーパー、ドラッグストア等で簡単に入手できますし、お皿洗い以外の水回りの作業にも活用できますので、ぜひ揃えておくと良いでしょう。
3)掃除の手順とは?皿洗いの効率的な掃除の5STEP
(1)STEP1:お皿の汚れを拭き取る
まず、お皿に残った汚れを拭き取るというステップから始めます。ゴムベラやスクレイパー、ペーパータオル等を使い、油の多いソースを取り除くことが、お皿洗いの効率をグッと上げるコツです。
(2)STEP2:お皿を水につける
汚れを拭き取った後のお皿や食器を水につけます。お皿についたご飯粒や卵料理、カレーの汚れなどは、乾燥してしまうと綺麗に洗うのにかなりの時間や手間がかかってしまいます。汚れが乾燥する前に、食事が終わったら早めに水につけるよう心がけます。
(3)STEP3:ガラス食器・漆器を先に洗う
衝撃に弱く、割れやすいガラス食器から洗い始めます。少しでも汚れが残っていると、くもりの原因となるため、洗剤をしっかりあわ立てて柔らかいスポンジで丁寧に洗います。
また、漆器は長時間水につけないほうが良いので、もし漆器がある場合は他の食器よりも先に洗います。ガラスと同様、繊細な表面に傷をつけないよう、柔らかいスポンジで静かに洗うのがコツです。
(4)STEP4:汚れの少ない食器を洗う
次に、比較的汚れの少ないお皿を洗います。洗った後の食器は、倒れたりしないように気をつけながら、ある程度重ねてまとめておくと、シンクの中がスッキリして、残りの食器も洗いやすくなります。
(5)STEP5:油汚れの食器を洗う
スポンジを持ち替え、油汚れのついた食器を洗います。事前にしっかり汚れを落としておけば、それほど時間や手間をかけずに綺麗にすることができます。最後に、洗った食器をお湯ですすげば完了です。
4)要注意!洗い物で注意する3つのこととは?
(1)水道代を押さえるポイント
お皿を洗う作業とすすぎを並行して行うと、水やお湯を流しっぱなしにすることになり、水道代がかさんでしまいますし、効率も悪くなってしまいます。ガラスや漆器等をまず洗って、すすいでから水を止め、残りの食器をスポンジと洗剤で洗い終わってから、まとめてすすぐと水道代を抑えることができます。
(2)洗い物での注意点とは?
汚れがついたままの食器を重ねてシンクに入れると、お皿の裏側にも汚れがついてしまい、お皿洗いにかかる時間と手間が増えてしまいます。食器を重ねる前に、上記の1番目のステップにあるとおり、ゴムベラやスクレイパー、ペーパータオルでできるだけ汚れを落とすように注意しましょう。
(3)素材によっての効果の違いとは?
ガラスや漆器等、繊細な素材の食器は、柔らかいスポンジを使って洗い、洗った後にすぐきちんと水気をふき取ることで、美しい状態を長く保つことができます。水気をふき取る際に使う布巾も、できるだけごわごわしていない、柔らかいものを選べば安心です。
また、ガラスは水滴の跡も残りやすいので、少し熱めのお湯ですすぎ、丁寧に水気をふき取るように心がけます。その後、すぐに所定の位置に片付けるようにすれば、他のお皿にぶつけて割ってしまうことを避けられます。
5)お皿を綺麗に保つポイント・メンテナンス方法とは
(1)お皿の保存のポイントってある?
陶器のお皿は、ガラスや漆器ほど水滴の跡が気にならないかもしれませんが、やはり水分がついたままの状態で食器棚にしまうことは避けます。収納している間にホコリやゴミが付着して不衛生ですし、次に使用する前に洗わなければならない、という手間が増えてしまうからです。
(2)傷・割れ防止のアイディアとは?
丈夫な陶器のお皿も、乱暴に扱えば当然傷や割れが生じます。急いでいる時でも、がちゃがちゃ音を立てて重ねたり洗ったりせず、丁寧に洗うようにします。
シンクにシリコン製のシートを敷くことで、ガラスや漆器も含め、洗う前のお皿を置いた際に傷がついたり、割れてしまったりするトラブルを減らすことができるでしょう。
(3)乾かし方のコツとは?
季節を問わず、少し熱めのお湯をすすぎに使うと、水切れが良くなり、食器を短時間で乾かすことができます。
また、食器カゴにぎっちりお皿を並べてしまうと、乾くのに時間がかかったり、片付ける時に落としてしまったりすることも考えられるので、食器カゴに入れる量は適正にし、お皿がたくさんある場合は、先に洗った食器を拭いて、食器棚に片付ける習慣づけをすることがオススメです。
6)食器洗浄機の活用で更に時短?
(1)食器洗浄機のメリット
食器洗浄機を使うことのメリットは、1枚1枚のお皿を手作業で丁寧に洗わなくても、洗剤を入れてスイッチを押すだけで、自動でお皿洗いをしてくれることです。小さなお子さんがおられる方や、お仕事をなさっていて疲れている方、手荒れに悩んでいるには大変魅力的なポイントです。
また、手洗いよりも高温の水で洗浄するので、お皿や食器を除菌してくれる効果があります。食事や調理の後は、洗うお皿を食器洗浄器の中にすぐ入れることができ、シンクが洗い物でいっぱいになってしまうこともなくなります。
(2)食器洗浄機の水道・電気代ってぶっちゃけどうなの?
ある調査結果によると、食器洗浄機を使った場合、手作業でお皿洗いをした時の約4分の1程度の水量で洗うことができるので、水道代をかなり抑えることができます。
ただ、乾燥の際に、手洗いでは発生しない電気代がかかります。短時間で洗浄・乾燥が終了するコースを選択したり、乾燥の途中でスイッチを切って食器洗浄機の扉を開け、少し時間を置いて自然乾燥させたりすることが、電気代節約のコツです。
(3)食器洗浄機の選び方のポイントとは?
これからキッチンのリフォームを考えておられる方であれば、ビルトインタイプの食器洗浄機の導入を検討することができます。家族の人数やキッチンの大きさ、予算に合わせて選ぶと良いでしょう。
賃貸住宅など、ビルトインタイプの食器洗浄機を導入できない場合は、卓上型(据え置き型)の食器洗浄機を検討できます。スペースの関係で置くことが難しいキッチンもあるかもしれませんが、既存の棚を外したり位置を変えたりするといった、ちょっとした工夫で置ける場合もあります。
まとめ
1)素材によるお皿洗いのコツの違い
2)時短で効率的なお皿洗いに欠かせない3つのアイテム
3)5つのステップでお皿洗いを効率良く済ませよう
4)お皿洗い・保存の際の注意点とは
5)食器洗浄機のメリットとデメリットを検討しよう