ひどい作業服の油汚れに!洗濯の5つのポイントとは?

作業着を着ている男性

作業着は汚れたなら、どこで使用したかによってその汚れは違ってきます。食べ物汚れ、泥汚れ、草汚れと様々ですが、頑固に付いてしまった油汚れの場合はどうでしょう。

今回はそんな作業着の洗濯の仕方、油汚れを落とす方法、クリーニングのコツなどをご紹介します。






ひどい作業服の油汚れに!洗濯の5つのポイントとは?


1)理解しておこう!作業服の素材と洗濯の一般的な方法

夏と冬とでは素地の厚さが変わってたり素材そのものを変えていたり、また働く場所や環境によってもそれぞれ違うのが作業着です。

素材によってはどんな風に洗濯の仕方をするのでしょう。素材の特性や性質を見極めて扱えば、汚れも綺麗に取れて仕事にも身が入ります。

(1)作業服の素材って?

溶接や電気工事に携わる人は綿100パーセントです。これは対価性が高く、火を扱う現場では最適で、肌さわりがよくアレルギーの方も安心して着ることができます

余談ですがコックさんの着ているコックコートも作業着ですが、こちらも綿のものがほとんどです。

薬品を扱う仕事に労れている方は、ポリエステル製の作業着が多い様です。雨、風、雪など屋外での使用にも優れ、薬品輸送の運転手や工場の従業員がこれを着用してます。

あとは混紡素材のものがあります。これは異なる繊維を混ぜてそれぞれの特徴を生かし、肌さわりがよく、夏は涼しく冬は暖かいというメリットがあります。

しかし完璧ではないので、こればかりと言うわけにはいかないでしょう。

(2)素材に応じた効果的な洗濯方法って?

綿の作業着は縮みやすく乾きづらく、また色落ちがしやすいので他の色物と一緒に洗わない様にしましょう。ポリエステル製の作業着も色落ちがしやすく繊細なので、ある程度の注意が必要です。

扱いが楽で素材自体も強いので、自宅にて洗濯もしやすいのが特徴です。何れにしても洗濯タグが付いているので、それを参照にして扱うことが重要でしょう。

2)グッズの準備を!作業服の油汚れを落とすのに必要なアイテム

まずは何より洗濯洗剤が必要になります。あとはブラシも要ります。必要に応じて漂白剤の用意をしておいても良いでしょう。今回のテーマは油汚れをキレイにすると言うものなので、それに特化した洗剤をご紹介しましょう。

(1)トップ・スーパーナノックス

製品名を言うとトップスーパーナノックスです。薬店、ホームスーパーなどどこでも手に入れられてしかも安価です。通常の洗濯にももちろん使用できますので、これで間違い無いでしょう。

(2)ブライトW

漂白剤はブライトWがお勧めです。こちらも手に入りやすく安価で評判の良いものですので、選んで失敗はないでしょう

両方とも洗うものの分量、水量に合わせて洗濯機に入れるだけで完了です。

3)油汚れの洗濯方法を解説!5ステップとは?

通常の洗濯では一気に落とそうにもそれは難しいと思われるのが、作業着の汚れです。時間が経つにつれて、汚れは取れにくくなるものです。

できれば直ぐに洗うのが良いのですが、仕事が終わるまでは脱げないのが作業着ですよね。さてこの作業着をどういう風にすれば綺麗に洗い上がるのでしょう。

そのやり方についてご説明します。

(1)ステップ1:汚れに直接液体洗剤を塗りこみます。

(2)ステップ2:ブラシでよく擦ります。

ここまでが前処理です。これをすることにより頑固にこびりついた油汚れは浮いてきます。

(3)ステップ3:洗濯機に30分~2時間つけおきします。汚れの度合いによって判断しましょう。

(4)ステップ4:洗濯機で洗います。その場合パワフルや念入りなどモードがあればそれに設定しましょう。

※漂白剤の用意があれば洗濯機を回す際に一緒に入れると効果的です

(5)ステップ5:洗い上がったら乾燥するだけです。

洗濯機を使用してる主婦

4)ここに注意!作業服の洗濯で注意点とは?

(1)洗濯機の掃除が必要

作業着は綺麗になると、今度は洗濯槽が汚れてしまうという事もあります。せっかく着るものが綺麗になっても、それを洗う洗濯機が汚れてしまったら元も子もありません。

その場合は洗濯槽のメンテナンスも必要となります。

(2)洗濯槽の掃除方法とは?

その際一番簡単な方法は、酸素系漂白剤を使用することです。

40度ほどのお湯を洗濯槽になるべく多く溜め、酸素系漂白剤を水10Lにつき100グラムを混ぜます。

5分ほど洗濯槽を回し、その後2時間つけおきします。この後空のままで運転してすすぎと脱水すれば洗い上がりです。

5)作業服の使い方のコツとは?効果的なメンテナンス方法

作業服は常に汚れるものとして考える必要があります。長持ちさせてなおかつキレイにしておくには、使ったら小まめに洗濯して、次回に備えるしかないでしょう。

最近では汚耐加工のものもあるので、そちらで揃える方法もあると思います。ただしやはり汚れるものですので、日頃からまめな洗濯をお勧めします。

使用した時点で表面は汚れてなくても汗や埃、花粉やPM2.5といった目に見えないものが付着しているので、毎日のメンテナンスは必至です。

内勤職の上着などは大きな汚れや皮脂シミがなければ、少し時間を於いても問題ないでしょう。

6)ひどい場合はクリーニングに!相場や注意点とは?

あまりにもベッタリと油汚れがついてしまったり、頑固な汚れの場合はお近くのクリーニング店へ相談するのも良いでしょう。最近では技術も向上して、汚れを落とすと謳っているお店も増えていますので、専門家の腕を借りるのもいい案でしょう。

(1)相場・期間とは

相場的には通常の衣服とそれほど変わりはありません。ただし汚れの範囲とか頻度によって、追加料金が発生する場合もあります。

接客の際に直接尋ねてみましょう。仕上がりは早ければ翌日、遅くても3~4日で手元に届くはずです。

(2)クリーニングでの注意点とは

ドライクリーニングでは、一般家庭では馴染みのないホワイトガソリン等を使って油汚れを落とします。これは油脂の汚れに特化してますが、水溶性の汚れに弱いと言うデメリットもあります。






今回のまとめ

1)まずは作業服の素材を把握すると良いです

2)洗剤類の準備は日頃からお忘れない様にしましょう

3)手順どうりにすれば難しいことはありません

4)洗濯機のメンテナンスも必要になりますのでお忘れのない様に

5)作業着は小まめに洗濯してキレイに長持ちさせましょう

6)汚れが広範囲でひどい場合は近所のクリーニング店へ相談するのも手です

キレイな作業服は身も心も引き締まり、安全な仕事にも通じます。いつもより作業着を綺麗に整えて、安全作業に取り組んでみてはいかがでしょう。