今日から役立つ家庭のリモコンをカンタンに掃除する方法3選

テレビのリモコンを操作している男性

テレビやDVDプレーヤー、エアコンなどの操作に使うリモコンは、家族全員が毎日頻繁に使うものです。時には食事中に操作することもあるので、ぜひ綺麗な状態を保ちたいですね。すぐに試せる、家庭のリモコンを簡単に掃除できる方法をご紹介します。

今日から役立つ家庭のリモコンをカンタンに掃除する方法3選

1)実はかなり汚い?リモコンの汚れとは?

(1)どのくらい汚いもの?

リモコンは、毎日かなりの回数使用しています。食事中に操作したり、手が汚れたままのお子さんが使ったりと、いろいろな種類の汚れが付着する可能性があります。また、リモコンをわざわざ引き出しにしまうことはほとんどなく、常に出しっぱなしの状態ですので、ほこりが溜まることも考えられ、雑菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。

(2)汚れやほこりの正体って?

リモコンは常に素手で使用します。そのため、リモコンに付着する汚れには、手の脂、食べ物の汚れ、土や泥汚れなど、手についている様々な種類の汚れが含まれます。

また、出しっぱなしにしているため、室内を漂っているほこりや、衣類から発生する綿ぼこり、ペットの毛なども付着していると考えられます。

(3)汚れやホコリ放っておくとどんなリスクが?

リモコンに付着した汚れやほこりをそのまま放置しておくと、時間が経つうちに雑菌が繁殖していきます。スマートフォンの画面やパソコンのキーボードと同じように、素手で使うリモコンにも相当数の雑菌がいるでしょう。

小さなお子さんが、雑菌だらけのリモコンを触ったり、口に入れたりするのはとても心配ですし、リスクがあると言えます。ぜひリモコンを掃除して、綺麗な状態にしておきたいものです。

2)リモコンにも種類がある?2種類のリモコンと掃除の違い

(1)ふたで覆われている部分があるリモコン

リモコンの種類によっては、一部分がふたで覆われていて、その中にコントロールボタンが配置されているものがあります。その場合は、ふたの継ぎ目や内側も忘れずに掃除をする必要があるでしょう。

(2)ふたのないリモコン

ふたがなく、すべてのコントロールボタンが一面に配置されているリモコンもあります。たくさんのボタンがあるので、その分隙間も多く、そこに汚れやほこりがたまりやすくなります。少し手間はかかりますが、1つ1つのボタンの周囲の隙間を丁寧に掃除することが大切です。

3)掃除に準備したいアイテム3選

(1)爪楊枝か竹串

リモコンのボタンの周囲の隙間に入ったほこりやごみをかき出すために、爪楊枝か竹串があると便利です。先が尖っているので、ボタンそのものを傷つけないよう気をつけながら使います。普段台所で使っているものをそのまま活用できます。

(2)綿棒

リモコンのボタンとボタンの間の細い部分を綺麗に拭くのに、綿棒が使えます。普段、お化粧に使用しているもので大丈夫です。綿棒も様々なサイズがあるので、100円ショップなどで先端部分が細めの綿棒を選ぶと、リモコンの細かい部分まで綺麗に掃除できるでしょう。

(3)木工用ボンド

多少時間がかかっても大丈夫なリモコンであれば、木工用ボンドを使って汚れを掃除する、という方法が使えます。リモコンの表面全体に木工用ボンドを厚めに塗り、乾いて透明になるまで2~3日放置した後、剥がし取ることで掃除をします。工作や修繕に使っているものでOKです。

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4)簡単3ステップ!一般的なリモコンの掃除手順とは?

(1)ステップ1:爪楊枝か竹串でボタンの周囲のごみをかき出す

リモコンのボタンの周囲にある隙間に溜まったごみを、爪楊枝か竹串を使用してかき出します。少し手間はかかりますが、ボタン1つ1つを丁寧に掃除していきます。出てきた汚れは掃除機で吸い取ります。

(2)ステップ2:綿棒でボタンとボタンの間を掃除する

綿棒に水を少量含ませ、リモコンのボタンとボタンの間を掃除していきます。手垢や汚れが目立つ場所は、特に丁寧に作業します。先が細いもの(ベビー用など)を選ぶと、作業の効率が上がるのでオススメです。リモコンに水分が残らないように、含ませる水は少しだけにして、絞ってから掃除をすると良いでしょう。

(3)ステップ3:木工用ボンドを使って掃除する

しばらく使わなくても普段の生活に問題ないリモコンの場合、木工用ボンドを使って掃除する、という方法があります。リモコンの表面に木工用ボンドを出し、爪楊枝か竹串を使って全体に伸ばしていきます。厚みは3mm程度が目安です。

2~3日おいて乾かすと、白かった木工用ボンドが透明になりますので、端の方から剥がすと、ボタンの周囲の隙間に入っている汚れもスッキリ綺麗になります。

5)実はこんな方法もある?ちょっと試してみたい方法

(1)メラミンスポンジで掃除する

水を含ませてしっかり絞ったメラミンスポンジを使って、リモコンを掃除することもできます。水だけである程度の汚れが落とせるのでお子さんにも安心で、手軽に試せる方法です。

(2)スライム状のクリーナーで掃除する

インターネット通販等で、スライム状のクリーナーが販売されています。パソコンのキーボードや、携帯電話に押し付けて剥がすだけで汚れが除去できるアイテムですが、もちろんリモコンの掃除にも活用できます。水や洗剤を一切使わないので、気が付いた時にいつでも掃除ができて便利です。

 メラミンスポンジ

6)内面を分解して掃除する場合の手順とは?

(1)電池を外す

リモコンの内部を分解して掃除する際には、まず最初に電池を外します。

(2)ネジを外す

精密機器用のドライバー等を使って、リモコンのネジを外します。パーツが小さいので、なくならないように小皿や袋にまとめておくと安心です。

(3)引っかかる爪の部分を確認しながら分解する

ネジを外した後にできた隙間に、マイナスドライバーか先の薄いヘラなどを入れ、引っかかる爪の位置を確認しながらリモコンを分解します。力を入れすぎると、プラスチックのパーツが折れたり割れたりする可能性があるため、静かに外します。

(4)内部を掃除し、元どおりに組み立てる

リモコンの内部を、爪楊枝、綿棒、スライム状のクリーナー等で綺麗に掃除したら、上記と逆の手順で元の通りに組み立て、最後に電池を入れて動作を確認すれば完了です。

7)リモコン掃除での注意点とは

(1)水分はしっかり絞ってから掃除をする

綿棒やメラミンスポンジに水を含ませた後、しっかり絞って水が滴らないようにしてからリモコンの掃除をします。ボタンの隙間に水が溜まると、リモコンそのものの故障の原因となってしまうため、注意が必要です。

(2)分解して掃除する時は電池を外す

リモコンを分解して掃除する際には、上記のとおり必ず電池を外してから作業します。電池が入ったまま分解し、掃除をするのはとても危険ですので、忘れずに外しましょう。

8)使い方がポイント!リモコンを綺麗に使うメンテナンスのコツとは?

リモコンを綺麗に使うために、専用のシリコンカバーを活用する、という方法があります。ぴったりフィットして、ボタンの隙間に汚れやほこりが付着するのを防いでくれます。汚れたら、カバーだけを洗えば良いので、メンテナンスも簡単にできます。

また、少し見た目は悪くなってしまいますが、食品用のラップをリモコンに巻きつけて使うこともできます。家族しか使わないものなので、見栄えは気にならない、という方は、今すぐ試せる便利な方法です。

シリコンカバーやラップを使わない場合は、週に1回程度、爪楊枝や綿棒、メラミンスポンジを使って簡単にリモコンの掃除をすれば、汚れが溜まる前に綺麗にでき、作業も短時間で済みます。テレビを見ながら、CMの間にささっと済ませてしまうのがオススメです。

まとめ

【1】リモコンは思った以上に汚れている

【2】簡単にそろう3つのアイテムでリモコンを掃除しよう

【3】シンプルな3つのステップで雑菌知らずのリモコンに

【4】分解すればリモコンの中までスッキリ綺麗に

【5】日頃の簡単なメンテナンスが重要