レンジフード(換気扇)のファンをピカピカに!掃除の5手順
炒め物や揚げ物をする時に跳ねた油は、レンジフード(換気扇)のファンにどんどん付着していきます。キレイに保ちたいと思っていても、掃除するにはかなりの気合が必要ですね。
この記事では、レンジフードのファンの掃除のステップをご紹介します。
目次
レンジフード(換気扇)のファンをピカピカに!掃除の5手順
1)レンジフードのファンにはどんな汚れがある?
(1)油汚れ
レンジフードのファンに付着する汚れの代表的なものは、料理の際に出る油汚れです。炒め物や揚げ物をすることが多いご家庭では、毎日の調理のたびに油汚れがファンに付着します。放置すると、レンジフードやファン全体がベタベタになり、掃除しにくくなってしまいます。
(2)ホコリ
キッチンの空気中に漂っているホコリが、油汚れと混じってレンジフードのファンに付着することもあります。掃除の頻度が低く、数ヶ月放置しておくと、ファンの表面にかなりの量のホコリが溜まっていきます。
2)ファンの掃除を放っておくデメリットって?
レンジフードのファンの掃除を放っておくと、油汚れやホコリがどんどん付着していき、ファンの回転や排気を妨げてしまいます。そうすると、換気能力が下がるため、コンロの周りやキッチンのクロス等に、吸い込めなかった油汚れが付着して汚れてしまう、というデメリットがあります。
さらに、油汚れやホコリを長期間放置しておくと、レンジフードのファンから嫌なニオイが発生して、コンロの周りやキッチンの空気が汚れてしまうことも考えられるので、放っておかず定期的に掃除する必要があります。
3)準備をしよう!ファンの掃除に準備したいアイテム4選
(1)食器用中性洗剤
レンジフードのファンに付着しているのは、基本的に油汚れとホコリですので、食器用中性洗剤を使って掃除することができます。普段食器洗いに使っているものをそのまま活用すればOKです。
(2)油汚れ用洗剤
食器用中性洗剤でも落ちない頑固な油汚れは、油汚れ用洗剤を使ってキレイに掃除できます。スプレータイプのものが便利です。スプレーに入っていない洗剤であれば、100円ショップ等で小さめのスプレーを買って、詰め替えて使うと掃除しやすくなります。
(3)使い古しの歯ブラシ
「シロッコファン」と呼ばれる、カタツムリのような形状をしたファンの隙間に溜まった油汚れを落とすのに、使い古しの歯ブラシが活用できます。細い隙間を手で拭くのは大変なので、もし歯ブラシがあればぜひ使ってみてください。
(4)掃除用ゴム手袋
レンジフードのファンを取り外す際に、周辺の金属の突起物等で手や腕を怪我しないよう、ゴム手袋を用意しておくと安心です。また、油汚れ用洗剤は作用が強いため、直接触れると肌を傷めてしまうことも考えられるので、ゴム手袋を着用する必要があります。
4)掃除の手順とは?レンジフードのファン掃除の5STEP
(1)STEP1:レンジフードのファン(プロペラファンまたはシロッコファン)を取り外す
掃除用ゴム手袋を着用し、レンジフードの電源を落とします。フィルターやカバーを取り外してから、内部にあるファンを取り出します。ネジを外して少しずらすようにすると、その内側にあるファンをスムーズに取り出すことができます。
(2)STEP2:食器用中性洗剤を溶かしたお湯につけおく
シンクの排水口をふさぎ、45度~50度の熱めのお湯に食器用中性洗剤を溶かしてから、レンジフードのフィルターもしくはカバー、取り外したファンを10~15分ほどつけおきます。
(3)STEP3:歯ブラシでファンの隙間の油汚れとホコリを落とす
つけおき洗いが終わったら、使い古しの歯ブラシを使ってファンの隙間に溜まった油汚れとホコリをこすり落とします。相当頑固な汚れでなければ、この後43度~45度程度の熱めのお湯で洗い流せば、比較的簡単にキレイになります。
(4)STEP4:油汚れ用洗剤を吹き付けて頑固な油汚れを落とす
食器用中性洗剤につけおき洗いをしても取り除けなかった油汚れがあれば、油汚れ用の洗剤をスプレーし、5分ほど置いてから歯ブラシでこすり落とし、最後に43度~45度前後のお湯でしっかり洗い流します。
(5)STEP5:ファン・フィルター・カバーを元の位置に戻す
ファンを元の位置に戻し、ネジできちんととめます。その後、フィルターやカバーを元どおりに装着すれば完了です。
5)要注意!ファン掃除で注意する2つのこととは?
(1)必ず電源を落とす
レンジフードのファンを掃除する際には、必ず電源を落としてから作業するようにします。もしも何かの拍子にスイッチが入ってしまい、ファンが回り出すと、大きな怪我につながる恐れがあるからです。
(2)掃除用ゴム手袋を着用する
レンジフードの中は薄暗くて様子が見えづらい場合もあるので、ファンを外す際に、思いも掛けない金属の突起物による怪我を避けるためにも、素手での作業は避け、ぜひ掃除用ゴム手袋を着用しましょう。
また、洗剤の原液が直接肌に触れると、肌が弱くない方でも手が荒れたり肌を傷めたりしてしまう可能性があります。ファンの隙間の汚れを落とす時には、洗剤が付着したファンをある程度の時間持っていなければならないので、ゴム手袋を着用すると安心です。
6)レンジフードにも種類がある?2種類と掃除方法の違い
(1)フィルターとプロペラファンの組み合わせ
レンジフードにフィルターが付いているタイプの場合は、プロペラファンの掃除をする際にフィルターの交換も行います。金属部分はファンと一緒に食器用中性洗剤につけおき洗いをするとキレイになります。
(2)カバーとシロッコファンの組み合わせ
レンジフードにカバーが付いているタイプは、もし取り外すことができれば、シロッコファンと一緒につけおき洗いをします。
取り外せない場合は、油汚れ用洗剤をスプレーして5分ほど置き、雑巾や使い古しのタオル等で拭いて油汚れを落とします。もし、オイルキャッチャーも付属している場合は、やはりつけおき洗いをして掃除をします。
7)業者さんにお願いすることもできるの?
(1)掃除内容・業者さんの相場とは?
自分では対応できない頑固な汚れが付着しているときは、レンジフードのファンの掃除を業者さんにお願いすることもできます。
プロペラファンのレンジフードの掃除を依頼すると、カバーやフィルター、プロペラファン、本体の内部を掃除してくれます。相場は約8000円~12000円程度です。
シロッコファンのレンジフードの掃除は、カバーやフィルター、シロッコファン、本体の内部、照明カバー、オイルキャッチャーを掃除してくれます。相場は約13000円~17000円前後となります。
(2)業者さんを選ぶ際のポイント・注意点とは?
業者さんによって、またレンジフードのファンの汚れ具合によって、掃除にかかる時間や費用が変わってきます。実際に依頼する前に、業者さんに現状を伝えて、費用や時間の見積もりをしてもらうことが重要です。
インターネットで検索し、何社か比較して最も内容や費用に納得できる業者さんを選ぶようにしましょう。
8)ファンを綺麗に保つポイント・メンテナンス方法とは
レンジフードのファンは、定期的に掃除をすることで、掃除にかける時間そのものを減らすことができます。可能なら2週間に1回程度、時間が取れないようなら1ヶ月に1回程度でも良いので、カバーやフィルターを取り外してファンを取り出し、食器用中性洗剤で洗うようにします。
100円ショップにある、3~4本セットになっている注ぎ口洗い用の小さなブラシを準備しておくと、シロッコファンの隙間に入りやすいので、油汚れを簡単に落とすことができるので便利です。
まとめ
1)レンジフードのファンの汚れの種類と、放置するデメリットを知ろう
2)家にある4アイテムでレンジフードのファンの掃除が楽になる
3)シンプルな5ステップでファンをキレイに
4)ファン掃除の注意点とタイプ別の掃除方法の違いとは
5)頑固な汚れは業者さんにお願いしてみよう
6)定期的なメンテナンスと掃除でピカピカのレンジフードとファンに