オススメ!Pタイルを美しくする掃除の4大ポイントとは
Pタイルとは、プラスチック系床材のことです。病院のツルツルの床がそうです。
硬質で耐久性に優れており、学校や会社、商業施設、家庭内ではキッチン、トイレ、脱衣所で多く使われています。今回はこのPタイルの掃除方法を紹介します。
目次
オススメ!Pタイルを美しくする掃除の4大ポイントとは
1)Pタイルの主な汚れの原因とは?
Pタイルの主な汚れは、大きく分けて2種類。ホコリや砂などの表面上の汚れと黒ずみです。
黒ずみになってしまった汚れの原因は、Pタイルの使用場所により様々で、ホコリや砂などの軽い汚れが蓄積されたもの、油汚れ、カビなどがありますが、一番多いのは、表面に塗られたワックスが劣化した黒ずみです。
新しくワックスがけをする際に古いワックスをよく落とさずに、ワックスがけをしてしまったため、残されたワックスの層が劣化し黒くなったのが原因です。
2)事前に道具を揃えよう!Pタイルの掃除にあると便利なグッズ7選
(1)リビング用洗剤
リビング用洗剤があればたいていの汚れを落とすことができます。弱アルカリ性の物が多く、二度拭きがいりません。
住まいのお掃除に幅広く使えます。家具、電化製品、壁、フローリング、ビニール床と用途が広い洗剤です。
(2)ワックス・ワックス剥離剤
ワックスはPタイルのつやを出すために使用します。Pタイルに一番向いているワックスは樹脂ワックスです。
ワックス専用塗付具や布に染み込ませ床に薄く塗り広げます。ワックス剥離剤はワックスを塗りなおす時に古いワックスを落とすのに使います。
スポンジや専用ブラシに剥離剤を付け、床に塗り、染み込ませ、専用ブラシでこすってワックスを落とします。ワックスもワックス剥離剤もホームセンターで取り扱っています。
(3)ワックス剥離用ブラシ・ナイロンたわし
古いワックスを剥離するのにワックス剥離剤とセットで使います。ワックスをこすり落とすため、ブラシの毛は固くてコシがあります。
ナイロンたわしは種類がたくさんあると思いますが、ハウスクリーニング用のハードタイプのスポンジを選ぶようにしましょう。こちらもホームセンターで取り扱っています。
(4)床用お掃除シート
普段の軽い汚れを落とすのに使います。スーパー、ホームセンター、ドラッグストアで入手可能です。ウエットタイプ、ドライタイプ2種類用意して汚れに合わせて使い分けると掃除がしやすくなります。
(5)雑巾・布
リビング用洗剤を使う時や、ワックスのつや出しに使います。使い古しのタオルでも十分です。数枚用意してください。
(6)ブラシ・スポンジ
雑巾や布で落ちない汚れを落とすのに使ったり、溝など細かい部分に入った汚れをかき出すのにあると便利です。
ホームセンターや100円ショップなどに様々な種類の物が用意されていますので、使いやすい物を選びましょう。
(7)掃除機
拭き掃除をする前に大きなゴミやホコリを取るのに使います。またハンディタイプ、コードレスタイプなど、手軽に使いやすいタイプだとマメに掃除ができるので、きれいな空間をキープできますね。
3)掃除方法を紹介!Pタイルの掃除の4つのステップ
(1)ステップ1
大きなゴミやホコリを取り除きます。掃除機やドライタイプの床用お掃除シートを使って取り除きましょう。
(2)ステップ2
固く絞った雑巾や布で水拭きをします。水拭きで落ちない汚れにはリビング用洗剤を使います。雑巾や布、ブラシやスポンジに染み込ませ汚れをこすります。
(3)ステップ3
ワックスが汚れて黒ずんでいる場合は、古いワックスを落とします。ワックス剥離剤をスポンジに染み込ませPタイル面に塗ります。少し時間を置いたら、ワックス剥離用ブラシやナイロンたわしでワックスをこすり落とします。ワックスがきれいに落ちたら、水拭きで剥離剤の成分も拭き取ります。
(4)ステップ4
から拭きをしてPタイル面をよく乾かしたら、ワックスを塗ります。ワックス専用塗付具や布に染み込ませ床に薄く塗り広げます。乾燥させて終了です。
4)汚れ別に解説!それぞれの汚れを掃除するコツとは?
(1)黒ずみ
Pタイルの黒ずみ汚れの正体のほとんどは、ワックスの劣化によるものです。この場合は劣化したワックスを落として、新しくワックスを塗りなおすことで黒ずみはなくなります。
(2)カビ
Pタイルは耐水性があるので、水気が多い場所で使われることが多く、その場合はカビによる汚れが発生する場合があります。
それほど頑固なカビではない場合は、中性洗剤で落とせるものがほとんどです。中性洗剤を使用した場合は、最後に水拭きで洗剤成分をよく拭き取っておきましょう。
それでも落ちない強力なカビがあった場合は、重層水のようなアルカリ性の洗剤で落とすようにしましょう。カビに吹き付けてブラシやスポンジでこすってみてください。
(3)油汚れ
キッチンでPタイルが使われている場合に多い汚れです。中性洗剤で落とすことができます。また重層水などアルカリ性洗剤も油汚れに向いています。
5)要注意!Pタイルの掃除での3つの注意点
(1)古いワックスは落とし切りましょう
古いワックスを落とす場合は、ワックス剥離剤を使って落とし切りましょう。ワックスが残っていると黒ずみ汚れの原因になります。一度に広範囲を掃除せずに少しずつ確実にワックスを落とすようにしましょう。
(2)ワックスのムラに注意
ワックスをかける場合も、ワックスを落とす場合と同じように一度に広範囲を作業しないようにしましょう。ムラになってしまいます。またワックスは付け過ぎないように薄く塗るようにします。
(3)間接的にワックスを塗りましょう
リビング用洗剤、ワックスを使う時は直接Pタイルに付けるのではなく、布やブラシ、スポンジに染み込ませてから付けるようにしましょう。
直接塗るとPタイルを傷める原因となる場合があります。
6)日頃からお手入れを!Pタイルのメンテナンスのポイントとは
日頃のお手入れは、掃除機やドライタイプの床用お掃除シートでゴミやホコリを取り除き、雑巾や布、ウエットタイプの床用お掃除シートで水拭きします。
それでも目立つ汚れが出てきたら汚れに合わせた洗剤を使って掃除します。ワックスに傷を付けないように力を入れ過ぎずに汚れを落とすようにします。黒ずみが目立つようになってきたらワックスの劣化が始まった証拠です。ワックスを塗り直すようにしましょう。
7)業者さんにお願いすることもできるの?
(1)掃除内容・業者さんの相場とは?
クリーニングを業者にお願いする場合の掃除内容は、大きく分けて2種類になります。汚れ落としとワックス塗付、それにPタイルの汚れの状況により、オプションでワックス剥離作業がプラスされるのが一般的です。
お値段は、ワックス剥離作業なしの場合は、7000~10000円/6帖、ワックス剥離作業ありの場合は、20000円~25000円が相場となっています。
(2)業者さんを選ぶ際のポイント・注意点とは?
せっかくお金を払って作業してもらうのなら、納得のいく作業をしてもらえる業者にお願いしたいですよね。ここでは業者選びのポイントをご紹介します。
フロアクリーニング、ワックス剥離、塗付作業は、プロでも高い技術が必要とされる作業です。まずは、ホームページをチェックしましょう。
確かな実績を持つ会社であれば、施工実績や施工事例が掲載されているはずです。また利用者の声などが掲載されていれば、作業内容や施工後の様子を知ることもできる場合があるので、くまなくチェックしましょう。
次に使われている洗剤やワックスの種類をチェックしましょう。床面は、小さい子どもやペットも直接触れる場所です。口に入っても触れても問題ない安全な洗剤やワックスが使われているか確認しましょう。
その他、料金体系がきちんと明示されているか?値段設定は的確か?法外に高いのも問題ですが、安すぎるのもきちんと作業してもらえるのか不安になりますよね。
作業内容についてわかりやすく説明されているか?をホームページからチェックします。それでも心配な場合は実際にコンタクトを取ってみて一度話をしてみるとよいでしょう。
今回のまとめ
1)Pタイルの主な汚れの原因とは?
2)事前に道具を揃えよう!Pタイルの掃除にあると便利なグッズ7選
3)掃除方法を紹介!Pタイルの掃除の4つのステップ
4)汚れ別に解説!それぞれの汚れを掃除するコツとは?
5)要注意!Pタイルの掃除での3つの注意点
6)日頃からお手入れを!Pタイルのメンテナンスのポイントとは
7)業者さんにお願いすることもできるの?