まな板掃除に!臭いも汚れも気にならない洗い方のコツ5選

キッチンの蛇口

まな板は、毎日の料理に欠かせない重要な調理器具です。直接食材が触れるものですし、見た目以上に汚れが付着しやすいので、ぜひ衛生面に気をつけたいものです。臭いも汚れも気にならない、素材に合わせたまな板の洗い方のコツをご紹介します。






1)まな板にも種類がある?素材と洗い方の違いとは

(1)木製

まな板の種類でポピュラーなのが、木製です。包丁の刃あたりが柔らかいことや、表面を削りなおして傷を綺麗にし、長く使うことができるというメリットがあります。食材、特に生ものを切る前に濡らすことが、臭いや汚れ防止に役立ちます。

(2)プラスチック製・樹脂製

比較的リーズナブルで入手しやすいプラスチック製のまな板も人気があります。お手入れは簡単ですが、傷がつきやすいという特性があるので、毎日洗うことに加えて、除菌をすることがポイントです。通常のプラスチックよりも少し硬くて傷がつきにくい、樹脂製のまな板も多く出回るようになりました。やはり、洗うだけではなく除菌が重要になってきます。

2)まな板掃除で準備したいアイテム3選

(1)除菌効果のある食器用洗剤

お肉や魚などの生ものを切ったまな板は、雑菌が繁殖しやすいので、除菌効果のある食器用洗剤を使って洗います。木製のまな板であればたわしを使い、プラスチック製や樹脂製のものはスポンジを使って洗うと効果的です。

(2)粗塩

まな板の傷に入った汚れを落とすのに、粗塩を活用できます。普段の料理に使っているものなので、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して使えるでしょう。木製でもプラスチックでも使えます。

(3)漂白剤

プラスチック製のまな板の黒ずみが気になるときは、台所用漂白剤を使って綺麗にする洗い方がオススメです。普段お使いのものをそのまま活用できます。規定量に薄めてつけおきするか、ラップで覆うようにして掃除します。木製のまな板に漂白剤を使用すると、素材が傷んだり変色したりするおそれがあるので、避けたほうが良いかもしれません。

3)掃除の手順とは?まな板の効率的な洗い方5STEP

(1)STEP1:水で大まかな汚れを洗い流す

まず、まな板に水をかけて大まかな汚れや食材の切れ端を綺麗に洗い流します。特に、魚や肉といった生ものを切った後は、切れ端がまな板に残らないよう入念に洗います。

(2)STEP2:木製のまな板はたわしでこする

木製のまな板の洗い方は、濡らしたたわしで木目に沿ってこすり洗いをすることが基本です。包丁で切る際に生じた傷の中に汚れや雑菌が入り込んでいるので、それを落とすようなイメージでしっかりとこすります。
プラスチック製・樹脂製のまな板はSTEP3に進みます。

(3)STEP3:除菌効果のある洗剤や粗塩で洗う

次に、洗剤や粗塩を使って洗います。木製のまな板は引き続きたわしを使い、プラスチック製・樹脂製のまな板はスポンジを使って丁寧に洗っていきます。

(4)STEP4:お湯を使って洗い流す

洗剤がまな板に残らないよう、お湯を使って綺麗に洗い流します。木製のまな板の場合は特に、手で表面を触って汚れが残っていないか確認しながらすすぎます。プラスチック製・樹脂製のまな板も、傷の黒ずみがひどくないかといったポイントをチェックしながら洗い流します。

(5)STEP5:しっかり乾燥させる

洗剤と汚れを綺麗に洗い流したら、しっかり乾燥させて完了です。

4)要注意!洗い物で注意することとは?

(1)水道代を押さえるポイント

まな板を洗う際に、水を流しっぱなしにしないようにして水道代を押さえます。もちろん、十分な量の水やお湯で洗い流すことは重要ですし、短時間で洗えるのですが、洗剤や粗塩を使ってこすっている時は止めておいたほうが節約になるでしょう。

(2)洗い物での注意点とは?

熱いお湯を使って洗えば、まな板の雑菌や汚れが早く綺麗になるような気がするかもしれません。でも、汚れを落とさないうちにお湯をかけてしまうと、かえって傷の中でタンパク質が固まり、雑菌が繁殖しやすくなる危険性があるので、まずは水で洗うことを心がけます。

(3)素材によっての効果の違いとは?

最近は、抗菌素材を使ったまな板が多く出回っています。水で濡らすことで抗菌効果が出るものもあるので、使用方法を事前によく確認し、効果を発揮する仕方で使うことがポイントです。

5)綺麗に保つポイント・メンテナンス方法とは

(1)まな板の保存のポイントってある?

まな板を使い終わって上記のステップで洗った後は、清潔な布巾やタオル等で拭くと良いでしょう。毎日保管する際は、できるだけ風通しの良いところに置くようにします。

(2)傷・割れ防止のアイディアとは?

毎回まな板を使う前に、水で濡らしておくと、食材が安定して傷がつきにくくなります。木製のまな板の割れを防止するためには、洗った後に自然乾燥させるのではなく、しっかり水気を拭き取って保管することがポイントです。

(3)乾かし方のコツとは?

洗った後のまな板を食器カゴなどに置いておくと、置き方や食器カゴのデザインによっては水に濡れたままになってしまう部分があり、衛生的ではありません。水気を拭いた後は、立てかけたり引っ掛けて吊るしたり、ラックなどを活用して収納するなどして、できるだけ水や食器カゴに触れないよう置き方を工夫すれば、衛生面でも安心です。

(4)臭い防止のコツはある?

調理の前にまな板を濡らすことには、食材の臭いをつきにくくする効果もあります。一度ついた臭いはなかなか取れない場合もありますので、そうなる前に臭い防止のコツとして覚えておくことをオススメします。

6)食器洗浄機の活用で更に時短?

(1)食器洗浄機のメリット

食器洗浄器は、高温のお湯と洗剤で、まな板を含め食器全般を綺麗に洗い上げてくれます。他の作業をしながら同時進行で洗い物ができますし、夜寝る前に回しておくと朝起きた時には洗い物が仕上がっていて、家事の時短に効果的です。

(2)食器洗浄機の水道・電気代ってぶっちゃけどうなの?

食器洗浄器を使うにあたり、気になるのはやはり水道代や電気代です。どんなに時短で楽ができても、光熱費がかさんでしまっては意味がありません。4〜5人用の食器洗浄器を使用した場合と、手洗いにした場合の参考データによると、1回あたりで食器洗浄器は約30円(洗剤・電気代・水道代の合計)、お湯を使った手洗いは約55円(洗剤・ガス代・水道代の合計)となり、電気代を含めても食器洗浄器のほうが光熱費を抑えられる、という例があります。

(3)食器洗浄機の選び方のポイントとは?

食器洗浄器を選ぶ際は、お仕事や育児、介護などの状況、家族の人数や家で食事をする回数などを考慮し、使用条件に合ったものを選ぶことが大切です。決して安い家電製品ではないので、事前によく検討する必要があるでしょう。リフォームなどのタイミングに合わせてビルトインタイプの食器洗浄器を選ぶと、効率が良くキッチンの見た目もスッキリします。

7)買い換える際のコツって?

まな板は毎日使うものですので、こだわりを持って使っておられる方がほとんどだと思います。価格はもちろんのこと、多少洗い方やお手入れが煩雑になったとしても、切り心地や刃あたりを優先するか、リーズナブルでお手入れがしやすいことを重要視するかによって、買い換えるまな板の素材や種類が変わってきます。

8)その他まな板を綺麗に保つための豆知識

木製・プラスチック製・樹脂製いずれのまな板も、食器洗浄器に対応しているものが販売されています。ご自宅に食器洗浄器がある場合は、毎晩使い終わった後にまな板を洗うと、高温で乾燥してくれるので衛生的です。

食器などにも使える除菌スプレーがキッチンにあれば、食材をカットする前に吹きかけると、より一層の除菌効果が期待できるので安心です。