まな板の除菌方法を紹介!時短でできる4つのステップ

まな板を閉まっている女性

日々の調理に大活躍のまな板は、様々な種類の食材が直接触れるため、雑菌や汚れが付着しやすい状態にあります。ですから、常に衛生的に使うことができるよう、除菌のお手入れが欠かせません。時短でできるまな板の除菌方法のステップをまとめてご紹介します。

目次

1)まな板の素材によって除菌の重要度が変わる?

(1)プラスチック製・樹脂製

最近は、比較的リーズナブルで入手しやすく、お手入れが比較的簡単で衛生面でも安心度の高いプラスチック製のまな板の人気が出ています。ただし、傷がつきやすいという特性があるので、毎日の洗浄に加えて除菌を欠かさず行う必要があります。

通常のプラスチックより硬さがあって包丁を使用した際の傷がつきにくい樹脂製のまな板も多く出回っていますが、こちらも除菌が欠かせない素材です。

(2)木製

まな板の種類で最もポピュラーなのが木製のものです。包丁の刃あたりが柔らかく、表面を削って傷を綺麗にすれば長持ちするというメリットを気に入って、使っておられる方も多いでしょう。しかし、硬さがある樹脂製のまな板と違い、包丁の傷がつきやすいため、やはり除菌には一層気を遣う必要がある素材です。

2)時短で効率的にまな板を除菌!準備したいアイテム3選

(1)除菌効果のある食器用洗剤

お肉や魚などの生ものを切ったまな板は雑菌が繁殖しやすく、きちんと洗わずに使いまわすと食中毒等を引き起こす危険があります。そのため、除菌効果のある食器用洗剤を準備するのがオススメです。樹脂製のまな板やプラスチック製のものはスポンジで、木製のまな板であればたわしを使って洗うようにします。

(2)漂白剤

プラスチック製のまな板の黒ずみが気になる場合は、普段使用している台所用漂白剤を活用すると、黒ずみを落とすと同時に除菌することで時短になります。パッケージの規定量に薄めてつけおきするか、ラップで覆うようにして黒ずみを緩和させ、除菌します。

ただし、木製のまな板には不向きです。素材が傷んだり変色したりすることも考えられますので、使用しないほうが良いかもしれません。

(3)重曹パウダーもしくは粗塩

まな板の傷に入った汚れを落とすと同時に、除菌効果も期待できます。どちらも普段の掃除や料理に活用できるアイテムですので、小さなお子さんがいるご家庭でも安心でしょう。木製でも、プラスチックや樹脂製のまな板の除菌にも使えます。

3)時短でできる除菌の手順は?まな板の効率的な洗い方4STEP

(1)STEP1:水で大まかな汚れを洗い流す

はじめに、まな板に水をかけて、付着した大まかな汚れや食材の切れ端等を綺麗に洗い流します。特に注意したいのは、魚や肉といった生ものを切った後です。皮や脂味などの切れ端がまな板に残ってしまわないよう入念に洗うよう心がけます。

(2)STEP2:木製のまな板はたわしでこする

次に、木製のまな板を洗うステップです。除菌する前に、濡らしたたわしで木目に沿ってこすり洗いをすることが基本です。木製のまな板は包丁で切る際に傷が生じやすく、傷の中に入り込んだ雑菌と汚れを落とすイメージを持って洗うようにします。

プラスチック製・樹脂製のまな板の場合はこのステップは割愛し、次の除菌作業に進みます。

(3)STEP3:除菌効果のある洗剤や粗塩・重曹パウダー、漂白剤を使って除菌する

どの素材のまな板でも、除菌効果のある洗剤か粗塩、重曹パウダーを使って洗うことで除菌していきます。木製のまな板は引き続きたわしを使って木目に沿ってこすり洗いをし、プラスチック製・樹脂製のまな板の場合はスポンジを使って丁寧に洗って除菌します。

プラスチック製・樹脂製のまな板の黒ずみが気になる際には、漂白剤を使用すると、黒ずみ落としと除菌の作業を並行して進められるので時短になります。つけおき洗い、もしくはラップで覆ってしばらくおき、漂白剤を行き渡らせます。

(4)STEP4:お湯を使って洗い流した後、熱湯で除菌する

洗剤や粗塩、漂白剤等がまな板に残らないよう、お湯で洗い流します。手で表面を触って汚れや黒ずみの落ち具合を確認し、しっかりすすぐことができていれば、続けて熱湯を回しかけて除菌します。

この手順を踏むことでまな板が乾きやすくなるという利点もありますので、慣れるまでは面倒に感じるかもしれませんが、可能なら毎回行いたい除菌のステップと言えるでしょう。しっかり乾燥させればまな板の除菌作業は完了です。

キッチンに立っている女性

4)要注意!まな板の除菌をする際に覚えておきたい2つのポイントとは?

(1)除菌作業中の注意点とは?

まな板に付着した雑菌を取り除くために、最初から熱湯を使いたいと感じるかもしれませんが、これはNGです。汚れや雑菌を洗剤等で洗って落とす前に熱湯をかけると、目に見えない傷の中にタンパク質の成分が固まってしまい、除菌するどころか逆に雑菌が繁殖しやすくなってしまう危険性が考えられます。一手間に感じても、まずは水で洗うように注意します。

(2)まな板の素材によっての除菌効果の違いとは?

最近は、まな板自体に抗菌・除菌作用のある素材を使用したものも入手できるようになりました。使用後に洗って除菌することももちろん不可欠ですが、中には水で濡らすことで抗菌効果が出るものもありますので、それぞれのまな板に合わせて使用方法をチェックし、除菌・抗菌効果をより良く発揮できる仕方で使うことがポイントです。

5)まな板を綺麗に保って雑菌の繁殖を抑えるためのポイント・メンテナンス方法とは

(1)まな板を保管する際のポイントって?

まな板を使い終わって上記のステップで除菌するだけで安心ではありません。可能な限り清潔な布巾やタオル等で拭いて完全に乾かしてから、風通しの良い場所に吊り下げたり立てかけたりして保管する方法がオススメです。

(2)木製のまな板の傷を防止するアイディアはある?

木製のまな板は柔らかい分、特に傷がつきやすい性質があり、除菌が欠かせない素材です。毎回まな板を使う前に表面を水で濡らすことで、カットする際の食材のズレを防ぐことができ、不要な傷がつきにくくなります。洗って除菌した後に自然乾燥させるのではなく、しっかり水気を拭き取ってから保管することが重要だと言えるでしょう。

(3)乾かし方のコツとは?

除菌後のまな板をどのように乾かすかによって、除菌の効果をキープできるかどうかが左右されます。食器カゴのデザインによっては、まな板の一部が水に触れたままになり、せっかく除菌をしたのに不衛生になってしまうことも考えられます。前述のように、スペースが許すなら立てかけたり引っ掛けて吊るしたりラックなどを活用して収納すると安心です。

6)食器洗浄機を活用すれば、更に時短で除菌できるの?

(1)食器洗浄機を使うメリットとは

高温のお湯と洗剤を使って、食洗機対応のまな板を洗って除菌し、乾燥させてくれる食器洗浄器は、除菌作業の時短に一役買ってくれます。その日の終わりに、他の食器と一緒にまな板を食器洗浄器に入れて、除菌効果のある洗剤を使って洗えば、次の日の朝には綺麗に除菌されたまな板をすぐ使うことができるというメリットがあります。

(2)気になる食器洗浄機の水道・電気代は?

食器洗浄器を使いたいと思っても、水道代や電気代がどうなのか気になる方が多いかもしれません。まな板の除菌を時短で簡単にできるとしても、費用対効果は家計に影響するからです。

ある参考データでは、4〜5人用の食器洗浄器を使用した場合と、手洗いにした場合を比較すると、1回あたりで食器洗浄器は約30円(洗剤・電気代・水道代合計)、お湯を使った手洗いは約55円(洗剤・ガス代・水道代合計)となるため、電気代を含めても食器洗浄器のほうが実は光熱費を抑えられる、という例が紹介されています。

(3)食器洗浄機の選び方のポイントとは?

効率的にまな板を除菌できる食器洗浄器ですが、新たに購入する際の選び方のポイントとしては、家族構成やお仕事、育児、介護、家で食事をする人数や回数などを考慮し、個々の使用条件に合ったものを見極めることです。ビルトインタイプでも設置タイプでも、決して安いとはいえない価格帯の家電製品ですので、しっかりと検討する必要があります。

7)まな板の買い替えを見極めるコツやポイントはある?

毎日、食材を直接載せて使うまな板にはこだわりがある、という方がほとんどでしょう。愛着のあるまな板でも、除菌という面から考えると、ある程度の期間使用した後は買い替える必要が生じます。傷や黒ずみが目立ってきて、除菌や漂白をしても改善されない場合、買い替えの時期が来ていると判断できるでしょう。

洗い方や除菌のためのお手入れが多少煩雑になったとしても、切り心地や刃あたりを優先して木製のまな板を選ぶか、リーズナブルでお手入れがしやすいほうを重要視して樹脂製もしくはプラスチック製のまな板を選ぶかが変わってきます。

8)まな板の除菌に役立つ、その他の豆知識

毎回、まな板を使用後に洗って除菌することが最も重要ですが、事前にできることもあります。それはアルコール除菌スプレーを活用することです。最近は食器等に使えて、食品に直接かかっても心配のないアルコール除菌スプレーが出回っています。まな板で食材をカットする前にスプレーを吹きかけると、より一層の除菌効果が期待できるのでオススメです。

まとめ

まな板の除菌の重要性とは

まな板を時短で除菌するために揃えたい3つのアイテム

効率的で時短を目指すまな板の除菌方法4ステップ

ぜひ覚えておきたいメンテナンスのポイント

まな板の除菌に効果的?食器洗浄器の実力とは