3ステップ!靴下の泥汚れに効く落とし方とポイントを紹介
靴下についてしまった泥汚れ。簡単には落ちないですよね。特にサッカー、野球などの屋外のスポーツをしている方、小さいお子さんのいるご家庭では泥で汚れた靴下の洗濯には困っているようです。
今回は靴下についた泥汚れの落とし方についてご紹介します。
目次
3ステップ!靴下の泥汚れに効く落とし方とポイントを紹介
1)種類の違いを理解しよう!靴下の5種類と洗濯の違い
靴下に使われている素材の一般的なものをご紹介します。市販の靴下は、これらの素材を組み合わせて作られているものがほとんどです。
(1)綿
ワタの種子から取れる植物繊維です。肌触りがよく通気性に優れています。
(2)麻・リネン
リネンは麻を原料とした食物線維です。速乾性にすぐれています。靴下では麻と綿を組み合わせたリネンコットンとして使われることが多いです。
(3)シルク
カイコのまゆから作った繊維です。吸湿、放湿性に優れています。優しい肌触りが特徴です。
(4)ウール
羊の毛から作られた動物繊維です。肌触りがよく暖かいのが特徴です。
(5)ポリエステル、アクリル、ナイロン
合成繊維の一種です。どれも天然素材に比べ強度、保湿性があるのが特徴です。
綿とポリエステル、アクリル、ナイロンの合成繊維は洗濯に強いので一般的な洗濯洗剤で洗えます。綿はシワができやすいので、よく広げて乾かします。
麻・リネン、シルク、ウールの天然素材は非常にデリケートなので手洗いが原則です。30℃くらいのぬるま湯で中性洗剤を使います。柔軟剤仕上げ剤を使うことで風合いよく仕上がります。乾燥機は不可です。
2)そもそも泥汚れとは何?汚れの原因やメカニズムとは?
汚れには大きくわけて3種類あります。油汚れ(皮脂、外部からの油分)、水溶性汚れ(汗)、不溶性汚れ(土、泥、砂)です。泥汚れは水には溶けない不溶性汚れになります。
一見靴下に染みついて見える泥汚れですが、実は繊維の間に細かい砂や土などが入りこんだ、砂や土が引っかかっている状態になっており、それが染みついたように見えているのです。
3)アイテムを揃えよう!泥汚れを落とすのに必要なグッズ4選
(1)洗濯ブラシまたは歯ブラシ
泥汚れをブラッシングして繊維の隙間から泥をかき出すのに使います。ホームセンターやドラッグストアの洗濯グッズコーナー、100円ショップで入手可能です。泥をかき出すために固めのブラシを選ぶようにしましょう。
(2)泥汚れ用石鹸
メジャーなのが「ウタマロ石けん」です。ドラッグストアやホームセンターで購入することができます。「ブルースティック」も泥汚れにはとても効果を発揮すると評判の固形石鹸なのですが、こちらはネットのみの販売となっています。
(3)重層
洗濯洗剤と重曹を同量合わせ、泥汚れの部分に塗り込み、しばらく置いて洗濯機で洗います。重層は消臭効果もある優れものです。ドラッグストア、100円ショップ、ホームセンターで入手可能です。
(4)スクラブ入り洗顔フォーム
洗顔フォームで!?と思う方もいらっしゃるでしょうが、毛穴の汚れや皮脂をかき出すためのツブツブのスクラブが繊維の間に入りこんでしまった泥をかき出す役割をはたしてくれます。
使い方は重層と同じ。泥汚れの部分に塗り込み、時間を置いてからあとは洗濯機へ入れるだけです。
4)泥汚れの落とし方を解説!3ステップとは?
(1)ステップ1:しっかり乾かして、泥を落とす。
まず大事なポイントです。つい水につけ置きしたくなりますが、泥汚れは不溶性汚れだということを思い出してください。
水につけ置きしてしまうと繊維の奥深くまで泥汚れが入りこんでしまい余計落ちなくなってしまいます。泥のついた靴下をしっかり乾かし、乾いたら洗濯ブラシでこすったり、手でたたいたりして砂や泥を落とします。
(2)ステップ2:固形石鹸で予洗い
ウタマロやブルースティックのような洗濯用固形石鹸を汚れ部分に塗り込みます。石鹸が繊維の奥まで入り込み泥をかき出してくれます。
手や洗濯ブラシを使ってこすってください。またぬるま湯を使って洗濯すると石鹸の成分がよく働き汚れが落ちやすくなります。
(3)ステップ3:洗濯機で洗う
あとはいつも通り洗濯機で洗いましょう。
5)泥汚れを洗濯する上での2つの注意点とは?
絶対にしてはいけないことは「つけ置き」です。泥汚れは不溶性です。泥汚れとは繊維の間に泥や砂が挟まっている状態。
水につけ置きしても砂や泥が自然に落ちることはありません。つけ置きすることで返って泥や砂が繊維の奥深くまで入り込んでしまい逆効果となっていまします。
また靴下の素材によっては、洗濯ブラシを使うと傷んでしまうことがあります。力を入れ過ぎて靴下を傷めてしまわないように気を付けてください。
6)泥汚れをつけてしまった場合の応急処置とは?
泥汚れがついてしまったからといってあわててこすっては返って泥汚れを広げ、余計に落としにくくなります。お洗濯の時と同様、まずしっかり乾かしましょう。しっかり乾いてから爪ではじいて泥を落とすようにします。
7)靴下を選ぶポイントもある?買い換えるならどんな靴下がオススメ?
お子さんが小さかったり、部活やスポーツで頻繁に靴下が泥で汚れてしまうのであれば、洗濯に強い綿や、耐久性のある合成繊維の入った靴下がオススメです。
また汚れやすい足裏部分がグレーや黒になっている靴下もあります。汚れが目立たなくて済むので、こんな風に靴下を選ぶのも楽しみたいものですね。
今回のまとめ
1)種類の違いを理解しよう!靴下の5種類と洗濯の違い
2)そもそも泥汚れとは何?汚れの原因やメカニズムとは?
3)アイテムを揃えよう!泥汚れを落とすのに必要なグッズ4選
4)泥汚れの落とし方を解説!3ステップとは?
5)泥汚れを洗濯する上での2つの注意点とは?
6)泥汚れをつけてしまった場合の応急処置とは?
7)靴下を選ぶポイントもある?買い換えるならどんな靴下がオススメ?