ステンレス製のキッチンシンクは、毎日使っているうちに汚れがたまって、くすんでしまいがちです。できれば綺麗なピカピカの状態をキープしたいものです。
キッチンのステンレスシンクを掃除して、輝きを復活させるお手入れ方法を紹介します。
【ステンレス製】キッチンシンクを復活させるお手入れ4選
1)要注意?キッチンのシンクの掃除を放っておくデメリット
(1)不衛生で食事に悪影響が及ぶ
キッチンのステンレスシンクの掃除を放っておくと、水垢や石鹸カス、ヌルヌルとした雑菌やカビが発生して、不衛生になってしまいます。
毎日の調理や食器洗いに使用するステンレスシンクが不衛生な状態だと、家族が口にする食事への悪影響が考えられます。最悪の場合、食中毒の原因にもなりかねないので、掃除を放置するのはデメリットが大きいと言えます。
(2)輝きが失われてくすんでしまう
ステンレスは独特の美しい光沢がありますが、キッチンのシンクの掃除をせずに放っておくと、その輝きが失われ、徐々にシンク全体がくすんでしまうというデメリットもあります。
水垢による汚れや石鹸カスの蓄積、カビ汚れは落とすのも大変です。少し手間と時間はかかりますが、定期的にステンレスシンクの掃除をすることが大切です。
2)ステンレス製のキッチンシンクの掃除に準備したい4つのアイテム
(1)メラミンスポンジ
ステンレス製のキッチンシンクの掃除で活躍するのが、メラミンスポンジです。水を含ませて軽い力でこするだけで、少々の汚れであれば綺麗に落としてくれます。雑菌のヌルヌルやカビも落とせるので、ドラッグストアやスーパー、100円ショップ等で入手しておくことをおすすめします。
(2)食器洗い用洗剤
普段使っている食器洗い用洗剤で、ステンレスシンク全体を掃除するのも、簡単に試せる効果的な方法です。クエン酸成分が含まれている食器洗い用洗剤であれば、水垢を落とすのにも効力を発揮してくれます。もちろん、普段使っている洗剤をそのまま活用できます。
(3)重曹
キッチンに限らず、様々なシーンで掃除に活躍する重曹は、ステンレス製のキッチンシンクの掃除にも便利です。石鹸カスの汚れをスッキリと落としてくれます。
(4)柔らかいスポンジ
100円ショップで5個ほどセットになって販売されている柔らかいスポンジがあると、ステンレスシンクの掃除が楽になります。傷をつけることなく、細かい部分も綺麗に掃除できます。
食器洗い用のスポンジと掃除用のスポンジを分けておけば、衛生的にも安心です。汚れが目立ってきたら、気軽に交換できるのも魅力です。
3)掃除の手順とは?ステンレス製のキッチンシンクの掃除4STEP
(1)ステップ1:食器洗い用洗剤とスポンジでシンク全体を洗う
ステンレス製のキッチンシンク全体に水をかけ、食器洗い用洗剤を含ませた柔らかいスポンジで洗います。軽い汚れであれば、この作業で綺麗に落とすことができます。
(2)ステップ2:メラミンスポンジで細かい部分を掃除する
汚れが溜まりやすいカーブの部分や、カランの付近等の細かいステンレス部分を、水を含ませたメラミンスポンジで掃除します。食器洗い用洗剤で落としきれなかったカビや雑菌も、メラミンスポンジで軽くこすることで綺麗になります。
(3)ステップ3:重曹パウダーを使って石鹸カスの汚れを落とす
ステンレス製のキッチンシンクに付着しやすい、石鹸カスの白っぽい汚れやくすみは、重曹パウダーを使用して綺麗にします。水で濡れた状態のシンクに、重曹パウダーをふりかけ、20~30分ほど置きます。その後、柔らかいスポンジを使ってくすみが気になる部分を静かにこすり、全体に水をかけて重曹パウダーを流せばOKです。
(4)ステップ4:水分を拭き上げて乾かす
上記のステップで掃除してステンレスの輝きが復活したら、乾いた綺麗な雑巾等でキッチンシンクに残った水分を拭き上げて乾かせば完了です。
4)水垢にも種類がある?3種類の水垢と掃除の違い
(1)雑菌やカビを含んだもの
茶色っぽいヌルヌルとした雑菌や、カビを含んだ黒っぽい水垢がステンレス製のキッチンシンクに付着することがあります。これはメラミンスポンジを使うことで、物理的にこすり落とす掃除方法で綺麗にすることができます。
(2)アルカリ性の水垢
水道水に含まれるミネラル分が、時間とともに付着してステンレスシンクのくすみの原因となることも考えられます。これはクエン酸を含む食器洗い用洗剤、もしくは酸性の食用酢を水で薄めたものをスポンジに含ませてこすることで綺麗になります。
(3)石鹸カスを含んでいるもの
ステンレス製のキッチンシンクで石鹸を使っていると、石鹸カスが蓄積されて白っぽい汚れになることがあります。その場合はアルカリ性の重曹を使うことで、効果的に掃除をすることができるでしょう。
5)要注意!ステンレス製のシンクの掃除で注意することとは?
(1)軽い力で掃除する
ステンレス製のキッチンシンクを強い力でこすったり、固いスポンジを使って掃除したりすると、傷がついてしまうおそれがあるので注意が必要です。
掃除には柔らかいスポンジを使うことを心がけ、メラミンスポンジ等でこする場合は力を入れすぎず、軽い力で丁寧に作業することが大切です。
(2)掃除用スポンジと食器洗い用スポンジを共用しない
毎日の洗い物のついでに、ステンレス製のキッチンシンクを掃除したくなるかもしれませんが、その場合でも掃除用のスポンジと食器洗い用のスポンジを共用しないように注意しましょう。
どんなに綺麗に洗ったつもりでも、掃除に使用したスポンジには雑菌等が残ってしまっていることが考えられます。ぜひ、掃除専用のスポンジを常備する必要があります。
6)業者さんにお願いすることもできるの?
(1)掃除内容・業者さんの相場とは?
業者さんに掃除を依頼することもできます。ステンレス製のキッチンシンクや排水口の掃除、蛇口等もプロがピカピカに掃除をしてくれます。
相場は、業者さんや作業内容の幅によって変動しますが、約12000円~16000円(税抜)程度です。
(2)業者さんを選ぶ際のポイント・注意点とは?
インターネットで検索すると、キッチンのクリーニングに対応している業者さんのHPに簡単にアクセスできます。実際の作業の様子や、作業前と作業後の写真等を掲載している業者さんもありますので、口コミも含めて事前によく検討すると安心して依頼できるでしょう。
業者さんによっては、無料見積もりに対応している場合もあります。予算や掃除してほしい範囲を伝えて、対応してもらえるかどうか確認することもできます。
7)ステンレス製のキッチンシンクを綺麗に保つポイント
(1)オススメのメンテナンス方法
可能であれば、ステンレス製のキッチンシンクを使い終わった夜の時間等に、上記のステップ1とステップ4の作業だけでも行っておくと、水垢の蓄積を防ぐことができ、ステンレスの美しさをキープしやすくなるのでオススメです。少し余分の時間がかかりますが、汚れが溜まって掃除が大変になることを避けられるというメリットがあります。
(2)臭い防止のコツとは
シンクを綺麗に掃除することはもちろん、排水口の汚れにも気を配ると、キッチンの気になる臭いを防止できます。ステンレスシンクの掃除をする際に、排水口も上記のステップを活用して綺麗にしておきましょう。
また、普段から排水口のステンレス製ゴミ受けをこまめにチェックして、長時間生ゴミを溜めないようにすることもできます。油汚れが気になる時は、先に熱湯を排水口に流してから、食器洗い用洗剤等で洗う方法をオススメします。
まとめ
1)キッチンのステンレスシンクの掃除を放置するデメリットとは
2)簡単に揃えられるアイテムと、シンプルな4ステップでステンレスは綺麗になる
3)水垢の種類の違いと対応する掃除方法を知ろう
4)頑固なキッチンのステンレスの汚れは業者さんに掃除してもらえる
5)綺麗をキープする日々のメンテナンスを忘れずに