換気扇のギトギト油に効く!落とし方の6STEPを紹介

換気扇の掃除

キッチンの換気扇の汚れが気になっていませんか?掃除しようと思っても、何だか難しそうで、後回しになってしまうのが換気扇掃除ですよね。

そこで今回は、換気扇にこびり付いた油汚れの落とし方をご紹介します。掃除のコツやポイントをお伝えしますので、是非トライしてみましょう。






目次

換気扇のギトギト油に効く!落とし方の6STEPを紹介


1)換気扇汚れの原因とは?油汚れを解説

(1)換気扇の主な汚れとは

換気扇の主な汚れは、油汚れと埃です。油汚れは、料理中に使用した油が蒸発する為に付着します。

そのベタベタな油汚れに、空気中の埃が付着します。これが何度も何度も繰り返される事で、簡単には落とせない頑固な汚れへと変化していくのです。

(2)油汚れの原因とは

換気扇はプラスチックでできており、プラスチックの原料は石油です。物には親和性が存在し、似た性質同士は結合しやすいという特徴があります。この特徴を考えると、料理の際に蒸発した油が、換気扇に付着しやすいというのも頷けます。

換気扇に付着した「油汚れの元は、料理中に使用した油が原因ですが、それを促しているのが換気扇の素材であるプラスチック」なのです。これが、頑固な汚れを作り出してしまう理由なのです。

2)事前準備を!換気扇の油掃除に準備したいグッズ9選

(1)重曹

普段の掃除にも有効な重曹は、換気扇掃除でも抜群の効果を発揮します。100円ショップやドラッグストアで簡単に購入できますので、用意して下さい。重曹は水に溶かすと弱アルカリ性になりますので、換気扇に付着した油汚れを浮かす・落とす効果があります。

さらに、重曹と熱湯を混ぜる事で強いアルカリ性である炭酸ソーダに変わり、より洗浄力が高まります。今回は、この炭酸ソーダをメインに掃除を行っていきます。

(2)バケツ等の大型容器

換気扇の部品を浸け置きする際に必要です。もし、大型容器がない場合は、段ボールにビニール袋をかぶせて、容器の代わりにしましょう。

(3)鍋とお水

どのご家庭にもあると思いますが、一応記載しておきます。重曹水と熱湯を混ぜると炭酸ソーダになると上記でご紹介しましたが、その熱湯をつくる際に必要です。

(4)歯ブラシ

使い古していらなくなった歯ブラシで構いません。換気扇の部品に残った汚れを落とす際に必要です。

(5)スプレーボトル

レンジフードと換気扇の中を掃除する際に、重曹水を入れて使います。100円ショップでも購入できますので、用意して下さい。

(6)キッチンペーパー

レンジフードと換気扇の中を掃除する際に使います。重曹水を含ませてパックする際に必要なのですが、拭き取るだけでいいという方は、用意しなくても構いません。

(7)雑巾

部品を乾かす際や、レンジフードと換気扇の中を掃除する際に必要です。2枚は用意しておいた方が良いでしょう。

(8)ゴム手袋やメガネ

上記でもご紹介した炭酸ソーダは、強力なアルカリ性です。よって、素手で触れると肌荒れやかぶれの原因となってしまいますので、ゴム手袋は必ず用意して下さい。又、目に入る危険性もありますので、メガネ・ゴーグル・サングラス等、目を覆うものも用意しておくと良いでしょう。

(9)換気扇の取扱説明書

換気扇の分解方法が分からない方は、取扱説明書を用意しておくと安心です。換気扇の種類によって、部品等が違いますので、事前にしっかり確認しておきましょう。

3)換気扇の油の落とし方6ステップ

(1)ステップ1:換気扇を分解する

まずは、換気扇を分解する所から始まります。換気扇の種類によって、分解方法が変わってきますので、取扱説明書を確認しながら行って下さい。

(2)ステップ2:炭酸ソーダをつくる

バケツ等の大型容器に、熱湯と重曹を入れ、炭酸ソーダを作ります。もし、大型容器が用意できなかった場合は、段ボール箱にゴミ袋を設置して代用しましょう。重曹と熱湯の割合は、熱湯10リットルに対し重曹1カップですので、ご参考にして下さい。

(3)ステップ3:浸け置きする

ステップ2で作った炭酸ソーダの中に、換気扇の部品を入れ、一晩浸け置きします。

(4)ステップ4:レンジフードと換気扇の中を掃除する

浸け置きしている間に、レンジフードと換気扇の中を掃除します。こちらの掃除には、重曹を水で薄めたものを、キッチンペーパーにスプレーし、10分程パックすると簡単に汚れを落とせます。

(5)ステップ5:浸け置きした部品をすすぐ

一晩の浸け置きが完了したら、部品に付着した炭酸ソーダをよくすすぎます。まだ汚れが残っている場合は、歯ブラシでこすりましょう。

(6)ステップ6:乾燥させる

すすぎが終わったら、しっかり乾燥させ、部品を元に戻して掃除完了です。

換気扇を掃除している主婦

4)油を落とすコツやポイントとは?

上記でも記載しましたが、換気扇の汚れは主に油です。油は温度が高いと落としやすい為、冬場よりも夏場の暑い時期の方が、掃除しやすくなります。

又、浸け置きしている際に、お湯の温度が下がりにくいというのもポイントです。冬季の大掃除ではなく、夏季に本格的な換気扇掃除をする事をオススメします。

5)ここに注意!換気扇の掃除での3つの注意点とは

(1)素手で触れない

何度も記載してきましたが、炭酸ソーダは強力なアルカリ性です。よって、掃除の際は必ずゴム手袋を使用し、素手で触れない様に注意して下さい。又、レンジフードや換気扇の中を掃除する際は、重曹水が目に入らない様に注意する事も忘れないで下さい。

(2)ガスコンロやIHを元から切っておく

換気扇を取り外す際は、椅子や踏み台に乗って作業すると思いますが、この時、誤ってガスコンロやIHを作動させてしまう可能性があります。

ガスコンロの場合はガスの元栓を切り、IHの場合はブレーカーを落としておくと安心です。これらの器具が知らず知らずの内に作動してしまうと、とても危険ですので十分に注意して下さい。

(3)火傷に注意

重曹と熱湯を混ぜる際は、火傷に注意して下さい。熱湯をバケツ等に注ぐ際、勢いよく行い過ぎると熱湯が飛び散る可能性がありますので、慎重に注ぐようにして下さい。

6)換気扇を綺麗に使うメンテナンス方法とは

キッチンの換気扇は、油汚れが付着すると、その上に埃が溜まりやすくなります。これが繰り返される事で、擦っても落ちない頑固な汚れへと変化してしまいます。

換気扇を綺麗に使うなら、汚れがこびり付く前に、きちんと掃除する事をオススメします。換気扇は高い位置にありますので、掃除が面倒と感じる方は多いと思いますが、1年に1度の掃除と言わずに、もっとこまめに掃除しましょう。

汚れが蓄積する前ですと、今回の様な大がかりな掃除ではなく、中性洗剤やアルコールスプレーだけで簡単に綺麗になりますので、もっとお手入れが楽になるでしょう。少し面倒かもしれませんが、換気扇もこまめに掃除する習慣を付けましょう。

7)専門家にお願いもできる?相場や注意点とは

(1)相場や時間は?

換気扇掃除で業者さんを依頼する際は、ネットでハウスクリーニングや換気扇クリーニングと検索してみて下さい。すると、たくさん候補が挙がってきますので、あなたの暮らしに合った業者さんを選びましょう。

換気扇掃除の大体の相場を調べたところ、10,000円~15,000円程でしたので目安にして下さい。しかし、安い所で5,000円、高い所で20,000円の業者さんもありましたので、値段だけでなく口コミやサービスも重視する必要がありそうです。

そして、作業にかかる時間ですが、1時間30分~2時間という業者さんが多かったです。短時間で行えるので、お忙しい方でも依頼しやすいと思います。こちらの時間も、業者さん選びの目安にして下さい。

(2)依頼する上での注意点とは?

様々な業者さんの口コミを調べてみた所、中には、油汚れが完全に落ちていないという記載もありました。よって、業者さんを選ぶ際は、事前に口コミをチェックしておくと良いでしょう。

又、公式のホームページ等で、実績の有無・サービスの多さ・会社の理念や心掛けている事等を把握する事も忘れないで下さい。値段はかかるかもしれませんが、実績があり、信頼のおける業者さんに依頼する事をオススメします。






今回のまとめ

1)重曹は水で薄めると弱アルカリ性に、熱湯で薄めると強力なアルカリ性になり、油汚れを落とすのに非常に効果的である。

2)換気扇掃除は、冬の寒い時期よりも、夏場の温度が高い時期に行う方が、汚れを落としやすい。

3)換気扇掃除を行う際は、火元に注意・素手に注意・火傷に注意の3点を忘れない様にする。

4)業者さんに依頼した場合、10,000円~15,000円が相場で、所要時間は1時間半~2時間程である。

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