【カビ取り】鞄のカビ取りに!タイプ別に効く3種類の方法

ハンドバッグとお財布

ジメジメした季節にはカビがとても気になります。あまり使わないからとクローゼットや押し入れにしまい込んでいる衣服や鞄など、油断をするとすぐにカビが生えてしまいます。

大事な鞄を大切に長く使うためにも、カビの掃除と対策をおさえておきましょう。






【カビ取り】鞄のカビ取りに!タイプ別に効く3種類の方法


1) 汚れの原因って?鞄のカビの3大原因とは

暮らしの中で誰もが悩まされるカビ。湿度が高く四季のある日本では特に悩ましい問題です。カビの胞子は空気中に存在していて、どんな場所にでも発生します。カビが発生する原因を知り、正しく対策していきましょう。

(1) 湿度

80%以上で発生しやすくなります。

(2) 温度

カビの活動が活発になるのは20~30℃です。しかし高温には弱いので35℃で活動は鈍くなります。

(3) 養分

ほこりや汚れを養分にします。人から出る皮脂汚れなども養分になります。

2)鞄のカビ取りに準備したいアイテム3選

(1) エタノール

カビのふき取りだけでなく、掃除後に使うことでカビの予防に効果的です。

(2) 重曹

カビを分解することが出来ます。水100mlに対し小さじ1杯の重曹で重曹水を作り、スプレーして使いましょう。

(3) ハブラシ

淵や縫い目のなど、布地が重なったり細かい部分のカビをかき出す時に便利です。

3)鞄のカビ取りを解説!6ステップとは

(1) STEP1:カビの飛び散り対策をしよう

鞄についたカビの掃除はまず、二次被害を防ぐことが重要です。硬く絞った濡れぞうきんで、カビの付いた部分をおさえ、軽く湿らせます。できれば移動させる前に、置いてあった場所でするといいですね。

(2) STEP2:天日干ししてみよう

軽いカビ汚れならまずは天日干しをしましょう。紫外線と日光の殺菌効果でカビを枯らすことが出来ます。鞄の素材によっては日光に弱いものもあります。

長時間の天日干しは避け、30分を目安にするか、風通しのいい日陰に出しておくと良いでしょう。鞄のチャックを開けて中まで風を通し、裏側も天日にあてるのも忘れずに。天日干しでカビが乾燥したら、しっかりふき取りましょう。

(3) STEP3:エタノールで掃除しよう

カビに効果があるふき取りに有効なのはエタノールです。80%以上の濃度のエタノールがカビには有効です。天日干しのあとの拭き掃除で使うとカビをつきにくくすることが出来ます。

(4) STEP4:重曹水で掃除しよう

水で濡らせる素材には有効な手段です。スプレーだけでなくつけ置きが出来るので素材の中に入り込んだカビを掃除することが出来ます。

(5) STEP5:しっかり乾かそう

湿った状態が続くと次のカビの原因になります。しっかりと乾かしましょう。日光に弱い素材の場合は陰干しをおススメします。ポケットがついているものや裏地があるものは内側に風がしっかり通るように鞄の広げ方を工夫してください。

(6)STEP6:素材によってはアフターケアも

革製の鞄の場合、掃除によって表面の油分が落ちてしまいます。しっかり乾燥させた後はお手入れ用のクリームを塗りましょう。また、防水スプレーを使っておくと雨に濡れた場合にも安心です。

重曹

4)3種類のタイプ別の落とし方の違い

鞄、といってもタイプや素材もいろいろあります。素材の性質に合わせた適切な方法でカビ取り掃除をしましょう。

(1)

布製バッグの場合、水洗いが出来るのが大きな特徴です。まず、ステップの3まで掃除を進め、汚れが残る場合はつけ置き洗いなどをしましょう。

繊維の奥までカビの根が生えているので、水につけたままブラシでこすり取りましょう。エタノールを使う際は色落ちやプリント剥げに注意し、まず目立たない部分から試すようにしましょう。

(2) 人口皮

一般的に合成皮革などと言われるもので、布にコーティングをすることで革製品のような見た目と手触りを作り上げています。

コーティング加工によってカビはもともと発生しにくいのですが、重曹水やアルコールでふき取ることで掃除がしやすい素材です。ただ、劣化しやすく湿度に弱いので、カビ汚れがひどい場合は鞄の寿命と考えてもいいかもしれません。

(3) 本革 

素材にもともと含まれる脂やお手入れクリームがエサとなり、本革製品にはカビが生えやすいもの。掃除のあとはアフターケアをしっかりとし、次なるカビを寄せ付けないようにふだんからマメなメンテナンスを心掛けましょう。

5)ここに注意!カビ取りで注意する2つのこと

(1)飛散させない

鞄に付いたカビを掃除するときに無理にこすったりすると、部屋や衣服にカビが飛び散ってしまいます。空気中に飛んだカビを吸い込んでしまうとアレルギーや肺炎にもつながるので、掃除の時はマスクつけ、水につけたままこするなど工夫をしましょう。

(2) 掃除機や洗濯機を使う時の注意

カビ取り掃除で機械を使った場合、カビの胞子が家電の内部に残ってしまうので衛生的ではありません。

もし使う場合は掃除機の紙パックは交換し、洗濯槽の漂白クリーニングなどを合わせて行うようにしてください。特にカビの胞子が残ったまま掃除機を使うと部屋中にカビをまき散らすことになるので注意が必要です。

6)鞄を綺麗に使うメンテナンスのコツとは?

(1)

水洗いが可能ですが、型崩れやシワが心配な場合は手洗いをしましょう。汚れたらマメに洗い、しっかりと乾かすようにしましょう。また、雨などに濡れたままにしておくとカビの原因になってしまいます。防水スプレーはカビ予防だけでなく汚れにくくなるのでおすすめです。

(2) 人口皮

表面のコーティングは熱や湿気に弱いので、普段の保管場所は密封しないようにしましょう。汚れがついた表面はこまめにふき取るように心掛けてください。マメなケアが必要ですがもともと耐久性が低い素材だということは忘れないようにしましょう。

(3) 本革

使わない期間の保管は密封せず、たまには外に出して風を通すようにしましょう。形崩れを防ぐために鞄の中には新聞紙を丸めていれ、お茶パックやコーヒーフィルターなどに包んだ重曹も一緒に入れておくと防カビ・防臭にも効果があります。

7)汚れがひどい場合に!業者さんに依頼できる?

大事なバッグだからプロにお任せしたい。自宅での手入れでちゃんと掃除が出来るか不安だという方はクリーニングに出してみましょう。

(1) どこに持っていけば良い?

クリーニングの専門業者や、ブランド品を専門に扱う業者、革製品を専門に扱う業者などがあります。手持ちの鞄に合った業者を選びましょう。宅配でもクリーニング依頼が出来る業者もあります。

(2) 相場・期間とは

10000~20000円が多いです。しかし、ブランド品や材質によって細かく料金設定をしている業者が多いので見積もり時にしっかり確認するようにしてください。クリーニングにかかる時間は2週間程度です。

(3)依頼する際の注意点とは

あまりに安い価格設定の業者は注意しましょう。また、カビ取りといってもメニューをいろいろ設定している業者もあります。手持ちのバッグの状態を正確に伝え、追加料金がかからないかなども合わせて確認するようにしましょう。






今回のまとめ

1)条件がそろえばいつでもどこでもカビは発生する

2)カビ掃除は飛び散らせないように注意しよう

3)保管方法を工夫してカビを防ごう

4)マメなメンテナンスが大事

5)困ったときはプロを頼ろう