【3選】コツを紹介!服についた墨の落とし方まとめ

習字をしている女の子

うっかりして、服に墨汁をつけてしまった、という経験は誰しもあるでしょう。学校で習字の授業の日に、お子さんが服を墨で汚して帰ってくるかもしれません。

墨汁は、服につくと落とすのが難しいですよね。ここでは服についた墨の落とし方をご紹介します。






目次

【3選】コツを紹介!服についた墨の落とし方まとめ


1)そもそも墨にも種類がある?2タイプと成分の違い

墨には、天然の膠や煤を原料としたものと、合成樹脂が配合されているものがあります。どちらも服につくと落とすのが難しく、時間が経てば経つほど落としにくくなる特性があります。

もし、お子さんの学校で許可されているようであれば、最近は洗濯で落とせる墨が開発・販売されていますので、慣れるまでこちらを選ぶと安心でしょう。

2)服に付着した墨を落とすのに必要なグッズ5選

服に付着した墨を落とすために、どのご家庭にも大抵揃っているグッズを使うことができます。

(1)家庭用中性洗剤

掃除用の中性洗剤を使って、服についた墨を落とせることがあります。普段使っている洗剤を兼用すれば大丈夫です。

(2)歯磨き粉

研磨剤の入っている歯磨き粉は、服についた墨を落とすのに有効です。

(3)クレンザー

クレンザーにも研磨剤が入っていますので、シミになった墨を落とすために活用できます。

歯磨き粉・クレンザーを使用して墨を落とす時は、丈夫で色落ちしにくい洋服に限定しましょう。研磨剤の作用で、布地が傷んだり色落ちしたりしてしまう可能性があります。

(4)歯ブラシ

歯磨き粉やクレンザーを使って服についた墨を落とす際に、軽く叩くようにして汚れを浮き出させるために使います。歯ブラシを交換した時に、すぐに捨てず保管しておくことをおすすめします。

(5)ご飯

お米に含まれるでんぷん質には、服に染み込んだ墨の粒子を吸い出す作用があります。水と混ぜてペースト状にしたご飯粒、もしくはでんぷんのりを使うことも可能です。

3)解説!服についた墨の落とし方3ステップ

(1)ステップ1:薄めた中性洗剤と石鹸で洗う

家庭用中性洗剤を2倍程度に薄めて、服についた墨に染み込ませ、もみ洗いします。固形石鹸を併用し、何度か同じ作業を繰り返します。服に付着してすぐの墨であれば、綺麗に落とせることもあります。

(2)ステップ2:歯磨き粉かクレンザー・歯ブラシを使って墨の汚れを落とす

前述の通り、歯磨き粉やクレンザーに含まれる研磨剤の成分は、服に付着した墨を落とすのに有効です。シミの部分を水で濡らしてから歯磨き粉を塗布し、歯ブラシで軽くこすります。

同じ方法で、クレンザーを用いて墨の汚れを叩き落とすことができます。こすったり叩いたりする場合は、いずれも軽い力で行いましょう。

(3)ステップ3:ご飯粒をペースト状にしてもみ洗いする

ひとつまみ(3~4粒程度)のご飯に少量の水を加えてペースト状にし、服についた墨に塗りこむようにします。でんぷん質が墨の粒子を吸着させるので、ある程度墨が乾いてしまった場合でも使える方法です。

何度かこの作業を繰り返し、シミが薄くなってきたら薄めた家庭用中性洗剤、もしくは固形石鹸で洗い、仕上げます。

ジーンズ

4)付着する素材別に解説!墨の落とし方の違いとは?

綿(コットン)やポリエステルといった、丈夫な繊維で厚手の洋服であれば、上記の中性洗剤と石鹸でのもみ洗いや、歯磨き粉、クレンザーを用いた墨の落とし方を活用できます。

しかし、綿やポリエステル製の衣類でも、色が付いている場合は、ごしごしと強い力でこすったり、何度ももみ洗いしたりすると、色落ちの危険性があります。ジーンズなどは特に色落ちが目立ちやすいかもしれませんので、要注意です。

ウールのセーターは、比較的墨の汚れを落としやすい素材ですが、あまりにも繰り返し水の中でもみ洗いをすると、生地が硬くなったり縮んでしまったりするおそれがあります。墨の粒子をニットの繊維から押し出すイメージを持ち、軽い力で押し洗いすると良いでしょう。

5)服についた墨を落とす場合の2つの注意点とは?

レーヨン、シルク、麻といった繊細な生地や繊維の服は、上記の方法で墨を落とそうとすると、生地が変色したり変質したり、場合によっては破れてしまうことが考えられます。

(1)まずは目立たない場所から

どうしても自宅で洗いたい場合は、まず目立たない場所に中性洗剤や歯磨き粉、クレンザーを試しに少量つけてみて、変色や変質がないか確認しましょう。少しでも変色や変質が見られる場合は、自宅で洗うのは難しいかもしれません。

これらの繊細な素材の服の墨を落とす際は、できる限り軽い力で洗うよう心がけ、決して強くこすったり、何度ももみ洗いしたりしないように気をつける必要があります。

(2)漂白剤に注意

もう1つの注意点は、墨のシミを抜こうとして漂白剤を使ってはいけない、ということです。漂白剤では、残念ながら墨の汚れを落とすことはできず、生地を傷めるだけになってしまうので、使わないように気をつけましょう。

6)墨がついた場合にすぐに処置できる方法とは?

服についた墨を落とすための応急処置として、墨汚れ専用の液体タイプのシミ抜き剤を携帯しておく、という方法があります。

墨の汚れは、服に付着してからできる限り早く落とすことが重要なので、念入りに洗う前の応急処置と位置づければ、数百円払うだけの価値があると言えます。

7)クリーニング店にお願いする場合の相場と注意点とは?

服についてしまった墨を、自力で落とすのは難しいと思える場合、クリーニング店にお願いする場合もあるでしょう。費用の相場やかかる期間、注意点はどのようなものでしょうか。

(1)相場・期間

相場の一例として、シミ抜きを得意とするクリーニング店の料金をご紹介します。正規のクリーニング料金(300円~1000円前後・服によって異なる)にプラスして、シミ抜き代が900円かかります。

シミの範囲が広く、全体的に綺麗にしたい場合は、3000円~7000円のシミ抜き料金が必要となります。

インターネットから申し込む宅配タイプのクリーニング店の場合、衣類が店舗に到着してから10日前後の期間がかかると予想されます。早く仕上げてもらいたい場合は、事前に相談することもできるでしょう。

(2)注意点とは?

クリーニング店によっては、墨のシミを落とすことに対応していないことがあり、せっかく料金を支払って預けても、「シミを落とせませんでした」と言われることも考えられます。

その店舗が特殊なシミ抜きにも対応しているかどうかを、よく確認してから依頼するようにしましょう。






今回のまとめ

1)家にあるグッズを活用して服の墨汚れを落とせる

2)簡単3ステップをまず試してみよう

3)素材によって墨の落とし方を変えるべき

4)早く落とせば落とすほど綺麗になる!応急処置も重要

5)墨のシミ抜きに対応しているクリーニング店を見つければ安心

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