【4手順】ガスコンロのグリルをピカピカに!掃除のコツ

システムキッチン

短時間で調理できるガスコンロのグリルは、焼き魚以外の活用法が紹介されることも増えてきて、毎日のように活用している方も多いでしょう。

ただ、汚れが溜まりやすく、掃除に苦労することもあるかもしれません。ガスコンロのグリルの掃除方法をお伝えします。






【4手順】ガスコンロのグリルをピカピカに!掃除のコツ


1)ガスコンロ・グリルにも種類がある?3種類と掃除の違い

ガスコンロのグリルは3種類あります。

(1)両面焼きグリル・水なし

食材の両面を同時に焼けるタイプのグリルで、受け皿に水を入れずにそのまま焼くことができ、途中で食材をひっくり返す手間も必要ありません。調理に使った後、受け皿と網を掃除するだけでOKです。

(2)片面焼きグリル・水あり

食材を片面ずつ焼くタイプのグリルで、受け皿に水を入れて調理します。途中で食材をひっくり返す必要があります。掃除は、受け皿に入れた水を捨ててから洗うので、水なしのタイプよりも一手間増えます。

(3)片面焼きグリル・水なし

受け皿に水を入れずに調理できますが、食材を片面ずつ焼くので、やはり調理中にひっくり返す手間がかかります。調理後に網と受け皿を掃除する必要があります。

2)ガスコンロ・グリルの汚れの主な原因とは?

ガスコンロのグリルにつく汚れの主な2大原因と特徴をまとめます。

(1)食材の焦げ付き

魚を焼く時などは、美味しそうな焼き色がつくまでしっかり時間をかけて焼くことが多いものです。そうすると、グリルの網に食材が焦げ付いてしまい、網が部分的に真っ黒になってしまう場合があります。

(2)油汚れ

ガスコンロのグリルは、直火で食材を焼くため、余分な油を落としてヘルシーに仕上げてくれます。その分、食材から流れ出た油が、網、受け皿、グリルの庫内に付着してしまいます。調理に使用してすぐ掃除をすれば良いのですが、少し時間が経ってしまうとグリルにこびりついて、簡単に落とせないという特徴があります。

3)グッズの準備を!掃除に必要なアイテム5選

(1)食器用中性洗剤

普段使っている食器用中性洗剤を、ガスコンロのグリルの掃除にも活用できます。コンロの庫内を拭いたり、焦げ付いた網をつけおきしたり、受け皿を洗う際にも使えます。

(2)重曹

洗剤を使うことに抵抗がある場合は、水に重曹を溶かしたもの、もしくは重曹に少量の水を混ぜてペースト状にしたもので掃除することもできます。家の他の場所の掃除に使っている重曹をそのまま使えます。最近はドラッグストア等で簡単に入手できます。

(3)使い古しの歯ブラシ

網に焦げ付きが生じている時に、使い古しの歯ブラシでこすり落とすようにすると作業しやすいのでおすすめです。硬めのタイプのブラシを使うと、力が伝わりやすく汚れを落としやすいかもしれません。

(4)着古した服・タオル等

グリルの庫内を掃除する際に、もう捨てても良い着古した服やタオルを小さく切って拭くと、そのままゴミとして処分できるので、楽に掃除できます。小さくなった子供服や、何度も洗って風合いが落ちてしまったタオルなどを活用できます。

(5)割り箸

ガスコンロの庫内の奥の方を掃除する際、高さが低いので奥まで手を入れるのが難しくなります。割り箸にキッチンペーパーを巻きつけたものや、小さく切ったタオルや子供服を割り箸で挟むと、庫内の側面や上面、奥を簡単に掃除できるのでおすすめです。

ガスコンロのグリル

4)掃除の手順を解説!4ステップとは

(1)ステップ1:食器用中性洗剤で洗う

ガスコンロのグリルを使った後、焦げ付きや油汚れを食器用中性洗剤で洗い落とします。スポンジの硬い面を使うと、付着してすぐの汚れが落ちやすくなります。

(2)ステップ2:水で薄めた食器用中性洗剤でつけおき、歯ブラシで掃除する

網に頑固な焦げ付きが生じている場合は、食器用中性洗剤を水で薄めたものに5~10分ほどつけおき、使い古しの歯ブラシで焦げをこすり落とします。

(3)ステップ3:庫内を掃除する

水で薄めた食器用中性洗剤を、着古した服やタオルを小さく切ったものにしみこませ、硬く絞ったものでガスコンロのグリルの庫内の油汚れを拭きます。奥の方を掃除する際は、割り箸で布を挟んで掃除するようにすると作業しやすくなります。

庫内の汚れやこびりつきがひどい時は、中性洗剤をしみこませたタオルかキッチンペーパーで湿布をするように庫内を覆い、15~20分程度置いてから拭き取ります。肌や服に油汚れがついてしまわないよう、厚手のゴム手袋をすると良いでしょう。

(4)ステップ4:重曹を使って掃除する

ガスコンロのグリルは、食材が直接触れるので、洗剤の成分が残ってしまうのが気になる場合は、重曹を使うと安心です。200ccのぬるま湯に、重曹大さじ1弱(10g程度)に網や受け皿をつけおきしてから、スポンジや使い古しの歯ブラシで洗います。庫内の拭き掃除にも、この重曹水を使えます。

頑固な焦げ付きや汚れを掃除する際には、重曹と水を3対1で混ぜてペースト状にしたものを使います。キッチンペーパーや小さく切ったタオル、スポンジにペーストを取り、グリルの網や受け皿の汚れがひどい部分に伸ばします。20~30分ほど置いてから、スポンジとお湯を使って洗い落とします。

5)汚れ別に紹介!それぞれの汚れを掃除するコツとは?

(1)食材の焦げ付き

ガスコンロのグリルの網に付着した焦げ付きは、そのまま力を入れてこすってもなかなか落としにくいので、水で薄めた中性洗剤、もしくは重曹水につけおきしてから洗うのがコツです。カチカチの焦げ付きが水分を含んで柔らかくなると、軽い力でも落としやすくなるでしょう。

(2)油汚れ

水なしのグリルで、受け皿に食材の油が多量に溜まっている場合は、油を取り除く前に洗おうとすると、スポンジやシンクにも油汚れがべったりついてしまうので、まずキッチンペーパーや使い古しのタオルで油を拭き取るのがポイントです。その後、中性洗剤か重曹を使って掃除します。

6)要注意!グリルの掃除の2つの注意点とは?

(1)グリルの温度が下がってから掃除をする

ガスコンロのグリルに付着した汚れは、すぐに洗えば洗うほど簡単に落とすことができます。しかし、だからと言ってグリルがまだ熱いうちに掃除をすると、やけどの恐れがあるので、必ずグリルの温度が下がってから作業するように注意しましょう。

(2)洗剤をしっかり洗い流すか拭き取る

庫内を拭いたり、頑固な油汚れを落とすために湿布やつけおきをした場合、必ず洗剤を綺麗に洗い流すように気をつけます。洗剤の成分が残っていると、調理をした際に食材への影響が心配されるからです。

網や受け皿を掃除した後は、高めの温度のお湯(40~42度程度)を使って洗うようにします。また、捨てても良い着古した服やタオルを小さく切ったものにお湯を含ませ、庫内をしっかり拭きあげることも大切です。

7)グリルを綺麗に使うメンテナンスのコツとは?

グリルを綺麗に使うメンテナンスのコツは、できるだけ早く焦げ付きや油汚れを落とすように心がけることです。時間が経てば経つほど、焦げ付きも油汚れも落としにくくなります。汚れがこびりつかないうちに掃除をする習慣づけをすれば、毎回短時間の作業で、ピカピカのグリルをキープできます。

また、受け皿に水を入れて使うタイプのグリルでは、水と片栗粉を混ぜたものを魚を焼く前に受け皿に入れると、掃除が楽になります。1カップ(200cc)の水に対して、片栗粉大さじ3~4を溶かして流し入れ、調理後冷え固まるまで数時間放置します。

ぷるぷるとしたグミのような感じに固まったら、手で剥がし、受け皿を軽く洗えば完了です。家にある片栗粉をアイテムとして活用できるので、簡単に試すことのできる方法です。






まとめ

1)ガスコンロのグリルの種類と掃除方法の違いとは

2)グリルの汚れの主な原因を知ろう

3)家にあるアイテムで簡単にグリルの掃除ができる

4)たった4ステップでガスコンロのグリルをピカピカに

5)普段のちょっとした心がけでグリルを綺麗に保とう