【玄関清掃】重曹が効く?玄関を掃除する5つの手順とは
毎日利用する玄関には、外から持ち込んだ汚れがたまります。しかし、部屋よりもこまめに掃除をしないため、気付いた頃には頑固な汚れになってしまうことはありませんか。
そこで、何かと便利な重曹を使って玄関の掃除をする方法をご紹介しましょう。
目次
【玄関清掃】重曹が効く?玄関を掃除する5つの手順とは
1)そもそも玄関の汚れの原因とは?主な3大原因を解説
玄関は外から帰ってきたときに必然的に通る場所になりますので、開け閉めする度に外から汚れが入ってきてしまいます。まずは玄関の汚れの原因を3つ紹介します。
(1)土埃や砂
一番大きな原因が、扉の開閉による空気の流れで土埃や砂が舞い込んでくるケースです。また、雨の日の傘や靴、服などについた汚れが落ちるのも大きな原因となります。
特に外で遊んだり外で活動するクラブ活動をしているお子様がいる家庭では、後者による汚れの比重が高くなるでしょう。
(2)置きっぱなしのもの
次に大きいのは、置きっぱなしの道具がさびてしまったり、出す前に置いてあるゴミから汚れが漏れ出てしまったりするケースです。
知らない間に落としたヘアピンやちょっと乾かそうと思って置いておいた空き缶やスプレー缶などをずっと放置しておくことによって、思わぬ頑固な汚れに繋がることもあるのです。
(3)垢
手をついて靴を履いたり、立ち上がる時に玄関に手をつくことによって、手垢がついてしまい、汚れに繋がるケースです。人が通る場所なので、どうしても人的要因は免れません。
このように、玄関の汚れの原因は大きく3つあります。家の顔とも言われる玄関なので、できるだけきれいな状態を保っておきたいものです。そこで、今回は便利で安心な重曹によるお掃除方法を紹介します。
2)重曹とは何?重曹水の作り方を解説
(1)重曹とは?
主な重曹の機能としては、油を吸い込み汚れを落とす「中和作用」、柔らかい素材に傷をつけずにこすりおとすことができる「研磨作用」、消臭効果を発揮するための「緩衝作用」、湿気を吸い込む「除湿作用」があります。
重曹には「日本薬局方」「食品添加物」「工業用」と3種類ありますが、いずれも汚れを落としたり、においを吸収したりと重曹としての基本的な性質は変わりません。
ただ、「日本薬局方」や「食品添加物」の重曹は口に入れることを前提としているため、「工業用」よりも衛生面での管理がなされています。掃除につかう場合は一番安価で売られている、「工業用」の重曹を購入するといいでしょう。
(2)自宅での重曹水の作り方とは?
手軽に使う重曹水を作り置きしておくためには、スプレーボトルと、重曹小さじ1、水100mlを用意します。
スプレーボトルに重曹小さじ1を入れ、水を静かに注ぎます。ボトルの蓋を閉め、よく振り、重曹を溶かせば重曹水が完成します。
(3)重曹を使用する上での注意点
たくさんかけると粉っぽさが残るため、クエン酸水で重曹を中和させることや、湿気を吸いやすいため、高温多湿を避け、密閉容器に入れて保存をすることが挙げられます。
また、素材によっては、重曹が黒ずんでしまうことがあるため、事前に目立たないところで確認してから使った方がいいでしょう。
3)玄関の掃除に用意しておきたいグッズとは?
(1)重曹
まずは重曹を用意しましょう。ドラッグストアやスーパーなどで購入できる工業用のもので十分です。
(2)クエン酸
重曹だけでは落ちにくい汚れに対しては、クエン酸とセットで使用します。こちらも薬や食品添加物、健康食品としてのものも売られていますが、掃除用としてドラッグストアやスーパー、インターネットなどで売られている工業用のクエン酸を使用します。
安全面を重視したい方は、口に入っても安全な薬や食品添加物としてのクエン酸でもいいですが、健康食品としてのクエン酸は掃除には向きません。
保存時には、密閉容器に入れて冷暗所で保存します。鉄につけるとさびますので避けましょう。素材によっては変色や痛みの原因になる場合もありますので、事前に目立たないところで確認した方がよいでしょう。
また、市販の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生することがあるので、絶対に併用しないで下さい。
(3)デッキブラシ・バケツ・スポンジ・雑巾・古新聞・ほうき・ちりとり
これらは、掃除に基本のものですね。ない場合は100円均一などで用意するとよいでしょう。
また、使い古したタオルや着なくなった衣類をコンパクトなサイズに切っておくことで、ちょっとしたときに雑巾代わりに使用できて便利です。
4)要チェック!重曹で玄関を掃除する5ステップとは
(1)ステップ1:整理整頓をする
まず、掃除をする前に整理整頓をしましょう。
必要のないものは処分する、置き場所がないからとりあえずで置いていたものは適当な場所に移動させる、靴は靴箱に入れるなどして、掃除をしやすい環境にしましょう。
(2)ステップ2:目立つゴミの掃除をする
次に、床にたまった土埃や砂、髪の毛などをほうきを使って掃き掃除をします。古新聞を濡らしてちぎったものを全体的に撒くと、より効果的です。
靴箱の上や敷居も忘れずに掃除します。簡単に落ちる汚れは、このステップで取り除くようにしましょう。
(3)ステップ3:頑固な汚れの拭き掃除をする
掃き掃除で落ちない汚れは、重曹と水を使用して落とします。頑固な汚れに重曹水を振りかけ、布でふき取るか、スポンジでこすります。
タイルなどデッキブラシが使える床であれば、重曹を振りかけて水で濡らしたデッキブラシで軽くこすりましょう。最後にきれいな水をかけて洗い流します。
(4)ステップ4:更に頑固な汚れを落とす
ステップ3で落ちない汚れには、重曹カップ1に対してクエン酸カップ1/2を粉のまま混ぜたものを使います。
汚れに混ぜた粉を振りかけ、水をかけると二酸化炭素の泡が出て発泡します。少し放置したうえで、デッキブラシやスポンジでこすり、汚れを落としましょう。
(5)ステップ5:乾燥させて仕上げる
自然乾燥でもよいですが、水垢が残ってしまったり、乾燥する前に新たな汚れの原因が生まれる可能性もありますので、できれば雑巾や布、古新聞などで乾拭きをしましょう。
匂いが気になる方は、重曹を粉のまま小皿に入れて、目立たないところに置いておくと、消臭剤替わりになります。
5)汚れ別に掃除をするコツとは?
(1)黒ずみ
カビや垢などが原因でできる黒ずみには、激落ちくんなどのメラニンスポンジや重曹が効果的です。重曹を使うような頑固な汚れになる前に、気づいた時にすぐ水を含んだメラニンスポンジで落とすようにしましょう。
(2)サビ
鉄サビや泥汚れの放置によるサビには、重曹を使いましょう。重曹と水だけで落ちない場合は、重曹とクエン酸を混ぜた粉を使用します。
6)要注意!重曹を使った玄関の掃除での注意点とは
重曹は安全性も高くエコなため、細心の注意を払って取り扱う必要はありません。しかし、工業用の重曹は特に、目や口に入らないように注意しましょう。小さなお子様がいる家庭では、日本薬局方や食品添加物の重曹を使用した方が安心できますね。
繰り返しにはなりますが、素材によっては黒ずんでしまうことがありますので、使用前に目立たないところで確認するようにしましょう。
また、重曹の粉が残ると新たな汚れの原因になってしまう可能性がありますので、よく水で流すなり拭くなりして、きれいに取り除くようにして下さい。
7)ちょっと意識を!玄関へ日頃からできるメンテナンスとは
(1)掃き掃除をコツコツと
毎日使う玄関なので、小さなほうきとちりとりのセットを常備しておき、毎日掃き掃除だけでもすることが理想です。
難しいようであれば、雨の日の翌日や休日など、なにか条件を決めて掃除をするようにしましょう。
(2)雨の日にの水垢に注意
特に雨の日は靴に土や泥が付きやすい上に、服や傘についた水によって元々たまっていた汚れが悪化したり、水垢になってしまったりします。
日ごろからお手入れをして汚れの原因を作らないこと、汚れができてしまったら悪化する前に対処すること、掃除をした後は汚れの原因を残さないためにしっかりと乾燥させることを心掛けましょう。
今回のまとめ
1)そもそも玄関の汚れの原因とは?主な3大原因を解説
2)重曹とは何?重曹水の作り方を解説
3)玄関の掃除に用意しておきたいグッズとは
4)要チェック!重曹で玄関を掃除する5大ステップとは
5)汚れ別に解説!それぞれの汚れを掃除するコツとは?
6)要注意!重曹を使った玄関の掃除での注意点とは
7)ちょっと意識を!玄関へ日頃からできる掃除とメンテナンスとは