鏡・窓・ガラス製品の水垢に!落とし方の5ステップ
リビングの窓ガラス・洗面台に設置した鏡・愛用しているコップ等。これらのアイテムに、水垢が付着していませんか?水垢が付着していると、どんな素敵なアイテムでも汚く見えてしまいます。
そこで今回は、ガラスについた水垢の落とし方をご紹介していきます。お家にあるもので簡単に掃除が可能ですので、ぜひ試してみて下さい。
目次
鏡・窓・ガラス製品の水垢に!落とし方の5ステップ
1)そもそも水垢の正体って?水垢の3種類とそのメカニズム
水垢は、窓ガラス・食器・鏡等に付着し、一生懸命磨いても、乾くとまた浮かび上がってしまう厄介な汚れです。では、その正体は何なのでしょうか?
(1)窓ガラス
まず、窓ガラスですが、ガラスに付着した雨水や水道水が、砂・埃・排気ガス等と混ざり、乾燥する事で水垢となってしまいます。
(2)ガラス製の食器
次に、ガラス製の食器の水垢ですが、こちらは水道水に含まれるカルシウム等のミネラルが付着し自然乾燥した際に生じます。
(3)鏡
最後に鏡の水垢ですが、こちらは、蒸気の影響で鏡が濡れた上に、石鹸カス・洗剤等が付着し、それが乾く事で水垢となります。
これが水垢の正体です。一見頑固そうな水垢汚れですが、「水垢はアルカリ性ですので、酸性で落とす事ができます。」それでは、ガラスについた水垢の掃除方法をご紹介していきます。
2)ガラスの水垢掃除に準備したい7つのグッズ
(1)鏡や窓ガラスの水垢を落とす場合
・新聞紙
新聞紙は1部あれば十分です。見開き1枚分を半分に切って使用しますが、掃除中に破けてしまう可能性もありますので、1部用意しておくと安心です。
・はさみ
新聞紙を切る際に使います。しかし、手でも切れますので、必要な方だけ用意して下さい。
(2)ガラス製食器の水垢を落とす場合
・クエン酸
100円ショップやドラッグストアで簡単に購入できます。食器に付着した水垢はアルカリ性の汚れですので、クエン酸が有効です。もし、クエン酸が簡単に購入できない場合は、お酢で代用しましょう。
・ボウル
食器を浸け置きする際に必要です。水垢を落としたい食器が余裕を持って入れられるサイズのボウルを用意しましょう。
・お湯
クエン酸を薄める際に必要です。お湯の温度が熱くなり過ぎると、食器が破損してしまう可能性がありますので、注意して下さい。
・スポンジや食器用洗剤
食器についた水垢が、浸け置きだけでは落ちなかった際に使います。又、最後の仕上げとしても必要です。普段使っているスポンジや食器用洗剤で構いませんので、用意して下さい。
・布巾/クロス
食器の水気を拭き取る際に必要です。こちらも普段使っているもので構いません。
3)解説!ガラスの水垢の落とし方5ステップ
(1)鏡や窓ガラスの水垢を落とす方法
ステップ1:新聞紙を用意する
見開き1枚分を半分に切り、手で持ちやすい様に折りたたみます。これを2つ用意して下さい。
ステップ2:新聞紙を水で濡らす
折りたたんだ新聞紙の内、1つだけを水で濡らします。
ステップ3:新聞紙を両手に持つ
水で濡れた方を片手に、乾いた方を反対側の手に持ちます。乾いた方の新聞紙を利き手に持つと掃除しやすいです。
ステップ4:濡れた新聞紙でガラスを拭く
濡れた方の新聞紙でガラスを拭きます。
ステップ5:その上から乾拭きする
濡れた方の新聞紙で拭いた後、すぐに乾いた方の新聞紙で乾拭きします。ポイントは「すぐに乾拭きする」という点ですので、広範囲を一気に水拭きするのではなく、細かく分けて掃除していきましょう。
(2)ガラス食器の水垢を落とす方法
ステップ1:クエン酸水をつくる
大きめのボウルに、熱めのお湯1Lとクエン酸を大さじ2杯加えて溶かします。
ステップ2:浸け置きする
クエン酸水の中にガラス食器を浸け、そのまま一晩浸け置きします。
ステップ3:取れない汚れはスポンジでこする
一晩が経過しても、水垢が残っている場合は、スポンジにクエン酸を振りかけ、食器をこすります。
ステップ4:すすぐ
水で軽くすすいで、クエン酸水を落とします。
ステップ5:普段通り洗い、拭き取る
食器用洗剤を使い、普段通りに洗います。その後、布巾で水気を拭き取って完了です。
4)要注意!ガラスの水垢掃除での2つの注意点とは?
(1)食器の破損に注意
ガラス製の食器をクエン酸水で浸け置きする際、お湯の温度が熱くなり過ぎない様に注意して下さい。熱くなり過ぎると、食器の破損に繋がる恐れがあります。
お湯の温度は60度~80度くらいで構いません。又、お水で行っても効果が得られますので、小さい子供がいるのでお湯の使用は控えたいという方は、お水またはぬるま湯で行ってみて下さい。
(2)塩素系洗剤に注意
「クエン酸は塩素系洗剤と混ぜると、塩素ガスが発生」します。よって、この2つの同時使用は絶対に止めて下さい。
5)日々のメンテナンス!ガラスを綺麗に使うポイントとは
窓・鏡・ガラス食器が少しくもってきたと感じた際は、頑固な汚れになる前に、綺麗にしてしまう事が大切です。
その際は、クエン酸を水で薄めて、スポンジでこするだけでくもりを解消する事ができます。こまめにクエン酸等を使用して洗う習慣を付けていると、いつまでも美しいガラスを保てます。
又、クエン酸を水で薄めた液体を、100円ショップ等で購入できるスプレーボトルに入れておくと、毎日のちょっとした時間に掃除できて便利ですので、ぜひ試してみて下さい。そして、水垢は水の中に含まれるミネラルが自然乾燥した際に発生します。
よって、ガラスに付着した水気を布巾やタオルで拭き取る事でも、水垢を予防できます。少し面倒かもしれませんが、ガラス製品を綺麗に保ちたいのなら、日々のメンテナンスに取り入れてみましょう。
今回のまとめ
1)水垢は、雨水や水道水に含まれるミネラルが自然乾燥する為に生じる
2)水垢は、家にある身近なアイテムで簡単に除去する事ができる
3)水垢掃除の際は、食器の破損や塩素系洗剤に十分注意する
4)ガラス製品を綺麗に保つなら、ガラスに付着した水気をしっかり拭き取る事が有効である
5)頑固な水垢汚れになる前に、日々のメンテナンスとして、クエン酸でガラスを磨く習慣を付けると良い