【油汚れ】フライパンの油汚れをキレイにする4大方法
おいしい料理を食べたあとのお片付けは、できれば簡単にササっと済ませたいところです。今は自動食洗器がある家庭も増えていますが、大きさや素材によって調理器具は手洗いになりがちです。
今回はフライパンの油汚れなど、掃除方法やコツをお伝えします。
目次
【油汚れ】フライパンの油汚れをキレイにする4大方法
1)フライパンにも種類がある?4種類のタイプと掃除の違い
(1)フッ素加工フライパン
商標である「テフロン加工」のフライパンも同じフッ素加工のフライパンです。
「焦げ付きにくい」「少ない油でOK」が人気のフッ素加工フライパン。扱いやすく、ヘルシーな料理が作れるので広く普及しています。表面の加工の傷みになるので高温や傷は避けましょう。
(2)鉄フライパン
中華料理で大活躍する大きな鉄フライパン。高温で一気に炒め、鉄分も含んだおいしい料理が出来ます。油は鉄フライパン表面のコーティングの役割も果たす大事な存在。
洗剤を使ってピカピカに掃除すると逆効果になるので注意が必要です。
(3)銅フライパン
熱伝導率が高く軽い素材の銅フライパンは丼の調理などでおなじみ。加工しやすい反面、変形や変色の原因にもなります。調理のあとはすぐに盛り付けて、汚れを落としておくことが、長く使うためのポイントです。
(4)セラミック加工フライパン
近年フライパンのコーティング加工の種類が増えていますが、実はマーブルコートやダイヤモンドコートはフッ素加工の一種。セラミック加工フライパンは耐火性・耐久性に優れていることが大きな違いです。
また、空焚きによる有害物質の発生もないので安全性も高いのが人気の秘密。熱伝導率が高いので火加減に注意すること、必ず油を引くことを忘れないようにしましょう。
2)フライパンの油汚れを落とすのに準備したいグッズ
(1) キッチンペーパー
油汚れの掃除で大事なのは水で流す前にまずあぶらを取り除くこと。野菜の下ごしらえで使ったキッチンペーパーなどをうまく再利用しましょう。
(2) スポンジ
口に入るものを調理するので、腐食やさびつきの原因になる傷は絶対に付けないようにしたいですね。フライパン掃除では金物たわしなどは使わず柔らかい素材のスポンジを使います。
(3) 重曹
時間がたってしまった油汚れに使います。天然素材なので、キッチン周りに遠慮なく使えるのはうれしいですね。
3)フライパンの油汚れへ!掃除の4ステップを解説
(1)STEP1:まずは自然に冷まそう
高温で調理した後のフライパンはそのまま置いて自然に熱を冷ましましょう。水をかけてしまうと急激な温度変化が起こり、変質や変形の原因になってしまうので注意です。
(2)STEP2:汚れをふき取ろう
粗熱が冷めたら、油が固まってしまう前にキッチンペーパーでふき取りましょう。使い古しのラップなどでも代用できます。油汚れは流すのではなくふき取ってゴミとして出すことで、シンクや排水溝だけでなく排水に混じる油汚れを減らすことにつながるのでとってもエコです。
(3)STEP3:中性洗剤で洗おう
表面に残ったべとつきは中性洗剤で洗いましょう。
(4)STEP4:重曹を振りかけてみよう
時間がたって固まってしまった油は、水で流す前に重曹を振りかけましょう。数時間放置すると重曹が油を吸ってぽろぽろと剥がれます。汚れが落ちた後は中性洗剤で洗うと良いでしょう。
4)その他の掃除方法!フライパンを綺麗にするコツとは?
(1)アクリルたわし
アクリル繊維で編まれたたわし。繊維が汚れをからめとってくれるので洗剤は少量で済みます。中には洗剤は全く使わないという人もいるくらい洗浄力が強力です。鉄製フライパンは洗剤が使えないのでアクリルたわしが大活躍します。
(2)使ったあとのお茶パック
油のふき取りに、キッチンペーパーと同じように使えます。
(3)ラップ
煮込み料理などに浮いた余分な脂は上からラップをかぶせてみるとキレイにとれます。
(4)お湯
すすぎの時は水ではなくお湯を使いましょう。高温だと手荒れの原因になってしまいますが、ぬるま湯程度でも十分に落ちます。
5)ここに注意!フライパンの掃除での注意点とは
(1)鉄製フライパンは洗いすぎに注意
鉄製フライパンは表面の保護やこびりつき防止のために適度な油が必要です。洗剤を使うと必要な油まで流れ出てしまいますので注意しましょう。
使ったあとはスポンジなどでこすって洗い、水分を取り除いた後に、少量の油をぬってなじませておくと良いでしょう。
(2)しっかり乾燥させよう
水分がついたままにしておくと金属は変質や変色してしまうことも。コンロの余熱で乾かしたり乾いたふきんで拭くなどして、濡れた状態にしておかないようにしましょう。
6)フライパンを綺麗に使う日々のポイントとは?
(1)火加減が大事
強火で空焚きすると表面コーティングの傷みにつながります。コーティングの劣化すると焦げ付きやこびりつきが起きやすくなりますし、料理に化学物質が溶け出すことになります。熱伝導のいいフライパンは特に火加減には日ごろから注意しておきましょう。
(2)油加減も大事
余分な油は汚れとなって残ってしまいます。調理中に出る油はふき取るなどの工夫で、掃除も楽になります。また、表面のコーティングがあっても油は必要です。日ごろの調理で適量の油を使えるように、フライパンの調子をよく観察してみるといいですね。
今回のまとめ
1)フライパンの種類と特徴を確認しよう
2)掃除のポイントはふき取ること
3)調理で出たゴミもうまく活用しよう
4)鉄製フライパンは洗剤は使えない
5)適切な使い方でフライパンをキレイに長持ちさせよう