【ステップ解説!】フローリングの溝の4つの掃除手順

リビングのフローリング

フローリングは、様々な素材や色があるので、幅広い世代に人気があります。

毎日掃除をしていてピカピカに見えても、意外に見落としがちなのがフローリングの溝の掃除です。家にあるグッズを使って簡単にフローリングの溝を掃除する方法をご紹介します。






目次

【ステップ解説!】フローリングの溝の4つの掃除手順


1)フローリングにも種類が?2種類のタイプとその特徴

フローリングには、大きく分けて2種類のタイプがあります。

(1)無垢フローリングで

単層フローリングとも呼ばれ、無垢材や、天然の木材を細かくカットしたものを貼りあわせた集成材などがあります。自然の木を使用しているので、質感や肌触りに優れ、素足でも快適に過ごすことができますし、多少の傷は削って補修することができるというメリットがあります。

ただ、水分を吸収しやすい特性があるため、時間が経つにつれて反ったり収縮したりして隙間ができてしまうケースも見られます。

(2)複合フローリングで

集成材や合板の上に、様々な風合いに加工されたシートもしくは2~3mm厚さの天然木の板を貼りあわせたものです。集合住宅では、クッションフロアのように足に優しく、階下への音の響きを小さくする加工がなされているものが採用されている場合もあります。

様々な色調やデザインを選ぶことができますが、傷がついてしまうと無垢フローリングのように補修できないというデメリットがあります。加工されたシートが貼られている場合は、機能性には優れていても、天然木独特の風合いや肌触りを楽しむことは難しくなります。

2)主な原因とは?フローリングの溝の主な汚れの3種類とは

フローリングの溝に溜まる主な汚れのうち、1つはホコリです。洋服や布団などの布製品から生じるホコリは、フローリングの表面だけではなく、溝にも付着しています。

お子さんやペットがいるご家庭では、泥や砂の汚れもフローリングの溝に溜まりがちです。風が強い日に、窓を開けて換気をしていると、外気に含まれる細かい泥汚れが室内に入ってくることも考えられます。

もう1つは油汚れです。キッチン周りのフローリングには、どうしても調理の際に油がはねてしまうため、溝の中にも当然油汚れが付着します。キッチンマットで覆われていない部分は特に油汚れが付着しやすいでしょう。

3)フローリングの溝掃除に準備したいグッズ3選

(1)使い古しの歯ブラシ

フローリングの溝掃除に活用できるグッズの1つは、使い古しの歯ブラシです。溝の中に溜まったホコリや汚れを掻き出すのに便利です。ブラシが細くて柔らかいタイプのものが、フローリングの溝の掃除にはおすすめです。

(2)先の細い綿棒

綿棒のヘッド部分には様々なサイズがありますが、フローリングの溝の掃除に使いやすいのは先の部分が細いタイプの綿棒です。ドラッグストアのベビー用品売り場に、ヘッドの細い綿棒が販売されていますので、簡単に入手できます。

(3)掃除機のブラシ付きアタッチメント

お手持ちの掃除機に、先の細いブラシ付きのアタッチメントが付属していれば、フローリングの溝掃除に活用しましょう。ホコリや汚れを掻き出しつつ吸い込んでくれるので、時短になります。

フローリングに掃除機をかけている女性

4)フローリングの溝掃除の4ステップを解説

(1)ステップ1:フローリング用ワイパーやモップをかける

フローリングの溝を掃除する前に、まずはフローリングの表面に付着したホコリや汚れを取り除くことが重要です。フローリング用ワイパーやモップをかければ、簡単に掃除できます。

(2)ステップ2:歯ブラシ・綿棒等で溝の汚れを掻き出す

フローリングの溝の中に溜まった汚れを、使い古しの歯ブラシや先の細い綿棒等を使って掻き出します。根気のいる作業ですが、ここで丁寧に汚れを浮き出させることが重要です。

(3)ステップ3:掃除機をかける

ステップ2で掻き出したホコリや汚れを、掃除機で綺麗に吸い取ります。

(4)ステップ4:ブラシ付きアタッチメントをつけて溝を掃除する

手作業で取り除くことができなかったフローリングの溝の汚れを、先の細いブラシ付きのアタッチメントをつけた掃除機で取り除きます。普段掃除機をかけるよりも、意識的にゆっくりと動かし、ブラシで汚れを掻き出しながら吸い込むようにします。

5)汚れの特徴に応じての掃除方法とは?

フローリングの溝に溜まったホコリや泥、砂汚れを掃除する際は、何もつけていない歯ブラシや綿棒でそっと汚れを掻き出すようにします。

キッチン周りなど、フローリングの溝に油汚れが付着している場合には、綿棒のヘッド部分に、2倍に薄めた食器用洗剤をごく少量つけて、汚れを掻き出すように掃除すると綺麗になります。

通気性の悪い家具の下など、フローリングの溝にカビが発生している場合は、消毒用エタノールを綿棒に少量含ませ、カビをふき取るような気持ちで静かに掻き出しながら掃除をします。

6)要注意!掃除での3つの注意点とは

フローリングの溝に水分が残ってしまうと、かえってホコリや汚れを吸着しやすくなってしまいます。また、無垢フローリングの場合は、反りや収縮の原因にもなる場合があります。それで、食器用洗剤や消毒用エタノールを使う場合、綿棒にはごく少量含ませるだけにとどめます。手間と時間はかかりますが、余裕があれば掃除後に再度乾いた綿棒で拭くこともできます。

歯ブラシや綿棒を使ってフローリングの溝の汚れを掻き出す際、決して力を入れすぎないように心がけます。強くこすると、かえって汚れを溝の奥に押し込んでしまいかねないので注意が必要です。

普段見えているところだけではなく、家具の下やクローゼットの中の目立たない部分のフローリングの溝も、できるだけ家具等を移動させてチェックし、掃除をするようにしましょう。特に、長期間動かしていない家具の下にはカビが発生しやすいので、1ヶ月に1度は時間をとって確認すると、早めに発見でき、対処が楽になります。

7)日々のメンテナンスが重要!フローリングを綺麗に使うコツ

フローリングの溝を毎日掃除するのは大変なので、日々の手軽なメンテナンスを継続することが重要になってきます。

短時間で簡単に掃除するには、フローリング用ワイパーやモップがとても便利です。普段から、フローリングの表面に付着するホコリや汚れをこまめに取り除いておけば、フローリングの溝に溜まる汚れも少なくなり、掃除もやりやすくなるので、できれば毎日ワイパーやモップがけをするとよいでしょう。

少し価格は高くなりますが、厚手のシートを使うと広い範囲を拭き上げられますので、掃除の途中に何度もワイパーを交換する手間を省くことができ、時短になるかもしれません。また、最近は表面に凸凹のあるタイプのシートも販売されており、それを使えば、フローリングの溝の浅い部分を簡単に綺麗にできるので便利です。






今回のまとめ

1)フローリングの種類や溝に溜まる汚れの種類を把握しよう

2)家にあるグッズでフローリングの溝を簡単に掃除できる

3)4ステップでフローリングの溝をピカピカに

4)汚れの特徴に応じて掃除の方法を変えよう

5)日々の簡単なメンテナンスでフローリングの美しさをキープ

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