【4選】布団のダニを徹底的に駆除!試したいコツを解説
長時間の睡眠ですごす布団のお手入れはどうされていますか?住宅の気密性が上がり、湿気の多い日本ではダニが繁殖しやすいのです。
放っておくとアレルギーや呼吸器疾患を引き起こすことも。布団を清潔に保ち、健康のためにもなる掃除の方法を解説します。
目次
【4選】布団のダニを徹底的に駆除!試したいコツを解説
1)そもそもダニにも種類がある?布団のダニの主な種類とは?
ダニには約1万種類いるといわれ、そのうち住宅で私たちの暮らしに関係があるのは15種類前後です。思わず目を背けたくなりますが、ちょっとダニの事にも触れてお伝えします。
(1) チリダニ
暮らしのなかのダニといえばこれ!というほど代表的なチリダニ。人のフケや皮脂汚れをエサに梅雨時~夏場にかけて多く繁殖します。人に危害を加えることはありませんが、死骸や糞はアレルギーの原因になります。
(2) ツメダニ
チリダニをエサとするダニで、梅雨時に大繁殖します。人の太ももなど、皮膚の弱い部分に噛みつき、出血や腫れを引き起こします。噛まれることで強いかゆみを伴い、一週間ほど症状は続きます。
(3) イエダニ
ネズミを介して人の生活に入り込んでくるダニ。吸血性があり、炎症やかゆみを引き起こすだけでなく、ネズミに付着していたことで病原菌を媒介することもあり、注意が必要です。
2)ダニは何が原因?代表的な3つの原因
どこにでもいるダニがなぜ布団の中で発生しやすいのか、原因をまとめます。
(1) 高温
ダニの繁殖に適した条件は20~30度。暑くなる夏場はもちろん、暖房を使う冬場でも発生するので注意が必要です。
(2) 湿度
60~70%が最適と言われています。ムシムシする梅雨時だけでなく、加湿器の使い過ぎなどによって冬場でも発生します。
(3)エサ
ダニの繁殖の栄養となるのは人間のフケや皮脂汚れです。長時間肌が触れているので、ダニにとって栄養分が豊富な布団はダニが最も発生しやすい場所とも言えます。
3)知りたくない・・ダニの駆除を怠っているデメリットとは?
アレルギーを引き起こす・ぜんそくなどの呼吸器疾患の原因になる・ダニをエサにする他の害虫を呼び寄せる、などデメリットがたくさんあります。
どれも健康に影響があるものなので、しっかり駆除し、布団を衛生的に保つことが重要です。
4)ダニ駆除に必要な3種類のグッズ
(1)布団乾燥機
ダニを死滅させるための高温の空気を、布団の隅々にまで行きわたらせることが出来ます。
(2)くん煙剤
バルサンタイプのものです。布団だけでなく畳など広範囲に駆除剤を散布することが出来ます。長時間家を空けることが出来る場合、小さい子供やペットがいない場合は有効です。
(3)掃除機
駆除したダニはしっかりと布団から取り除くことが重要です。普通の掃除機に、布団専用のノズルをつけて掃除をしましょう。
5)ダニを徹底的に駆除!試したい4STEPとは
(1)STEP1:【くん煙剤】布団の深部までしっかり駆除しよう
布団だけでなく、床やカーテン裏など部屋中を一度に殺虫できることがメリットの燻煙剤。使用法をしっかり読み、説明書き通りに散布しましょう。
(2)STEP2:【布団乾燥機】布団の深部までしっかりと駆除しよう
殺虫剤に抵抗がある方は布団乾燥機がぴったりです。ダニを死滅させる高温を布団の深部まで行きわたらせることが出来ます。
布団の湿気もとれ、ふっくら乾燥させるので、次のダニ予防にも効果があります。掛布団だけでなく敷布団やまくらなども忘れずに乾燥させましょう。ふだん布団を敷いている床にも風を通すことを忘れずに。
(3)STEP3:ダニの死骸をしっかり取り除こう
ダニの駆除だけでは掃除は不十分です。ダニの死骸はアレルギーの原因になるだけでなく、次のダニ発生のためのエサになります。
駆除後のダニをしっかりと取り除くためには布団に掃除機をゆっくりかけましょう。布団一式につき約10分を目安に、掃除機のノズルをじっくりと動かして時間をかけて吸っていきます。
掃除機のノズルは布団専用のものがオススメ。叩いてかき出すように吸ってくれるので、厚みのある布団の奥に入り込んだダニの死骸もしっかりと吸い取ることが出来ます。
(4)STEP4:最後は掃除機もキレイにしよう
ダニの死骸をたっぷり吸いこんだ掃除機パックはすぐに取り換えましょう。そのままにしておくと、掃除機を使うたびに排気口から部屋中にまき散らすことになってしまいます。交換の時もほこりがたたないように手際よく行うように心がけましょう。
6)知っておきたいダニ退治の常識!天日干しの効果とは?
(1)湿気を取る
ダニの発生原因である湿気を取り除くことが出来ます。両面を裏返し、1~2時間かけてしっかり日に当てましょう。
(2)日光殺菌できる
紫外線の殺菌効果で布団の表面を殺菌できます。しかし、ダニを駆除するほどの力はなく、暑さを嫌ってダニが布団の深部まで入り込むので注意が必要です。
7)布団の種類によっても掃除方法が違う?3種類の違いとは?
(1)綿布団
中の綿に厚みがあるのでダニが深部に潜みやすいです。吸湿性があるのでこまめな風通しや天日干しがいいでしょう。
(2)羽毛布団
湿度・湿度調節に優れています。中の羽毛を守るため高密度の生地のカバーが使われていることからダニの繁殖はしにくい素材です。日光に弱いので、外干しの際は陰に干すようにしましょう。
(3)化学繊維
人工の素材なのでダニはあまり好みません。また、丸洗いが出来るので清潔に保ちやすい素材です。
8)ダニから守ろう!ダニの繁殖を防ぐ日々のポイントとは
ダニの繁殖条件である高温多湿と・人から出る汚れ対策が大事です。
こまめに風通しをする・エアコンを上手に使う・カバーはこまめに洗って交換する、などマメな手入れで対応しましょう。
また、ダニ取りマットを使う・防虫効果のあるアロマを使う・専門業者に丸洗いを依頼するなど、プロの手を借りる方法も良いでしょう。
9)ダニが繁殖しにくい布団って?失敗しない布団選びのポイント
生活をしている以上はダニを完全にシャットアウトすることは難しいです。大事なのは繁殖させないことと、すぐに掃除できやすくすることです。
家庭でも丸洗いがしやすいこと・人工素材のもの・ダニ対策用のカバーを使う、などを意識してこまめにケアできる寝具をそろえましょう。
まとめ
1)暮らしの中でダニは身近に潜んでいる
2)布団はダニが最も発生しやすい場所
3)駆除と掃除の二段階対応が重要
4)駆除は布団の深部までしっかりと
5)こまめに対処しやすい環境づくりをしよう