カッターシャツの襟の汚れに効く!3つの手順とポイント

クリーニングされた綺麗なワイシャツ

一年中、季節を問わずカッターシャツを仕事に着る方は多いでしょう。特に、汗をかきやすい夏場の営業や通勤で、カッターシャツの襟の汚れが気になることがあるかもしれません。

汚れてしまったカッターシャツの襟を綺麗にする手順とポイントをご紹介します。






目次

カッターシャツの襟の汚れに効く!◯手順とポイント


1)カッターシャツの生地や作りとは?

カッターシャツの生地で代表的なのは、綿(コットン)です。天然素材なので、着心地の良さや温かみのある手触りを気に入って、こだわりを持って選ぶ方もいます。縮みやすくてシワになりやすいという生地の特性があるため、洗濯のたびにアイロンがけが必要となり、手入れには手間がかかります。

ポリエステルと綿(コットン)の混紡生地のカッターシャツも、広く出回っています。ポリエステルは、縮みにくくて速乾性があり、丈夫でシワになりにくいという性質を持つため、「形状記憶」タイプのカッターシャツであれば、洗濯後もアイロンがけの必要がなく、手入れが簡単なので人気があります。

2)この襟汚れの正体とは?2種類の汚れの原因

(1)体から出る皮脂や汗

カッターシャツの襟汚れの原因の1つは、体から出る皮脂や汗です。カッターシャツの襟回りの生地は、肩や首の皮膚と直接触れているため、毛穴から出た皮脂や汗が付着し、黄ばみや黒ずみの原因となります。

(2)ホコリやゴミ

皮脂や汗が付着して汚れた部分に、空気中のホコリやゴミが溜まり、目立ってしまう黒っぽい汚れが生じてしまいます。カッターシャツは1日中、長時間身につけていることが多いので、繊維の奥まで汚れが入り込んでしまい、落としにくくなるのです。

3)カッターシャツの襟汚れを落とすのに必要なグッズ4選

(1)食器用中性洗剤

カッターシャツの襟の汚れは、皮脂が主成分の油汚れなので、油を落とす効果のある食器用中性洗剤を使うと有効です。普段キッチンで使っている食器用洗剤をそのまま使うことができます。

(2)固形石鹸

固形石鹸をカッターシャツの襟の汚れに直接すりこむ方法もあります。部分汚れ落としに特化した洗濯用固形石鹸があればベストですが、洗面で使用している手洗い用の固形石鹸でもOKです。

(3)使い古しの歯ブラシ

食器用中性洗剤や固形石鹸を襟汚れに染み込ませた後、使い古しの歯ブラシでこするとカッターシャツの襟が綺麗になります。ブラシが柔らかいタイプのものがおすすめです。

(4)酸素系漂白剤

上記のグッズを使ってもなかなか落ちない、頑固なカッターシャツの襟の汚れには、酸素系漂白剤が活用できます。漂白剤を多く入れると、その分漂白する力は強くなりますが、色や柄への影響も考えられるため、定量どおりでつけおくほうが良いかもしれません。また、誤って塩素系漂白剤を使ってしまうことがないよう十分に注意しましょう。

4)カッターシャツの襟汚れを落とそう!3ステップとは?

(1)STEP1:食器用中性洗剤で落とす

カッターシャツの襟の汚れている部分を、洗面器に入れたぬるま湯で湿らせます。黄ばみや黒ずみが気になる部分に、食器用中性洗剤を薄く塗り広げ、手でやさしくもみ洗いするか、使い古しの歯ブラシでそっとこすって汚れを落とします。その後、再度洗面器に入れたぬるま湯で、洗剤を洗い流してから通常の洗濯をします。

(2)STEP2:固形石鹸で落とす

襟汚れをぬるま湯で湿らせてから、固形石鹸をカッターシャツの襟の汚れに直接すりこみ、静かに手でこすったりもんだりして汚れを落とします。

もしくは、使い古しの歯ブラシを軽い力で動かして洗います。水かぬるま湯で石鹸を洗い落としてから洗濯します。洗面台で簡単に作業できるので、試しやすいステップです。

(3)STEP3:酸素系漂白剤でつけおき洗いをする

上記の方法でも落とすことのできない、頑固なカッターシャツの襟の汚れは、酸素系漂白剤を溶かしたお湯につけおくステップで綺麗にします。

液体よりも漂白する力の強い粉末の酸素系漂白剤を洗面器等に入れ、50度程度(手で触ると熱く感じる温度)のお湯に定量どおり溶かします。汚れの気になる襟の部分をつけ、時々様子を確認しながら30分程度つけおき、汚れが落ちたらぬるま湯か水ですすいで、通常どおり洗濯します。

洗濯機を使う主婦

5)洗濯での注意点とは?

食器用中性洗剤や固形石鹸をカッターシャツの襟汚れにつけて洗う際は、必ず軽い力でもみ洗いしたり、歯ブラシでこすったりするよう心がけます。強い力でゴシゴシとこすり合わせたり、汚れを落としたいあまり歯ブラシで強く何度もこすったりすると、生地が傷んでしまうおそれがあるからです。

また、漂白剤は必ず酸素系を選ぶようにします。塩素系の漂白剤は、漂白する力がとても強いので、衣類の漂白には向かないからです。さらに、つけおき洗いをする前に、カッターシャツの洗濯表示をきちんと確認し、漂白剤が使用可能かどうかをチェックすることも大切です。生地の色落ちや色あせを防ぐためにも、確認する習慣をつけると良いでしょう。

6)襟汚れは予防できる? 3種類の予防ポイントとは?

(1)黄ばみ・黒ずみがなくても下洗いをする

カッターシャツの襟が見るからに黄ばんだり、黒ずんだ汚れがついたりする前でも、毎回下洗いをすることで予防になります。目には見えていなくても、汗や皮脂はカッターシャツの襟に付着していますので、食器用中性洗剤や固形石鹸など、手近にあるグッズを活用して下洗いをすることで、皮脂汚れが繊維の奥に浸透する前に落とすことができます。

(2)ベビーパウダーをはたく

汗や皮脂を吸収する特性のあるベビーパウダーを、カッターシャツの襟の汚れやすい部分に少量叩いておくと、皮脂の汚れが付着しにくくなり、襟汚れを予防できます。

(3)汗をかいたらこまめに拭き取る

夏場の気温が高い時期や、湿度が高くて汗がなかなか蒸発しない時期などは、首回りに汗をかいた際にこまめに拭き取ることも大切な予防ポイントです。整髪剤や日焼け止めが汗と混じって襟に付着すると、さらに汚れやすくなるので、汗をかきやすいシーズンは特に意識する必要があります。

7)クリーニングは依頼できる?

(1)相場・期間とは

カッターシャツの襟汚れをクリーニングに依頼したい場合、実店舗に持っていくか宅配サービスタイプを利用するか、検討する必要があります。2~3日以内に受け取りたい場合は実店舗に持っていき、襟汚れを落とすオプションがあるかどうかを確認すると良いでしょう。相場はカッターシャツ1枚200円~350円前後で、シミ抜き代金がプラスされる場合もあります。

宅配サービスを行っているクリーニング店は、インターネットから申し込みができます。料金の相場は、カッターシャツ5枚で1300円~2000円前後です。かかる期間は、早い店舗では宅配タイプでも最短3日で受け取ることができますが、5日~7日程度を想定しておくほうが良いかもしれません。

(2)依頼する際の注意点とは

クリーニング店によって、襟汚れを落とすオプションが有料か、無料でシミ抜きをしてくれるか、という違いがあります。実店舗、宅配タイプを問わず、実際にかかる費用がどの程度になるか事前に見積もりをしたり、費用対効果をしっかりリサーチして、納得できるクリーニング店に依頼することが大切です。

8)シャツ選びにもポイントがある?

綿(コットン)100%のカッターシャツは、吸湿性が良いという特性があり、着心地の良さや温かみのある風合いとしてはメリットなのですが、その分皮脂や汗も吸収しやすくなっています。そのため、襟の部分に汚れが付着しやすくなる傾向があると考えられます。

綿(コットン)とポリエステルの混紡素材のカッターシャツは、丈夫なので多少の刺激や洗濯に強い特性があります。襟汚れが気になるときに、色や柄のはっきりしたものでなければ、汚れが気にならなくなるまで繰り返し下洗いをすることができるので、毎日安心して着ることができるでしょう。






まとめ

1)カッターシャツの生地の特性の違いを知ろう

2)襟汚れの正体から考える、身近な対策グッズとは

3)簡単3ステップでカッターシャツの襟の汚れを綺麗に

4)毎日の心がけで襟汚れは軽減できる

5)クリーニングを依頼する時の注意点を確認しよう

6)シャツ選びのコツとは

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