クッションを上手に洗濯する5手順を解説【最新版】

綺麗なベッドとクッション

リラックスタイムに欠かせないクッションは、お部屋の雰囲気のアクセントにもなってくれる、便利なアイテムです。自宅で上手に洗濯できれば、衛生面でも安心して使うことができます。そこで、クッションを上手に洗濯するメソッドをご紹介します。






メソッド5選!クッションを上手に洗濯する方法紹介

1)放っておくと注意?クッションの汚れって?

(1)クッションにはどんな汚れが?

クッションに付着しがちな汚れとして、まずは手垢があります。素手で触るものなので、どうしてもこの汚れは避けられません。

また、飲み物や食べ物をこぼしたり、お風呂上がりに髪が乾いていない状態で枕代わりに使ったりすると、水分が染み込んで、シミや汚れになってしまいます。

(2)汚れの正体って?

手垢の汚れの正体は、汗や皮脂、ホコリなどが混ぜ合わさったもので、クッションに残るのは主に脂分です。

飲み物や食べ物、洗い髪の水分は、カビを引き起こす原因となります。汚したり濡らしたりした後、しばらくしてクッションが黒ずんでくる場合、その汚れの正体はカビであることが多いかもしれません。

(3)洗濯はどれくらいの頻度がベストなの?

クッションを洗濯する頻度は、どのような使い方をしているかによって変わってきます。客間に置いていて、普段はほとんど人の手が触れることがない場合、洗濯の頻度は2~3ヶ月に1度ほどで問題ありません。毎日のように使っている際は、様々な汚れが付着しやすいので、可能ならカバーだけでも週1度、本体も1ヶ月に1度ほどの頻度が目安となります。

2)クッションにも種類がある?汚れやすい素材とは?

(1)綿花素材

中綿が綿花素材のクッションは、水分を吸収しやすいので、食べこぼしや洗い髪の水分などが汚れとして付着しやすい性質があります。クッションを使いながら飲食をしたり、枕代わりに使うのは避けたほうが良いでしょう。

(2)パウダービーズやポリエステルの綿

パウダービーズやポリエステル製の綿は、比較的リーズナブルで入手しやすいクッションに使われています。形状や大きさにもよりますが、このタイプの中には洗濯機の弱水流で洗うことのできるタイプがあるので、付着した汚れをしっかり落とすことができるかもしれません。

(3)フェザー・ダウン素材

天然素材のフェザーやダウンを中綿に使っているクッションもあります。中綿のよれや偏りが生じやすいため、表示を確認してから洗濯する必要がります。手洗いもしくは洗濯機を使用して洗い、生乾きのニオイが残らないよう、しっかりと乾燥させることがポイントです。

3)準備をしよう!クッションのお手入れに準備したいアイテム3選

(1)洗濯用ネット

クッションを洗濯機の弱水流で洗濯・脱水する場合は、必ず洗濯用ネットに入れて洗うことが大切です。型崩れや中綿のよれを抑えてくれます。100円ショップの品揃えが豊富になっていますので、クッションの大きさに合わせたものを選ぶことができます。

(2)おしゃれ着洗い用中性洗剤

どんな素材の中綿でも、通常の衣類よりはデリケートです。色落ち等を抑えるためにも、普段使用しているおしゃれ着洗い用の中性洗剤を使うのがおすすめです。

(3)平干しネット

クッションの洗濯で重要なのが、型崩れさせずにしっかり乾かすことです。そのために、平干しネットを準備すると安心です。インターネット通販等で、様々な大きさの平干しネットを手軽に入手できますので、頻繁に使っているクッションの大きさに合ったものを用意するようにします。

4)洗濯の手順解説!クッション洗濯の上手な5STEP

(1)STEP1:カバーを取り外して洗う

まず、クッションからカバーを取り外し、表示を確認してから洗濯機で洗います。

(2)STEP2:クッション本体を洗う

次に、クッション本体を洗います。中綿が綿花素材、フェザーやダウン等の羽毛素材の場合は手洗いします。ポリエステル綿のものや、パウダービーズを使用したものの中には、洗濯機の「手洗いモード」等、弱水流で洗うことができるものもあります。

手洗い、洗濯機いずれの場合も、おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使います。

(3)STEP3:しっかりすすぐ

洗剤の成分が中綿に残らないよう、水を何度か替えながらしっかりとすすぎます。

(4)STEP4:脱水する

水分を絞って、バスタオルなどに吸い込ませたクッションを洗濯ネットに入れてから、洗濯機で脱水します。長時間脱水すると中綿が偏ったり、型崩れしたりするおそれがあるため、手動で1分に設定し、乾き具合を確認しつつ脱水することがコツです。

(5)STEP5:平干しネットに乗せて陰干しする

脱水が済んだら、平干しネットにクッションを乗せ、風通しの良いところに陰干しします。上下を入れ替えたりしながら、中綿がきちんと乾くまで干せば完了です。

5)要注意!掃除で注意することとは?

洗濯機でクッションを洗う際は、最も弱い水流で洗うコースを選ぶように注意します。比較的型崩れしにくいポリエステルの中綿のものでも、洗う力が強いと変形してしまうかもしれません。

また、干すときは必ず陰干しにするよう心がけます。早く乾かしたいあまり、直射日光が当たる場所に干すと、表布が傷んだり変色したりする場合がありますし、中綿も劣化してしまいます。しっかり乾かしたいときは、表示を確認して大丈夫であれば、乾燥機を使用するのがオススメです。

6)こんな時はどうしたら良い?色落ち・干し方のコツ

(1)色落ちの注意点とは?

クッションを洗濯して綺麗になっても、色落ちしてしまっては残念です。洗うときに中性洗剤を使うと、通常の洗剤よりは色落ちしにくいので、安心です。

(2)染み抜きの効果的な方法って?

食べ物や飲み物のしみが気になるときには、クッション本体を洗濯する前に、しみになった部分に食器用中性洗剤を叩き込むようにして、汚れを落としておくと効果的です。

(3)クッションの付属品の洗濯のコツ

クッションを選択する際には、必ずカバーも洗います。本体を洗うのは大変でも、カバーだけであれば素材によって通常の洗濯物と一緒に洗うこともできますので、洗濯表示を確認しつつ、こまめに洗うことをオススメします。

(4)クッションの乾かし方・干し方のポイントとは?

クッションを型崩れさせずに乾かすためには、前述のとおり平干しネットを使うことがポイントです。スペースが限られている場合は、縦型に干すことのできるクッションハンガーもありますので、活用すると良いでしょう。

また、時々上下を返すなどして、均一に乾くように心がけます。

(5)クリーニング専門店に頼む必要があるクッションとは?

フェザーやダウンのような羽毛素材が中綿に使われているクッションの中には、自宅で手洗いできないものがあります。洗濯表示を確認し、洗濯機や手洗いで洗うことができない素材の中綿が使われている際は、クリーニング専門店に頼むようにします。

7)クッションを綺麗に保つポイント・メンテナンス方法とは

(1)保管方法のポイント

クッションを長期間保管する前には、カバーと本体を洗濯し、しっかり乾燥させてから、1つずつ大きめのビニール袋などに入れて保管します。時折取り出して空気を通すと、ふわふわの中綿をキープできます。

(2)ほこり除去のコツ

クッションカバーにはほこりが溜まりがちです。掃除の時に、カーペットクリーナーでコロコロと掃除するだけで、綺麗な状態を保つことができるので試してみてください。

(3)カビ防止のアイディアとは?

クッションのカビを防止するためには、水分をこぼさないように気をつけて使うことと、髪が濡れたまま枕代わりに使わないことがまず大切です。頻繁に洗濯できない場合は、除菌スプレーをこまめに活用して、中綿にカビが発生しないよう対策をします。

(4)匂いが気になる?解消のポイントは?

肌や髪、汗が直接触れることの多いクッションは、思いのほか匂いが気になることもあります。週1回程度洗濯できればベストですが、難しい場合は無香性の消臭スプレーを使って匂いを緩和させると良いでしょう。

また、外出中などクッションを使わないときに、風通しの良い場所に陰干しする方法もオススメです。

8)クッションの洗濯に関するQ&Aコーナー

(1)クッションのダニが気になる?効果的な予防方法は?

素肌に触れるクッションは、ダニの発生が心配です。定期的に洗濯して、可能なら乾燥機を使って高温で乾かすことで対策ができますが、普段の掃除をする際に掃除機をかけるだけでも、清潔な状態をある程度保つことができるでしょう。

(2)クッションをふわふわ・ふかふかに復活させる方法ってあるの?

クッションを洗濯して干した後、完全に乾いたら、手で端を持って上下に軽く振ると、中綿のふわふわ、ふかふかを復活させることができます。高温乾燥が可能な場合は、布団乾燥機やコインランドリーの乾燥機に10~20分程度かける方法もあります。

(3)重曹って使えるの?効果は?

重曹には消臭効果があるので、クッションの匂いが気になるときに役立ちます。クッションがすっぽり入る大きめのビニール袋に、クッションと重曹パウダーを入れて、袋の口を閉じてよく振り、数時間放置します。その後、付着した重曹パウダーをはたき落とし、細かい部分は掃除機をかけて取り除けばOKです。

(4)低反発素材のクッションでの洗濯のコツや注意点とは?

感触が良くて人気の低反発ウレタン素材は、中に染み込んだ水分が溜まってしまうので、残念ながら自宅で洗うことができません。平干しネットに乗せて陰干しすると、湿気を取り除いたり匂いを緩和したりできます。






まとめ

【1】クッションの汚れを放置するのは危険

【2】3つのアイテムと5つのステップでクッションを洗濯しよう

【3】色落ちを防ぐ洗い方、型崩れしない干し方のコツとは

【4】普段のメンテナンスでクッションを綺麗に保とう

【5】よくあるQ&Aをチェック