チョコレートが服に!洗濯でチョコ汚れを落とす5STEP

手作りチョコレート

年代を問わず、好きな方が多いチョコレートのお菓子。時期によってはお子さんと一緒に手作りすることもあるでしょう。でも、うっかりこぼして服にしみが付いてしまうことがあります。チョコレートの汚れを洗濯で落とすステップをご紹介します。






目次

チョコレートが服に!洗濯でチョコ汚れを落とす5STEP

1)そもそもチョコレートの成分って?

チョコレートの原料はカカオです。カカオのタネをすりつぶしたカカオマスとカカオバターを混ぜ、ミルクや砂糖などを加えて作ります。栄養成分には、水を弾く性質を持つ脂質が多く含まれるため、服についてしまうと、ただ洗濯するだけで簡単にしみを落とすことが難しくなってしまいます。

2)チョコレートのしみを落とすのに必要なグッズ3選

(1)食器用中性洗剤

食器の油汚れを効果的に落としてくれる食器用中性洗剤は、脂質の多いチョコレートの汚れを落とすのに役立ちます。原液を少量つけて、軽くもむようにして使います。普段使っているものをそのまま活用できるので、気軽に挑戦できます。

(2)洗濯用洗剤

蛍光剤が入っていない液状の洗濯用洗剤も、チョコレートの汚れに効果を発揮してくれます。ごく少量を指や使い古しの歯ブラシにつけて、軽くたたくようにして汚れになじませます。色落ちがないかどうか、事前に確認してから試してみると安心です。

(3)クレンジングオイル

クレンジングオイルも、チョコレートの汚れになじみやすいのでおすすめです。少量を指につけ、しみになった部分を軽い力でつまみ洗いします。40度前後のお湯で洗い流し、食器用中性洗剤をつけて再度洗い、クレンジングオイルの成分が生地に残らないようにしましょう。

3)チョコレート汚れの落とし方を解説!一般的な手順とは?

(1)STEP1:できるだけチョコレートの汚れを落とす

まず、チョコレートの汚れを可能な限り取り除きます。少し固まっている方が落としやすいかもしれません。

(2)STEP2:食器用中性洗剤で洗う

少量の食器用中性洗剤を指につけ、チョコレートの汚れが付着した部分を軽い力でもむようにして洗い、汚れが浮き上がってきたのを確認してから、40度程度のお湯で洗い落とします。

(3)STEP3:洗濯用洗剤の原液で洗う

液状の洗濯用洗剤を使って、チョコレートの汚れを落とす際は、ごく少量を指につけるか、使い古しの歯ブラシにつけるかして、しみが広がらないよう気をつけながら、軽くたたくようにします。食器用洗剤の時と同じ要領で、お湯を使って洗剤を洗い流します。

(4)STEP4:クレンジングオイルを使って洗う

クレンジングオイルを指に取り、軽くもみ洗いをするか、つまみ洗いをして汚れを落とします。汚れが落ちたら、お湯で洗った後、食器用中性洗剤でもう一度洗い、お湯ですすぐようにします。

(5)STEP5:通常どおり洗濯する

いずれかのグッズを使ってチョコレートの汚れが落ちたら、通常どおり洗濯すれば完了です。

4)付着する素材別に解説!しみの落とし方の違いとは?

(1)コットン素材(タオル・シャツ等)

コットン素材のタオルやシャツにチョコレートのしみが付着した際には、上記のステップのどのグッズも使うことができます。生地が比較的丈夫ですので、傷みは少ないですが、いずれのアイテムを使う場合も、色落ちしないかどうか事前に確認することを心がけましょう。

(2)ニット素材(ウール・アクリルのセーター等)

ウールやアクリルを使ったニット素材がチョコレートで汚れた場合、洗濯をする前に、使い古しの歯ブラシやタオルなどで汚れをできる限り落とします。毛の流れに沿って軽い力で動かすようにして、汚れを取り除いてから、食器用中性洗剤か洗濯用洗剤を使って洗いますが、あまり高い温度のお湯ですすぐと、生地が縮む場合があるので注意が必要です。

(3)革製品

革製品にチョコレートの汚れがついた時には、消毒用エタノールを少量タオルに含ませ、軽くたたくようにしながら落としていきます。付着してすぐの汚れには、食器用中性洗剤も使えますが、量が多いとかえってしみになって目立ってしまうことが考えられます。目立たない場所で、色落ちや変質がないかどうかチェックすれば安心です。

5)チョコレートのしみを落とす場合の注意点

チョコレートのしみを落とす際には、汚れが広がらないよう、その部分だけをつまみ洗いするか、歯ブラシを使う場合は外側から内側に向かってたたくように注意する必要があります。

また、家で洗濯してチョコレートの汚れを落としたい場合、水洗いが可能な素材かどうかを確かめることも大切です。しみが余計にひどくなったり、素材を傷めてしまうことも考えられるので、じゅうぶん注意しましょう。

家庭の洗濯機

6)チョコレートのしみがついた場合にすぐにできる処置

外出中に、チョコレートの汚れを服につけてしまった場合、まずは綺麗なハンカチやティッシュなどで汚れをできるだけ取り除きます。その後、石鹸もしくはハンドソープを、濡らしたティッシュや紙ナフキンなどに少量つけて、しみになじませます。濡れたハンカチ等で石鹸の成分を落としてから、ティッシュで水気をふき取ることで、応急処置をします。

7)クリーニングは依頼できる?

(1)どこに持っていけば良い?

繊細な素材の服にチョコレートのしみがついた場合、家で洗濯するよりも、クリーニング店に依頼する方が無難です。実店舗に持っていき、チョコレートの汚れを落とせるかどうか確認すればより安心して依頼できます。

また、宅配クリーニングの中には、しみ抜きに特化している店舗もあるので、選択肢の一つになるでしょう。

(2)相場・期間とは

クリーニングの相場は、店舗や地域により差があります。カッターシャツは300円前後、セーター等のニット類は700円前後、ジャケットやワンピースは1200円前後が相場の参考になります。チョコレートのしみ抜きをする必要がありますので、さらに数百円オプション料金がかかる場合がほとんどです。

一般的な衣類であれば、3日~5日前後で仕上がりますが、ジャケットやワンピースは1週間程度、革製品は1ヶ月近くかかるケースもありますし、しみ抜きが加わるのでさらに期間がかかることも考えられるため、事前に確認しておく必要があります。

(3)依頼する際の注意点とは

革製品やファー、着物などにチョコレートの汚れが付着した際には、それぞれの素材を専門に扱うクリーニング店を探し、汚れの程度を相談して、費用や期間を教えてもらう必要があるかもしれません。依頼した後に、想定以上にお金や時間がかかってしまうことにならないよう、事前に確認することが大切でしょう。






まとめ

【1】チョコレートの成分としみの性質との関係とは

【2】家にあるグッズでチョコレートの汚れを落とそう

【3】汚れを落とす洗濯の5ステップをチェック

【4】素材別の落とし方と注意点を確認しよう

【5】繊細な素材や特殊な衣類は専門のクリーニング業者に

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