カーペットの4大掃除方法!早速取り入れたいコツとは?
カーペットは、お部屋の雰囲気作りに欠かせない、重要なアイテムです。素足で歩いたり、子供が寝転んだりすることもあるので、ぜひ綺麗な状態を保ちたいものですね。
そこで、カーペットが汚れてしまった時の掃除方法のコツをご紹介します。
目次
カーペットの4大掃除方法!早速取り入れたいコツとは?
1)汚れの原因とは?カーペットの主な汚れの3種類とその特徴
(1)泥や砂による汚れ
カーペットの汚れの1つは、外から持ち込まれる泥や砂による汚れがあります。特に、家族に子供やペットがいる場合、どんなに気をつけていても多少の泥や砂を室内に持ち込んでしまい、それがカーペットに付着して汚れとなる可能性があります。
(2)水溶性の汚れ
液体の調味料や飲み物など、水溶性の汚れも代表的なものの1つです。ダイニングキッチンで、テーブルや座卓の下に引いているカーペットは、この水溶性の汚れが付着しやすいでしょう。水に溶ける特性があるので、掃除の際に水を使用します。
(3)油溶性の汚れ
料理に使用した油やマヨネーズ、クレヨンやマジックの落書きなど、油溶性の汚れがカーペットに付着することもあります。ダイニングキッチンや子供部屋のカーペットは、この汚れがよく見られるかもしれません。水にはなじまない特性のため、除光液を使った掃除方法を用います。
2)カーペットの2種類と掃除の主な違い
(1)織物タイプ
カーペットの代表的な種類の1つは、芯を中心にして、縦糸と横糸を織り込んでいく織物タイプです。毛足の密度が高く、厚みもあってしっかりとした作りになっています。パイルの毛並みがはっきりしているカーペットであれば、毛並みを起こすような向きにゆっくりと掃除機をかけると、汚れを取り除きやすくなります。
(2)刺繍タイプ
もう1種類、布にたくさんのパイルを植え付けて形成する、刺繍タイプのカーペットもあります。裏側をゴム素材でコーティングし、不織布を最下部に貼ることで安定感が向上します。織物タイプほどの重厚感はありませんが、色やデザインが多様で、比較的リーズナブルなのが魅力です。
毛足が長いタイプのカーペットは遊び毛が生じやすいため、汚れが少ない場合でも掃除機を頻繁にかけると良いでしょう。
3)カーペットの掃除に準備したい3つのグッズ
(1)使い古しの歯ブラシ
泥や砂による汚れを落とすのに、使い古しの歯ブラシが活用できます。汚れをパイルの間からかき出して取り除いたり、掃除をした後に毛足を整えたりします。パイルを傷めないためにも、柔らかいタイプのブラシがおすすめです。
(2)台所用中性洗剤
水溶性の汚れを落とすためのグッズとして、台所用中性洗剤が使えます。ペーパータオルや布等で水分を拭き取った後、水で薄めた中性洗剤を綺麗な雑巾に含ませ、汚れを落とします。普段使っている洗剤をそのまま活用できるのが魅力です。
(3)除光液
水となじまない油溶性の汚れを落とすために、ネイルカラーの除光液を使います。少量を綺麗な雑巾に染み込ませてから、叩くようにして汚れを落としていきます。除光液を用いてカーペットを掃除する際は、必ず換気をし、火気を近づけないよう十分注意が必要です。
4)解説!カーペットの掃除の4STEP
(1)STEP1:泥・砂の汚れを落とす
カーペットに、泥や砂の汚れが付いている場合の掃除方法です。まず、使い古しの歯ブラシを使って、パイルの間に入り込んだ泥や砂をできる限りかき出して取り除きます。泥水など、汚れが水分を含んでいる場合は、ドライヤーの弱風を当てて乾かし、歯ブラシでこすって泥汚れを浮かせ、掃除機をゆっくりかけて吸い取ります。
(2)STEP2:水溶性の汚れを落とす
カーペットに水溶性の汚れが付着した場合、ペーパータオルや布等で水分を拭き取ります。綺麗な雑巾に、水で10倍程度に薄めた台所用中性洗剤を含ませ、周りから汚れの中心に向かって叩くようにして汚れを落としていきます。汚れが落ちたら、水を含ませた綺麗な雑巾で汚れを湿らせ、汚れていない乾いた雑巾で水分と洗剤をしっかり拭き取るようにします。
(3)STEP3:油溶性の汚れを落とす
油やクレヨンといった油溶性の汚れを落とす際は、乾いた綺麗な雑巾に、ネイルカラーの除光液を少量含ませ、汚れの外側から内側に向かって軽く叩くようにして掃除をします。その後、水で10倍程度に薄めた中性洗剤を含ませた雑巾で叩くようにして汚れを拭き取り、水で軽く湿らせてから、乾いた綺麗な雑巾で水分と洗剤を拭き取ります。
(4)STEP4:泥汚れ・シミを落としてから掃除機をかける
上記のステップで、泥汚れや水溶性・油溶性の汚れからくるシミを掃除した後、パイルの毛並みに沿って掃除機を丁寧にかければ完了です。
5)汚れの特徴に応じての掃除方法とは?
(1)シミ
水溶性の汚れや油溶性の汚れによるシミは、上記のステップ2・3を活用して掃除できます。いずれの場合も、最後に綺麗な雑巾もしくは使い古しのタオルなどを使ってしっかりと拭き上げ、カーペットに水分や洗剤分を残さないように気をつけます。
(2)へこみ
机などの家具を置いていると、カーペットの一部がへこんでしまうことがあります。その場合、掃除機をかけてホコリやゴミを取り除いた後、凹みの部分にスチームアイロンの蒸気を当てるか、ぬるま湯を含ませた綺麗な布でパイルを起こすようにします。その後、周りの毛並みに合わせてブラッシングすると、へこみが目立たなくなります。
(3)焦げ跡
家族に喫煙者がいたり、高温のアイロンをうっかりカーペットに直接置いてしまったりして、焦げ跡ができた場合の掃除方法です。焦げ跡になってしまった部分を、水を含ませた綺麗な雑巾で拭きます。乾いた布で叩くように水分を拭き取ってから、ネイルカラーの除光液を焦げ跡に少量染み込ませ、再度水を含ませた布で拭き上げると、焦げ跡が目立たなくなります。
6)要注意!カーペットの掃除での注意点とは?
(1)汚れを広げない
泥・砂汚れにしても、水溶性・油溶性の汚れにしても、掃除の際に汚れを広げてしまわないように注意する必要があります。汚れている部分の外側から中心に向かって、軽く叩くようにして汚れを取り除く意識を持つと良いでしょう。
(2)漂白剤・消毒用アルコール等は用いない
汚れがシミになってしまうと、つい漂白剤や消毒用アルコールを使いたくなるかもしれません。しかし、いずれも作用が強力で、カーペットの変色や変質につながり、使用できませんので注意が必要です。
7)日々のメンテナンスが重要!カーペットを綺麗に使うコツとは
(1)掃除機の効果的なかけ方とは?
毛足が長いタイプのカーペットは、パイルの奥に汚れが溜まりがちです。毛並みを起こすような方向に、掃除機をゆっくりかけるようにすると、パイルの奥のゴミや汚れも吸い取ることができます。また、一方向からだけ掃除機をかけるのではなく、垂直方向からも掃除機をかけると、より効果的に掃除できるでしょう。
(2)ダニ対策の2つのポイント
・吸引力の高い掃除機を使う
カーペットのダニ対策におすすめなのが、サイクロン式で吸引力の高い掃除機を使うことです。最低でも、週2~3回はカーペットに掃除機をかけるように心がけます。
・カーペットを持ち上げて換気・掃除する
2ヶ月に1回程度、カーペットを持ち上げるか、可能なら移動させて換気します。その際、床とカーペットの裏面にも掃除機をかけるようにすると、ダニの餌になる汚れが取り除かれるので、繁殖を防ぐことができるのでおすすめです。
8)ダニ対策に優秀な失敗しないためのカーペット選びとは?
ダニが住み着きにくく、除去しやすいカーペットを選ぶことが、最大のダニ対策になります。例えば、ジョイント式のカーペットで洗濯可能なタイプであれば、お湯を使って洗濯機で洗うことでダニ対策ができます。
また、パイルが化学繊維でできているカーペットは含水量が少ないので、ダニが繁殖しにくい環境だと言えます。
毛足が長く、パイルの密度が高いタイプのカーペットは、毛足の奥にダニが入り込んで繁殖しやすく、掃除で取り除くことが難しくなります。そこで、パイルの密度が比較的低く、毛足の短いカーペットを選ぶと良いでしょう。
まとめ
1)カーペットの主な汚れと種類の違いを知ろう
2)家にある3つのグッズでカーペットを掃除できる
3)汚れの違いがわかれば簡単!4ステップでカーペットを綺麗に
4)カーペットの汚れの特徴に合わせた掃除方法がある
5)日々のメンテナンスと上手なカーペット選びでダニ対策を