【手順4選】ブーツに付着した嫌なカビを取り除くお手入れ術

ブーツを履いている女性

寒い季節になり、久しぶりにシューズボックスから出してきたブーツにカビが生えているとショックですよね。嫌なカビを綺麗に取り除いて、秋冬のおしゃれを楽しみたいものですね。

そこで、ブーツに付着してしまったカビを取り除くお手入れ術をご紹介します。






【手順4選】ブーツに付着した嫌なカビを取り除くお手入れ術


1)そもそもカビの正体って?

(1)カビの正体とは?

カビは、真菌という微生物の一種です。胞子から伸びた菌糸が集まり、目に見える黒い汚れのような状態になります。

(2)カビの根本的な原因とは?

カビは、25度前後の温度で繁殖します。湿度が高い状態を好み、80%を超えると発生しやすくなります。ホコリや汚れ等を栄養として増えていくため、常に清潔な状態を保っておかないと、どこにでもすぐ生えてしまいます。

2)ブーツに付着したカビを落とすのに必要なグッズ3選

(1)除菌用アルコール

ブーツに付着したカビを落とす際には、除菌用アルコールを活用できます。アルコール分が強すぎると、脱色や変質の恐れがあるので、比較的マイルドなものを選ぶようにします。

(2)皮革専用カビ取りスプレー

エタノールを含む、皮革専用のカビ取りスプレーを使うと、ブーツに生えたカビをそれ以上広がらないように対策できますし、皮革専用なので色落ち等の心配もないのでオススメです。インターネット通販で入手できるので、試しやすいでしょう。

(3)使い古しのタオル等

除菌用アルコールやカビ取りスプレーは、ブーツに直接吹き付けるのではなく、使い古しのタオル等に染み込ませて、カビを拭き取るようにします。カビを拭き取った後はそのまま捨てることができるので、手入れした後も楽です。小さくカットすると作業がしやすくなります。

3)ブーツのカビの落とし方を解説!一般的なステップとは?

(1)STEP1:皮革専用カビ取りスプレーでブーツのカビを拭き取る

皮革専用のカビ取りスプレーを、使い古しのタオルをカットしたものに染み込ませ、ブーツのカビが生えた部分を、外側から内側に向けて軽くこすり、拭き取ります。

(2)STEP2:除菌用アルコールでブーツ全体を拭く

ブーツのカビを取り除いた後、カビが広がるのを防ぐため、除菌用アルコールを染み込ませた使い古しのタオルで、ブーツ全体を拭きます。目立たない場所で、色落ちがないかどうか確認してから全体を拭くようにすれば安心です。

(3)STEP3:丸めた新聞紙を入れて乾燥させる

スプレーやアルコールの水分をできるだけ早く乾燥させるため、小さく丸めた新聞紙をブーツに詰め、風通しの良いところで1~2日陰干しします。

(4)STEP4:皮革用保湿クリーム・靴墨でお手入れする

ブーツがしっかり乾燥したら、皮革用保湿クリームを全体に塗り込みます。その後、靴の色に合わせた靴墨でお手入れをし、あれば撥水スプレーを吹き付ければ完了です。

シューズケア

4)他にもこんな方法もある?試してみたい方法2選

(1)カビ防止スプレー

家の中の様々な場所で使うことのできるカビ防止スプレーを常備しておき、ブーツの色落ちがないことを確認してから、履いた後のブーツに軽く吹きかける方法があります。また、シューズボックスにスプレーするのもオススメです。

(2)バイオ(微生物)系のカビ防止グッズ

バイオ(微生物)系のカビ防止グッズは最近人気で、インターネット通販等で手軽に入手できます。シューズボックスのカビ対策専用の製品もあるので、アルコールや薬剤が苦手な方でも試しやすい方法です。

5)カビ取りでの注意点とは?

(1)通気性の良い場所で作業する

除菌用アルコールや、エタノールを含む皮革専用カビ取りスプレーを使用してブーツのカビを手入れするときには、必ず通気性の良い場所で作業するようにします。また、近くに小さいお子さんやペットが近づかないように気をつけましょう。

(2)メガネ・マスク・掃除用手袋を着用する

ブーツから落としたカビが浮遊して目に入ったり、吸い込んだり、素手で触ったりしてしまうことを防ぐため、メガネ、マスク、掃除用手袋等の保護具を着用して手入れをすると安心です。

6)カビを寄せ付けない日頃からのメンテナンス方法とは?

(1)日頃からのメンテナンス方法とは?

ブーツを履いた後は、すぐにシューズボックスにしまいこむのではなく、できれば1~2日陰干しして、ブーツに付着した汗や雨、雪などの水分をしっかり蒸発させるように心がけます。雨や雪でブーツが濡れてしまった場合は、丸めた新聞紙をブーツの中に詰めて、可能な限り早く水分を吸い取り、カビの発生を防ぐようにします。

(2)保管をする際のポイントとは?

カビを寄せ付けないためには、ブーツを保管しているシューズボックスの中を、湿度が低い状態に保つことが重要です。すのこや除湿・消臭シートを敷いたり、毎日扉を開けて換気をしたりしましょう。

ブーツのシーズンが終わって、長期間保管する前には、ブーツに付着したホコリや泥汚れなど、カビの栄養になってしまう汚れをしっかり落として綺麗にしてからしまうことも重要なポイントです。

7)専門家にお願いすることもできる?相場や注意点とは?

(1)専門家に依頼する場合の相場とは?

ブーツのクリーニングを専門家に依頼する場合、保湿クリームで仕上げる場合と、色落ちの補修、全体の色の補修を行う場合で価格が変動します。相場は4000円~7000円前後ですが、カビ汚れの手入れが必要な場合は1000円以上の料金が加算される場合もあります。

(2)事前に知っておきたいことや注意点とは?

革の種類により、超音波の機械ではなく手洗いでの作業になるケースも考えられます。その場合、価格が高くなり、相場は5500円~9000円前後になり、さらにカビ汚れの手入れの料金加算もあります。

可能であれば事前にブーツの革の種類やカビの状態を詳細に伝えて、見積もりを出してもらえば、検討しやすくなるでしょう。






まとめ

1)カビの正体と根本原因とは

2)ブーツのカビ取りに必要な3つのアイテム

3)シンプルな4ステップでブーツのカビを除去しよう

4)日頃のメンテナンスやシューズボックスの換気も重要

5)専門家に依頼する場合の相場や注意点を知ろう